男女共同参画町内施設めぐりに21名=ふれあい花壇・畑の沢鉱泉など視察
成人講座(女性向けコース)スタート、女性の生きがい魅力づくり等の学びが

成人講座(女性向けコース)1回目講座「男女共同参画町内施設めぐり」が6月29日午後、21名が参加して行われ、16年度の講座がスタートしました。 魅力ある地域づくりを実践している清田の「ふれあい花壇」で、管理者の千田てい子さんから男女力を合わせて花を通じて地域のまとまりができたお話などをいただきました。(写真下左)「初めは、交通安全母の会でスタートしたが、13区自治会の番となり転作田に『ふれあい花壇』として、自治会あげて世話をするようになった。花づくりは初め女性だけだったが、男性の持っている技術や経験をもとに看板や堆肥・畑掘りなど1週間に1回班ごとに出て管理してくれる。毎日のように水遣りや草取りなど大変だが、大勢の人が交代で手伝っていただき、普段余り顔を合わせたこともない人たちとも打ち解けるようになり、大きな成果だ。昨年は、清田小10人の入学生をモデルにした「友だち花壇」が『総理大臣賞』を受け、地域あげて喜んだ。終わると焼肉や豚汁を囲んだり、地区あげて旅行もするなど大きなまとまりができた。花づくりは男女力を合わせてできる。今年のモチーフは?だが、先進地の寒河江市の花壇などを見させてもらいアイデアを練っている。」と親身にお世話している様子のことが話されました。 その後、みなみ交流センターにて金野健太郎所長から施設の概要など楽しいおしゃべりで、「みなさんも活用してほしい。」と説明があり、旧南小梨小学校が生まれ変わった状況を見学しました。(旧奥玉中学校活用策のヒントに?) つづいて、畑の沢鉱泉管理者・遠藤孝志さんから「古くから伝わっている『畑の沢鉱泉』を地域資源として活用しよう。」と話しが出ていろいろな所を見たりしながら手作り鉱泉の復元事業を展開した話しが熱く語られました。(写真下右)持ち寄りの材料や大工さんなどの労務提供で「たまごの湯」を誕生させたドキュメントの始終や女性が裏方で支え、ボランティアで運営しながら、訪れる人にも喜ばれ、月千人をこえる利用にまでなっていることで、元気な地域ができていることが紹介されました。 参加した小野寺さんは「同じ町内の小梨で、こんなすばらしい地域づくりをしているのにびっくりしました。ゆっくり訪れたい。」と感想を寄せていただくなど有意義な1回目講座でした。
 次回は、7月14日(水)午後7時から奥玉公民館で「環境にやさしい地域・家庭づくり」と題して川崎村女性協議会長の三浦千代子さんを講師に、千厩川下流での環境を守っている活動事例などを勉強します。

天ヶ森おさなぶり健康増進行事で8班対抗ゲートボールとシャフルボード大会
介護サービス講話や生活習慣病予防食講習・血圧測定など120人の参加で

第18回天ヶ森さなぶりゲートボール・シャフルボード大会と健康増進行事として「生活習慣病予防食4品(春菊とえのきたけのナムル・きゅうりとバナナのサラダ・肉だんごのトマト煮ほか)の講習」(写真上左)や「介護サービス講話」などが6月27日維新館・おくらんど・奥玉公民館などを会場に開催され、地区民120人以上が参加しました。 恒例の行事ですが、8班対抗で競われたゲートボール大会の部では1位に入山東班、2位船丸班、3位林ノ沢班・上川原班が、シャフルボード大会の部(写真上右)は1位が竹ノ下班、2位に林ノ沢、3位上川原班と天ヶ森班となり、総合優勝は林ノ沢班、準優勝に上川原班が輝きました。 競技の合間に血圧測定も行われ63名が測定(写真下左)、介護サービスについて三秋会訪問介護ステーション所長・金野節子氏からお話(写真下右)を受け、そのあとは表彰式・懇親会と続き、これまでに天ヶ森地区民となった紹介がありなごやかに懇親を深めました。

宝の宝庫探し「奥玉地元学リーダー養成コース」がスタート=6/24
20名が参加して平泉の地でまず産金学習、平泉郷土館長大矢邦宣氏から講演も
柳之御所資料館で説明を受ける「太夫黒」が千厩産と解説された絵馬
義経堂で。照井澄氏の絵馬を発見大矢邦宣氏より平泉時代と金を学ぶ

