金以上に口を出す会社


前回、例のMSのスキミングまがいのキオスク端末の話題をさせていただきましたが、ゲイツ君がデモをした様子がWSJで報道されたようですね。飲み物などの注文をテーブルの上の画面で指で操作したり、クレジットカードをその上に置いただけで清算したり、といった様子が描かれています。で、デジカメをその上に置くだけでその写真が表示されてそれが移動したりなんて様子も映し出されているうよです。
でも実際、テーブルの上でああやって注文を出すというシステムにした場合、使う方は面白がって使うかもしれませんが、店に取ってみれば何のメリットも無いのが残念な所です(^^;。食券を買うと自動的に注文が入るシステムなんて別に今でもありますし、テーブルごとにあんな端末を置いたらメンテナンスも大変だし(絶対に子供が面白がっていろいろ弄るでしょう)、現金で清算する場合は今まで通りレジで払わなければならないわけだし、その上スキミングされる危険性もあるとなると(なにしろカードを置いただけでサインも何も無しに清算されるわけで)、少なくとも今の所客寄せパンダ以外の使い道は残念ながらなさそうです(:-P。
ま、ゲイツ君も多分そのくらいわかって出してきているのでしょうけれど、でもまぁ本当に実用性を考えるのなら図書館などで使うのが良いんじゃないでしょうかね。多分やらないでしょうけれど(:-P。

さて、三週間のご無沙汰でしたが皆様いかがおすごしでしたでしょうか。それにしても年金が消えたり税金がいきなり上がったことで内閣の支持率は凄まじいくらいに下がっておりますが、なんかセクハラで有名な森内閣以来の数字だそうで。なかなか狙おうと思って出せる数字ではありません(^^;。
それにしても、シンゾー君も大人しく内閣総辞職とかすればまだ被害も最小限に済むはずと思うのですが、やめるどころか会期延長とはいやはや権力への執着心は凄まじいものがありますね。人間こうはなりたくないものです。

あと、相変わらずどっかの二大政党とかいう連中はタレント議員を出して票を稼ごうとやっきになっているようで、自民党は例の大仁田厚の後がまで最後の切り札「ヤンキー先生」を出せば、民主党はどっかの人気プロゴルファーの父親を公認で出すなど、まさに馬鹿さ加減の見事な競演を見ることができます。
で、なんかそのプロゴルファーの父親が先日千葉の街頭で演説した時に「私は客寄せパンダではない!」なんて言ってわめいていたようですが、どっからどう見ても客寄せパンダでしかないです(^^;。それともあれですかね。民主党は「余人に変えがたい候補者を選んでいたらそれがたまたまプロゴルファーの父親だった」とでも言い訳するんですかね。 ま、結局こいつらは何にも真剣に政治に取り組もうなんて思っていないから仕方が無いのかもしれませんが。

さて、こんな風にシンゾー君を始めとして政治家には反面教師として参考になる人間が腐るほどいますが、コンピュータ業界の反面教師と言えば長年我らがMSが揺るぎない座を確立していたと申しても過言ではありません。まぁ確かに多少のセキュリティーホールや多少の致命的なバグでも動じないような面の皮をしていないととてもやっていけないというのもあるでしょうしね。
例えば最近、XBox360に入れたディスクに傷が付く件で、MSが欧州委員会から見解を求められていた件がありましたが、結局「ディスクに傷がつくのは使い方が悪いからだ」との見解になったようです。なんか、富士通の会長の「業績が悪いのは社員が働かないからだ」ってのと似てますね。最近ではどっかの食肉会社の社長の「客が安いものばかり求めるから悪いんだ」という発言もありましたが(^^;。

普通の場所に置いて普通に大人しく使っていた場合でも傷がつくのにそれは使い方が悪いからだと言うというのはなかなか凄いですが、やはりあれですかね。XBoxを使う時は毎回使う前にシアトル方面に柏手を打って深々とお辞儀をするなんてことでもやらないと駄目だってことでしょうかね。それで毎朝お供え物をしてゲイツ君に感謝のお言葉を述べるとかしないと使い方が悪いということになってしまうのかもしれません。 いやはや、ゲーム機一つ使うにしてもなかなか苦労が耐えないですね。

とはいえ、確かに彼らにしてみれば、長い間パソコンの中でしか生きてきていなくていきなりコンシューマ市場に出てきたわけですから、ある程度一般人との感覚がずれていることがあっても仕方が無いのかもしれません。かなり前に、MSKKの草野球チームがどっかのテレビ番組に出た時もOFFICEの宣伝の垂れ幕をバックネットにでかでかを飾っていたなんて事件もありましたが、ああいうピント外れのことをやってしまうのも会社に常識を持った人間が少ないからだと言われればわかります。
で、この「いかに常識を持った人間がいないか」についてですが、先日、都内のホールで、MSKK提供のクラシックコンサートがあったそうです。ま、クラシックコンサートに対して企業が支援するのはいわゆるメセナ活動の一環としてよく執り行われますが、企業が提供しているからと言って別にこれみよがしにその会社の製品を宣伝したり、展示即売会なんてものをやることはありません。せいぜいプログラムのパンフレットにその会社の広告が乗るくらいですが、やはりこの会社の場合はひと味もふた味も違ったようで、この件につきましてお便りを頂いたので下記にご紹介させていただこうと思います。

