さくら組の19名がおわかれ=奥玉保育所で平成16年度修了式
「心も大きく豊かに、小学校ではともだちたくさんつくってね」と菅野所長

平成16年度奥玉保育所修了式が、3月26日午前9時30分から奥玉保育所ホールで行われ、さくら組の19名がおわかれをしました。金万喜子主任保育士さんの開式のことばではじまり、来賓・父母が見守る中、菅野昭子所長からひとり一人に修了証書が渡され、「ありがとうございました。」とそれぞれの修了児童がこたえました。(写真上左)「りっぱにお兄さん・お姉さんをしましたね。今日の修了証書は奥玉保育所での集団生活をして心も大きく豊かになった印(しるし)です。小学校に行ってもともだちをいっぱいつくってください。」とあいさつ。来賓として佐藤敬志民生部長(町長代理)から「楽しかった保育所ともお別れですね。小学校でも遊びに勉強にがんばって下さい。保護者のみなさんも温かく見守って下さい。」(写真右上)、小岩ヨリ子奥玉小学教頭から「入学してくるのを楽しみにしています。朝ごはんはしっかり食べ、『いってきます。』のあいさつをし、ともだちと一緒に小学校へ来てください。」と祝辞がありました。 おわかれのことば・うた「ありがとう こころにこめて」を『いつのまにかぼくたちは ひとりであるいていたよ・・・・』と思い出もまじえ大きな声で「ありがとうさよなら」をいいました。(写真下左)最後にパンジーの鉢を修了記念に担当した藤野裕子主任保育士さんからいただき(写真下右)、会場を後にし、別れを惜しんでいました。4月7日には、幼稚園からくる友だちもまじえ、23名が奥玉小学校に入学します。

数々の思い出を胸に奥玉小学校第112回卒業式で20名が巣立つ
「時々『空』を見上げて、『感謝の心』忘れずに」とはなむけの言葉=3月18日

平成16年度奥玉小学校第112回卒業式が3月18日午前10時から奥玉小学校体育館で行われ、数々の思い出を胸に20名が巣立ちました。来賓や父母が見守る中、伊東陸子校長から卒業証書がひとり一人に授与されました。(写真上左)校長からはなむけの言葉として、「時々『空』を見上げてほしい。希望を持って生き、大空にはばたいてほしい。」と「『ありがとう』を言える思いやりの持った人になってほしい。心の痛み分かる人に。そして奥玉小の目標を『中学生』に置き換え今後も持ち続けてほしい。」と話されました。菅原武雄町教育委員から「心身共にりっぱに成長し、たくましさを感じた。『感謝』の気持ちで回りの人たちと接し、中学生になったら友達をたくさん作って下さい。」とあいさつがありました。(写真上右)吉田幸昌千厩町助役らから祝辞や祝電の紹介の後、記念品贈呈がされました。 6年生20名が、在校生や来賓、父母、先生方に呼びかけや合唱で「『みんなへの感謝の心や思い出を胸に刻み、20名の仲間を大切にしていきます。」と力強く感謝と別れの言葉をのべました。(写真下左)在校生から卒業のみなさんに「いろいろ教えていただいてありがとう。」と「ビリーブ」を全員合唱し、いままでつちかった伝統をしっかり受け継ぐことを約束しました。(写真下右) 父母を代表して、千葉弘栄さんが先生方や地域の方々等に謝辞をのべ、卒業生は拍手で送られ、奥玉小学校に別れを告げました。