16年度の町民大学「地元学リーダー養成コース」が5月23日千厩公民館で開講しましたが、全体研修を受けて奥玉の講座が6月24日、平泉郷土館などを20名が訪れ、「藤原時代と奥玉・『産金』の関わり」について認識を深めました。 バスの中でそれぞれから「お宝探し」の抱負をのべてもらいながら進行し、始めに「柳之御所資料館」を訪れ、発掘で明らかになった柳之御所(政庁跡)について説明を受けました。めずらしい「かわらけ」(盃)や、当時の生活が井戸やトイレの中から出てきた実物を見てびっくりするものばかりで、当時の優雅さを知る手がかりもつかめました。その後、束稲山と北上川を見渡す「高館」に登り義経堂を見学、義経最後の地として有名ですが、「太夫黒」の絵馬が奉納されていることも確認しました。 午後は、平泉郷土館で館長の大矢邦宣(くにのり)さんから「平泉藤原時代と『金』・奥玉・林ノ沢観音堂について」お話をいただきました。「安部氏と藤原氏が西暦1000〜1200年の間栄えた。貴族文化の中で寺院建築ラッシュ。そのため仏像等に金を必要とした。金はみちのくからがほとんどで税金がわりだった。金は、@砂金(川)A芝金(土)B山金(鉱石)があるが平泉の時代は砂金と芝金で水に流してとる方法がとられた。鉱山の歴史は短く、豊臣秀吉の時代になり坑道掘りとなった。金山一揆の頃。金は昭和の時代がいっぱいとれた。」次に平泉の位置付けについて「東北のちょうど中央に位置し、京都に次ぐ町と伝えられる。勿来の関から下北十三湊まで。平泉以北奥六郡と呼ばれ、都から注目され、たびたび戦がおきた。源頼朝も『征夷大将軍』(注=武家政権の首長を示す称号)の功績をほしいがために平泉を攻めてきた。都では金と馬を欲した。『玉』のつく所に『金』、『厩(馬屋)』のつくところに『馬』がいた。弓といい馬がいないといい武士にはなれなかった。みちのくの馬ブランド志向が強かった。」 林ノ沢観音堂について、自らも調査した経緯から「歴史的に大変古く、奈良時代の仏像=銅造聖観音菩薩立像、平安時代のもの2体=本尊十一面観音立像などが残されていた。文化的価値が高く『長勝寺観音略縁起』に大和長谷寺の十一面観音を写して刻み、近江石山寺(現在の大津市)に安置。阿黒王出現し田村麻呂が征伐し、長勝寺に祀るとある。金とも関わりがあり、「奥玉保」として特別に扱われた所であり、金の産地だった。『金山沢』『金取沢』などの地名もあり、都とのつながりがわかる。『奥玉』と呼ばれるのは平安の頃から」ということも語られました。 次回は、「奥玉のルーツ『勾玉』に迫ろう」をテーマに全体学習し5班編成で、その後宝探しをする予定で案内人や講師等も依頼し、7月上旬から楽しくもたれます。

第30回千厩町老人スポーツ大会で総合得点500点奥玉が2年連続優勝旗
300名が参加のもと交流親睦・健康の保持増進・郡予選も兼ねて

台風6号一過の6月22日千厩町コミュニュティ広場で第30回千厩町老人スポーツ大会が4地区対抗により10種目で郡予選も兼ね開催されました。千厩・小梨・奥玉・磐清水の60歳以上の高齢者が一同に会し、交流親睦と健康の保持増進を目的に約300名参加のもと開会式が行われました。菊地宏雄名誉大会長や金野肇大会長から「不老長寿でけがのないよう健康増進にふさわしいがんばりを」とあいさつがあり、小野寺敏男審判長から競技上の注意、準備体操につづき、競技に入りました。 奥玉チーム(佐々木忠男団長)は、約80名の選手が参加。60メートル女子65才以上で関根エヨミさんと100メートル男子64才以下で千葉勝雄さんが1位になるなど最初からリードを保ち「一心同体」「ボール送り」「パン喰い競争」の3種目を制覇。「長寿リレー」もゴール間際で逆転し1位に。総合得点500点で優勝しました。表彰式で、賞状・優勝旗を手にしました。(写真)終了後に玄米ニギニギ体操やスプレー消火器実演も行われました。好成績を上げた選手やチームは7月8日、川崎村で開催される郡スポーツ大会に進むことになります。

