町制50周年記念千厩夏まつり=奥玉振興協議会から170名以上参加
子どもと太鼓山車や踊り手「祝・千厩町50周年記念」プラカードも=7/30

「千厩町制50周年記念・千厩夏まつり・山車演会」が7月30日NI開催され、奥玉振興協議会から「祝・千厩町50周年」のプラカードや子ども山車と大平うちばやし12名をのせた太鼓山車を先頭に50名以上の踊り手など総勢170名が参加し、まつりを盛り上げました。(写真上左) 当日は、天候にも恵まれ、町内15団体のひとつとして参加し「奥玉」を発信しました。せんまやおどりでは、8自治会からもれなく参加でそろった踊りをし、太鼓山車では、休憩時に千寿荘の方々に「根山打ちばやし」を披露するなど大奮闘しました。  千厩町としては最後のまつりになり、奥玉振興協議会としても多くの方々の協力を仰ぎ、山車準備等連日・連夜行いました。15日夜に「第33回ふるさとまつり」も天候に恵まれ、200発の花火の下で仮装盆踊りや出店も出てお盆の帰省客を含め盛大に開催する予定です。各自治会では、引き続きがんばっており、「熱い(暑い)奥玉の夏」は続きます。

奥玉小金管バンドクラブが全日本吹奏楽コンクール県大会出場
県南地区大会で銀賞を受け25名のクラブ員が猛練習で臨む

全日本吹奏楽コンクール岩手県南地区大会(小学生の部)が、7月2日一関文化センターで開催され、奥玉小学校金管バンドクラブが銀賞に輝き、31日に水沢市Zホールで開催される県大会出場が決まりました。25名の部員が猛練習を重ね、初めて県大会出場の切符を手にしました。 夏休み中も休み返上で猛特訓。熊谷富寿子先生らの指導で学校周辺にすばらしいハーモニーが聞こえてきています。28日には菅原一郎奥玉振興協議会長も練習を見学、激励し「奥玉地区児童育成基金」から助成しました。(写真) 30日には、千厩町50周年記念・せんまや夏まつりのオープニングイベントにも参加し、演奏します。また、奥玉地区敬老会での演奏や、9月6日には定期演奏会も開催し、祖父母等を招待します。 「奥小金管バンドの子どもたち・・・がんばれ」

「そっくりものまねショー」やバンド演奏250名の交流=7月23
町下サマーフェスティバルでビアガーデンと屋台やフリーマーケットも

町下サマーフェスティバルが7月23日夜町下広場特設会場で開催され、地区内外から約250名を超える夏の夜の交流が行われました。 町下自治会(小野寺勝志会長)などが主催し、地元アマチュアバンド演奏でオープニング。昔なつかしい曲を演奏した「ザアベンチャラ-ズ」のライブや「そっくりものまねショー」として物まね効果音のせき昇さんに堀内孝雄さんそっくりの堀ノ内孝雄さんの曲などを聞きながら(写真上右)、夏の夜のひと時を過ごしました。 忙しい合間をぬって菊地宏雄町長も姿を見せました。外屋台では生ビールや焼き鳥・焼きそば、かき氷なども出て、フリーマーケットや金魚すくいもあり子供からお年寄りまで楽しみました。自治会役員や子ども会育成会役員など地域を挙げての取り組みも5回目を迎え、他地区からも観客が訪れ、すばらしい盛り上がりとなりました。

