2000年8月14日(月)気持ちのよい尾根〜南月山
今回は南月山に行きます。地図に「気持ちのよい尾根」と説明があったので、これは行くしかありません。小型のストーブと一人用のステンレスの食器をもって、山の上でラーメンを食べる予定もあります。7:20に車で別荘を出ました。さて、今回は小学校5年生の娘もいっしょです。歩く距離には限界があります。ロープウェーを利用することにしました。
朝8:00にロープウェーに乗り、山頂駅には8:10に着いてしまいました。何と楽なことか!(悪い意味です)熊よけの鈴を付け、8:30に出発しました。約10分で茶臼岳方面と南月山方面の分岐点に来ました。ほとんどの人は右の茶臼岳方面に行きます。やはり、ロープウェーで来る人は、いろいろ楽しいコースがあることを知らないのでしょう。私もそうでした。
南月山の方向を見ると、なるほど気持ちよさそうな尾根が遠く南方向に見えます。今回のトレッキングもわくわくし、はやる気持ちをおさえて娘と歩きます。
歩きやすい登山道が続きます。眺めも最高です。8:50に、娘が「お腹がすいた。」と言うので、出発して20分ですが早くも朝食にしました。朝食はおにぎりです。お昼のラーメンも楽しみですが、おにぎりもおいしいんですよ。
9:00に牛ヶ首に着きました。ここでは3方向に分岐しています。右方向は、茶臼岳の裏を回って峰の茶屋跡に行くコースです。まっすぐ西へ降りていくコースは、沼原湿原に行くコースです。そして左の南に行くコースが、目的である南月山に行く道です。ここでちょっと休憩し、南の尾根沿いを行きます。
9:30に 日の出平に着きました。この日の出平から南月山までの尾根沿いの道が地図にある「気持ちのよい尾根」です。ここでは休憩しないで、さっそく「気持ちのよい尾根」に行くことにしました。さあ、楽しみです!
気持ちのよい尾根がほぼまっすぐに南月山に伸び、低木のため左右にすばらしい視界が開けています。西から東にさわやかな風が通ります。道もなだらかで、まるで散歩コースです。想像していた通り、気持ちよい所です。小さな花もたくさん咲いていました。青、黄、赤と色もいろいろです。花の名前が分かればもっと楽しさが広がるのに。
西側のすばらしい景色を見てください。遠く見えるのは、沼原です。身を乗り出すと、目が覚めるような絶壁でした。真下から風が吹き上がっています。おやっ、下には木道や池もあり、湿原が見えます。地図を見ると、姥ヶ平とありました。かなり下なのでよく見えませんが、木製のテーブルや椅子があり、何人かが休憩していました。先日の清水平に引き続き、第三の湿原を発見しました。今日は娘がいて行けませんが、この次は必ず行きたいと思います。
10:00に南月山に着きました。7〜8名が休憩していました。ここからの下山コースは、西に行けば沼原湿原、南はあけぼの平です。娘が「お腹が空いた。」と言うので、リュックからストーブを取り出し、ラーメンを作って食べました。ここで約1時間のんびりし、帰ることにしました。沼原湿原まで足を伸ばしたいところですが、娘もまだ小学校5年生なので無理をしないことにしました。
南月山から北に茶臼岳を見た景色です。ガスがたくさん吹き出ていました。写真の左にある平らな山が、日の出平です。そこまで、さっき歩いた「気持ちのよい尾根」が続いてます。かすかに尾根沿いの道が見えます。
12:00に牛が首に戻りました。すると、娘がまた「お腹が空いた。」と行ったので驚きました。私が「さっきラーメンを食べたばかりでしょう。」と言いました。すると娘は、「さっきのはおやつのラーメン。今度はお昼のラーメン。」だそうです。やむを得ず、またリュックからストーブを出して、ラーメンを作りました。ストーブに火を付けてあげれば、あとは自分で作ります。左の写真がそうです。
娘が疲れた様子なので、今日は早々と13:00にロープウェーで山を下りました。
みなさんも気持ちのよい尾根に行ってください。