2.必要部材及び値段


 CPUの換装をはかるには、まず、ゲタといわれる電圧調整などをしてくれるものが必要となる。このマシンがSocket7なので、Socket7用のゲタを手に入れるには次の方法がある。


 @サードパーティ製(しかも外国製、保証なし)を手に入れる。
 A大手サードパーティ製のオーバードライブプロセッサを手に入れる。
 Bたまにバルクで出るメルコのゲタを辛抱強く探す。



 @の方法は、ゲタだけでだいたい8000円ぐらいする。これにAMDのK6-2を載せるには当然CPUやファンも手に入れなければいけないため、最低でも合計で15000円かかってしまう。しかも保証がない。

 Aの方法は、保証付きかつ入手しやすいが、型落ち品でも20000円ぐらいかかってしまう。

 Bの方法は、ものすごく根気がいるが入手できれば保証がなくてもめっけもんである。とにかくメルコのゲタは性能がいいらしい。ゲタはだいたい5000円ぐらい。これにCPUとファンをつけて13000円ぐらいであろう。


 私は、秋葉原をどれにしようか考えながら長いことさまよった結果、ものすごい掘り出し物を見つけてしまった。オーバードライブプロセッサが、バルク品ながら約4000円で入手できたのだ。だが、PC9821用。NXはdos/vだ。使えるかどうか、思いっきり心配だった。けれども値段に負けて購入したのであった。

 結果的にAの方法を採ることになった。

−購入部材−
・メルコ HK6-MX300-L
 (K6-2 300搭載、ゲタの種類は不明、ファン付き)
 この型番の製品リリースはない。完全なバルクである。

ディップスイッチ。
4つのスイッチがあることが確認される。

ODP裏側。
型番が
「HK6-LCL-AA」と記載されている。

・Seagate ST310212A U10 10.2G
 ハードディスクドライブ。セクタエラーのあったHDDを交換するために1万円(当時一番安い価格)で購入。


パーツを
買うなら
特価.COM→
パーツを
買うなら
←特価.COM