「藤原の郷」や染物体験、蔵の街・江刺探検や交流も=7月23
奥玉婦人会・JA女性部奥玉支部合同研修に33名の参加で

平成17年度奥玉婦人会・JA女性部奥玉支部合同視察研修が7月23日行われ、8地区からあわせて33名が参加し、江刺市の「藤原の郷」見学や「えさし郷土文化館」での染物体験、明治記念館見学、蔵の街・江刺を視察・研修しました。 バスの中では、主催者を代表して宍戸一枝奥玉婦人会長から「明るく楽しく活動を展開していきたい。今日の研修を楽しんでほしい。今後もいろいろな分野の活動にご協力を。」とあいさつがあり、33名の参加者から自己紹介と一言交流ですすめられました。「何かやりたいと思い、いろいろなことに挑戦して楽しい。はじめて『藤原の郷』に行きます。」「作った人の気持ちになって選別(トマトを)し、買う人の立場で箱詰めをしている。」「『さお竹やさんは、なぜつぶれないか』の読後感想」など、研修を楽しみににしていた様子でした。 「藤原の郷」見学コースでは12名が平安時代を振り返り、『義経』ロケ地を研修。(写真上左)「染物体験コース」では、20名が思い思いのデザインの型染めを行いました。昼食は、江刺の郷土料理を頂きました。(写真上右)午後は、愛唱歌「とんがり帽子」で有名な明治記念館を訪れ、全員で記念写真。(写真下左)8番まである歌は,終戦直後の子ども達への激励の歌として作られたことなど説明を受けました。その後は、蔵の街・江刺を1時間半ほど探訪。素晴らしい街並や意欲的に取り組んでいる商店街の方々とも接しました。 バス車内では参加者同志の交流・親睦も深められ、帰りは、出来上がった染物を見せていただきました。(写真下右)各地区を代表しての感想では、「みなさんからパワーとアワーをいただきました。」「染物をはじめて体験し、良かった。またやりたい。」「誘われるうちが華」と笑いの渦でした。「とんがり帽子」の合唱などもありあっという間の充実した合同研修でした。

町民大学「四季の山野草・園芸コース」4回目『菊・福助づくり』実技指導
31名が受講、「秋の産業文化祭に向けて成果が楽しみ」=7月22日

町民大学「山野草コース」の4回目講座として菊の『福助づくり』に挑戦するため、7月22日午前から奥玉公民館を会場に千菊会事務局長の金野雄氏からビデオも使い講義(写真上左)と実技指導が行われました。「5号鉢(プラスティック)は熱をもちやすいので注意を。輪台や棒、Bナインの使い方、鉢上げ後の管理、水のかけ方,脇芽処理,つぼみ選定、花の咲かせ方の注意点、最後の仕上げ」までひととおり復習も含めて説明がなされ、実技に移りました。 この日は、31名(35名申し込み中)が受講し、2回目に土づくりしたものと苗をわけてもらい(写真上右)、鉢上げ(定植)をしました。(写真下左右)10月下旬の産業文化祭での作品発表に向けて@置く場所A追肥と止め肥B増土CBナイン散布D病害虫防除に心がけながら育てていくことになっており、受講生それぞれの成果が楽しみです。 講師からは「『福助』が『長助』にならないよう期待しています。」とまとめのことばがありました。

「心豊かな子どもを育む」をテーマに奥玉小家庭教育講演会=7・14
「読書や読み聞かせが心や想像力豊かな子どもに」父母ら70名が聴講

奥玉小学校家庭教育講演会が7月14日午後、奥玉小学校体育館を会場に「心豊かな子どもを育む」と題して田野畑小学校長の大阪匡洋(まさひろ)氏から講演をいただきました。70名の父母らが真剣に聞き入りました。(写真) 初めに、県総合教育センターでの教育相談事例等から、他動性の子どもや子育てでの相談が増えていることに触れ、子どもをとりまく環境が変化していることの理解の上に立って子どもに接していくことの大切さについて話されました。 大阪さんは、「家庭教育で大切にしたいこととして@家族のコミュニケーションA心の拠り所(安らぎの空間)としての空間B親同志の交流と情報の共有」をあげ、「@家庭の中で精神的会話ができるように、こどもからの話を聞いてやる。何かがあることを親は知ってほしい。A家族の役割として子どもに何か手伝わせる。一緒にやるなど『役に立っている』存在感とくつろげる場としての家庭であってほしい。B子どもを通じて親同志のつながり特にお父さんが交流できる。子どもに感謝しながら楽しい活動と情報を共有し、少々のことで悩まない。」ことだとし、「読書や読み聞かせが心や想像を豊かな子どもになれる。ことばや話すこと、頭の中で想像性を育むなど有効性が言われている。」「親子関係は一生続くものであり、『楽しみながら子育て』まずやってみる。子どもから逃げない。広くとらえていくこだ。」と結びました。

