「虹色の部屋」の丸山ちはやさんが語り聞かせ交え講演=60名熱心に
「親子で楽しむ読書と語らいの大切さ」と題して奥玉小父母等を対象に家庭教育講演会(奥玉小学校・同PTA・奥玉公民館共催)が、2月23日午後奥玉小学校音楽室で行れました。盛岡市在住で芸術あそび「虹色の部屋」主宰者・丸山ちはやさんを講師に迎えて、子どもたちの置かれている状況や読書環境について、語り聞かせを交えお話がありました。60名の父母らが熱心にお話を聞きました。 丸山さんから「乳児期から幼児期の『食』の発達とともに絵本や本と出会うが、心と身体が成長する時期でもある。実体験がともなうことで脳も発達する。親も子どもの目を見て語りかけること。テレビを見る場合でも子どもと一緒に。コミニケーションが生まれる。」「子どもひとりだけで食事する『孤(独)食=こしょく』にはさせない。心の栄養が生まれない。バランスをとるのが親の仕事。なまけない。」など親子一緒に楽しむことの大切さを語りました。 参加者とともに手遊びをし、ストーリーテーリング(語り聞かせ)でグリム童話の「手なし娘」の朗読がされました。昔話に出てくるものでも現在の子どもたちにわからない言葉があるので、実際の体験や見せてあげることも大事。言葉という、目に見えないものでもイメージを膨らませ、想像力を高めます。現実をどう生きるか。お話の世界に引き込み、現実に戻すことも大事です。」 最後に、「できることからはじめましょう。」と@読書の時間の習慣化A子どもと一緒に本屋さんや図書館へ。B面白い本は茶の間で話題にする。C親の読書している姿を見せるなど親への期待も話されました。「子どもには大人にはない『五感』のするどさや感動する力を持っています。テンポにあわせゆっくりと待つ姿勢も。」と子どもの立場になって親が支えていくことで大きく成長していくことが語られました。ファンタージーの楽しい世界に触れ、親としての役割を再認識した講演会でした。
|