
12月9日、千厩維新館において「奥玉地区福祉講演会」を開催しました。
講師に社会福祉法人千晶会太田の園地域生活支援員の鈴木勝良さんをお招きし、「思いのままに駆け抜けて」と題して講演をしていただきました。鈴木さんには、両足がない。それでも健常者のように自由に生きたいと願い、挫折し、絶望し、這い上がり、挑戦を続けてきました。51歳の時から水泳を始め、チェアスキー、シッティングバレー、宮古湾を泳いで横断、スキューバダイビングやスカイダイビングなど数多くのスポーツに挑戦し、次々に記録を塗り替えてきました。そして、2016年に開催した第16回全国障害者スポーツ大会希望郷いわて大会では、水泳2種目で優勝し、盛岡市水泳最優秀選手賞を受賞されました。そんな鈴木さんが67歳の2017年には、半年間にわたり準備を重ねて挑戦したパラグライダー単独飛行に成功。
講演では、自身の半生を振り返り、友人に恵まれたお蔭もあり、障害者の区別もなく楽しく過ごした地元の小学生時代。その後、全寮制の養護学校小学部に編入学してからの学校生活、普通高校への進学を果たされなかったときの悔しさ、就職のときの苦労、恩人との出会い、母の深い愛・父の強い愛等の家族愛などの話からスポーツに挑戦したきっかけなど、時折り車椅子から降りてステージを駆けめぐりながら熱く話されていました。その中で、鈴木さん自身が何度もあきらめかけてたこともあった。それを如何に乗り越えることができたかについては「どうしたらできるかを思い続けることが大切であり、夢を単に思い描くだけではなく、自ら扉をたたかないと開かない」と説き、努力し続ける大切さを話してくれました。講演会には奥玉地区内外から来場があり、聴講者からは「とても感動しました」、「叩けよさらば開かれん、叩かない戸は開けられないことを改めて学びました。」などの感想が寄せられました。