奥玉地区成人講座「歴史講演会」 3月8日
東磐井地方の百姓一揆!動機や結末は如何に
 地域おこし歴史懇話会(鈴木幸彦会長:盛岡市=当日の講師)が主催し、奥玉公民館と奥玉地元学研究会(武者昭一会長)が共催する奥玉地区成人講座「歴史講演会」が、3月8日(火)午後1時30分から同公民館集会室で開催されました。
 「寛政九年東山地方の百姓一揆と指導者たち〜資料的側面からの問題点〜」と題し、資料的側面からの問題点を探りました。寛政九年(1797)3月から4月下旬に、仙台以北伊達領全域にわたって起きた百姓一揆の内、東磐井地方の農民たちの動きと首謀者とされる上奥玉村の菊右衛門父子の実在性について、各種資料をもとに解りやすく解説していただいた。 「寛政九年仙台領百姓一揆史料」や「重寶記」(花泉町永井 八木家史料:一関藩からの伝達事項を書き写した記録)などの史料から、一揆勢の首謀者、規模や進路、一関藩の対応、嘆願書の内容、結末を比較検証した。 地域おこし歴史懇話会主催の講演は、昨年の近世地域史研究入門講座に続き2回目、地元学研究会会員を中心に東山町や気仙沼市からの参加者を含む40人が受講した。

解説する鈴木講師

第13回奥玉地区お茶ぱたきカルタ大会 1月28日
寺花連覇・お元気講座では「介護のお話」
 奥玉老人クラブ連合会(藤野福男会長)と奥玉公民館が主催する第13回お茶ぱたきカルタ大会が1月28日、午前9時から同公民館で行われました。 大会は、高齢者友愛活動の理解と充実を図り、会員相互の親睦を深めることを目的に、奥玉地区7老人クラブから8チームが出場してトーナメントを戦った。競技は44枚のカルタを使用し、内41枚を読み上げる。男子チーム女子チームの取った枚数の合計で勝敗が決まる。試合結果は、共に優勝候補の三沢と寺花が初戦でぶつかってしまい、勝った寺花が他を圧倒、2連覇を果たした。準優勝に大平、第3位は宝築Bが入った。 大会終了後は、市広域行政組合東部地域包括介護支援センターの千葉啓子保健主査を講師に、高齢者(お元気)講座「介護のお話」を開催。支援センターの業務や介護保険の現状、認知症の話を伺った。支援センターでは地域での介護支援を民生委員の協力を得て進めたいとして、「認知症は自分だけが大丈夫と思わないこと。面倒だと感じることが始まりとなる。当てにされる内が良い。退屈は死の病。」と元気づけていました。


2011年(平成23年)の奥玉の新春風景
新年明けましておめでとうございます。昨年暮れには、思わぬ大雪でしたが、穏やかな新年を迎えました。今年も健康で実り多き年でありますよう念じています。奥玉地区内の桜森神社、八坂神社、八幡神社、林ノ沢観音堂を紹介しましょう。家内安全・健康長寿・豊作祈願・交通安全など御利益のある所です。地域の鎮守として崇拝されており、春・秋や夏のお天王様の祭典など地域の氏子の方々が守り伝えています。


歴史が古い町下(中奥玉)の桜森神社

下奥玉のお天王様・八坂神社

スポーツ勝利祈願もする上奥玉・八幡神社

平安時代から栄えた林ノ沢観音堂

桜森神社参道から室根山を望む。眼下の田んぼに白鳥も飛来しています。


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