平成17年12月22日発行
「ふるさとことばは心をつなぐ」と題し福祉講演会=爆笑の渦に80人
遠野の民話語り部の細越雅子さん講師に福祉とことばを考える=12月2日
平成17年度奥玉地区福祉講演会(町社協奥玉支部・奥玉公民館共催=高齢者・成人合同講座)が、12月2日午後、奥玉公民館で開催されました。遠野市在住で民話語り部の細越(ほそごえ)雅子(まさこ)さんを講師に迎え、「ふるさとことばは心をつなぐ」と題しての講演に会場いっぱいの80人が爆笑しながら聞き入りました。子どもの頃からの生活ぶりやおじいさんからいろいろなことを教わったことを振り返りながら、昔話とお話ありのあっという間の1時間半でした。(写真) はじめに藤野晃支部長が講師紹介も兼ねあいさつを行い講演に入りました。「じい様から「雅子という名をつけてもらい、語り部を通じてことばの大切さを語り続けている。『あんこもちはあついうち、話は面白く、○は臭く・・・』嘘はいけないが、『ほら』は、夢のある話。昔話もそうです。」と話し、遠野の昔話「せやみたかり(=当地方では「かばねやみ」)」「顔っこの話」では孤毛(このけ)が人の顔を引き立て一番偉い?『この毛医者入らず』などうんちくのある話にうなずいたり、動作を入れての楽しい講演会でした。「ふるさとことばを大事にしていきたい。遠野のことばを伝えることで遠野のため、自分のためになっている。240ほどの昔話があるが237は又の機会に。元気な内は、明るい気持ちを持って、いっぱい笑って長生きして下さい。便秘の薬にもなる=つまらない話?」など「御口務」(ごこうむ)で会場を沸かせました。 最後に宍戸一枝副支部長(奥玉婦人会長)が「今日の講演会でお聴きしたお話でお年よりの方々からいろんなことを教わった先生の体験やお話で笑いと元気をいただきました。ありがとうございました。」と謝辞をのべ閉会しました。

「『えごま』はすごい」初めての収穫祭に200人=12/18
「えごまもち」や「けんちん汁」など20品が振る舞われ、えごまパワーを満喫。もちまきも
三沢営農土地管理組合(藤野建憲組合長)と三沢自治会(菅野栄喜会長)共催による初めての「三沢地区えごままつり(収穫祭)」が、12月18日三沢自治会館を会場に来賓や組合員・地区民など約200名が参加して行われました。藤野組合長(実行委員長)は「宮城県色麻町を視察した際、えごまを普及して病気が少なくなったと聞き三沢でも平成16年から転作作物として栽培に取り組んだ。女性部や食生活改善推進員さんらが中心となってえごまと地元素材を使った17品の料理を試作し、本日紹介することに。時間の許す限り味わっていただいきたい。」とあいさつ。営農土地管理組合の概要報告と基盤整備後の集落営農と転作事例を小山晃事務局長が紹介。えごまの効能では「『えごま』ってスゴイ」ことが、改めて見直されました。「えごま油に含まれる『アルファ・リノレン酸』で血液サラサラ、記憶力アップなどの働きがあり、ドレッシングのようにして使い、少しずつ長く続けましょう。」と加藤栄養士からお話も。魚住昭子食生活改善推進員からは「地産地消の取り組みとしてもえごまを食卓に飾ってほしい。」「えごまアイスも開発、来春には販売へ」など夢膨らむお話が次々出されました。一関市長代理の菊地宏雄地域自治区長から「えごまの話を聞いて一石三鳥以上のものが。えごまを中心に、さらなる集落としての取り組みを期待します。」「『えごま』はすごい。『三沢』はすごい。」「えごまパワーで三沢の発展を。」など来賓からエールが送られました。 その後、屋外で富くじ入りもちまきも行われ、収穫を喜びあいました。会場内では「えごまもち」「けんちん汁」「えごまアイス」のほか、三沢女性部員や食生活改善推進員ら手づくりの「エゴマきんぴら」「「エゴマクッキー」など20品の料理が会場の参加者に振る舞われ、満喫しました。レシピも配られたほか販売も。えごま油などが当たるお楽しみ抽選会など盛り沢山の収穫祭でした。

