年末ぐーたら旅行-札幌・登別-


12/23。北斗星に乗る

北斗星3号

念願の北斗星に乗りました。上野発19:03の北斗星3号です。札幌まで約16時間。でも1時間半の飛行機では、なんとなく北海道に来た〜って感じはしないんですけど、これなら嫌でも遠くに来たって実感できて面白いものです。23:30に仙台到着。あまりに嬉しいので妹にスカイメールを送ってました。でも雪無い・・・。3:00ごろ明るくなったので、外を見ると盛岡。4:00に再び明るくなったので、外を見ると青森でした。さすがに盛岡すぎた辺りから雪景色。ちょっと寒かった。毛布もう一枚欲しいなあと思ったのは、私だけじゃないはず。

5時過ぎに青函トンネルに入ったんです。アナウンスでそう聞いていたので、私は目覚ましを5時20分にセットしておいたんです。目覚ましで起きて、眠い目をこすりつつ外を見ると・・・・何も見えない・・・。よく考えると、トンネルなんですから、何が見えると期待してたのでしょう>自分。あー起きて損した。でもトンネルに入ったら揺れが格段に減って、ゆっくり寝られました。起きたら北海道でした。


12/24。念願の時計台を見る

時計台! 10:59札幌着。16時間の電車の旅もやっと終わり。思ったほど疲れてないので、コインロッカーに荷物を預けると、当初からの予定だった時計台を見に行きました。札幌は何度も着ているのに、なんと時計台を見たことが無いのです。小さい頃は親に連れられてきてましたから、札幌出身の両親がわざわざ時計台に連れてってくれるわけがありませんし、3年前の雪祭りの時に来たときは、修理中で見られなかったのです。誰もが「がっかりした〜」という時計台を私もこの目で見てがっかりしたいものだと、まっすぐ時計台へと向かいました。そんでもってそこで撮った写真が右上。あまりにも「がっかりする」と聞きすぎたせいで、期待しなかったら「まあこんなもんか」と思いました。写真だけ見ると、まるで丘の上に建ってる教会みたいに見えるらしいですね。こんなところにあっちゃだめ!というのが観光客の感想だそうで。なるほど、時計台はここにあっちゃだめですね(笑)。

その後、うちの父が大学の頃好きだったという「味の三平」に行くのに、大通公園へ向かおうと思ったのですが、「時計台からまっすぐだな」と地図を確認しなかったのが運の尽き。何を思ったか、北一条をひたすらまっすぐ歩いてしまいました(札幌を知っている方なら、私がどういう失敗をしたかわかったはず(笑))。行けども行けども現れないテレビ塔。どうして?と思ってふと見ると、「←大通」の看板が・・・。あれ?なんで大通が左にあるの?とすごく悩んでしまいました。その後なんとか大通に出たのですが、公園の中を通ろうとしてびっくり。「う・・・滑る」。なぜか隣を革靴のサラリーマンがすいすい歩いていくのに、私は1歩ごとにつるつる。やはり札幌の人は違うのか?!と思いつつ、つるつると歩いていたのですが、後に祖父が私の靴を見て、「なんだい、これは内地の靴じゃないか」と一言。裏に滑り止めが全くついてない私の靴では、雪の上は歩けないらしいです。大通公園で困っているのは大抵内地の人間。きっと札幌の人は笑っているのでしょう。そうして苦労して着いた「味の三平」はおいしかったです。


12/25。雪降った!

札幌に来てがっかりしたのは、時計台よりも雪。3年前の2月に来たときは一面真っ白だったのに、なんと今年は雪が無い!いや、東京の「無い」とは違うのですが、道路に全然残ってないのです。せっかく北海道まできたのに、雪が無いんじゃ寂しいじゃないかと思ったのですが、25日の朝起きると、すごい雪。2,3時間で10センチ以上積もりました。さっそく祖父母の家の庭の「雪はね」です。東京の雪は重くて持ち上げるのが大変ですが、札幌の雪は軽いのでプラスチックの雪はねシャベルで簡単に持ち上げられるのです。私はじいさんを手伝うというか、じいさんの周りで遊んでいるようでしたが、まあ雪はねできたので、とりあえず満足。


12/26。登別!