〜未来へつなげ 希望を胸に〜千厩中学校第5回生143名卒業
「いつも夢を」と「温かな心」を励ましに=及川校長がはなむけ

「未来へつなげ 希望を胸に」=平成16年度千厩中学校の卒業式が3月15日午後1時から千厩中学校体育館で行われ、第5回生143名が巣立ちました。来賓や父母が見守る中、及川正二校長から卒業証書がひとり一人に授与され、はなむけの言葉として、「『いつも夢をいだき、輝いてほしい。』と『温かな心を持って、人と接してほしい。』のふたつのことをこれからの人生で大切にしてほしい。別々の道を歩むが多くの人と接し、人間の可能性の挑戦を。」と贈られました。(写真上左)教育委員会の菅原弘太郎教育委員長から「つつがなく9年間の義務教育を終えたが、これから大人の準備の勉強になる。感謝を忘れずに。」とあいさつがありました。菊地宏雄千厩町長らから「町立中学校最後の卒業生になると思うが、広い視野に立ってがんばってほしい。」と祝辞があり、祝電の紹介の後、「巣立ちの賦(ふ)」が卒業生からそれぞれの思い出をこめてありました。(写真下) 在校生代表からも卒業のみなさんに「いろいろ教えていただいてありがとう。」と送ることばがあり、卒業生代表から「これまであふれた涙を一生の宝物、大切な思い出として、一回りも二回りも大きくなっていきたい。今までつちかった伝統をしっかり受け継いでほしい。」と在校生に託しました。

転倒予防のための講話や運動実技・健康を保つ交流親睦も
平成16年度健康増進研修に48名が参加=元気回復に

平成16年度奥玉地区高齢者健康増進研修=高齢者講座併設(奥玉老人クラブ・奥玉公民館共催)が、3月10〜11日の日程で岩手県湯田町湯川温泉「高繁旅館」にて行われました。地区内7老人クラブから48名が参加し、交流と親睦を深め、体と心の健康を保つ研修なども行われました。佐藤初雄奥老連会長から、「健康には身体と心と財布の健康がある。身体と心の健康はこうした仲間のみなさんでお話しし、食べ・歌ったりして元気をつけること。今日明日の研修で楽しく交流を深め、元気をさらに回復されるように」とあいさつがあり、乾杯のあと、各老人クラブから謡曲に始まり、「きよしのズンドコ節」等の踊りの数々や詩吟に持ち味のカラオケの余興や有志から得意の芸もとびだし、心の健康増進がされました。(写真上左) 翌日は、やまゆり訪問看護ステーションの金野所長を講師に「糖尿病の生活習慣についてと家庭血圧測定の留意点」と題してお話をいただき(写真上右)「足の裏のチェックをしましょう。血圧は上腕式で測定5分前は静かにし、朝晩決まった時間に測定を。」と。岩手県予防医学協会健康運動指導士の岩城勝典氏からは「転倒予防のために」と題し、講話と運動指導をいただきました。バランスの維持、身体を支える筋肉の維持と握力アップのための軽い運動など楽しみながら屋内でできることを参加者みんなで実技をしました。(写真下)今年も好評で、一回り若くなった感じで帰途につきました。

「玉」の名のつく所に「金」があり=奥玉地区地元学報告交流会で
奥玉の史跡や新たな発見を報告=地元食材料理囲み慰労交流も

16年度千厩町民大学「地元学リーダ養成コース」(奥玉編)奥玉地区地元学成果報告慰労交流会が2月26日に奥玉公民館を会場に20名参加のもと開催されました。 発表会では、4班の代表から改めて報告があり、村上光一千厩町文化財保護委員から千厩町産金伝承についてと『金』が奥玉で産出された背景について詳しく説明をいただきました。その中で藤田利男さんは、「室根山の下にはいっぱい史跡がある。奥玉から室根神社に昔の人が大勢登った。往時のにぎわいをふりかえたい。」(写真上左)村上光一さんからは、「沢前遺跡は、土器の発掘状況からして古くから居を構えていた。また『玉』の名のつく所には『金』が産出されたことから東北が目をつけられた。」など奥玉が古くから栄えていたことが改めてあきらかになりました。(写真上右) 報告慰労交流の部での感想発表がありました。「古いことの気にかけていたことわかって良かった。」(菅原さん)「地元を見向きもしなかったが、町で発表もでき、やっていて楽しかった。」(渡辺さん)「奥玉の史跡をデジカメでとり、パソコンに取り込み楽しんだが、まだまだ挑戦したい。」(武者さん)「奥玉の財産として、将来とも後世に伝えてほしい。」(菅野さん)「好奇心で受講したが、いっぱい知らないことを知って楽しかった。」(佐藤さん)など全参加者から寄せられました。 交流会には地元食材を使った「果報だんご」や「地元そば・豆腐」も加わりなごやかな交流となりました。(写真下右)

