1月16日(土)「学びの土曜塾G防災について学ぶ〜活きた知識を身につける〜」が開催されました。参加者は学びの土曜塾のメンバー児童20名、保護者4名、引率者2名、計26名が気仙沼市波路上にある気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を見学してきました。
この見学会は、2011年3月11日に発生し東日本をはじめ、日本各地に甚大な被害をもたらした東日本大震災から間もなく10年を迎えますが、その節目となる年に震災を知らない子供たちに実際の被災地を見学して防災の意識を高めるために開催されました。
東日本大震災による大津波とその後の大規模な火災で、気仙沼市では死者1,152人(震災関連死を含む。)、行方不明者214人にも上るそうです。
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は、東日本大震災により最大級の悲劇が気仙沼市にもたらされたことを、将来にわたり震災の記憶と教訓を伝え、警鐘を鳴らし続ける「目に見える証」として活用するため2019年3月10日に開館されました。
震災遺構は、気仙沼向洋高校の校舎として震災当日まで利用されていた建物で、天井が抜け落ち、教科書が散乱。3階の教室に流されてきた車がそのままの状態であるなど地震・津波の脅威と爪痕が残っていました。また、伝承館は、遺構のなかに映像・展示ゾーンなど設け、映像では、津波により家屋が流される場面や現場での声もそのまま入っており、児童たちからは真剣に見て、視聴後に「怖かった〜」などの感想がありました。語り部の橋本さんは、「自分の身は自分で守ることが一番で、避難訓練も常に想定して行っていればスムーズにできるようになっていくということが震災を通じて得た教訓だった」と話され、津波被災者の思い・命の大切さなどが語られました。
次に、岩井埼にある塩作り体験館へ移動しました。体験館の石森さんから塩作りについて説明を受け、塩作りに挑戦しました。「日本の海水の濃度はたったの3%なので体験用は20%まで凝縮した海水を使って塩を煮詰めていく」と話され、一人ずつ軽量カップで分量を量って鍋に入れ、火をつけてゆっくりかき混ぜ20分ほどで水分はほとんど蒸発。頃合いを見て鍋を火からおろし余熱で塩を炒る作業を行ない、「鍋底に「にがみ」成分が残るので、ガリガリと剥がさず取れる部分だけ入れて下さい」とのことでした。出来上がった塩は小瓶に詰めて完成。根気のいる作業でしたが、水が蒸発して塩が出来上がっていく様子に子供たちのわくわく感が溢れ出ていたように見えました。
塩作り体験を終えて、塩作り体験館から帰路につきました。市民センターに到着後、集会室で昼食をとり、見学会の感想文を書いて解散となりました。
参加した子供たちは、「震災は自分たちの大切なものを一瞬で奪ってしまう」「震災の恐ろしさ」「命の大切さ」「今日学んだことを忘れずに生活していきたい」などの感想が寄せられ、非常に有意義な見学会となりました。