成人講座女性向け「浄化槽導入で環境にやさしい家庭づくり」開催
「平成19年度から市町村設置型整備事業導入で水質浄化を」

「浄化槽導入で環境にやさしい地域・家庭づくり」と題しての奥玉地区成人講座・女性向けコース2回目が7月12日夜開かれ、19名が受講しました。講師の千厩町建設課下水道係長の千葉彰さんらから千厩町としての浄化槽設置整備事業について説明。「女性の方々に浄化槽の役割等ご理解いただき、水質浄化・千厩川水質改善のためにもぜひ導入を考えてほしい。」と熱く語っていただきました。(写真) 身近な環境問題として「台所を預かる方にてんぷら油や塩素系洗剤などは捨てないでほしい。上手に浄化槽を使うためにも普段から環境について考えてほしい。」と千葉幸司建設課長補佐からもあいさつがあり、映像とパワーポイントによりわかりやすく解説されました。下水道普及率が県内でも低いため公共下水道と共に「平成19年度から町(新市)が施工から管理を行う『市町村設置型整備推進事業』で個人負担も現行制度の個人型より少なくなることにより、希望があれば設置を進めていきたい。簡易水道の普及と合わせ、家庭でも地域でも環境を考えるようになってほしい。」ときれいな川を守るため女性の方々に実践してほしいと話しました。 受講者からも質問が相次ぎ、「維持費(点検等)にかかり過ぎるのでは?」「早く設置したいが簡易水道の計画は?」「米のとぎ汁は捨てていけないのか。」など出されました。周りに広げていきながら、身近なところから環境問題を考える機会になりました。

「新たな協働のしくみづくり大切」奥玉地区自治会等役員研修会=6/28
下からの積み上げと実感や喜びの持てる自治会活動と組織運営をめざして

奥玉地区自治会協議会(小野寺時雄会長)と奥玉公民館共催による奥玉地区成人講座(一般向け)並びに17年度自治会役員等合同研修会が、6月28日奥玉公民館で開催されました。「これからの自治組織のあり方を探る」と題して、町地域振興課長の村上敬一氏から合併を見据え、新たな住民自治の確立に向けてのお話をいただきました。地区内自治会役員ら25名が受講しました。 「市町村合併は、『自己決定・自己責任・自立』が求められる地方分権型社会で地方自治の再編が進められている。これまでの統治型行政の運営手段は合併があろうとなかろうと通用しなくなり、新たな協働のしくみを作ることが大切。下からの積み上げとやりがいのある実感や喜びの持てる自治会活動が必要。」そのために「@住民自治の中核としての自治会活動。A親睦と交流を基礎とした生活課題を視点とした取り組み。B地域の力を結集して地区の活動として取り組む。合併後の『地域自治区』と住民自主組織『まちづくり協議会』(仮称)の設立で地域団体の総合調整や行政等への提言・実行のための地域自治組織育成など住民主役のまちづくりをめざしていること。」との説明がありました。 新市の誕生を9月20日にひかえ、既存の自治組織がどう進んで行けばいいのかや、地域課題を出し合い解決策を考え、実行していく必要性がますます重要になってくることを感じとりました。奥玉でのこれまでの組織を活かしながら、仕組みを現代情勢に直していき、自治会を主体にすえ創り出していかなければなりません。参加者から「バス運行の弾力的な運行提言」や「三位一体改革の税財源の移譲はどうなったか。」「役場等で各種団体事務をかかえているが、今後どうなるのか。」など質問も寄せられ、「新たな発想のもとで奥玉の身の丈にあった組織運営をめざしていきたい。」と小野寺会長がまとめ、研修会を終わりました。

