小人閑居して不善をなす
Vはビック・バイパーのV
再開したとたん、更新早いね。
ひとまず、新規更新は後回しにして、
リニューアルに向けて、既存の記事の加筆・訂正をやろうかと思ったんだが、
そういう時に限って、ネタがわく。
しかも、とびきり大ネタ。
余計な余談はないよ。
話題のすべてが、グラディウスだ!!
というわけなので、興味ない人は読まなくていいです。
俺はシューティングゲームが大好きだ!!
(面倒臭いので、余計な説明しないよ)
難しいことを考えないで、バキュンバキュンやるゲームが大好きだ!!
縦でも横でも大好きだが、強いて言えば、記憶に残るシューティングは横が多いな。
つうか、グラディウスとか、グラIIとか、グラIIIとか、グラIVとか、
全部、グラディウスかよ。
(いや、アイレムのR-TYPEとか、同じくアイレムの自機がイカみたいな奴とか、他にもいろいろあるんだが)
その他もろもろは余談になるからいいとして、
根っからのシューティング野郎としては、
当然のことながら、いずれもアーケードで発売直後からハマっていた。
今までは!
今回は出遅れた・・・。
シューティング斜陽だしなぁ・・・。ゲーセン行ってないしなぁ・・・。
そもそもゲーム雑誌読んでないしな。
決して他人事ではないんだが、ゲーム雑誌て、今どうなんだろ?
攻略は、もはやインターネットでどうにでもなる時代だし、
新作情報もメーカーやショッピングサイトやらからいくらでも入手できる。
作りにくいだろうな。
まあ、それはどの雑誌も同じで、しかし雑誌でしかできないことはあるわけで、
雑誌に魅力を感じている人は、雑誌を買ってください。
まず、お前が買えよ。
ああ、話が逸れたな。
出遅れた言い訳をしてもしかたがない。
たしか、半年以上前から、家庭用でグラディウスVを発売するらしいという話は聞いていた。
気づいたのが、つい最近の(2004年)8月27日。発売は7月20日とかだっけ?
あわてて、コナミのサイトを見ると、初回特典付きとか・・・。
むう、やばい。特典付きのは手に入らないか・・・。
ビック・バイパー開発史読みたくてたまらなかったんだよ。
でもって、仕事が終わった後で、買いにでかけたわけだが・・・。
松戸のゲームソフト販売事情はいったいどうなっているのか!?
イトーヨーカドーとダイエーのおもちゃ売場しかゲームソフト売ってないんですが・・・。
ゲームソフト屋のきなみ潰れたな・・・。
まあ、俺も発売日待ちの買うべきソフトは、仕事の帰りに秋葉寄ったり、通販で買ったりしてるしな。
ゲーム業界の不景気もかなり深刻なのかもしれない。
で、俺的にはありえないのだが、ちょっと気の迷いでブックオフものぞいてみた。
あったら、買っちゃいそうだな。いや、それはまずいだろ。とか悩みながら。
売ってねえ。
もしかして、事情が変わって中古ゲームは新作扱うの自粛? とか思ったら、
ドラクエV(PS2版)は、堂々と売ってるしな。
単純に、売ってねえ。
考えられる理由は2つ。
買った人が、売っていない。
そもそも買った人がいない。
両方ありえる話。特にシューティングだから、マニアしか買わないのかも。
で、かなり心配になる。もしかすると、そこらのゲーム屋じゃ売ってないかも。
あまり売れないタイトル扱いになっているのでは!?
あのグラディウスがですか?
家庭用に移植される時は、常にキラータイトルと呼ばれたグラディウスがですか?
俺と師匠(の他にもかなりいることが発覚した)みたく、グラIII用にPS2買った愉快な人を産んだ、
あのグラディウスがですか!!
当然ながら、迷うことなく電車乗ってほかの街のゲーム屋を目指すわけなんだが、
何故か、柏へ向かう。
だって〜 今から秋葉行ったら、帰りはモロにラッシュじゃん。
仕事ならがまんするけど、ゲーム買いにいくのにラッシュの電車には乗りたくない。
ま、俺のゲームに対する情熱もさめているのかもしれん。
もちろん、柏でも勝算はあったわけよ。
それなりにいくつものゲームソフト売っている店があるのを知っていたし。
かなり減ってました。
いや〜 かなりアセったね。
「僕のグラディウスVはどこ〜」
アセっていたし、困ってもいたんだが、状況が楽しくなりつつあった。
まあ、心当たりを何軒か 回って、なんとか見つけましたがね。
しかも、特典ついてました。
本当に、売れてないんだなあ・・・。
これは、マジでショックで、悲しくなっていた。
やはり、アーケードでデビューしないと、ダメなのかな?