「中世葛西氏を探る」をテーマに8回の講座=町民大学「歴史コース」が開講
「中世の磐井郡は、平泉特別広域圏、奥玉保も」=東北大・入間田教授から

町民大学「歴史コース」は「中世葛西氏を探る」をテーマに6月11日から8回にわたって、千厩公民館で開催され、1回目講座は「中世葛西氏と磐井郡」と題して東北大学教授の入間田宣夫氏から興味深いお話がありました。(写真) 今年度は、37名の受講申し込みがあり、1回目は約30名が受講しました。 入間田教授から「『地域を考え直そう。』の声が盛り上がっている。磐井郡は、普通の郡ではない。藤原氏の滅亡後葛西清重が取り仕切り『五郡=胆沢・江刺・気仙・磐井と二保=興田・黄海』をもらった。奥玉保は鎌倉時代二階堂氏が治めた。黄金都市平泉をサポートする平泉特別広域圏としての位置付けがあった。葛西氏は、藤原氏が滅亡しても地元民の意向を尊重した。」 葛西八郡の変遷についても触れ、「平安の頃=胆沢郡、江刺郡、磐井郡、気仙郡、登米郡、桃生郡、牡鹿郡で、中世初期に磐井郡は高鞍荘、太田荘、磐井郡、黄海保、興田保、奥玉保となり、江戸時代初期には磐井郡が西岩井と東山となり、その後岩井郡となったことが話されました。まとまった大名がいなかった。独立性が強い雰囲気でもあった。」と磐井郡の流れを解説しました。興味深い中世の時代に葛西氏400年が栄え、そのルーツが今後、家臣団や産金などについても講座で明らかにされます

町下が優勝、大平準優勝=第30回奥玉地区老人スポーツ大会 6月10日
200人の選手と奥玉保育園児60人らのリズム交流やニギニギ体操も

第30回奥玉地区老人スポーツ大会(佐藤初雄大会長)が、6月10日午前、維新館で行われ、7チームから200人の選手と奥玉保育所園児60名も交流行事に加わり、玄米ニギニギ体操などもあり、にぎやかで楽しい大会となりました。「安全運転」の前に五嶋秋子専任交通指導員からの交通安全替え歌で交通安全無事故を訴えました。「一心同体」「ボール送り」(写真上右)競技など8種目で競技が行われ、途中奥玉保育所園児との「玉入れ」もあり、「がんばれ、がんばれ」の声援も飛び交い、奥玉保育所園児からリズムが披露され、会場の方々から盛んな拍手が贈られました。(写真上左)  玄米ニギニギ体操では、参加者全員でニギニギ棒を持ち藤野恵美健康運動指導士のもとで「在郷サンバ」の曲で実技をしました。(写真下左)最後の「長寿リレー」では、大平が1位をものにし、2位に宝築、3位に寺花と熱戦でした。 競技の結果、優勝は町下、準優勝は大平、三位に三沢が輝き、優勝旗やトロフィー・奥玉体育協会からの副賞などが贈られました。(写真下右)6月22日の第30回町老人スポーツ大会に上位チーム・選手などが選考され参加する予定です。

中日向が総合優勝、大平は準優勝=第24回奥玉地区壮年スポーツ大会
ソフトボール・バレーボール・ゲートボール競技に250名以上が参加

第24回奥玉地区壮年スポーツ大会は、6月6日、奥玉ふるさとセンター前広場で開会式を行い、競技は奥玉小校庭・維新館・宿下コートで開催され、総合優勝は中日向、準優勝は大平、3位に町下が獲得しました。 40歳から65歳未満の壮年層が、スポーツに親しみ・親睦と融和を目的に行われ、250名の選手・応援団が参加しました。(写真上開会式、下=試合の模様)女子6人制のソフトバレーボールとソフトボール、ゲートボールによる勝敗点数の合計で、総合優勝等の順位が決まり、中日向が優勝旗等を手にしました。種目別順位は次のとおりです。
◎ バレーボール=1位大平、2位中日向、3位町下・寺崎前
◎ ソフトボール=1位中日向、2位町下、3位大平・三沢
◎ ゲートボール=1位寺崎前、2位中日向、3位町下