天ヶ森おさなぶり健康増進行事で8班対抗ゲートボールとシャフルボード大会
生活習慣病予防食講習・血圧測定・健康講話など90人の参加で

第19回天ヶ森おさなぶりゲートボール・シャフルボード大会と健康増進行事が6月27日維新館・おくらんど・奥玉公民館などを会場に開催され、地区民90人以上が参加しました。(写真上) 恒例の行事ですが、8班対抗で競われたゲートボール大会の部では1位に入山南班、シャフルボード大会の部も1位が入山南班で総合優勝は入山南班,準優勝に竹ノ下班が輝きました。生活習慣病予防食として「コンニャクとちくわの白あえ」「カニカマボコと野菜の春巻」「すいとん」「ヨーグルトゼリー」の4品をつくり、参加者で賞味しました。(写真下左) 競技の合間に血圧測定も行われ52名が測定。測定した講評も交え菅野春江さんから健康講話を受け、そのあとはおさなぶり懇親会と続き、なごやかに交流を深めました。(写真下右)

「園芸の基礎について」学ぶ=「遊び心で花壇デザインを」=6月25日
町民大学「四季の山野草・園芸コース」3回目講座に25名

奥玉公民館が担当する町民大学「四季の山野草・園芸コース」の第3回講座が、千厩高等学校の農場を会場に6月25日、草花担当の小野寺公男先生を講師に開催され、「園芸の基礎(コンテナ栽培)」について25名が学びました。初めに、千厩高校の農場運営について、「地域に開かれ、期待されることをめざして つながりを大事にしてゆくために、PRとアフターケアを大切にしたいので、気軽に農場を訪れて下さい。」とお話がありました。わかりやすい資料をもとに、植木鉢やプランターを利用した栽培で注意すべきことや、花壇コンクールの審査員をされたときの審査ポイント等の講義を受けた後、温室等の施設も見学しました。管理が行き届いたシクラメンやインパチェンスの苗を前に受講生からは、管理方法についての盛んな質問がされました。最後に、受講生には5種類の「四季咲なでしこ」の苗が手渡され、「来年、花が咲き誇った花壇をイメージして、創造性ゆたかな遊び心で、他の花とのデザインを工夫して庭に植えてください。」と宿題が出されました。次回は、7月22日に「菊(福助)作りについて」実技を行う予定です。

第31回千厩町老人スポーツ大会で総合得点510点、千厩に優勝旗
奥玉準優勝、300名が参加のもと交流親睦・健康の保持増進・郡予選も兼ねて

青空がのぞむ6月23日、千厩町コミュニュティ広場で第31回町老人スポーツ大会が4地区対抗により10種目で郡予選も兼ね開催されました。千厩・小梨・奥玉・磐清水の60歳以上の高齢者が一同に会し、交流親睦と健康の保持増進を目的に約300名参加のもと開会式が行われました。菊地宏雄名誉大会長(吉田幸昌助役代理出席)や金野肇大会長から「千厩町として最後のスポーツ大会。けがのないよう健康増進にふさわしいがんばりを。」とあいさつがあり、小野寺敏男審判長から競技上の注意、準備体操につづき、競技に入りました。 奥玉チーム(佐々木忠男団長)は、約80名の選手団で参加。「安全運転」「ボール送り」「ボール運びリレー」「パン食い競争」「玉入れ」「ゲートボールリレー」の6種目を制覇。「60m」「100m」「長寿リレー」で2・3位のため総合得点490点で準優勝しました。優勝は千厩が510点、表彰式で、賞状・優勝旗を手にしました。3位は磐清水、4位は小梨でした。終了後に玄米ニギニギ体操も行われました。好成績を上げた選手やチームは7月13日、大東町で開催される郡スポーツ大会に進むことになります。

