奈良市内では、カンサイタンポポとセイヨウタンポポの両方が生育しています。古くから芝地になっているところではカンサイタンポポが健在です。
意外なことに興福寺や奈良公園の芝地にはカンサイタンポポもセイヨウタンポポもほとんどありません。おそらく、そこに種子が飛んできて芽生えても、シカが食べてしまうからではないかと思います。
興福寺でも、フェンスで囲まれているなどしてシカが入れないところでは、カンサイタンポポが元気に花開いています。
奈良町のタンポポは、ほとんどがセイヨウタンポポでした。
奈良市内のあるところで、下の写真のように、舌状花の一番外側の一列が白いタンポポを見つけました。総ほうから見ると、在来種のタンポポのようですが、カンサイタンポポは一番外側の舌状花は黄色ですし、この花の大きさは、セイヨウタンポポやカンサイタンポポよりもかなり大きいものでした。トウカイタンポポかとも思うのですが、よくわかりません。
正面から見たもの
側方から見たもの
つぼみ
強風の中撮影しましたので、少しフォーカスが合っていません。
Nikon F5, AF-Micro Nikkor 105 mm F2.8D, Micro Speedlight SB-21