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最近ヨーロッパのピアノトリオものが人気をよんでいるが、その原動力となったのがこの澤野商会のマイナー作品の再発シリーズだ。その中でもスウェーデンのピアニスト、ベント・エゲルブラダのこのアルバム(通称、子供と呼ばれているらしい）は、ジャケットの良さもあって注目に値する作品だろう。もちろん内容も質の高い演奏が聴ける。特にタイトル曲は熱の入れ方がちがってこのトリオ会心の演奏だと思う。この澤野レーベルはどのアルバムもわたしがはじめて耳にするピアニストばかりだが、そのどれもが素晴らしく、レーベルの耳の確かさが聴き取れる。 |