宮沢賢治の生き方から家族愛と家庭像学ぶ=奥玉小家庭教育講演会
石と賢治のミュージアム館長伊藤良治氏お迎えし、60名が熱心に

「宮沢賢治・その家庭」と題して奥玉小父母等を対象に家庭教育講演会(奥玉小学校・奥玉公民館等共催)が、2月21日午後奥玉小学校で行れました。東山町の石と賢治のミュージアム館長伊藤良治氏を迎えて、賢治37年の生涯から家族愛・家庭愛・幸福について60名の父母らが熱心にお話を聞きました。 「宮沢賢治は、花巻市に父親が質屋で厳しい人・母親は家族思いのやさしい人に育てられながら、盛岡高等農林(現在の岩手大学)で、土壌・肥料学を学び、東京に出たものの妹が病に倒れたため実家に帰り、稗貫農学校教諭となります。家に帰り父が留守の時、妹や兄弟・母親に笑い転げるような話をしたそうです。妹は、他界しますが、賢治の心の中や作品にも生き続けているといいます。自らも病を押して松川の東北砕石工場技師として亡くなる前の5年間床の中から肥料設計や創作活動が続けられていました。『雨にもマケズ・・・』の詩は、手帳に書き記され、後に世に出たものです。」昭和六年九月二十一日の父と母へあてた遺書の文面とともに読んで紹介され、家族思いの賢治の人柄が忍ばれ、厚い恩に感謝し、賢治の精神の中に法華経の教えが据えられ、その精神を後世に伝え本当の幸福を願っていたことを伺い知ることもできました。 「東北が冷害で米もとれない時期、ひもじい思いを賢治は幾度となく目にし、お昼時間に弁当を持ってこれなかった時の生徒のことや、冷害克服のため肥料や土壌改善に尽くします。しかし、営業出張中に倒れ37歳の若さでなくなります。病床の中で後に出る数々の童話等が生まれたのでした。」 賢治の作品の中に生き様が綴られておりますが、人としてあるべき姿を感じ取った約1時間半の授業時間でした。(写真)

「奥玉の苗字のルーツ」地元学コース特別講座=苗字研究家千葉勝士氏講師に
〜地区内71種類の苗字の由来等が、地名からきていることが明らかに〜

千厩町民大学「地元学コース」奥玉編特別講座「奥玉の苗字のルーツ」が、2月14日奥玉公民館で開催され、約20名が受講しました。奥玉の苗字(みょうじ)71種類の由来について水沢市在住の苗字研究家の千葉勝士(かつひと)氏を講師に楽しくためになるお話をいただきました。 奥玉地元学研究会と共催の形で開催され、佐藤初雄会長から「老人クラブで昨年5月に千葉先生をお招きし、楽しいお話をいただいた。会として地元に残されている資源を後世に伝える必要から『屋号と苗字』を調査するため、老人クラブや会員から聞き取り等行ってきた。今日は再認識をする意味でもしっかりと学習を。」とあいさつがありました。(写真左) 早速、講師から、奥玉地区内に多い苗字の言われや家紋(かもん)をそれぞれ解説いただきました。奥玉で1番多いのが「藤野」ですが、あいうえお順に71種の苗字の中で「○藤」がつくのは、藤原の流れでその地名とあわせていること「菅」のつくのは、学問に由来、「金」(こん)「金野」(こんの)などは、金に由来していることなど興味深い内容も説明されました。平泉の時代や奥州征伐によって全国からこちらに入ってきたことや地形等から苗字がつけられ現代にいたっていることや徳川家康の時代に武士以外の刀狩りと苗字をなくし、明治になって苗字をつけることが許されたこともわかりました。参加者でいろいろな疑問・質問も出され、楽しい中にも苗字のもつルーツが解明し再認識した内容でした。(写真右)千葉さんは、「岩手の苗字」(第20集まで)を発刊している方で県内の苗字探訪もしながら墓地を巡り、調査・研究しています。

