奥玉小学校５年生の総合学習と奥玉公民館の少年自然奉仕体験講座として実施していた稲作体験で、９月２１日、稲刈りを行いました。この講座では、田植えから稲刈り、脱穀・精米などの作業を通じ、日本人の主食「米」がどのように作られ、食卓に届くかということを体験しようと行われています。今年は、５月１４日にうるち米のヒトメボレを手植えしていたもので、児童たちは、毎日のように成長を見守りながら待望の稲刈りを迎えました。田植え時期には冷夏が心配されましたが、予想に反して猛暑続きの夏となり、生育にも微妙な影響を受けているようです。しかし、朝から行われた稲刈りでは、運動着を泥だらけにしながらも、慣れない鎌での刈り取りに取り組みました。なお、収穫した稲は、その場にハセ掛けされ、来月には脱穀、精米された後、収穫祭で、おにぎりにして食べたいと計画されています。

※写真：刈り取った稲は、早速、ハセ掛けにして、自然乾燥させました

旧奥玉保育園跡地で障害児のデーサービス事業を展開するＮＰＯ法人響生（ひびき・杉山裕理事長）では、９月５日、一関市の地域おこし事業に採択された「ライン〜つなぐ・つながる・つなげる」というアートイベントを開催し、約８０人が参加しました。このイベントは、地域に開かれた施設を運営したいと同法人が企画したもので、昨年の音楽交流に続き、地域参加のイベントとなりました。
指導したのは、ワークショッププランナーで三重大学や三重県立美術館で教鞭をとっていた那須賢輔さんで、「美術は、言葉に頼らないコミュニケーションの一つ、上手下手に関係なく、楽しんでほしい」、施設中のフロア全体に敷き詰めた白い模造紙に、思い思いの線や絵を描いていきました。この作品は、障害の有無を問わず、子どもたちの可能性が十分に発揮されたもので、奥玉地区民芸大会でも展示したいと考えています。

※写真：互いの体の線を描き合う作品。あえて長い棒の先に付けられたペンで書き込みます