平成18年12月26日発行
奥玉地区成人講座「電気安全省エネ教室」で30名が学ぶ=11月29日
「ほこりや湿気(水)に注意し、W(ワット)意識しこまめな使い方で省エネを」
奥玉地区成人講座「電気安全教室」が11月29日、奥玉公民館を会場に開催され、30名が受講しました。村上福男奥玉公民館長からあいさつと講師紹介があり、東北電力一関営業所の奥野敏彦副所長さんから「@電気料金のしくみA電気の使われ方B電気安全C省エネD知って得すること」の5つのポイントでお話がありました。 予備知識として@電圧A電流B電力C電力量の電気単位の説明があり、「1kwhの電気料金が約22円を頭に入れてお話を聞いてほしい。」と説明後、「1日の電気の使われ方は、昼夜の変動が大きいこと。家庭では冷蔵庫等の家電製品で約7割の消費電力があり、その内の約1割が待機時消費電力であり、これを少なくするだけでも省エネが。」と普段何気ないことが電気料金を安くすることを学びました。(写真) 電気安全について「@公衆災害=電線との接触事故A家庭内災害=電気による火災や感電」の2点の内、電気による火災原因では、たこ足配線・電気機器・こたつなど暖房器具などであり、冬場に備え、こたつ・ストーブ・電気毛布などの点検・修理・掃除を怠らないよう注意が促されました。『電気はほこりを嫌い、湿気を好む』=室内のほこりやくもの巣のわた状のものに電気が触れると発火して火災の原因。普段見過ごしているコード中の銅線の劣化などに注意すること。」の大切さが力説されました。家庭における雷被害対策についてと雷火災などについても解説がありました。家庭で出来る省エネでは、「こまめにお手入れとケアちょっとした気配りやw(ワット)を意識することや夜間時間帯の電気を使うこと。」のしくみも話されました。電気に関する関心も高く、大平自治会でも12月17日に約50名が学びました。

「千厩地域の地名由来と地図の見方」をテーマに=地域大学「奥玉地元学」
「地名は『歴史の贈り物』で変わるもの、目印のこと」等詳しく学び、修了式
18年度の千厩地域大学特別コース「奥玉地元学」6回目講座として、12月12日奥玉公民館で19名が受講しました。「千厩地域の地名由来と地図について」と題し、東北アイヌ語地名研究会代表で元大東高校教諭などを勤められた阿部和夫先生をお招きし、奥玉地元学会員等がこれまで学習や調査したことをふまえ、地名の成り立ちなどについて幅広い角度から解説を受け、認識を深めました。(写真)「@地名は、変遷するもの。一関の『関』は、関所からではなく『堰』から。A地名は『歴史の贈り物』で『平泉』や『奥玉』など由来のあるもの。B地名は、目印でその土地の形状や位置などを表すもの。」として具体的地名の説明がありました。旧千厩町では@「田」のつくもの53A「沢」=17。B「信仰」=16などその土地の風土を現わしており、奥玉では、「沢」=28、「森林」=11、「土・石」「信仰」=各8など「沢」が生活を支えてきたことや「信仰」は、古い時代のなごりであり歴史が感じられる背景が伺えることなど興味深い内容もあり、地名の持つ面白さや愛着のわくお話しを受けました。地図の見方についても詳しく解説され、地図記号は一定の決まり。等高線から地形が見えてくる。尾根と谷の見分け方。縮尺は距離で2万5千分の1地図では1cmが250m.5万分の1では500m。地図でも地名とのかかわりを確認できる。例として、「花」は「でっぱり」、「竹」は「崖」の意味など改めて奥玉地内の地名の奥深さも知ることが出来ました。 阿部先生から「地元学研究の10の課題」として「@古文書を探そう。A古道を探そう。B「安永風土記」の本家分家を探そう。C古い写真を探そう。D人物詩を書こう。E昔の信仰と今の信仰。F昔の生活と今の生活。G家屋の特色と変化。H詩歌の中の奥玉。I郷土芸能の起源と特色。付録=庭と植物(どこからきた石や木か?)書の額、掛け軸等だれが書いたか?など地図に示したり、調査したりで無限に素材がある。」ことの提言も頂きました。 地域大学特別コース「奥玉地元学」は今回で終了となり、7割以上受講した18名の修了生中で最高齢の菅野春彦さん(町下)に代表で受けてもらい、講座は終えました。 講座が終えても奥玉地元学研究会としての活動も行い、新年からテーマを決め、調査や研究することを申し合わせ,足元の地域資源再発見に挑戦していく予定です。