平成16年度町民大学閉講式=2月10日、地元学コースなど181名が修了
「平泉とその世界」と題して東北歴史博物館長工藤雅樹氏の記念講演も

平成16年度千厩町民大学(メオトピアカレッジ)閉講式が2月10日午後1時30分から千厩公民館で行われ、地元学・軽登山・歴史・山野草・陶芸など10コース298名の受講者中181名が修了証を手にしました。閉講式には約100名が出席して行われ、代表者の修了証授与に続き学長である菊地宏雄千厩町長から「熱心な学習の輪が広がり、地元を見直す機会を得たと思う。学びと共に自立・明るく住み良い地域づくりに役立ててほしい。」とあいさつがありました。(写真上左) 来賓の町議会議長代理の藤原幸夫議員から「本日は修了おめでとうございます。みなさんが光輝いてみえる。これからも力まず楽しい学習を。」と祝辞のあと、10コースのそれぞれの受講生を代表して6名から感想発表がありました。男女共同参画推進コースの受講生8名が学んだ成果の寸劇「お宅の男女共同共同参画は?」を上演しました。(写真下左) 記念講演では、「平泉とその世界」と題して東北歴史博物館長の工藤雅樹氏から母の実家が千厩にあり、半年ほど千厩小学校で学んだことなどにも触れ、多賀城・坂上田村麻呂の時代から平泉藤原三代につながる奥州征伐について詳しく解説がありました。(写真下右)「多賀城は政府軍が陸奥の国と戦う砦とされてきたが、発掘で政庁であり、今で言えば県庁。陸奥の国は今まで3度の攻撃を受けている。(@安部氏と後三年の役A平泉の時代の頼朝による攻撃B豊臣秀吉による奥州征伐)そのいずれも金と馬・北方交易拠点の領有がねらいだった。陸奥(東北)の国が悪いとされてきたが、一度も都を攻めたことはなく、営々と暮らしていた所に、中央から攻めてきたもので、悪者扱いされているが、決してそうではない。後三年の役で藤原清衡は清原氏が有していた力を発展的に継承し、平泉が地域政権として栄えた。」とNHK大河ドラマ「義経」の時代までをお話いただき、平泉のもつ素晴らしさを感じ取った講演でした。

4地区からの「地元学実践発表会」が千厩公民館で70名参加
めずらしい史跡・河川調査等をまとめ、受講生代表が熱く報告

16年度千厩町民大学「地元学実践発表会」が1月30日に千厩公民館を会場に約70名参加のもと開催されました。 午後1時半から開会行事があり、小野寺清教育次長が「87名の方々が自分の足で歩き調査し、『原石』を発見され、これから『宝石』とするため実践発表を機会に今後も期待したい。」とあいさつがありました。 実践発表に移り、各地区代表から展示物やパワーポイント・資料など駆使して報告があり、はじめに千厩地区の金野良一さんから北ノ沢・神子沢地区を調査し、『聖徳太子堂・戦勝桜・白山堂』などの数々の史跡について写真解説。小梨からは小山眞さんが「養蚕にまつわる史跡や北小梨舘・西城家のさいかちの木、大登の梅屋や静御前伝説」など興味深い報告も。奥玉からは、4班に分かれて調査した「寺崎前の夫婦杉や沢前遺跡、町下の愛宕公園、三枚山鉱山跡と金山堰。義経伝説の『白藤』、林ノ沢観音堂。京の森公園や深芦沢観音山、地蔵田の石碑や夫婦杉」など巾広く探索した様子が熱く語られました。(写真左=発表者の金安信さん。)ほかに千葉貞一さん・武者昭一さん・渡辺吉郎さんが。磐清水からは菊地一久さんから地区内3河川とため池の水生物調査一部始終が。メダカやサワガニ・たにしを発見した反面、アメリカザリガニのすがたも参加者は真剣に聞き入っていました。
 その後、質疑・交流が行われ西和賀文化遺産伝承協会事務局長の廣瀬龍一氏から感想・助言をいただきました。「発表している人が実に楽しそうだった。若い人や子どもも含めてやれたら良かった。調査に終わらないで次の世代につなげていくため冊子や記録集にとどめたりすることも大切。せっかく探した宝を外部のお客さんを呼ぶようなイベント等も地域おこしに役立てたらどうか。合併があっても地域のことは地域で考えることが大切になってくる。」などの提言もあり、有意義な発表会となりました。