農家レストラン訪問など18名が参加=成人講座女性向けスタート
「目的をもって定年後を楽しくと地元素材で」=おふくろ店主勝部友子さん

6月21日、奥玉地区成人講座(女性向け)「農家レストランを訪ねて」が大東町・上大原の農家レストラン「おふくろ」等を会場に持たれました。店主の勝部友子さん(奥玉出身)から「農家レストランを始めたきっかけきっかけ」などを学びました。18名(限定先着受講)が参加し、「ハーブ豚カツ定食」を賞味しました。途中、大原公民館に立ち寄り、県立大原高校鹿踊り部の演技を観賞。始めて見る人も多く郷土芸能にも触れました。(写真上左) 続いて、農家レストランへ。勝部さんは、「会社を定年後にぜひやりたい『夢』として農家レストランに挑戦。目的を持って生きたいと考え、スタッフをつのり、地元素材にこだわったレストランにしました。義母の在宅介護をしながら民生委員等も引き受け、家族の協力で営業している。調理師の免許がなくとも保健所の許可があれば出来る。」と明るく話していました。(写真上右)花で飾ったり楽しく運営していることに参加者も「見習いたい。」と感想も。地元素材を存分に使った「ハーブ豚カツ定食」は、肉が柔らかく甘みがあり、すいとんや小鉢も加わりボリューム満点でした。(全員写真) その後、東山町の「石と賢治のミュージアム」にも足を延ばし、宮沢賢治が暮らした足跡や石灰工場等を見学。吉田さんから詳しい説明を受けながら聞き入っていました。(写真下左)身近な所にこんなすばらしい施設があることにびっくり。産直施設「季節館」にも立ち寄り、地元食材の大切さを感じ取るなど充実した講座となりました。

三沢が優勝、寺花準優勝=第31回奥玉地区老人スポーツ大会、6/14
200人の選手と奥玉保育園児57人らのリズム交流や交通安全指導も

第31回奥玉地区老人スポーツ大会(佐藤初雄大会長)が、6月14日午前、維新館で行われ、7チームから200人の選手と奥玉保育所園児57名も交流行事に加わり、にぎやかで楽しい大会となりました。「安全運転」などの競技の後、五嶋秋子専任交通指導員からの高齢者交通安全無事故を訴えました。「一心同体」「ボール送り」競技など8種目で競技が行われ、途中奥玉保育所園児との「玉入れ」(写真右上)もあり、「がんばれ、がんばれ」の声援も飛び交い、奥玉保育所園児から「ひょっこりひょうたん島」などのリズムが披露され、会場の方々から盛んな拍手が贈られました。 最後の「長寿リレー」では、町下が1位をものにし、2位に寺花、3位に三沢と熱戦でした。 競技の結果、優勝は三沢、準優勝は寺花、三位に町下が輝き、優勝旗やトロフィー・奥玉体育協会からの副賞などが贈られました。(写真下右)6月23日の第31回町老人スポーツ大会に上位チーム・選手などが選考され参加する予定です。

室根山のつつじ今が満開=あと1週間位が見頃
全山一面赤と緑のコントラスト、眼下に気仙沼湾等一望

千厩町奥玉、室根村・大東町にまたがる室根山のつつじが満開で見頃の最盛期。6月11日には天候が芳しくなく訪れる客もまばらでしたが、一週間ほど前から大勢の観光客が訪れています。駐車場から頂上付近まで岩手県交通のピストンバスも用意(有料)され,安心してつつじ探訪と見学ができます。眼下に気仙沼湾や室根村折壁・大原・奥玉なども見渡せ絶好のロケーション。あと1週間位が見頃で全山赤と緑のコントラストが・・・。(写真)ぜひ足を運んで見てください。

