21名が参加して「拓本のとり方について」楽しく学ぶ=小野寺敏男氏講師に
18年度の「奥玉地元学講座」が5月30日、奥玉公民館で21名が参加して開講しました。1回目講座は「拓本のとり方」と題し、東磐史学会理事の小野寺敏男氏から石碑や墓石などに刻まれている字や模様のとり方など幅広い角度から学び、実技も交え学び、認識を深めました。(写真) 小野寺氏は、初めに「『拓本』とは、木や石碑や器物に刻まれた文字・文様を紙に写しとったもの。」とし、楽しみながら面白く。方法として『湿拓』=画仙紙等に被写物に延べ、水を刷いて密着させ、半ば乾いてから植えから墨拓(ぼくたく)などを湿したタンポでたたく。被写物に直接墨は絶対に行わないこと。」や「拓本の効用」「用具=@タオルA毛織物B新聞紙C画仙紙D墨(墨汁など)Eタンポなど」「タンポの作り方=木綿等で脱脂綿を包み、紐等で結び3個位用意」などのお話しをいただき、実物も披露してもらいました。 実技として、地蔵院山門前の「藤野善作碑」や「石碑」の拓本とりを実際に行いました。これまで地元学研究会員の武者昭一さんらが調査して各行区ごと、神社・仏閣内の石碑の配置図や説明文も完成しており、今後の活用を含め、拓本をとることでさらに深め、郷土の歴史の一端を後世に残す大切さを知ることができました。 2回目は、6月23日に奥玉と関わりの深い古文書の中から鈴木幸彦先生から講座を受けることになっています。
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