町民大学『山野草コース』=とうほく蘭展バラとガーデニングフェスタ2005に29名参加
16年度は、34名の受講生中24名が修了予定、2月10日に合同閉講式

町民大学「山野草コース」最終講座の移動研修が、1月29日仙台市の夢メッセで「とうほく蘭展バラとガーデニングフェスタ2005」を見学、受講生ら29名が参加しました。(写真上左)昨年の5月17日に開講し、これまで「山野草の育て方と管理」「エビネの育て方」や「福助(菊)づくり」「冬の山野草管理」などを学んできました。 最終講座では、講師に岩手エビネ愛好会の松井哲さんから「エビネの種類や病気の見分け方、対処方法」など車内でビデオを見ながら指導を受け、とうほく蘭展を研修しました。(写真左)数々の洋ランディスプレイやガーデニング、ミニ庭園などとともに色とりどりのランが展示されていました。(写真右)イベントステージでは、「上手な洋蘭の育て方」について日本洋蘭農業協同組合長の畑 信裕氏によるセミナーを受講する受講生もいました。その中で「蘭は、水やりをあまりしなくて良い。冬場は窓から40cm離して置く。肥料も12〜3月に咲く花は液肥4000倍から5000倍で薄くていい。」など育て方が比較的簡単なことも学びました。(写真下左) 帰りの車内では、受講生からこれまでの講座やとうほく蘭展の感想と今後の要望などを話してもらいました。「とうほく蘭展を楽しみにしてきた。蘭の育て方も学べて目からウロコ。水や肥料のやりすぎに注意すれば花は咲いてくれる。」「今日は、心が洗われた気持ちで良かった。」「山野草コースには楽しく参加できたし、今後も続けてほしい。」など多くの感想や継続要望が出されました。16年度は34名の受講申し込みがあり、7割以上受講した24名が修了の予定で2月10日の合同閉講式で修了証書を交付し終了します。

「奥老連第7回お茶ぱたきカルタ大会」で寺花老人クラブチームが優勝
和気あいあいの中で交流しカルタとり、6チーム45名の参加で=28日

奥玉地区第7回お茶ぱたきカルタ大会(奥玉老人クラブ連合会・奥玉公民館共催)が、1月28日奥玉公民館日本間で6チーム45名参加のもと開催されました。佐藤初雄大会長からのあいさつと畠山春男審判長から競技上の注意があり、トーナメント方式で、「読みます。」の合図でスタート。各老人クラブの男女4人が1組の選手は、日頃の練習成果もあり、お手つきがあったりしたものの真剣に絵札と向かいあっていました。(写真左下)競技の結果、優勝は寺花、準優勝は三沢、3位に天ヶ森の各老人クラブが輝き賞状等が贈られました。上位3チームは2月18日に開催される「第7回千厩町お茶ぱたきカルタ大会」への出場が決まりました。
 (解説)「お茶ぱたき」というのは、お茶を飲みながら歓談することをさす方言ですが、平成10年に町社会福祉協議会と町老人クラブ連合会等が中心となって、「千厩町をボランティアの笑顔とやさしさの手でつくろう」とカルタづくりが行われました。当時の千厩高校美術同好会がカルタ絵を作成、文面は各老人クラブで44枚に普段の生活の留意点や健康を取り戻そうと創意あふれた文になっており、毎年お正月時期を中心にカルタ大会が行われているものです。

