奥玉振興協議会と奥玉地区福祉活動推進協議会が主催する「奥玉地域づくり講演会」が3月８日(日)、約300人の聴衆を集めて千厩維新館で開催されました。講師には日本総合研究所調査部の藻谷浩介主席研究員をお呼びしましたが、全国で引っ張りだこの講師とあって、公民館には市内外を問わず問い合わせの電話が何本も寄せられ、改めて藻谷さんの人気に驚かされました。
「里山資本主義と奥玉の未来」と題した講演は、人口減社会の中で生き残るための地域づくりを考えるもので、藻谷さんからは「自分たちの地域について『何もない』『そんなの当り前』という事を言っていると罰が当たる。皆さんが住んでいる里山の環境は、世界中どこに行っても見られない、とても価値のあるものである」とお話をいただきました。また、旧千厩町、旧一関市、仙台市、中国などの人口予測から「どの地域でも子供と現役世代が減って高齢者が激増する」と指摘し、子育て支援によって若者世代の定着に成功した長野県下條村など、年代のバランスが取れた人口維持に成功している地域の取り組みを紹介して「努力をしないと人が出て行ってしまう。人を呼ぶことに成功した地域が生き残るが、そのためには空き家を活用して1年に１家族か2家族が移り住むような取り組みが重要だ」と力説されました。
予定の時間を15分ほどオーバーするなど、藻谷さんも熱が入った様子でしたが、聴衆の皆さんも巧みな話術に引き込まれ大いに感銘を受けていました

市内外からたくさんの方が集まり、熱心に聞き入っていました。

奥玉公民館が主催する子育て支援講座として、奥玉公民館で活動している子育てグループ「スマイルキッズ」の皆さんを対象に「親子リズム体操教室」を２月24日（火）に開催しました。
講師には、ヘルスケアワーカーの畠山洋子さん（気仙沼市）を迎え、親子で音楽に合わせてストレッチや体操で体を動かしました。３歳までの小さな子供たちが参加しましたが、お母さんたちと元気いっぱいに頑張りました。

3月20日(金)、千厩地域防犯協会奥玉支部と千厩地域防犯パトロール隊奥玉地区隊の皆さんが合同で、奥玉地区内の独り暮らし高齢者宅を訪問して、様々な犯罪の被害を受けないよう啓発活動を行いました。当日は、千厩警察署奥玉駐在所の千葉浩所長にも参加していただき、4班に分かれて独り暮らし高齢者宅を訪問。特殊詐欺や交通事故などに遭わないようチラシを渡しながら注意を喚起しました。