2000年 スキー準指導員検定に合格!

1999-2000年シーズンはSAJスキー準指導員に挑戦!
クラブでの練習の成果、無事合格しました

秋は都内で養成講習 教程も買った(高い!) 準指合格後の検定員試験
スキー場で写真を撮る余裕のないシーズンでした

下の文章は、合格の嬉しさ覚めやらぬ頃、興奮して書きました。
文字が書けるようになって30数年、学校と仕事を除くと、
一番真面目に作文しました。

準指導員検定合格までの道

 スキーシーズンも終わりに近づいた4月なかごろ、クラブの先輩から「準指導員合格体験記」を書くようにとの話がありました。私は昨年度車山会場で準指導員検定に合格し、指導者の仲間入りをさせていただいたばかりです。そこで勝手ながら私自身の記録をかねた個人的な体験記を書くことにします。

 私はエーデルスキークラブに入会し十数年になりますが、学生時代から昨シーズンまで競技スキーを続けてきました。以前は基礎と競技は別との考えを持っていましたが、指導方法の基本に大きな違いはないと感じ、また基礎からスキーを学ぶことは競技スキーの上達にも役立つというクラブ内の意見も多く、準指導員検定に挑戦することになりました。しかし基礎スキーの「検定」は十代のころにヴェスタスキークラブ様のスクールで1級をいただいてから、二十数年ぶりのことです。まずは1級合格証の再発行をお願いすることからのスタートとなりました。

 ずっと競技スキーばかりで基礎スキーのことは何も知りませんでしたので、東京女子体育大学の講堂で行われた理論講習の参加者の多さに驚きました。回旋や迎え角など初めて聞く言葉で、自分の実際の滑りに全く結びつきません。受験者の所属クラブも競技会参加者の所属クラブとは異なり、世界の違いを感じました。

 雪上では養成講習会のほか、クラブ内の合宿やメーカー主催のキャンプに参加して練習をしました。講習中は理論と滑りが結びつかず、意識していることを動作に表す難しさを度々感じました。あらためてシーズン中の「練習メモ」を開いてみると、特にプルークとシュテムのページは毎回課題が多く悩んでいた様子が分かります。そんなときコーチから、「皆さんは種目の細かい部分にとらわれ過ぎている、枝葉ではなく技術の幹の部分をしっかりと捉えるように」とのアドバイスがありました。このアドバイスをもらってからは、ある意味開き直りの気持ちで練習、検定に臨むことができました。

 実技検定は制限滑降が第一種目だったことで、精神的には楽だったと思います。しかし各種目スタート時は予想以上に緊張し、クラブのサポートに大いに助けられました。
 私にとって準指導員検定合格までの1年は、練習と練習を通してのクラブ内コミュニケーションという意味において、特別素晴らしいシーズンでした。指導者としてはまだまだ勉強不足ですが、基礎と競技の共通項とそれぞれの有用性をクラブに伝えていきたいと考えています。