昨日(6/7)、初台のオペラシティコンサートホールにて、N響のコンサー
トがありました。チケットの半券をちぎってもらい中にはいると、すぐ
に正面にXbox360の陳列がありました。そしてその回りに数人の、マイク
ロソフトの社員証のようなタグを首からかけた社員らしき人が並んでい
ました。そこで、このコンサートがマイクロソフト提供なのに気づきま
した。クラシックコンサートの会場にXboxは違和感ありまくりでした。
確かに笹塚とは近いですが…。

よく第一生命とか、冠コンサートはありますけど、冠とはよく言ったも
ので、コンサートのタイトルに社名が入るだけで、あとはパンフレット
に広告が入るとか、社長の挨拶が入るといった程度ですが、商品を前面
に出してくるところはありません。しかも、添付したようなアンケート
用紙を配り、

  マイクロソフトという会社をご存じですか?
  □どのような会社かよく知っている
  □名前は知っているがどのような会社か知らない
  □今回のイベントに参加して初めて名前を知った
  □まったく知らない  

  本日の公演に参加して、マイクロソフトに関する以下の文章に対して
  どのようにあなたのお気持ちが変わったか教えてください。
  (1)親しみやすさがある
  □そう思う気持ちはかなり強くなった
  □少し強くなった
  □変わらない
  □少し弱くなった(親しみやすさが弱まった)
  □かなり弱くなった(親しみやすさがかなり弱まった)
  (2)慈善活動や社会貢献活動に熱心に取り組んでいる
  □そう思う気持ちはかなり強くなった
  □少し強くなった
  □変わらない
  □少し弱くなった
  □かなり弱くなった

などと聞くあたり、浅ましさ満点という感じでした。しかも、個人情報
を書かせ、会場内で回答した人の中から抽選で10名にマイクロソフト賞
品(Xbox360またはMicrosoft Office Ultimate 2007)が当たるという企画
つきでした。
いや、私も実はクラシックを聞くのでたまにコンサートなんかに行ったりしますけれど、スポンサーの会社のアンケートを書かせるなんてコンサートは見たことも聞いたこともありません(しかも個人情報付き)。またあのセンスの悪いXBoxを開演前に見せられたとあってはせっかくの優雅な気分も台無しで一瞬のうちに魑魅魍魎のうずめく闇の世界に引き込まれてしまった人も多かったでしょう。いやはや御愁傷様です。コンサートが始まっても演奏がいきなり熱暴走したりフリーズするんじゃないかと気が気で無かった人もいたかもしれませんしね。

ま、文化事業に対してあからさまに見返りを要求してくる会社となるとIT業界では我らがゲイツ君の会社だけだと思いますが、そのうちゲイツ君が金をしこたま出してやるから指揮をやらせてくれなんて言い出すかもしれませんので注意が必要です。で、自作の曲だ!なんて言ってどっかで聞いたことがあるものばっかりだったりするんですよね(^^;。

さて、そんな所で今日の所は終わりです、まぁ、かなり前からこの会社に大してはもう少し大人になって欲しいと言い続けてきてはいるのですが、いつになってもこの風潮は改まらないのは残念なことです(^^;。とりあえずもし皆さんが何かの機会にそういうアンケートを目にすることがありましたら、アンケートの「MS社について望むことはありますか」の設問には「まずこのアンケートをやめろ」とでも書いていただきますと幸いです。

ところで、つい先日、五月の月間ページビューでYahoo!Japanが世界一になった、という話題がありました。Google.comより上だそうです。
よくある「あなたは○○才以上ですか。はい。いいえ」の質問で、「いいえ」を選んだときに飛ばされるサイトが必ずYahoo!だからというのもあるでしょうが、まぁ日本人がそれほどそっち系のサイトばかり見ている人間ばかりでもないでしょうし(^^;。ある程度実情を反映しているのでしょう。多分ニューストピックの需要が多いのでしょうね。東スポとかの見出しみたいに「なんだこれ」と思ってつい押してしまうということもあるでしょうし。
で、IEのデフォルトページなどによく設定されているMSNはこの分野ではさっぱりダメですが、まぁ広告が目立ちすぎますしねこれ。こんなページ一度見たらもう二度と使わないという人も多いでしょう。
でも、人によっては実はこのページの方が良い!という人もいるかもしれませんから、ゲイツ君としてはまずはそっち系のサイトの管理者にでも営業を掛けてみてはいかがでしょうか(^^;。ちょうとユーザ層がマッチするかもしれませんし(^^;。

それでは、また次回まで。さようなら。


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