奥玉ソフトボールスポーツ少年団が県大会で優勝、全国大会へ出場
第18回県小学生ソフトボール大会兼全日本小学生ソフトボール大会県予選で

第18回県小学生ソフトボール大会兼全日本小学生ソフトボール大会県予選で6月5・6日と雫石町鶯宿運動場を会場に県内各地区代表女子10チームが参加して行われ、奥玉ソフトボールスポーツ少年団が平成5年以来11年ぶり3度目の優勝をものにし、全日本小学生ソフトボール大会の出場を決めました。県南予選で優勝し第一代表として参加し、1回戦に中央ソフトボール少年団(二戸市)と対戦。奥村紗希投手が落ち着いたプレーで三振13を奪うなど、好守備にも支えられ4対1で勝利し、続く2回戦は、西南スポーツ少年団(花巻市)と対戦。相手もすばらしいチームでしたが、相手に点を与えず、4対0で準決勝に進出しました。試合は、4回裏4球から出塁して相手エラーで1点を先取。5回裏にも4球からヒットなどもあり3点を追加。ピッチャーゴロなどに打ち取り、3塁まで出塁させませんでした。(写真上右) 準決勝は、沢内村の志賀来(しがらい)スポーツ少年団と6日対戦し、5対4の接戦をものにし、決勝に進出。決勝は、地区予選でも対戦した黄海スキッパーズ(藤沢町)を猛打爆発21対0で破り、岩手県代表のキップを手にしました。応援には選手の家族・学校関係者などもかけつけ盛んに声援を送り、見事栄冠を得ました。(写真下は、応援する父兄と選手全員) 第18回全日本小学生男・女ソフトボール大会は、8月7日から10日まで滋賀県守山市で開催されます。
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町民大学「山野草コース」2回目が5月22日に「エビネの育て方」を学ぶ
3回目は、「菊の育て方と管理」=佐々木武宗夫氏講師に土づくりから実習

奥玉公民館が担当する町民大学「山野草コース」の2回目講座が5月22日、大東町内にて移動研修の形で行われ、24名が受講しました。山野草コース講師の松井哲さんから「エビネの育て方について」実技指導を受けました。 松井さんからは、肥料の3要素や有機肥料と化学肥料特性等について講義を受け、「エビネの花芽分化は7〜9月に決まる。花を見た後の5〜6月は葉を大きく育てるのがコツ。」と花が散ってから来年に向けての管理の大切さについても話され、自ら作っているエビネの数々の解説も受けました。(写真上) 3回目講座は、5月27日、奥玉公民館を会場に「菊の育て方と管理」について一関菊花会の佐々木武宗夫氏を講師に土づくりの実技を含め、26名が学習しました。(写真下) 「菊づくりをするようになったのは、タクシー運転手をしていた時、ストレスで大変な時期があり、菊づくりと出会い、菊と対話するようになり、思うようにやれることが一番。打ち込めるものができた。『趣味がないと行き場がない年寄りにならないため。』と自分の健康にも良い。夫婦仲良くやれる。」と語り、「菊づくりは、土づくりから」と秘伝の話しまでしていただきました。公民館前庭で菊用培養土の混合の仕方や『挿し芽(さしめ)』のやり方の実技がされました。次回は、7月24日頃「菊(福助)の作り方」を学び、10月下旬の町産業文化祭向けて挑戦することを申し合わせました。

これからはじめる地元学=楽しくワイワイやりながら奥玉の「宝探し」を
「地元学からはじまる地域づくり」西和賀文化伝承協会広瀬龍一氏から全体研修

16年度の町民大学新設コースとして「地元学リーダー養成コース」が5月23日千厩公民館で開講しました。全体研修として「地元学からはじまる地域づくり」と題して西和賀文化伝承協会事務局長の広瀬龍一氏から、地元学とは何かを約50名が学びました。(写真左) その中で「地元学とは、ふつうのものつまり『あるもの』を探すこと。普段、地元の人が気づかないことを学ぶことをいう。」とし、「カメラ(デジカメなど)と調べる地域の地図を持って、聞いた話や調べたことを『お宝カード(資源カード)』に記録をとって、それをもとに、改めて気づくことがいっぱいでてくる。」と説明があり、沢内村等での実践にふれました。「何を調べるかは、何でも対象物。地元の人同志が話すようになる。『案内人』=地域の達人など。と『よそ者』=よその高校生・大学生や嫁いできた人などからの気づきや『料理を作る人』など含め、ワイワイやりながら楽しく実践することだ。『○○探検隊』など地域の資源を掘り起こすことから始めてみましょう。」と話しました。 奥玉からは、25名の申し込み者中18名が受講し、打ち合わせが各地区ごとに行われました。奥玉では、「奥玉のルーツ『勾玉』と『義経』『産金』に迫ろう」をテーマに5班編成で、お宝探しをする予定です。事前に平泉方面への全体移動講座で認識を深め、各地域にあるものを16年度は探すことにしました。(写真右)案内人や講師等も依頼し、6月中旬からワイワイやりながら楽しくやっていく予定です。

