平成18年06月26日発行
さらに深め、地元活用のため「奥玉地元学講座」がスタート
21名が参加して「拓本のとり方について」楽しく学ぶ=小野寺敏男氏講師に
18年度の「奥玉地元学講座」が5月30日、奥玉公民館で21名が参加して開講しました。1回目講座は「拓本のとり方」と題し、東磐史学会理事の小野寺敏男氏から石碑や墓石などに刻まれている字や模様のとり方など幅広い角度から学び、実技も交え、認識を深めました。 講師から、初めに「『拓本』とは、木や石碑や器物に刻まれた文字・文様を紙に写しとったもの。」とし、楽しみながら面白く。方法として『湿拓』=画仙紙等を被写物にかぶせ、水を刷いて密着させ、半ば乾いてから上から墨拓(ぼくたく)などを湿したタンポでたたく。被写物に直接墨は絶対に行わないこと。」や「拓本の効用」「用具=@タオルA毛織物B新聞紙C画仙紙D墨(墨汁など)Eタンポなど」「タンポの作り方=木綿等で脱脂綿を包み、紐等で結び3個位用意」などのお話しをいただき、実物も披露してもらいました。 実技として、地蔵院山門前の「藤野善作碑」や「石碑」の拓本とりを実際に行いました。これまで地元学研究会員の武者昭一さんらが調査して各行区ごと、神社・仏閣内の石碑の配置図や説明文も完成しており、今後の活用を含め、拓本をとることでさらに深め、郷土の歴史の一端を後世に残す大切さを知ることができました。(写真左)

 「磐井地方における奥玉の役割り」など2回目講座で深める
2回目講座は、6月23日に奥玉公民館で20名が参加して、当地と関わりの深い安永風土記の見方や「磐井地方における奥玉の役割」などを中心に鈴木幸彦先生から資料をもとにお話をいただき、「こうした学びを通した成果を活かしてほしい。」と力説されました。(写真右)

「男女共同参画=女性の視点で提案、行政を動かす力に」と上原さん
千厩地域大学「いきいき人生女性向けコース』スタート=6月1日
奥玉公民館が担当する千厩地域大学「いきいき人生女性向けコース」@「地域社会と男女共同参画」と題し、NPO法人いわて男女共同参画センター長の上原(うえはら)千鶴子さんらを講師に6月1日、31名の参加のもと千厩図書館ミニシアターを会場にスタートしました。上原さんから、「男女共同参画、『ちょっとおかしいんじゃない』と気づくこと。ことばひとつでなごやかにもなる。女性の視点で提案をし、行政を動かす力にもなる。女性は、家事や子育て、介護などにたずさわるが、気持ちを楽にすることも大切。子育てでは、共稼ぎで子どもが病気になった時など制度として子育て支援体制の不備もある。」とし、「農村地帯の女性が明るく健康で過ごす方法として、毎日楽しいことを生かすこと。対等なパートナーとして家族間給料制なども。また、都市部では夫が女性に対する暴力(DVD)の問題相談も多い。自殺者の数も北東北3県が多い。悩みを聞いてあげる体制の意味から男女共同参画センターでは電話相談などを受けたり、講座や行事も開催。これまで千厩地域でやってきたことを新一関市の共同参画プランに生かしてほしい。行政まかせでは、だめです。目標を持ちながらすすめてほしい。」等、プランづくりの体験や相談活動の中から語られました。(写真) その後、受講生(フロア)から、発言を受けました。「千厩町時代に『夫婦石』のように支え合って・・の『男女共同参画宣言』を出したり、女性模擬議会や具体化に向けての条例化まで進んだが、合併で改めてプランが作られる。」「男女共同参画だまっていると取り残される。寸劇を通じて訴えている。」「新町地区ではモデル的にお父さんの尻をたたきながら一緒に生ごみの再利用やっている。男性も環境に対する意識をもっている。」など地域で実践している様子も話されました。まとめに、上原さんらからセンターの活用を含め、「男女共同参画のことを心において、パワーあふれる活動を地域の中でできることから今後も続けてほしい。」と結びました。

「あらたまキッズスクール」奥玉子ども教室がスタート
平成18年度「あらたまキッズスクール」奥玉子ども教室が、6月1日から毎回多数の参加でスタートしています。

大平が総合優勝、寺崎前準優勝=第26回奥玉壮年スポーツ大会
第26回奥玉地区壮年スポーツ大会(菊地福男大会長)は、6月4日、奥玉公民館前広場で開会式(写真)を行い、伊藤周一一関市体育協会連合千厩体育協会長、菅原一郎奥玉振興協議会長ら来賓から激励のことばを受け、競技は奥玉小校庭・維新館・宿下コートで開催され、総合優勝に大平、準優勝は寺崎前、三位を天ヶ森と花貫が獲得しました。 40歳から65歳未満の壮年層が、スポーツに親しみ・親睦と融和を目的に行われました。おさなぶり日和で約220名の選手・応援団が参加し、女子6人制のソフトバレーボールと10人によるソフトボール、ゲートボール(各区1組)による勝敗点数の合計で、総合優勝等の順位が決まり、大平が優勝旗等を手にしました。種目別順位は次のとおりです。
◎バレーボール 1位=大平、2位=寺崎前、3位=天ヶ森・花貫
◎ソフトボール 1位=大平、2位=三沢、3位=中日向・天ヶ森
◎ゲートボール 1位=寺崎前、2位=町下、3位=天ヶ森、4位=花貫

