３月１１日、午後2時46分に発生した東北関東大震災は、マグニチュードが９．０、地震の震度は一関市で６強を観測しました。この地震により、東北から関東の沿岸部には大津波が押し寄せ、死者が約11,000人、行方不明者が約17,000人、合わせて28,000人以上の人が犠牲になっているものと推測され、前代未聞の大惨事となってしまいました。　花貫自治会女性部では、３月２１日、壊滅的な被害を受けた気仙沼市唐桑の避難所になっている保健福祉センターを訪れ、独自に集めた食料や衣類などの支援物資をトラックとワゴン車それぞれ一台ずつに満載して届けました。　支援物資の中には、深芦沢出身で現在横浜に在住する佐藤義春さんと佐藤さんが勤める�潟Pー・エスからミネラルウオーターや粉ミルク、紙おむつといった大量の物資も含まれていて、避難している１３０人の方々を喜ばせました。
　この支援のため、花貫女性部では燃料なども会員がスタンドに並んで確保するなど、目に見えない苦労もたくさんあったようです。

※写真：避難所責任者の畠山孝市さんに物資を手渡す金野たね子女性部長

３月１１日に発生した東北関東大震災により、岩手県内全域で停電や断水が続き、私たちの生活に大きな打撃を受けました。さらに残念なことに、奥玉在住の方が旅行先で災害に遭遇して亡くなったほか、千厩地域内にも行方不明になっている方がいるようです。また、仕事や買い物で沿岸部に出向き、津波に遭った方も多く、自動車を流され、命からがら逃げてきたという方も大勢います。
　現在、社会福祉協議会千厩支部が中心となり、被災地に贈る救援物資を募集していて、奥玉公民館には、地区の皆さんから多くの善意が寄せられています。　また、一関市消防団では、１６日と１７日の２日間にわたり、陸前高田市を訪れ、行け不明者の捜索活動を展開しました。
千厩地域の団員は、下矢作地区の捜索活動に参加。がれきの山を一つ一つ崩していく捜索は、困難を極めましたが、２日間で１０数人の遺体を発見しました。

※写真：がれきの中から行方不明者を捜索している一関市の消防団員（陸前高田市で）

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