奥玉公民館では毎年、奥玉小学校４、５、６年生の総合学習と共催で「少年自然奉仕体験講座」を開催しています。今年は、8 月29 日に4 年生の「川の探検」、９月18 日に6 年生の「奥玉探検」を開催しましたので、その様子をご紹介します。

☆4 年生「川の探検」
8 月29 日(金)に、岩手県環境アドバイザー千葉裕さんを講師に迎え、千厩川2 か所で水生生物調査を実施しました。これは、棲んでいる生物を指標にして川の水質を調査するもので、最初に調査した天梅橋付近では、サワガニやカジカが見つかるなどきれいな水質であること、2 か所目の診療所裏では、ヒラタドロムシが見つかったことから、少し汚れた水質であることを確認しました。
9 月26 日(金)には、千厩地区や千石河川公園(川崎町)での調査を予定しています。

☆6 年生「奥玉探検」
9 月18 日(木)には、奥玉地元学研究会の皆さんを講師に迎えて、奥玉地区内の史跡を巡り地域の歴史を学ぶ「奥玉探検」を実施しました。最初に玉堀山(大東町摺沢)の水晶採掘跡を訪ね、水晶の欠片を探しながら奥玉の地名の由来について学びました。その後、桜森神社や橘城跡を見学して奥玉の歴史について学んだほか、三枚山鉱山跡を見学して、昭和19 年に閉山するまでの金採掘の歴史について学びました。また、黄銅鉱や黄鉄鉱などの鉱石を実際に触らせていただき、その重さに驚いていました。駆け足の行程でしたが、子供たちにとって自分たちが住む地域の歴史に触れる貴重な体験となったようです。