「必勝紅白 自分のベストを優勝へ」をスローガンに奥玉小大運動会
親子競技や組体操「奥玉オリンピック」など多彩な種目で

平成16年度奥玉小学校大運動会が、5月22日に「必勝紅白 自分のベストを優勝へ」をスローガンに奥玉小校庭で行われました。曇り空でしたが、8時半の入場から試走式後(写真上左)27種目で競いました。 優勝旗の返還のあと伊東陸子校長があいさつし、小野寺勝義奥玉小PTA会長がお祝いの言葉をのべ、運動会の歌や準備体操に続き応援合戦も繰り広げられました。129名の児童の父母や祖父母、来年度入学児、中学1年生、来賓など多くの方々が声援をする中、一等に赤、二等に黄、三等に緑のリボンも着けられ、各学年とも一生懸命でした。 3・4年親子による「メリーゴーランド」や1・2年の親子玉入れ(写真上右)、1・2・3年のリズム「世界に一つだけの花」(写真下左)、4・5・6年による組体操「奥玉オリンピック」(写真下右)、踊り「在郷サンバ」、「紅白リレー」など見ている人も参加できるなど多彩な運動会種目でした。 どのこどもたちも準備や応援そして競技にと大活躍。天候も何とかもち、午後2時過ぎ今年の運動会を終えました。町内では、この日千厩・小梨・磐清水の4小学校で運動会が行われました。

奥玉小5年生28名が歓声をあげながら田植え体験=総合的学習の一環

5月19日午前、奥玉小学校5年生28名が総合的学習及び自然体験の一環として昔ながらの田植えを体験しました。奥玉字宿下地内奥玉保育所脇の約1.5aの水田に「ヒメノモチ」の苗を植えました。田植え講師の吉田常夫さんから田植えまでの田んぼのことや良い苗について説明を受け(写真上左)たあと、所有者の岩渕豊喜さんらの指導で全員が田んぼに入り、歓声をあげながら植えました。(写真)田植えの後は、それぞれから感想をのべてもらい「初めて田植えしました。泥の感触が気持ちよかった。楽しかった。」など泥んこになり、転びそうになり田植えをし満足の様子でした。田植え後は、青空学習を行い、「分けつ等について」説明を受けました。(写真下右)秋の収穫まで観察を続け、もちができるまでを体験します。

町民大学「山野草コース」が5月17日スタート=山野草の育て方と管理など
35名が申し込み、第1回目は28名が参加して楽しく学び観賞も

奥玉公民館が担当する町民大学「山野草コース」の1回目講座が5月17日、千厩野草会会長の小野寺義昭様宅特設会場で現地研修の形で行われ、35名の受講申し込み者中28名が雨にもかかわらず受講しました。 この日は、小野寺さんを講師に山野草の展示観賞と合わせ、現地で講座を持ったものです。午後1時半から「山野草の育て方と管理について」聴講(写真上)した後、管理している数々の山野草を観賞堪能しました。(写真下右) 「奥玉あたりは、水もあり山野草を育てるのに適している。ひとつひとつ違う花、育て方も違うとし、好きになることとトコトンやってみる。好きだと朝晩みるようになる。根にも空気・湿度が必要。地物と鉢物でも違う。水をやりすぎたりして根腐れや虫の害は禁物。山の腐葉土は良く洗って使う。土が変わると山野草も育ちにくい。山野草の気持ちになって・・・。」など楽しく講義をいただき、受講生からいろいろな質問が寄せられ、「おきな草(2年生植物)は、荒土で日当たりの良いところで育つ。」「鉢物は、素焼きがいいが値段が高いので水はけのいい鉢を。」など質問に答えました。次回の2回目は、22日午後から、大東町で「エビネの育て方」を学び、3回目は27日午前9時半から奥玉公民館で「菊の育て方」について学習します。

