奥玉振興協議会が主催する「奥玉地区地域づくり講演会」が３月12 日（日）に千厩維新館を会場に開催されました。
講師には、歴史散歩家・司会・漫談家として活躍している青空遊歩氏を迎え、「あなたの町、再発見〜珍・日本紀行〜」と題して講演していただきました。青空さんは11 日に千厩町に入り、千厩と奥玉を歩いてネタを仕込んだそうです。タクシーの運転手さんに「何も無いよ〜。」と言われ、奥玉に着いたときは本当に何も無いと思ったそうですが、歩いていくうちに何もないどころか「ネタ有りすぎ!!」と驚いたそうです。例えば、道端に文化財が寝転んでいる（？）ことや小学校前のうぐいすや馬が描かれているフェンス、石碑、神社仏閣など、自然に溶け込んでいるので見過ごしてしまうが、レベルが高すぎると絶賛していました。特にも、案内板や説明看板にふりがなを振り、子供でも読めるようにしていることに「伝える努力をしている」と感動していまし
た。また、ネタ探しで歩いている時に、会う人会う人に「こんにちは」と言われ、久しぶりに挨拶をされてジーンときたそうです。
地域活性のヒントとして、スケッチ大会やお宝だらけの奥玉をウォーキングしてみてはどうかとアドバイスがありました。『人は旅に出るとなんでも見てやろうと思うが、地元は見ないものである。いつでも見られると思うといつまでも見ない。灯台下暗しである。観光モードでご当地を歩いてみてほしい。これ何だろう？とご当地の宝を発見する機会になる。それが真・日本紀行に
なる』普段、何気なく見ているものが、外から来た人から見ると新鮮であったり、貴重なものであったりすることに「気づかされた」１時間30 分でした。

奥玉振興協議会が主催する地域福祉推進事業「こんにちは 響生様」が、3 月2 日（木）にNPO 法人響生を会場に開催され、地域住民22 名が参加しました。この事業は、奥玉振興協議会で策定した「奥玉地区地域づくり計画」に基づく初の取り組みで、地域内の社会資源を正しく理解することを目的としています。NPO 法人響生は旧奥玉保育園跡地にあり、主な事業内容は「放課後等デイサービス リトル・ピース」、おやこ広場「てって」（一関市からの受託事業）、まちづくりに関する事業などです。施設内を見学後、響生で行っている事業について、杉山浩理事長をはじめ職員の皆さんからスライドを見ながら説明を受けました。杉山理事長からは、響生に対する奥玉地区の皆さんの協力・支援に対する感謝の言葉と、これを機に今後も連携していきたいとのお話がありました。また、響生では、音楽をもちいて子どもたちのコミュニケーションする力をはぐくみ、発達を促すことを目的に音楽療法を行っており、音楽療法士の杉山ふみさんの指導で参加者の皆さんもカスタネットを使って、大人の音楽活動を体験させていただきました。参加者の皆さんは保育園だった時は何回か来たことがあるものの、響生で運営するようになってからは「初めて施設を訪問した」という方が多く、質問等も活発に出され、どういう活動をしているか理解を深めたようでした。昭和41 年に建てられ、今年で50 年になる建物を大切に使っている様子もわかりました。

音楽療法士の指導で音楽活動を体験する参加者の皆さん

奥玉小学校６年生児童22 名による卒業記念品として制作した「ILC のぼり旗」のお披露目式が、３月5日（日）に奥玉小学校で開催されました。こののぼり旗は、ILC の実現を願い制作されました。２人１組で原画をデザインし、完成した11 枚の原画を印刷業者に委託してのぼり旗にプリントしました。今後は、こののぼり旗を学校や学区内に設置し、ILCの魅力を発信していきます。お披露目式には、６年生児童とその保護者、教職員、協力をいただいた企業各社や市関係者等が出席し、完成を喜び合いました。
（写真は、勝部市長と６年生の皆さん）