「絵手紙で年賀状づくり」と「パソコンで年賀状づくり」教室を開催=11月29日
「心のこもったすばらしい年賀状に」と四苦八苦しながらも楽しく学び、夢ふくらませる
初めて挑戦の奥玉地区女性学級「絵手紙で年賀状づくり」と「パソコンで年賀状づくり」教室が11月29日午前と夜に分け、奥玉公民館を会場に奥玉郵便局後援のもと開催され、それぞれ12名と16名が受講しました。「絵手紙で・・」は講師の佐藤牧子さんから筆の持ち方と一本の線をゆっくりゆっくり書くことの基本を学び、題材に季節の白菜やりんご、かぼちゃなどを見ながら初心者とは思えないほどきれいに出来上がりました。受講者も出来上がった絵手紙に満足し、「家族に出そうか。今後もやりたい。」など夢をふくらませていました。(写真)夜の「パソコンで・・・」は後援をいただいた岩渕孝彦奥玉郵便局長からあいさつがあり、講師の及川恵子さんからワードソフトを使って、年賀状作成、印刷までを楽しく学びました。「年賀状の向きやしくみ、画像やイラストの挿入、文字色のつけ方や心のこもったすばらしい年賀状に。」など詳しい指導もいただき、四苦八苦しながらも年賀状を完成させました。

天ヶ森自治会で移動研修、大平・宝築自治会では防災講習会=11月27日
火災シーズンや大規模な地震が想定される中、11月27日には天ヶ森自治会では「県立総合防災センター」等へ移動研修が行われました。同センターの佐藤さんらから地震の怖さ(関東大震災と阪神淡路大地震体験)と火災時の煙体験などに44名が参加し、防災意識の高揚をはかりました。防災講話として「平成18年6月1日から寝室などに火災報知機設置の義務付けがされること。常日頃の防災感覚を身につけておくこと。悪徳商法にのらないこと。」などが話されました。
一方、大平自治会では同日午前に千厩消防署員を招いての防災・救急救命講習と五嶋秋子市専任交通指導員から交通安全講話をいただき、大平集落センターで47名が参加して行われました。午後には、宝築自治会主催で千厩消防署員からの防災講習会と救急救命講習が宝築集落センターで行われ、52名の地区民が参加しました。 自主防災組織が、奥玉地区では全自治会に組織され、防災意識の高揚を図っています。

「人生は二度ある(自分の家系を探る)」テーマに高齢者講座=12/15
太陽暦と大陰暦の違い理解し、子どもにもわかる楽しい家系図調査作成
17年度奥玉地区高齢者講座「人生は二度ある(自分の家系図を探る)」が、12月15日奥玉公民館で開催され15名が受講しました。家系図づくり指導者で歴史に明るい鹿郷(かきょう)健二氏をお招きし、西暦と和暦や歴史から学ぶ祖先の生き方、神社・仏閣について幅広い角度から解説され、家系図をたどりながら第二の人生づくりの認識を深めました。鹿郷さんから、初めに「暦(こよみ)についてふれ、太陽暦と大陰暦があり、年号のとり方が違っていることを理解すること。名字は、大きく『源・平・藤・橘』の四つに区分され、天上人と天下人の本家が天皇家につながる。」とし、陰陽説=この世の全ての現象。五行説=五気「木〜水」等幅広く家系図の概要について解説。ほかにも、織田信長と徳川家康の人生訓、神と仏教伝来や聖徳太子の功績など興味ある歴史観をお聞きしました。
「家系図は、自分の命の源を訪ねる旅であり、歴史を辿る(たどる)旅でもある。歴史は祖先の生き方を教え、それを生かし、いかに子や孫に『徳』を残すかの学ぶ未来学である。」とし、家系図作成は、自分からはじめ、戸籍謄本等取ると、直系は江戸末期までたどれる。デジカメ等で本人・家族・先祖等の写真をとり、系図の脇に貼り付け、1代ごとに作成していくことで子どもにも楽しく見れるとし、サンプルも示され、楽しさが広がる実践例を紹介していただきました。

15種目のリズムや劇あそびなど会場いっぱいに披露=奥玉保育園生活発表会
奥玉保育園の生活発表会が12月3日同園ホールで行われ、園児57名全員による歌あそび「にんげんっていいな」で始まりました。1.2歳児による「たんぽぽ劇団に入ろう」や3歳児全員による「おかしのおしろの物語り」5歳児女の園児による「クラリネットこわしたっちゃ」や5歳児全員の「しょうじきなきこり」など15種目のリズムや劇あそび・うたが発表されました。会場いっぱいの父母・祖父母のほか園児の先輩など130人以上も訪れました。 佐藤静枝園長さんのお話しでは「園児の成長した演技を最後までご覧になって、お家ではいっぱい褒めてやって下さい。」とあいさつがあり、幕間では手話をみんなでやったりしました。一回り大きくなって、家族に愛きょうをふりまきながら、演技していました。最後に5歳児全員のリズム「子ども八木節」で幕を閉じ、ごほうびが畠山哲也父母の会長からあり、園児らにお話がありました。