武者昭一さんの「さくら」写真を奥玉郵便局ホールに展示中

奥玉字入山沢の武者昭一さんが今年の春に撮影した「さくら」の写真展が奥玉郵便局ホールで開かれています。館山公園、旧門崎小学校前桜、種まき桜(物見石)、奥玉ふるさとセンター前、沖中地内からみた室根山、天梅の「一本桜」、千厩町役場前、夫婦石、枯木峠から見た室根山と桜の9点。力作ぞろいです。展示は5月いっぱい。ぜひ、足をお運びください。

義経伝説の「白藤」が今年も花をつける=5月19日

奥玉字坂下地内の「白藤」が5月19日見事花をつけました。源義経が気仙の方に行く途中、愛馬が倒れ、弔いに藤の鞭を立てたところ白い藤の花が咲いたと言われ、訪れる人も目を止めます。22日頃には満開となる見込みで昨年並みの予定です。また、根元に『応安2年(1369年)の板碑(いたび)』の標柱が立てられており、町内で2番目に古い板碑です。

マクドナルド学童野球大会で奥玉野球スポーツ少年団が県大会出場決める
決勝戦では千厩に敗れ、第2代表で大船渡市の県大会での活躍が期待

マクドナルド学童軟式野球大会東磐井郡予選が5月15日から大東町営球場で郡内24チームが出場し、奥玉野球スポーツ少年団は、16日の準決勝で藤沢野球クラブを7対0で破り(写真下)、6月5日から大船渡市で開催される県大会出場を決めました。決勝戦は、17日午後4時から同球場で千厩少年野球クラブと対戦し6対9で惜しくも敗れました。しかし、第2代表として出場しチームプレーを発揮しその活躍が期待されます。 奥玉は、2回戦で上折壁スポーツ少年団を8対0、準々決勝で大原スポーツ少年団を4対2で破り準決勝に駒をすすめました。熊谷雄樹と宍戸優が交代で投げきり、2失点したものの、固い守りや打撃に支えられ決勝進出をきめたものです。決勝戦では千厩の打撃で先取点をとられましたが、必死の反撃も及ばず優勝を逃しました。はつらつとしたプレーを発揮しましたが、もう一歩のりこえれば郡下一も夢ではありません。 この結果、15日に行われた第18回県小学生ソフトボール大会で優勝した奥玉ソフトボールスポーツ少年団とともにアベック県大会出場となり、快挙を成し遂げました。

坂下地内に地蔵田を再現=円形の田んぼに子どもらが田植え
五穀豊穣・安全を祈願し5月16日に約50名が参加して

古くから伝わる言い伝えをもとに「地蔵田」の田植えが5月16日奥玉字坂下地内に再現されました。始めに水田所有者で発起人の伊藤薫さんから「亡父・美次さんが話していた地蔵田の場所は、昭和30年代はじめまで残されていたが、基盤整備でなくなったが、言い伝えをもとに復元した。地域のみなさんの手で伝統を残していきたい。」とあいさつ。地蔵院(大場浩俊住職)が、設置した地蔵様に焼香し、五穀豊穣・安全祈願の供養を行い、(写真上左)、大場住職が植え初めをしました。(写真上右)藤野光男地蔵院護持会長から祝辞があり、千葉直喜さんの指導で、寺子屋生(書道塾などに通う子ども)や寺院・地域関係者ら50名の手で円形の田んぼに円型に手植えをしました。(写真下左・右) この地蔵田周辺にあやめや花壇整備も行い、地域の伝統を受け継ぎながら景観整備もする予定でいます。秋の地蔵講で本尊の水引地蔵等に奉納し、収穫祭が行われます。 一方、周りの基盤整備水田の田植え作業も本格化、20日頃までには終わります。