とはいえ、アーケードでインカム期待できないのは俺でも予想できるので、
家庭用で開発という路線は正しいとも思うし・・・
で、残念ながら高いしね。
DVDでも2~3000円で新作が売っている時代、安くて5000〜8000とかは高すぎる。
いや、遊べる時間のことや、映画のように2次利用でないこと考えると妥当ではあるが・・・、
そのあたりで、特に魅力の薄くなったシューティングはダメなのかも。
まじで、泣きそうでした。
かつてゲームといえばシューティングだった時代を知っている者としては、この現状は辛い。
まさにそんな感じで、複雑な思いがあったから、PS2の電源入れるのにためらいがあった。
つまらなかったら、どうしよう。
いや、一度自分の手元から離れた金が惜しいのではなくて、
シリーズ重ねてどんどんつまらなくなった映画とか、
売れていない現状を反映して、やはり涙なしにはプレイできないお粗末な出来だったどうしよう。
と、余計な心配をしてしまったわけだ。
つっても、特典のオマケディスク先に見るような真似はしたくないし、
パッケージ眺めていても仕方がないので、時間にして5分くらいの逡巡の後、電源入れたわけだ。
あら、前回(III&IV)はかなり力が入っていて、尺も長かったムービーが短いね。
できはいいけど、いろいろアーティスティックな演出とかもせずに、ストレートに作った感じ。
印象はとてもいいが。
とにかく、やってみた。
師匠〜 お前は当然やってるよな?
お前が期待したグラIIIの後継としての新作だと断言しよう。
ああ、前にもどっかで書いたが、俺の師匠はIIIが最高で、PS2ではIVやってないらしい。
師匠曰く「グラIVはグラIIのバージョン99だ」とか。それは好みだから、それでいい。
新要素盛り込んだり、グラが3Dになったりで、雰囲気は変わったけど、
そのまんまグラディウスだったよ〜
これが売れてないのは何故だ!!
心配になって、2ちゃんねるのゲーム板とかものぞいてみたが、概ね好評のようだし、きちんと一定数は売れている。
ああ、良かった。
で、「そのグラディウスがグラディウスたる理由」みたいなのはもうちょい後で書く。
ここで話題にしたいのは、これだ。
ビック・バイパーの主装備はレーザーだよ!!
グラV基準で話すと、ある条件満たすと使用できるエディットモード 以外では、4つのタイプとも、
みんなレーザーだ。
聞いているか? グラIIあたりからリップル使っている野郎ども!!
グラIIIじゃ、レーザー使ってたら背後に立っていた奴が鼻で笑ってやがったぞ!!
たしかに、リップル+ツインミサイルは最強だっただろう。それは認める。
グラIVは、ツインレーザー装備(たしか一番下の奴)が最強(使いこなし難しいけど)だったことも認める
。
でも、でもな、
あれは処理落ちがどうしようもないから、コナミが使わせたかっただけなんだよ〜
それ故に最強装備なんだよ〜
余計な苦労をしながら、こだわり続けたレーザー使いは狂喜したに違いない。
ハード的に処理落ちが生じないなら、レーザー復活は当然でしょう。
もう、エディットモードなんかいらないね。リップル使わないし!! とか、思ってたよ。
リップルはさておき、Eレーザー実装は笑ったが(エディットモードで)。
レーザーがどうして俺の心をつかんではなさないのか!?
それはもう、刷り込みもあるわけなんだけど、爽快感の一言につきるね。
ボタン押しっぱなしでびよ〜んとレーザーが出て、雑魚を一掃する。この快感。
これがあるから、グラディウスなわけよ。
別に連射ゲームやら、(後述する)弾避けゲームするなら、他にも面白いゲームはいくらでもあった。
というわけで、もうレーザーバンザイ。
そう、レーザーが主装備となっているだけで、俺としてはグラディウスなわけだが、
すごいね今回は。
家庭用ってことで、やりこみを前提として難易度高めは予想どおりだった。
開発者とかは、ギミックという言葉を使っていたかな。
頭を使わないと攻略できない構成のマップ。これがとてもよく練られている。
俺、弾避けゲームに爽快感を覚えないのでやってないから間違っているかもしれないが、
画面全部「弾」って状況で、自機だけちまちま動かして避けている(ように見える)シューティングがある。
グラディウスでも難易度高めだと、そういう状況はありうるんだが、そこがグラディウスの難しさじゃない。
それをいかに回避するか、そのための布石を打つプレイ、つまり戦略性がある。
今回はマップ構成も複雑で、もともとその傾向はあったのだが、初見でのクリアーを許さないほどにギミックがきつい。
しかも、皮肉屋の俺にとっては痛快すぎたのが5面(岩ステージ)。
なんだ、あの画面全部岩状態は!!
あれは・・・。その俺が言っている弾避けゲームに対する強烈な皮肉じゃないのか?
「どうせなら、ここまでやってみろ!!」という声が聞こえたよ。
グラディウスの戦略性にも通じるのだが、このゲームはシューティング(つまり反射神経型)でありながら、
横に流れていくマップを見た瞬間に、攻略ルートを発見していく必要がある。
もう、ずっとその繰り返しなわけだ。
だから、連射とかによけいな処理能力を使いたくないわけよ。脳の容量小さいから。
しかしだね。
今回、マップ見た瞬間に思考停止するステージばかりなんですけど!!
頭の中真っ白になりませんでした?
あらゆる場所で!!
