私の見たイタリア

イタリアは街が面白い。ちょっと歩くと思いがけないものに出会える。街の中に作られた水道。狭い路地にかかるランプ。補修の跡が生々しい教会。古代遺跡。近代的な道路の隣にはロマネスク様式の柱。もしかしたら、もう二度と行くことのできない路地。別にどうってことないところでシャッターを押しまくっていた。どこだか分からない写真が大量にできた。

イタリアは色が強い。トマトの燃えるような赤、屋根のくすんだ赤、ひまわりの黄色、並木の緑、日よけの白、そして空と海の青。原色的な色の強さを無くしてみたら、どんな風に見えるだろうと思った。形の面白さが際立つ違う街が現れた。

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ヴェネチアで見つけた公衆水道。
ヴェネチアの路地。きっともう二度と行けない。 こちらはフィレンツェの路地。街によって路地の顔も違う アルノ川
ボーボリ庭園内 サンタ・マリア・デル・カルミネ教会の壁は修復の跡が生々しい ヴェネチアの中庭
ピサで。10世紀から建つ壁は今も外敵から教会を守っている 剣闘士競技を見るひとたちも、こんな景色を見たのだろうか ローマは教会だらけ
近代的な道路にロマネスク様式の柱が建つ 捨てられたような遺跡。 昼間のスペイン階段は人も少ない
恐らく古代には壮麗な建物が建っていたのだろう Copyright(c)2000 Hiroe Katagiri All rights reserved.

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