奥玉ソフトボールスポーツ少年団が県南予選会で優勝=6月5日からの県大会へ出場決定
第18回県小学生ソフトボール大会郡内6町村代表が出場して=5月15日・川崎村で

第18回県ソフトボール大会県南地区予選会が5月15日川崎村運動広場で郡内各町村代表女子6チームが出場して行われました。奥玉ソフトボールスポーツ少年団は、優勝し第一代表として6月5日から雫石町営鶯宿運動場で開催される県大会出場が決まりました。 奥玉スポーツ少年団は、初戦に門埼エンジェルスと対戦。連続三振等に打ち取られ2回表に1点を先行されましたが、3回裏宍戸瞳の左翼線上への本塁打で同点に。それに続く藤野由美の内野安打と奥村紗希の4球からの盗塁で相手のエラーもさそい2点を追加。続く4回表に門崎中翼前安打盗塁、4球からエラーから2点も加わり、3対3の同点に。6回裏奥玉の攻撃、奥村が中翼前安打、西城菜奈子・太田あおいが連続4球になり好走塁で3点を加えました。最終の7回表に左翼と中翼前に連続安打され1点を加えられましたが、しっかりおさえ6対4で決勝に進出しました。(写真上) 決勝戦では、黄海スパーキッズと対戦。1回から奥村投手が好投球で三振に打ち取るなど相手打線を封じました。特にも左打者を塁に出させませんでした。奥玉は、1回裏遊撃内野安打などで好走塁もあり2点先取。6回表に黄海にエラーで1点を許しましたが、その裏西城が中翼前安打と好走塁も見せ、4対1で優勝をものにしました。(写真下)第2代表の黄海と第3代表の門崎エンジェルスチームと県大会に臨み、県内12チームが出場します。地区内のみなさんのご支援をお願いします。

「子どもは地域の宝〜心安らぐ家庭づくりを〜」テーマに家庭教育講演会
前・清田小学校長・上野千鶴子氏を講師に40名の奥玉保育所父母が聴講

奥玉保育所家庭教育講演会が5月14日午前、奥玉公民館を会場に「子どもは地域の宝〜心安らぐ家庭づくりを〜」をテーマに前清田小学校長の上野千鶴子さんから講演をいただきました。40名の父母が真剣に聞き入りました。(写真下) 上野さんは、「清田小学校で平成14年に新入学生ゼロのスタートを切った。『2年生からいつまで1年生なの?』と問われた時、グサッときた。」と振り返り、「翌年10名が入学した時の喜びようは、地域あげて歓迎し、総理大臣賞を受賞した10人が手をつないだ「ともだち」ふれあい花壇になった。たくさんの人が子どもを大事に思ってくれることを改めて感じた。」と語りました。 子どもにとって大事な家庭とは?家庭教育手帳(文部科学省)をもとに体験などを含め、多岐に渡ってお話しいただきました。「@「子どもが家で身につけたことは、生涯、ずっと生き続ける」=子供たちは、家族みんなが楽しく過ごすことを望んでいる。安らぎのある楽しい家庭づくり。A自分を大切にしなければ、子どもを大切にすることはできない。親が笑顔でいるとこどもも幸せ。B夫婦一致協力して子育てすることが大切。C会話を増やし、家庭の絆を深めることが大切。D食事は、体の健康だけではなく、脳や心の成長に深くかかわる。(大沢博岩手大名誉教授著書)家族一緒の食事を大切にする。E前向きな親の姿は、きっと子どもに届いている。悩みは、一人で抱え込まないで相談をし、自信をもって子育てしよう。」と子どもたちから勇気をもらって、家族に支えられて教員生活を送ったことに触れ、「大事に育てていきましょう。」と結びました。 アンケートでは、多くの方々から「たいへよかった。」や「改めて子育ての大切さと悩みをかかえこまないで一緒に子育てしたい。」など感想が寄せられました。