鹿折金山・大谷鉱山資料館や太田氏作の50年ぶりにもどった半鐘も見学
町民大学「奥玉地元学2」特別コース移動講座に21名=6/10

17年度の町民大学「奥玉地元学2」特別コース移動講座(奥玉公民館・奥玉地元学研究会合同)が6月10日、気仙沼市の鹿折金山資料館などを21名が訪れ、「奥玉と鹿折との関わりや『金』・半鐘について」認識を深めました。 初めに「鹿折金山資料館」を訪れ、昭和37年まで続いた金山経営等について鹿折金山保存会の加藤宣夫(のりお)氏と館長の中村敬二さんから説明を受けました。「平泉黄金文化を支え、豊臣秀吉の頃には玉山・大谷金山と並んで3代金山として栄えたことや、明治になって金の含有量83%の大金塊が出たこと。資料が保管されていたので自力で資料館を運営している。」などびっくりする内容でした。「太夫黒伝説も全国各地にあり、千厩産を村上元三さんの小説で紹介し有名となったが、鹿折だけではなくありロマンがあっていい。」と加藤氏。(写真上) 次に興福寺を訪ね、須田智修(ちしゅう)先代住職から、昭和18年に戦時調達された半鐘(奥玉村・太田幸七郎安道作)が50年ぶりにもどったことを学びました。「戦時調達された半鐘は、北アイルランドのベルファストで見つかり昭和51年にアフリカのボツアナのガボローネでベルとして使われ、たまたま神学校教師の目にとまり、平成6年に日本に里帰りしたもの。」ロマンあふれるお話とお寺の由来等に感無量のものが。(写真下左) 帰りには本吉町・大谷鉱山歴史資料館に回り昭和46年まで営業し、華々しい鉱山史を振り返りました。(写真下右)バスでは、受講者から要望・感想を話してもらいました。「子供達にも郷土のことを知ってほしい。」「家紋についても・・・」「『さいかち』はどんな意味があるのか。」「大変勉強になった。」「鋳物のことについて奥玉にいて知らないでいた。」など積極的な提言もいただき、次回も深めていくことを確認しました。

大平が総合優勝、寺崎前準優勝=第25回奥玉地区壮年スポーツ大会

第25回奥玉地区壮年スポーツ大会(菊地福男大会長)は、6月5日、奥玉ふるさとセンター前広場で開会式(写真上)を行い、競技は奥玉小校庭・維新館・宿下コートで開催され、総合優勝に大平、準優勝は寺崎前、三位に宝築と花貫が獲得しました。 40歳から65歳未満の壮年層が、スポーツに親しみ・親睦と融和を目的に行われ、おさなぶり日和で約240名の選手・応援団が参加しました。女子6人制のソフトバレーボールとソフトボール(写真下)、ゲートボール(各区2組)による勝敗点数の合計で、総合優勝等の順位が決まり、大平が優勝旗等を手にしました。種目別順位は次のとおりです。
◎ バレーボール 1位=大平、2位=町下、3位=天ヶ森・寺崎前
◎ ソフトボール 1位=大平、2位=宝築、3位=中日向・花貫
◎ ゲートボール 1位=寺崎前、2位=花貫、3位=宝築

さらに深めるため町民大学特別コース「奥玉地元学2」がスタート=6/1
22名が参加して「奥玉の石碑と板碑について」楽しく学ぶ=畠山喜一氏講師に

17年度の町民大学特別コース「奥玉地元学2」が6月1日、奥玉公民館で22名が参加して開講しました。1回目講座は「奥玉の石碑と板碑(いたび)について」と題し、東磐史学会常任理事の畠山喜一氏から冬場等に奥玉地元学会員が調査した石碑や板碑に刻まれている意味や幅広い角度から奥玉に関係することがらを学び、認識を深めました。(写真) 畠山氏は、初めに「『石碑』について、石に業績や事績を記念する文字を刻んだもの。『板碑』は、鎌倉時代から江戸初期に亡くなった追善供養に建てた卒塔婆。」と意味を解説し、奥玉で調査された「庚申塔」や「馬頭観音」「金剛童子」など等約76種類の意味についても詳しく説明がありました。資料として講演レジメのほか会員の武者昭一さんらが調査して各行区ごと、神社・仏閣内の石碑の配置図も受講者に配布されました。 それらをもとに、先人が建てたそれぞれの石碑に深い願いが込められていること。四節それぞれに豊作や雨ごい、火防、福徳など数々の種類があり、参拝するときもそれぞれに願いを託し、安泰や供養したことが、楽しく語られました。 林ノ沢観音堂等についても、歴史的価値が高いことや「屋号」の中にも由緒ある名称等が見受けられること、人材が輩出していることなど熱っぽく語られました。「このようにして地元のことや歴史を手にとって学ぶことはいいことであり、『夢』を持ってそれぞれの分野で『良い行い』をしてください。」と楽しい学びの一時でした。初めての受講者からは「こんなに楽しく勉強したりしていることにびっくりしました。奥玉のこともっと知りたい。」など感想を寄せていました。 2回目は、6月10日に奥玉と関わりの深い気仙沼市鹿折地区等訪ね、「金山資料館」等で移動講座をすることになっています。


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