5.結果及び考察


−結果−

 何の問題もなく立ち上がった。メルコのユーティリティにも、きちんとK6−2−300MHzと表示されている。
 HDDも、問題なく10ギガ認識した。フォーマットも1パーティションのみである。
 OSは、Windows98SEを使用。今のところ何の問題もなく動いている。ただ、NECのページにはアップデートプログラムが出ているので、何かしら不具合があるのかもしれない。

−考察−

 このオーバードライブプロセッサ『HK6−MX300−L』は、マニュアル及びドライバはPC98用しか入っていないもののDOS/Vにも対応しているのではないだろうか。

 メルコのオーバードライブプロセッサに対する型番の付け方から推測してみよう。N3ゲタ、N4ゲタなどの存在が確認できているので次のようになる。
 このように推測できる。

 また、正規市販品の中に『HP5−MX300−L』という製品があるが、これはMMXPentiumの300MHz(モバイル)を使用したものだ。この製品はPC98及びDOS/V両対応である。今回使用したものととても型番が似ており、推測上ゲタに当たる部分が『L』と一致しているので、今回使用した『HK6−MX300−L』も、PC98及びDOS/V両対応ではないかと考えられる。

 ゲタのディップスイッチ設定をいじれば、さらに高クロック化が期待できる。ただしK6−Uはあまりクロック耐性がよくないので、CPUを載せかえるなど対策を講じる必要がある。

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