「奥老連第9回お茶ぱたきカルタ大会」で寺花老人クラブチームが優勝
和気あいあいの中で交流、6チーム50名の参加で健康講話も=30日
奥玉地区第9回お茶ぱたきカルタ大会(奥玉老人クラブ連合会・奥玉公民館共催)が、1月30日奥玉公民館日本間で6チーム50名参加のもと開催されました。藤野福男大会長からのあいさつと畠山春男審判長から競技上の注意があり、トーナメント方式で、「読みます。」の合図でスタート。各老人クラブの男女4人が1組の選手は、日頃の練習成果が発揮され、お手つきがあったりしたものの真剣に絵札と向かいあっていました。(写真左下)競技の結果、優勝は寺花、準優勝は宝築、3位に三沢の各老人クラブが輝き賞状等が贈られました。2月16日には、「第9回一関市老連千厩支部老連お茶ぱたきカルタ大会」も開催されます。 また、終了後に「寝たきりにならないための健康づくりと冬の病気について」奥玉診療所・角田健也先生のお話がありました。「自分のできることは自分でさせること。転ばないことが大事でトイレや日常使う場所は、バリアフリー化を。」など、大変ためになり健康法を指導いただきました。 (解説)「お茶ぱたき」というのは、お茶を飲みながら歓談することをさす方言ですが、平成10年に町社会福祉協議会と町老人クラブ連合会等が中心となって、「千厩町をボランティアの笑顔とやさしさの手でつくろう」とカルタづくりが行われました。当時の千厩高校美術同好会がカルタ絵を作成、文面は各老人クラブで44枚に普段の生活の留意点や健康を取り戻そうと創意あふれた文になっており、毎年お正月時期を中心にカルタ大会が行われているものです。
「文化財を火災等から守れ」林ノ沢観音堂で150名が参加=1.28
バケツリレーや消火器操作、放水訓練など文化財防火デー多彩に
1月28日午前、奥玉地区内の一関市指定有形文化財「林ノ沢観音堂」を会場に一関市千厩地域「文化財防火デー」の文化財防火訓練(一関市教育委員会等主催)が実施されました。藤堂隆則市教育委員会教育長を統監の下で、天ヶ森・町下自治会員ら70名と教育委員会文化財関係者、一関東消防署・千厩地域消防団員・奥玉婦人消防協力隊員ら80名の150名が参加。通報・放水・たきだし訓練、バケツリレーや消火器操作がきびきびと多彩に行われました。 訓練では、観音堂付近で山林火災が発生したとの想定で、119番通報、サイレンが鳴ると同時に地区民らがバケツリレーの中、文化財を搬出。消防署や分団からタンク車や消防車が到着し、放水が行われました。 婦人消防協力隊員らも炊き出し訓練と地区民による消火器操作訓練も行われ、多彩かつ大がかりに実施され、訓練の講評が小野寺勲一関東消防署長からあり、観音堂別当の菅野福男さんらから「過去に火災にあっている。貴重な建物・文化財であり、みんなで守っていきましょう。」とあいさつがありました。 参加者に終了後、観音堂に保管されている「園通」の額や「銅像観世音菩薩」も紹介され、改めて文化財を守る大切さを認識した訓練でした。
千厩地域大学『四季の山野草・園芸コース』=とうほく蘭展2007を35名が受講
平成18年度は、35名の受講生中21名が修了証を手に=1月27日
奥玉公民館が担当する千厩地域大学「四季の山野草・園芸コース」最終講座の移動研修が、1月27日仙台市の夢メッセで「とうほく蘭展バラとガーデニングフェスタ2007」を見学、受講生ら35名が参加しました。(写真上左)昨年の5月14日に開講し、これまで「山野草の育て方と管理」「エビネの育て方」や「福助(菊)づくり」「冬の山野草管理」などを学んできました。