「ヤーコン料理」5種類のメニューに挑戦=新沼良子氏講師に
奥玉地区女性教室に調理室いっぱいの42名が参加=1月26日

1月26日(水)午前10時から奥玉公民館を会場に奥玉地区女性教室「ヤ−コン料理」が開催されました。 講師は、陸前高田市食生活改善推進員協議会会長の新沼良子さんがあたり、「ヤ−コンのひっつみ」、「コンポ−ト」、「ヤ−コンの焼きもち」、「ヤ−コンのピ−ごま炒め」、「梅肉あえ」の5種類のメニュ−に挑戦しました。 奥玉地区でも、ヤ−コンをつくっている人が多くなってきたせいか、参加者は42名と調理室に入りきれないくらい集まりました。ヤーコンは、中性脂肪増加抑制作用があることから、便秘予防や肥満予防に良い根菜で陸前高田市では、普及につとめていることも話されました。 メニュ−が多いので、時間がかかると心配でしたが、3グル−プに分かれて、手際良く進めたので時間内に終了し、ゆっくりと日本間で会話しながら、食事できました。講師の先生から、「上手にできた。」と感想をいただき、参加者もヤ−コンの料理方法を学習できて、満足していたようでした。

〜「笑顔は言葉をこえて」ダイちゃんと世界をめぐる〜奥玉小で
「目標もって自分のためにいろんな勉強を」と藤野静枝さん

1月24日午前奥玉小学校音楽室で奥玉小学生129名全員を対象にボランティア教育講演会(少年自然・奉仕体験講座)として、腹話術サークル「あのね」代表の藤野静枝さんを迎え「笑顔は言葉をこえて」と題して、楽しいお話をいただきました。(写真)大きな声で「ダイちゃん」と呼ぶと、「こんにちは」と袋の中からでてきて、腹話術で呼びかけると大きな笑い声が響きわたりました。人形劇・腹話術ボランティアをはじめて25年。ダイちゃんと中国やモロッコ、アルゼンチン、フィンランド、ハンガリーなどの子供たちを訪ねたことなどをおりまぜながら、世界中には勉強したくても机やイス・文房具がない中で勉強している子供たちがたくさんいることも話されました。車イスの子、目の見えない子、耳が聞こえない子供たちでも言葉のカベを超えていっぱい受け止めてくれる様子の写真も。奥玉小児童の多くは、ダイちゃんと対面するのははじめてで、腹話術のしくみ特に目と口の動きから大きな感動を得たようです。「大きな古時計」を歌ったり、昔話を語ったりし、ひと時のダイちゃん・藤野さんと奥小の子供たちとの笑顔での出会いでしたが、みんな輝いていました。「人は、目標を持った時、どれだけ努力するかが大事。うまくいかなくてもいいし、人と比べなくていい。ひとり一人みんな良いところを持っているの。両親もいない人も世界中にたくさんいるし、はずかしいことではないの。」「いろんなことを勉強して。自分のために勉強するの。大きな夢に向かって親が何と言おうとあきらめないで。」「人の心はパラシュート。」と藤野さんの体験から子供たちにエールが贈られました。

奥玉各地区で平成17年新年交賀会・祝年会が盛大に開催=9日・16日
小正月行事や「感心な子どもたち」「地域活性化賞」表彰や受賞祝賀会も
寺崎前自治会総会・新年会=1月9日
中日向自治会の年祝い新年会=1月9日
小正月行事や踊りもでての花貫自治会新年会
地域活性化賞の表彰もあった宝築新年交賀会

奥玉地区内各自治会では各集会所を会場に、年祝い等も兼ねて新年交賀会が盛大に行われました。 1月9日には、寺崎前自治会の17年度総会が行われ、菅原金道自治会長を再選、新役員選出や事業計画等が承認されました。終了後には、年祝いを兼ねた新年会が約50名の参加のもと開催。同じ日に大平自治会では80名、中日向自治会でも50名が祝年者を囲み盛大に新年交賀会が開催されました。
 16日には、町下自治会が年祝いと及川剛一氏の交通栄誉章緑十字章受賞祝賀会に約60名が参加のもと開催されたほか花貫自治会では今年から新年会を開催。子供たちと「いわて森の達人」に認定された星正喜さん指導のもと「あわぼひえぼ」「まゆだまならし」の小正月行事を行い,感心な子どもたち表彰や踊りなども出て盛大に開催、50名が祝いました。宝築自治会では、午前中にどんと祭と午後は「町政を聞く会」と新年交賀会を開催。地域活性化賞表彰として畜産振興に貢献した藤野喜美男氏に贈られ、約50名が参加しました。 そのほかにも天ヶ森老人クラブ・子供会合同の小正月行事と桜森神社やなかひなた会館前でのどんと祭など、あいにくの天候でしたが、世代間交流も各地で行われ、新年にふさわしい行事が目白押しで、「今年こそ良い年を」と願っていました。