通称バスクリンステージなんか、俺叫んでたよ。
「もう堪忍して〜!!」
思考停止状態だから、当然手も動かなくて、3秒前から自機が潰れていくのを見ているだけの状態。
とにかく、驚きの連続ね。俺が「驚き」とか「力がある」とか書いたら、かなり絶賛している証拠。
これが、何度かプレイを重ねると、攻略の糸口が見えてくる。
この絶妙な仕掛けがたまらない。
(ネタバレごめん)
いつもなら、最終面手前のお約束であるボスラッシュが2面
で発動とか、
出し惜しみなしの演出も素晴らしいが、
難易度の高さにめげないというのが、すごい。
押井守が「AVLON」って、映画の中で言ってるんだが、
「攻略できそうでできないゲームと、攻略不可能に見えて実はできるゲーム。
どっちが優れたゲームかは言わなくてもわかるだろう? 」
みたいな台詞があるが、まさにそれ。
最初は、ベリーイージーではありえない難易度だと思っていたわけだが、
やりこんでいくと、絶妙な難易度だと思うようになってきた。
ここは、微妙だと思うんだが、ギミックが練られている証拠として、
誰でもクリアできるルートはだいたい同じなんだよね。
残念だったのは、オマケディスクの「スーパープレイ」とやらに、
まるで驚きがなかったこと。
俺がみつけた攻略ルートと同じだったから。
これは真似できねえ!! ってプレイではなかったね。
すでに10周とかしているプレーヤーには、神のような技を使う人がいると思うんだが。
何が言いたいかというと、やっぱりアーケードが欲しかったなあ、と。
そういう芸人のプレイをギャラリーしてみたい。
自分ができるなら、芸の限りを尽くしてギャラリーを圧倒したい。
残念ながら、家庭用だとそれができないね 。
グラVオフで、誰かの家とか集合ってのは面白いが、イベント会場必要になるしね。
たぶん、プレイ時間異常に長いだろうし。
(俺は興味ないが)スコア稼ぎ競争も面白いとは思うんだが、
俺のグラディウスは後ろでプレイ見ているだけで面白いものだから。
何億点とか何兆点、何京点とれるプレーヤーがいようと、「へぇ〜」でしかない。
バスクリンステージをだね、驚くほど鮮やかにクリアして欲しいわけだよ。
俺は使っていないが、ディレクション使っている人のプレイは見てみたいね。
あれは、見ている方が楽しそう。
やればやるほど、アーケードを諦めた部分を感じるが、ちょっと残念ではある。
いまのインカム仕様だと、とても難しいのはわかるんだが、
シューティング復活のきっかけになりそうな予感がしたからだ。
ま、シューティング野郎がまだ健在だってこともわかったし、特に大ヒットはしなくてもいいんだ。
久しぶりにかつてのシューティング全盛期の興奮を思い出したよ。
こうなったら、VIでもVIIでもアイデアの続く限り出してくれ。
少なくとも俺は買う。
ついでに、PS2用でI&IIのパックも。PS1版は、PS2だと動かないので。
アレンジ版とかそういうのいらないから、完全移植を求む。安ければ、なおうれしい。
ともあれ、
グラディウスが不滅で、ほんとうに良かった。
ま、話はすでに終わっているのだが、 変なこと思いついたので書いておく。
オンラインでプレイってのどうかな?
いや、プレイ自体はオフでいいんだけど、1回100円でプレイしたくない?
昔から、データだけを安価(あるいはタダ)で配布して、プレイに課金するアイデアってのはあるんだが、
ネットの転送レートがかなり上がってくると、データ自体の供給もかなりいけるのでは?
で、他人のプレイをネットで中継できる!!
他人または遠隔地の友だちと協力プレイするとか。
チャットルームとかあれば、なおいいね。
リアルタイム性が激しく必要だから、回線ラグは許されないし、
どこまで実現できるからはわからないが、
面白そうな気がしてきた。
もちろん、パッケージ買ってオフでやってもいいわけよ。どちらも選べればいい。
ネットで100円ずつ払って、気が付いたらパッケージ買えた人って人の方が多そうだが。
そのあたりは、従量制とか考えるか。
オンラインゲームに汚染されている奴の発言と言わず、検討をひとつよろしく。
自分の華麗なるプレーを他人共に見せつけたい!!
そう思っている奴は、俺だけではないはずなので。
グラVに対する、唯一の不満はそれだけなのだ。
完全に余談。
ま、リンクフリーだし、2年も放置していたし、どうでもいいんだが、
意外なことに、各方面でリンクされていることが多い我がホームページ(特に小人閑居)。
たぶん、お知らせメールやらがこないのは、危険人物と判断されているからなんだろうが。
別に狙ってはいないんだが、出遅れが痛い理由はここにもある。
今更、どこかにリンクされることもなかろう。
今回に限っては、リンク自体はどうでもよくて、
単にシューティングの話を思い切りしたかっただけだ。
まさに酔狂でこんなページ読んで、共感してくれたシューティング野郎はメールください。
思い切り、熱い思いを語ってくれ。
ま、無理か・・・。
仕方ねえ、師匠呼び出して飲みに行くとしよう。
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