最終講座では、講師に岩手エビネ愛好会の松井哲さんから「エビネの種類や病気の見分け方、対処方法」など指導を受け、とうほく蘭展を研修しました。(写真左)数々の洋ランディスプレイやガーデニング、ミニ庭園などとともに色とりどりのランが展示されていました。(写真右)イベントステージでは、「家庭で楽しむ洋蘭づくり」「バラの独り言=バラづくり」のセミナーを受講する受講生もいました。その中で「蘭は、水やりをあまりしなくて良い。冬場は窓から40cm離して置く。肥料も12〜3月に咲く花は液肥4000倍から5000倍で薄くていい。」など育て方が比較的簡単なことも学びました。
帰りの車内では、受講生からこれまでの講座やとうほく蘭展の感想と今後の要望などを話してもらいました。「とうほく蘭展を楽しみにしてきた。蘭の育て方も学べて良かった。」「今後も続けてほしい。寄せ植えなど実技を取り入れてほしい。」「土づくりをしっかり学びたい。」「四季の山野草・園芸コースには楽しく学べたし、今後も続けてほしい。」など多くの感想や継続要望が出されました。18年度は35名の受講申し込みがあり、7割以上受講した21名が修了し、修了証が手渡されました。
「奥玉地区の鋳物業」のこと等を題材に奥玉地元学新春懇談会=1.25
奥行きの深い梵鐘や地元資源のことを学びあい、今後調査や活用も
18年度の千厩地域大学特別コース「奥玉地元学3」は、12月12日の講座で28名受講者中18名が修了し、講座は終えました。「奥玉地元学研究会新春懇談会」ということで、1月25日午後、奥玉公民館を会場に「奥玉の鋳物業」や「上奥玉絵図」等を題材に市千厩支所教育文化課の畠山課長補佐を助言者に迎え、お話をいただきながら16名の参加で懇談がありました。 佐藤初雄会長から「『奥玉の屋号・苗字集』の発刊などを通じ地元を掘り起こしてきたが、まだまだ埋もれていると思う。地域の資源を後世に残していき、いきいきと輝いてほしい。」とあいさつがあり、畠山補佐より昭和60年の千厩町産業文化祭文化財展「奥玉の鋳物業展」でのエピソードを交え、奥行きと興味深い内容が披瀝されました。「宮城県史17巻によると奥玉の鋳物業の起源は、大船渡市日頃市の長安寺の梵鐘に刻まれていたもの。文献で寛文13年(1673年)だが、昭和19年の戦時調達で現物はない。また、栃木県佐野市の『天命鋳物資料集』の中に、奥玉の鋳物師の作品が多く紹介されており、『太田』『田名網』などの苗字のついた鋳物師の数々の功績が残されていること。」宿下地内の石碑のことや「経写録」や「御院宣写」の記録が、奥玉に残されていることなど幅広い角度から助言をいただきました。
また、貴重な上奥玉村絵図の写しも示され、伊達藩と田村藩の境界線と思われるところや街道など興味深い図面も。それらをもとに新春にふさわしく、みかんを囲みながらなごやかに懇談しました。懇談の中では、「梵鐘の銅はどこからきたかわかっていない。」「砂鉄は、大原の砂鉄川などから?」「『出職』といって、現地に赴いて製作にあたった。」「水沢の羽田から鋳物特別展の協力依頼もあるが、年代を江戸時代と、近代を分けて考える必要がある。」などや「七里塚の由来は?」など、今後も深めていきながら地元資源の調査・活用が考えられます。
奥玉地元学研究会では、再度集まりを持ち、今後の課題等協議しながら新しいスタートをめざしていく予定です。
桜森神社境内でどんと祭=地区民ら150名が参加し無病息災祈る
厄年の方などが富くじ入りもちやお菓子をまき福を拾う=14日
1月14日午後、桜森神社境内でどんと祭が行われました。お正月のしめ飾りなどを納め、町下・天ヶ森の地区民や子供会員地区民など約150名が参加し、今年1年の無病息災・家内安全・防火等を祈りながら火が入れられました。 今年厄年の62歳の小野寺洋吉さん(天ヶ森)と及川敏政さん(町下)等がみかんや富くじ入りもち・お菓子をまき、老いも若きも夢中になって福を拾っていました。
「子どもたちに愛とやさしさを」人形劇で奥玉保育園家庭教育学級