寺花が優勝、町下準優勝=第32回奥玉老人スポーツ大会
200人の選手と奥玉保育園児60人らのリズム交流や交通安全指導も
第32回奥玉地区老人スポーツ大会(藤野福男大会長)が、6月14日、千厩維新館で行われ、7チームから200人の選手と奥玉保育園児60名も交流行事に加わり、にぎやかで楽しい大会となりました。「安全運転」などの競技の後、五嶋秋子市専任交通指導員らから高齢者交通安全無事故の訴えがありました。「一心同体」「ボール送り」競技など8種目で競技が行われ、途中奥玉保育園児との「玉入れ」(写真)もあり、「がんばれ、がんばれ」の声援も飛び交い、奥玉保育園児から「手のひらを太陽に」「アンパンマン音頭」などのリズムが披露され、会場の方々から盛んな拍手が贈られました。 最後の「長寿リレー」では、寺花が1位をものにし、2位に町下、3位に三沢と熱戦でした。
 競技の結果、優勝は寺花、準優勝は町下、三位に三沢が輝き、優勝旗やトロフィー・奥玉体育協会からの副賞などが贈られました。7月12日の第32回千厩支部老連老人スポーツ大会に上位チーム・選手などが選考され、参加する予定です。


6月20日、防犯協会支部役員、防犯パトロール隊員、子ども110番の家の方等29名参加で防犯研修会が、奥玉公民館で千厩警察署太田生活安全課長さんを講師に開催されました。「管内でも振込み詐欺や声かけ事案も発生しており、地域全体で見守り対応など大切」と語られました。三浦奥玉小学校長からも通学路の安全確保のお願いがありました。前段、支部総会もありました。



弓手川俳句会 6月例会 抄
結っこの尻をならべて田草取る
登下校遠く見守る田草取り
前髪のほつれしままに田草取り
泥の手で鼻先を掻く田草取
二番草空の深みへ押しこめり
泥の手に額拭き拭き三番草
改良田どこにも見えぬ田草取
節くれの手やたのもしき田草とり
水銀灯めざし群がる大取虫
音たてて灯による大蛾すさまじき
濡れ岩に額つけて飲む清水かな
休肝日守り切れずに初鰹
千 葉 利 江
村 上 達 男
鈴 木 弧 聴
藤 野 田 露
金 野 竹 水
千 葉 梨 風
金 野 閑 水
高 橋 省 三
金 野 東 圃
千 葉 哲 郎
佐 藤 知 男
千 田 白 鳳



お願い
奥玉振興協議会・奥玉公民館共催による「第34回奥玉ふるさとまつり」の花火の提供を受けています。募集期間は、7月3日〜14日までです。還暦記念などみなさんのご協力をお願いします。
7月6日
奥玉小家庭教育講演会「世代をつなぐおふくろの味」
(午後2時10分〜奥玉小学校・体育館)
18日
地域大学「いきいき人生女性向け」
 「年金・保険・ライフプラン」
 (午後2時〜千厩公民館)
9日
第57回奥玉地区野球大会
(午前8時半〜千厩球場)
19日
奥玉地元学講座「移動講座」
 (午前8時半〜奥州市ほか)
11日
奥玉子供会育成会連絡協議会総会
 (午後7時〜奥玉公民館)
25日
・地域大学「四季の山野草・園芸コース」C
「菊(福助)づくりの実技」
 (午前9時半〜奥玉公民館)
・あらたまキッズスクール「盛岡子ども科学館へ」
 (午前8時半〜盛岡市・子ども科学館ほか)
12日
・千厩支部老人スポーツ大会
(午前9時半〜コミニティ広場)
・成人講座 「簡単ケータイ電話教室」
(午後7時〜奥玉公民館)
29日
せんまや夏まつり・せんまやおどり奥玉チーム参加
(午後6時〜千厩町内)
13日
奥玉保育園映画会
(午前10時〜奥玉公民館)
  

* 体育施設の休館日=7月24日 全館休館日=7月10日
★発行:奥玉公民館 電話:0191(56)2950 FAX:0191(56)2906 皆さんからの情報をお待ちしています。