さて、札幌を後にして、この日は昼から登別に向かいました。札幌の駅のバスターミナルから、苫小牧経由登別温泉行きのバスへ。60人は余裕で乗れると思えるバスに、乗客は20人程度。よく考えると、北海道の高速に乗るのは初めてです(多分)。外の景色はだんだん雪が少なくなってきて、苫小牧市街に着いたら完全に街から雪が消えてしまいました。ついでに乗客も皆降りてしまいました。残ったのはあまり温泉に行く感じではないおばさんと、よぼよぼのおじいさんと、クリームパンに一心にかぶりつくわたしだけ。結局この3人で温泉まで。大丈夫なのでしょうか>中央バス。他人事ながらちょっと心配。


12/27。地獄谷!

大湯沼

翌日はとってもいい天気。あまりに天気が良いので、散歩に行くことにしました。旅館から地獄谷まで歩いて10分くらい。すると、ちょうど観光バスが着いて乗客がばらばら降りてきています。お、あれに便乗して一緒にガイドを聞いてしまえと思ってついていくと、なんと説明が外国語。多分中国語(^^;。結局タダで聞こうと思ったガイドは意味不明でした。

地図を見ると、山を越えた向こうに「大湯沼」という湖?があるらしいです。遊歩道に「大湯沼まで行ってみませんか?」という看板があって、お、せっかくだから行ってみるかと思ったのです。ところが地獄谷から登る遊歩道は、地面の雪が凍ってとても登れる状況ではありません。そこで地図に載っている別の遊歩道をためそうか、と思ってそこを登ってみると、足首まで埋まるすごい積雪。あまりに危険なので、さらに地図を見て、舗装道路があるのを発見。遊歩道はあきらめて、舗装道路を行こうとそっちへ行くと、「積雪。通行止め」という看板と、ものすごいバリケードが・・・。ここまで来て諦めるのはなんだかくやしい。さらに地図を見ると、ちょっと先に大正地獄という池を迂回して大湯沼に行ける遊歩道を発見。そっちを試すと、沢づたいだったものですから難なくいけました。一瞬クマに遭遇したらどうしようかと思ったのですが、よく考えるとこの時期クマは冬眠してるはず。でもリスみたいな動物に会いました。

そうやって苦労して行った大湯沼の写真が左上。誰もいませんでした(あたりまえ)。帰りはさらに地図を見て、尾根伝いに行ける道を発見。雪山で遭難したらしゃれにならないと思いつつも、無事に第一滝本前に到着。ついでに第一滝本でお風呂に入って、再び旅館に戻ってきました。この日はもりだくさんな一日でした。


12/28。・・・

終日隠密行動。札幌に戻ってきました。


12/29。 AirDoって

昼間は大通へ行ってお土産を購入。新千歳空港から、初めてAirDoなる格安航空便に乗って帰ったのですが、皆さんAirDoの正式名称をご存知ですか?なんと、「北海道国際航空」なのです。羽田行き以外に国際便もあるんですか?それともそのうち国際便も飛ばそうという希望が込められているのでしょうか。誰か教えてください。それはともかく、3大航空会社よりもなんと6000円も安く羽田へ飛んでくれるAirDoはすごいのです。機内のお菓子を出すだけで6000円も取られるのはしゃくなのです。というわけで、北海道へいかれるかた、1日3便しかないですけど、北海道国際航空ではどうでしょう。

無事羽田に着いたのですが、ここからがまた遠い。途中歩いて通った国際フォーラムがミレナリオのサブ会場になっていて、そう言えば変な飾りがついてるなあと思っていたものが、すごい綺麗な電飾になってました。なんとかたどり着いたのが23時過ぎ。あー羽田、もっと近くならないものか・・・。