「奥玉の苗字と面白い話」と題して高齢者講座=苗字研究家千葉勝士氏講師に
〜明治新姓で苗字がつけられ、85%は、地名からきている。珍苗字も紹介〜

奥玉地区高齢者講座が、5月13日奥玉老人クラブ連合会総会後に奥玉公民館で開催され、約60名が受講しました。「奥玉の苗字(みょうじ)と面白い話」と題して水沢市在住の苗字研究家の千葉勝士(かつひと)氏を講師に笑いの中で楽しくためになるお話をいただきました。(写真) 「縁起のいい『寿』(ことぶき)さんなどもご不幸の際には、立場を悪くするなど苗字にはたくさんあり、明治の太政官布告で新姓(みんなに名字をつける)の際、85%は地名からきているとし、残りは神主さんや和尚さんがつけたといわれている。」 珍しい読み方の苗字の読み方も紹介し、奥玉地区内に多い苗字の言われや家紋(かもん)をそれぞれ解説しました。奥玉で1番多いのが「藤野」で、以下次のとおりです。A「千葉」B「小野寺」C「金野」D「佐藤」E「及川」F「吉田」G「菅原」と「菅野」I「畠山」などです。=有線電話帳から。 その中で「○藤」がつくのは、藤原の流れでその地名とあわせていること「菅」のつくのは、学問に由来、「金」(こん)「金野」(こんの・きんの)などは、金に由来していること。など興味深い内容が説明され、平泉文化や奥州征伐によって全国からこちらに入り、姓を名のったり、地形等から苗字がつけられ現代にいたっていることが解説されました。 最後に珍名の読み方が語られ、いろいろな苗字があり、歴史がきざまれていることがわかりました。ちなみに「一口さん」=(いもあらい)と読むそうです。千葉さんは、岩手の苗字」(第18集まで)を発刊している方で県内の苗字探訪しながら墓地を巡り、調査もして研究しています。

佐藤初雄会長ほか全役員が再選=奥玉老人クラブ連合会総会
米寿5名・喜寿26名の会員に記念品贈呈も、全議案が承認

平成16年度奥玉老人クラブ連合会総会が5月13日奥玉公民館で開催され、代議員など60名が参加して平成16年度活動方針・予算などを全員一致で承認しました。 佐藤初雄会長が「昨年は、輝かしい成果を納めた。町お茶ぱたきカルタ大会での奥玉勢の活躍。町老人スポーツ大会での奥玉優勝。県大会での活躍などがんばっていただいた。高齢者といえども社会の担い手であり地域に貢献する活動をしていきたい。」とあいさつ。米寿5名と喜寿31名の会員に記念品を贈呈、町下老人クラブの菅野春彦さんらが代表受領しました。佐藤敬志町民生部長、藤原幸男町議会議員、金野肇町老連会長(写真左)から「地域を支える高齢者として今後もご活躍を」などのご祝辞をいただきました。議長に及川斐恵さん(中日向)を選出し、15年度事業報告・決算や16年度活動方針・予算が全員の拍手で承認されました。 また、役員改選議案では、監事3名の再選が決まり、総会後に理事会を開催し、互選の結果会長に佐藤初雄さん(町下)、副会長に佐々木忠男さん(中日向)と加藤喜多子さん(大平)の3方が再選され、就任のあいさつが行われました。(写真右)

平成16年度町民大学が開講=中高年の軽登山コース等10コース
「私の生き方・めざすもの」と題し池田博男千厩高校長が記念講演

平成16年度千厩町民大学・メオトピアカレッジ開講式が、5月11日千厩公民館で、中高年の軽登山コースなどの受講生ら約100名が出席して行われました。学長でもある菊地宏雄町長代理の吉田助役から「新たな気持ちで良き学習成果を生み出していただきたい、町民に親しまれる生涯学習体制づくりを進めていくので最後までがんばってほしい。」とあいさつ。(写真左)来賓の村上悌町議会議長は「みなさんが今日の人数のように1年間学び修了してほしい。」とあいさつがありました。代表して歴史コースの後藤正夫さんが「町民大学を通じて充実した学びができるようがんばりたい。講師・関係者のみなさんよろしくお願いします。」と学習への抱負をのべ、職員紹介があり開講式は終了しました。 記念講演として「私の生き方・めざすもの」と題して、民間から県立千厩高校長になられた池田博男氏が生い立ちを語りながら、教育の分野でもお役所的体質と時間の無駄が多いことを指摘し、「子どもと向き合う時間を増やし、授業をわかりやすいものをめざす教育」を熱く語りました。(写真右)学校経営方針として「生徒が幸せな人生を歩めるように基礎固めを行う」とし、幸せ=金銭的に不自由せず、やりがいのある仕事をもち、打ち込める趣味があること。基礎固め=幅広い知識の集積と論理的思考。(授業)考える習慣、学ぶ姿勢を養う。(先生の背中)人間関係を築くすべをもちあわせる。(学校での部活動等が修練の場)であり、「楽しい学校と開かれた学校」づくりをすることが大事だと話しました。「もっとも知識を吸収しやすい小学校高学年から中学校にかけて学習する時期であり、その辺をおろそかにしないでほしい。」とし、何でも顧客(住民)本位に物事を考えて実践することが求められている時代と結びました。 町民大学は、5月17日からの「山野草コース」を皮切りに10コースがスタートします。

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