「いきいき人生女性向けコース」食事を囲みながら修了式=12.6
「正月ひかえ年末の掃除技術を学ぶ」テーマに7回目講座22名が受講
千厩地域大学「いきいき人生女性向けコース」(奥玉公民館担当)7回目講座「お正月を控え年末の掃除技術を学ぶ」と題し12月6日、千厩農村環境改善センターで開催され、22名が受講しました。ハウスクリーニングアドバイザーの白石琢也氏を講師に掃除の基本から裏技の一部を洗剤例も使ってのお話と技術指導をいただきました。終了後、食事を囲み感想も語ってもらいながら修了式も行われました。6月1日に開講し、35名の受講者中概ね7割以上出席した25名に修了証が手渡されました。講師から「掃除の基本は、@(拭く場合)上から下へ。A洗剤は、下から上へ。B水拭きの後、から拭きを。Cトイレ用の酸性タイプと塩素系は絶対に混ぜたりしない。(有毒ガス発生。)D服装もマスクやめがねゴム手袋など着用。」と仕事上の体験から語っていただきました。(写真)「100円ショップに掃除用品がたくさん売ってある。それらを使うのも手。洗剤は特長を知って、説明書を良く読むこと。換気扇など汚れのひどいものはつけおきとサランラップに包ませるなどの手も。サッシ枠等の掃除ははけでほこり等をとり、竹串をタオルにあて拭く。」など披露していただきました。そのほかにトイレ、風呂場のタイルの目地、電器器具、ガス台の内外、電気ポットの中、和室、床など注意点が述べられ、普段掃除慣れしている受講生も新たなお話にうなずきながら聞き入っていました。また、実技として研修室のガラス窓等を清掃しました。まとめとして「柔らかい汚れ(油など)は、アルカリ系洗剤。固い汚れ(尿石など)は、酸性系洗剤と覚えておくといい。強い洗剤は薄めて使う方法も。重曹やクエン酸、酢も効果がある場合もある。」と学びました。 その後、お正月向けのちらし寿司とおすまし汁を囲みながら、受講生から感想や要望を述べてもらいました。「すべての回を受講したが、充実してどれも良かった。来年もぜひ続けてほしい。」や「改めて考えることいっぱいあった。食、健康、環境や健康体操など取り入れてほしい。」など、学ぶ意欲が感じられたコースとなり、担当した村上福男奥玉公民館長から「7回の講座だったが、一生懸命学んでいただき25名の方に修了証を交付します。引き続き学びを通じて磨いてほしい。」とあいさつの後、一切の課程を終えました。

一関地方社会教育協議会研修会
一関地方社会教育協議会研修会が、11月28日市文化センターで開催され、社会関係職員や公民館運営審議会委員等180名が参加。 記念講演では愛媛大学講師の若松進一氏から「地域の特性を生かしたまちづくり」について、社会教育に携わる職員等に「いなかのなげき10ケ条」克服や「読んだら書く、聞いたらしゃべる、見たら実践する」ことが大切など体験談等熱く語られました。「昇る夕陽でまちづくり」若松著本が好評です。

地域ニュース
〜奥玉鋳物技術が羽田(奥州市)に受継がれる〜
 このほど、奥玉地元学研究会に奥州市羽田の鋳物職人の方々が訪れ、来年10月に予定している特別展の展示協力依頼がありました。奥玉から田茂山(羽田)に鋳物技術が受け継がれていることが文献で明らかに。今後、双方で調査しながらルーツを探ります。(村)

奥玉公民館運営審議会で来年度に向け、ご意見いただく=12月15日
奥玉公民館運営審議会が12月15日開催され、5名の審議会委員が出席のもと18年度中間実績や19年度市の社会教育行政方針(案)、奥玉公民館経営構想(案)を提案し、家庭教育の充実や施設運営の今後のあり方についてなど幅広くご意見をいただきました。



弓手川俳句会 11月例会 抄


1月4日
一関市新年賀詞交換会
 (午後3時〜ダイヤモンドパレス
14日
千厩地域ソフトバレーボール大会
 (午前9時〜千厩体育館
平成18年度寺崎前自治会総会・年祝い・新年交賀会
 (午前9時〜寺崎前構造改善センター
平成19年中日向自治会祝年・新年会
 (午前10時〜なかひなた会館)
・町下自治会新年会・祝年会・新成人祝い会
 (午前11時〜町下会館)
・花貫自治会新年交賀会
 (午前11時〜花貫文化センター)
・平成19年大平自治会祝年・新年会
 (午後1時〜大平集落センター)
5日
平成19年千厩町新春祝賀会
(午後3時〜マリアージュ)
6日
平成19年宝築老人クラブ新年会
 (午後1時〜宝築集落センター
平成19年度奥玉振興協議会総会
 (午後1時半〜奥玉公民館)
・平成19年奥玉地区新年交賀会
 (午後2時半〜奥玉公民館)
7日
宝築自治会市政を聞く会・午後2時〜新年交賀会
 (午後1時〜宝築集落センター
・平成19年度一関市成人式
 (午後1時半〜一関市総合体育館)
27日
地域大学「四季の山野草・園芸コース」
 移動研修「東北ラン展」
(午前8時〜仙台市・夢メッセ )
12日
奥玉保育園人形劇「ボッケ座」公演
 祖父母交流まゆ玉ならせ
 (午前10時〜奥玉保育園ホール)
28日
三沢自治会新年会・祝年会
(午後1時〜三沢自治会館)
  
30日
奥老連第9回お茶ぱたきカルタ大会
 (午前9時半〜奥玉公民館)

* 体育施設の休館日=1月22日 全館休館日=1月9日
★発行:奥玉公民館 電話:0191(56)2950 FAX:0191(56)2906 皆さんからの情報をお待ちしています。