Masao Ijima at Rudy Van Gelder Studio 私が思い出したようにたまーに行く福岡のジャズ喫茶「ブラウニー」のマスターがあのヒット作「ライヴ・アット・ブラウニー」に続いてプロデュースした地元北九州在住ベーシスト井島正雄のアルバムだ。なんと驚くことなかれあの・・まさにあのヴァン・ゲルダーのスタジオでである。かってアイク・ケベックがブルーノートのミュージシャン兼お抱え運転手としてミュージシャンを送り迎えしたという50,60年代のあらゆるマイナーレーベルご用達のモダンジャズの聖域である。ジャズファンにとっては夢のような場所でレコーディングされたこのアルバム(詳細は井島正雄のサイトで)。共演はなんとこれまたわたし好みの超渋いピアニスト、リチャード・ワイアンズ、そしてお洒落なセンスいいベテランドラマー、グラディー・テイトとのトリオ作。これだけでもう買いである。オープニングの「アイ・シュッド・ケア」井島のベースの緊張感が伝わってくる。そして派手さなしの趣味のいいいつものワイアンズ。テイトもさすが雰囲気のある軽快なブラシワークを聴かせる。そしてタイトル曲、井島のオリジナル「An Eternity 」これが素晴らしい。まるでスタンダードナンバーのようにゆるやかにそしてエモーショナルに演奏される。いつものヴァン・ゲルダーの音より大人しい感じがするが、内容に合わせてるのかも?それにしてもローカルからこういう一流の通好みのアルバムがリリースされるのは気持ちいいし、熱意があればできるんだと証明してみせたたのは凄い事だと思う。今後全国からこんなジャズアルバムが出てきて欲しい。ジャズファンたるもの大いにCD購入して応援しようや。

Masao Ijima An Eternity Browny Masao Ijima b, Richard Wyands p, Grady Tate ds,



I Should Care East 17th Street Blues An Eternity Almost Like Being in Love Our Bossa Nova You are my Everything South Seas A Portrait of Jennie 2002/10/14 Rudy Van Gelder CD





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