| ◆八自治会総会終え、新役員選出や独自の申し合わせも |
「地域づくり・福祉・健康・環境美化・防災」の取組みへ
1月9日の寺崎前自治会を皮切りに3月6日の花貫・町下自治会の総会で奥玉地区内八自治会が、新役員選出や地区独自の事業計画や申し合わせが承認され、17年度の新たなスタートをきりました。会計年度を1月から12月までとして、農家組合・愛林会・納税貯蓄組合などとともに合同総会で開催され、多くの会員が出席しました。自主防災組織も全自治会に組織され、防災訓練が持たれ、防火用水・ため池の場所表示の取り組み等も報告されました。各集会所の利用も活発であり、学びや集いが持たれ、修繕計画の自治会もありました。一方、中日向・宝築自治会では「生活合理化申し合わせ」として病気見舞いのお返し廃止などを決めました。また、専門部構成をどの自治会でも持ち、独自に活動できる予算の配分や女性役員の登用など積極的活動をめざす自治会もあり、今後が期待されます。 役員改選では、天ヶ森自治会を除き会長については再選され、新たな体制のもと17年度がスタートします。(写真は、三沢自治会総会) 千厩町自治会協議会まちづくり研究懇談会の提言をふまえ、各自治会では「地域づくり・地域福祉・健康・環境美化・防災」など具体的目標を持ち自主的に活動できる取組みが市町村合併を期に求められており、新たな視点で地域を見直し、ひとり一人が活動の輪を広げ、住みよい地域をつくっていくことが大切になってきます。公民館もそのような時代の中で、地域課題を考えながら、多くの方々と学びや活動を通じて、今後も援助していきます。
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| ◆「おらほの屋号・苗字集」を発刊=奥玉地元学研究会 |
「おらほの屋号・苗字集」(奥玉の屋号・苗字調査報告書)が、奥玉地元学研究会員(佐藤初雄会長・会員26名))らの手でまとめられ、三月下旬発刊の運びとなり、奥玉地区内各世帯等に配布されます。屋号集は、行政区ごとに地図とともに整理されているほか「寛永・安永風土記からみた奥玉の屋敷名」や「奥玉地区内に有する苗字由来」などA四版43ページ。平成16年度岩手県長寿社会振興財団(高齢者保健福祉基金)からの助成を受け、次代を担う子供たちや地域の活性化が図られるよう末永く活用をねらいとしています。 これまで会員の方々等が学習や調査を重ね、奥玉地区内に残るものを後世に伝える意味で精力的な活動も展開され、「奥玉古碑」調査等も手がけています。(写真)
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| ◆「玉」の名のつく所に「金」があり?地元学報告会で |
奥玉地区地元学報告慰労交流会が2月26日に奥玉公民館を会場に20名参加のもと開催されました。 発表会では、四班の代表から改めて報告があり、村上光一千厩町文化財保護委員から千厩町産金伝承についてと『金』が奥玉で産出された背景について詳しく説明をいただきました。その中で藤田利男さんは、「室根山の下にはいっぱい史跡がある。奥玉から室根神社に昔の人が大勢登った。往時のにぎわいをふりかえりたい。」と。 村上光一さんからは、「沢前遺跡は、土器の発掘状況からして古くから居を構えていた。また『玉』の名のつく所には『金』が産出されたことから東北が目をつけられた。」など奥玉が古くから栄えていたことが改めてあきらかになりました。 交流会には地元食材を使った「果報だんご」や「地元そば・豆腐」も加わりなごやかな交流となりました。
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【奥玉地区の話題】
| ◆「『空』を見上げ『感謝』忘れずに」=伊東校長からはなむけ |
平成16年度奥玉小学校第112回卒業式が3月18日、奥玉小学校体育館で行われ、数々の思い出を胸に20名が巣立ちました。来賓や父母が見守る中、伊東陸子校長から卒業証書がひとり一人に授与され、はなむけの言葉として、「時々『空』を見上げてほしい。希望を持って生き、大空にはばたいてほしい。」と「『ありがとう』を言える思いやりの持った人になってほしい。心の痛みが分かる人に。」と話されました。菅原武雄教育委員から「心身共にりっぱに成長し、たくましさを感じた。『感謝』の気持ちで回りの人たちと接して下さい。」とあいさつがありました。吉田幸昌助役らからの祝辞や、祝電の紹介の後、記念品贈呈がされました。六年生20名が、呼びかけや合唱で力強く感謝と別れの言葉をのべました。在校生から卒業のみなさんに「いろいろ教えていただいてありがとう。」と「ビリーブ」を全員合唱し、いままでつちかった伝統をしっかり受け継ぐことを約束しました。 |