「市町村合併の年いよいよ」=菊地宏雄町長等来賓から新年の抱負も
平成17年度奥玉振興協議会総会と新年交賀会に約70名が出席

平成17年度奥玉振興協議会総会が1月8日午後、会員50名が出席して奥玉公民館で行われ、菅原一郎会長が「昨年は、台風上陸・大地震など自然災害の多い年だったが、奥玉の子どもたちの活躍がめざましく、夏まつり・ふるさとまつり・民芸大会いずれもみなさんのご協力で盛大に行われた。17年度も子供たちの健全育成とともに安全・安心の地域づくりをめざしたい。」とあいさつ。その後、16年度事業報告・決算、17年度事業計画・予算の議案が原案どおり承認されました。

総会終了後、奥玉地区新年交賀会が来賓多数をお迎えし、約70名の出席のもと開催されました。菅原一郎氏の全国社会教育委員連合表彰までの経歴紹介のあと菊地宏雄町長、村上悌町議会議長、千葉康一郎県議、佐藤哲夫いわい東農協長から新年の抱負やあいさつをいただき、その中で「17年度は合併の年にいよいよなるが、後世に悔いの残さない合併としたい。地域自治組織としてますます活動してほしい。」など今後に期待と不安を感じさせるあいさつもありました。 乾杯や祝謡のあと各参加者同志が17年新春の交賀を深め、益々の発展と健勝を祈って万歳三唱でお開きとなりました。

10年ぶりにソフトボール中学県3大会制覇記念のタイムカプセルを開封
旧奥玉中学校ソフトボール部員・保護者・関係者見守る中で=1月2日
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1月2日旧奥玉中学校ソフトボール部員・保護者らの手で1996年3月23日に維新館脇の1995年度(平成7年)中に県3大会(県中学選抜・県中学・県中学新人)制覇記念碑裏に埋めたタイムカプセルの開封が10年ぶりに行われました。当日は、当時の部員で投手をした及川(旧姓・大森)恵さんら25人中15人が出席し、新雪に覆われたタイムカプセルを掘り起し、思い出を記したボールと当時の新聞や記録集等を手にし、懐かしさに触れていました。(写真上、下左)保護者や当時の奥玉中菅原重夫校長や鈴木俊文監督(教諭)に小学校時代に全国大会出場を果たした旧奥玉小河野節夫校長・糸谷賢監督(教諭)など懐かしい関係者30人で記念写真をとりました。(写真下右)記念碑は、県3大会制覇達成を記念し、保護者らが寄付金を出し合い記念碑を建立し、その際に部員が10年後の再会を約束し、タイムカプセルを埋めたものでした。 開封後には会場を千厩町内に移し祝賀会も開かれ、当時親も子も一緒に活動した思い出話しに華を咲かせ、小学校から中学時代の活躍ぶりがよみがえってきました。世話人の一人畠山栄一さんは「ソフトボールが健在なのは、監督・コーチや保護者・地域の方々が選手を支えてきた伝統が、現在に引き継がれているのがうれしい。」と語っていました。

2005年1月1日の奥玉地区内神社等の様子

「義経」が立ち寄ったとの伝説の「白藤」

「興玉神社」もある桜森神社本殿

豊作の神として由緒ある八坂神社本殿

奈良・平安の頃から栄えた林ノ沢観音堂

2005年1月1日の奥玉地区内神社等の様子。今年こそ平和で安全かつ明るく健康な年でありたいものです。雪に見舞われた正月。除雪車も初始動。元朝参りは、少なめの奥玉地区内でした。


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