こころあたたまる創作劇「さくらっこちゃん」に大きな声援=1.12
奥玉保育園家庭教育学級が1月12日午前、奥玉保育園ホールを会場に「子どもたちに愛とやさしさを」と題して北上市・ボッケ座の菅野弘さんから歌やお話し・人形劇で園児・父母・祖父母らが鑑賞しました。(写真下)はじめに、村上奥玉公民館長から紹介やあいさつがあり、ボッケ座の方々から、元気に歌やお話をいただきました。 玉入れの歌などでなごやかに大きな拍手や声援が飛び交いました。そして創作みんわ人形劇の心あたたまる「さくらっこちゃん」が上演されました。あらすじは、森に大きなさくらの木があり、さくらっこちゃんやうさぎのピョンちゃんとたぬきのポンちゃんは、さくらもちをつくりました。そこに鬼が現れ、さくらもちやだんごなどを食べてしまいます。さくらっこちゃんと森のみんなで退治する大活躍の愛と感動のものがたりでした。鬼がでてくると、こどもたちも「食べてだめ〜」と大きな声で教えたり、さくらっこちゃんに「負けるな、がんばれ」の大きな声と身を乗り出して声援を送り、桜の花びらで鬼が小さくなった時は、歓声に包まれました。子どもたちも正しいことと愛することの大切さを感じた一時でした。 会場には父母・祖父母ら50名が参加し、園児と一緒になって拍手や声援・歌で楽しみました。今回は、趣向を変えて、奥玉福祉活動推進協議会からの援助もあり公演が実現したものです。
「新しい時代の中で連携を深め地域づくりを」と菅原一郎会長あいさつ
平成19年度奥玉振興協議会総会と新年交賀会に約50名が出席
平成19年度奥玉振興協議会総会が1月6日午後、会員約40名が出席して奥玉公民館で開かれ、菅原一郎会長が「昨年は、新『一関市』誕生という中で、各種事業が盛大に開催できた。厚く御礼申し上げる。『千厩町まちづくり団体連合会』ができ、途中で会長に選出され、新しい時代の中で千厩地域の連携組織を深め地域づくりをすすめてきた。2007年がすばらしい年になるように。」とあいさつ。その後、議長に吉田陸穂氏を選出し、18年度事業報告・決算と19年度事業計画・予算の議案が原案どおり承認されました。その中で、奥玉郵便局の集配局を3月5日から廃止し、千厩郵便局が当たる予定であることも話されました。(写真上) 総会終了後、奥玉地区新年交賀会が来賓多数をお迎えし、約50名の出席のもと開催されました。市長代理で菊地宏雄一関市千厩地域自治区長、千葉康一郎岩手県議、一関市議会議員を代表して村上悌氏から新年の抱負やあいさつをいただき、来賓紹介がありました。その中で「おだやかな新春を迎えた。18年度は、地方自治の大転換の年だったが、真の自治の姿をこの地域から作り上げて、ますます活動してほしい。」「安心・安全な暮らしができるよう、知恵を出し合いながら地域の方々と共にがんばりたい。」「亥年は、災害が多い年と言われるが、安全で暮らせるような年を期待したい。」など今後に希望と期待のことばがありました。(写真下) 北村健郎一関市教育委員長の音頭で乾杯し、祝謡のあと各参加者同志が19年新春の交賀を深め、各界から抱負等も述べてもらいました。益々の発展と健勝を祈って万歳三唱でお開きとなりました。
2007年おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
(写真上は、中日向老人クラブより門松を作っていただきご寄贈を受けました。)
2007年おめでとうございます。昨年は、いろいろと公民館活動等にご協力いただきありがとうございました。
今年も明るく健康でそして元気な年にしたいものです。
引き続き地域の皆様と力を合わせてがんばりますので、本年もよろしくお願いします。
2007年元旦
一関市立奥玉公民館職員一同
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