地域子ども教室・「あらたまキッズスクール」で体験や遊び通じ心豊かに
クリスマスツリーづくりやケーキ作り、バードウォッチング・凧づくりなども
文部科学省が「地域教育力の再生プラン」のひとつとして、子どもの居場所事業「地域子ども教室」は、千厩町5小学校単位で開設され、地域の方の力も借り、展開されています。奥玉地区では、「あらたまキッズスクール」として、6月6日に奥玉小学校図書館で入会式を行い、指導員・管理指導員が見守りながら地域独自の体験や仲間作りをしながら心豊かでたくましい子ども達の育成を図っています。初めの方は、ネームカード作り、低学年向け読み聞かせ、折り紙作り、紙芝居、花づくりなど本に親しみながら放課後の学びや体験のお世話をしてきました。夏休みを利用して「JR大船渡線に乗ってみよう(あいポート探検)」「夏休みわいわい工作教室」「奥玉のさいかち探し」などを行いました。秋からは、奥玉公民館に会場を移し、お絵かき、あやとり、紙鉄ぽうづくり、おはじき、こま作り、切り絵、木の観察と落ち葉カードづくり、紙粘土細工、ちえの輪づくり、紙コップでびゅんびゅんこまづくり、紙皿を使ってフリスビー、クリスマスツリーづくり、ミニバスケットボール等盛り沢山の体験に15名から30名の子ども達が楽しみに集まっています。また,野球やソフトボール教室が土・日を中心に展開されています。 12月26日は、今年最後の「作ってみよう手作りケーキ」を親子で行い、一足遅いクリスマスを楽しむほか、冬休みの1月11日には「伊豆沼にバードウォッチング」、13日には「わいわい工作〜凧を作ってあげよう〜」が予定されています。
お知らせ
奥玉地区内では、転作田を活用してそばも播かれており、4日には中日向で、11日には町下でそば収穫祭等も行われました。

1月4日
一関市新年賀詞交換会
(午後3時〜ベリーノホテル一関)
20日
・奥玉地区「ころばん塾」(転倒予防教室)@
 (午後1時半〜奥玉公民館)
・一関市立千厩地域各公民館運営審議会
 (午後31時〜千厩公民館
5日
平成18年千厩地域新春祝賀会
(午後3時〜マリアージュ
21日
平成17年度町P連家庭教育講演会
 (午後1時半〜両磐地域職業訓練センター
7日
・平成18年度奥玉振興協議会総会
 (午後1時半〜奥玉公民館
平成18年奥玉地区新年交賀会
 (午後3時〜奥玉公民館
22日
・花貫自治会新年交賀会
 (午後1時〜花貫文化センター
奥玉郷友会2006年新年のつどい
 (午後1時〜東京都・ホテル銀座ラフィナート)
8日
平成18年度寺崎前自治会総会・年祝い・新年交賀会
 (午前9時半〜寺崎前構造改善センター
27日
・奥老連第8回お茶ぱたきカルタ大会
 (午前9時半〜奥玉公民館)
・奥玉地区「ころばん塾」(転倒予防教室)A
 (午後1時半〜奥玉公民館)
11日
あらたまキッズスクール「バードウォッチング」
(午前8時45分〜宮城県栗原市・伊豆沼ほか)
28日
町民大学「四季の山野草・園芸コース」
移動研修「東北ラン展」
(午前8時〜仙台市)
13日
あらたまキッズスクール
 「冬休みわいわい工作教室」
 (午前9時〜奥玉公民館
29日
・奥玉地区女性学級
 「活力ある女性活動をめざして」
 (午前9時〜陸前高田市)
・三沢自治会祝・新年会
(午後1時〜三沢自治会館
15日
・千厩地域ソフトバレーボール大会
(午前9時〜千厩体育館
・中日向自治会祝年会・新年会
(午前10時〜なかひなた会館
町下自治会新年会・祝年会・新成人祝い会
(午前11時〜町下会館
平成18年大平祝年・新年会
(午後1時〜大平集落センター
宝築自治会市政を聞く会・新年交賀会
(午後1時半〜宝築集落センター

* 体育施設の休館日=1月23日 全館休館日=1月10日

★発行:奥玉公民館 電話:0191(56)2950 FAX:0191(56)2906 皆さんからの情報をお待ちしています。