| ◆宮沢賢治の生き方から家族愛と家庭像学ぶ=奥玉小家庭教育講演会 |
「宮沢賢治・その家庭」と題して奥玉小父母等を対象に家庭教育講演会(奥玉小学校・奥玉公民館等共催)が、2月21日午後奥玉小学校で行れました。東山町の石と賢治のミュージアム館長伊藤良治氏を迎えて、賢治37年の生涯から家族愛・家庭愛・幸福について60名の父母らが熱心にお話を聞きました。 「宮沢賢治は、花巻市に父親が質屋で厳しい人・母親は家族思いのやさしい人に育てられながら、盛岡高等農林(現在の岩手大学)で、土壌・肥料学を学び、東京に出たものの妹が病に倒れたため実家に帰り、稗貫農学校教諭となります。家に帰り父が留守の時、妹や兄弟・母親に笑い転げるような話をしたそうです。妹は、他界しますが、賢治の心の中や作品にも生き続けているといいます。自らも病を押して松川の東北砕石工場技師として亡くなる前の5年間床の中から肥料設計や創作活動が続けられていました。『雨にもマケズ・・・』の詩は、手帳に書き記され、後に世に出たものです。」昭和六年九月二十一日の父と母へあてた遺書の文面とともに読んで紹介され、家族思いの賢治の人柄が忍ばれ、厚い恩に感謝し、賢治の精神の中に法華経の教えが据えられ、その精神を後世に伝え本当の幸福を願っていたことを伺い知ることもできました。 「東北が冷害で米もとれない時期、ひもじい思いを賢治は幾度となく目にし、お昼時間に弁当を持ってこれなかった時の生徒のことや、冷害克服のため肥料や土壌改善に尽くします。しかし、営業出張中に倒れ37歳の若さでなくなります。病床の中で後に出る数々の童話等が生まれたのでした。」 と賢治の思いが切々と語られました。(写真)
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| ◆転倒予防の運動実技や交流親睦も=健康増進研修に48名 |
平成16年度奥玉地区高齢者健康増進研修=高齢者講座併設(奥玉老人クラブ・奥玉公民館共催)が、3月10〜11日湯田町湯川温泉「高繁旅館」にて行われました。地区内七老人クラブから48名が参加し、交流と親睦を深め、体と心の健康を保つ研修なども行われました。佐藤初雄奥老連会長から、「健康には身体と心と財布の健康がある。身体と心の健康はこうした仲間のみなさんでお話しし、食べ・歌ったりして元気をつけること。今日明日の研修で楽しく交流を深め、元気をさらに回復されるように」とあいさつがあり、乾杯のあと、各老人クラブから謡曲に始まり、「きよしのズンドコ節」等の踊りの数々や詩吟に持ち味のカラオケの余興や有志から得意の芸もとびだし、心の健康増進がされました。 翌日は、やまゆり訪問看護ステーションの金野所長を講師に「糖尿病の生活習慣についてと家庭血圧測定の留意点」と題してお話をいただき「足の裏のチェックをしましょう。血圧は上腕式で測定5分前は静かにし、朝晩決まった時間に測定を。」と。岩手県予防医学協会健康運動指導士の岩城勝典氏からは「転倒予防のために」と題し、講話と運動指導をいただきました。バランスの維持、身体を支える筋肉の維持と握力アップのための軽い運動など楽しみながら屋内でできることを参加者みんなで実技をしました。(写真)今年も好評で、一回り若くなった感じで帰途につきました。
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4月4日 |
奥玉保育所入所式
(午前9時半〜奥玉保育所) | 16日 |
奥玉地区公職者歓送迎会
(午後3時〜奥玉公民館) |
7日 |
奥玉小学校入学式
(午前10時〜奥玉小体育館) | 17日 |
春の消防演習及び表彰式
(午前7時半〜千厩小校庭) |
8日 |
千厩中学校入学式
(午前9時半〜千厩中体育館) | 24日 | 千厩町議会議員選挙投票日 |
10日 |
奥玉婦人会総会
(午後1時半〜奥玉公民館) | 27日 |
奥玉体育協会代議員総会
(午後7時〜奥玉公民館) |
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| 29日 |
飛ケ森キャンプ場びらき
(午前10時〜飛ケ森キャンプ場) |
* 閉館日=4月25日(維新館・おくらんど) 4月11日=全館休館日 |
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| ★発行:奥玉公民館 電話:0191(56)2950 FAX:0191(56)2906 |