わたしがマッコイを聴きたい時よく取り出すアルバムである。いやむしろここでは
レックス・ハンフリーズの
ドラムスを聴いている。ここでの
ブラッシュワークのタッチは切れがよく、とてもいい録音で捉えられていてわたしのオーディオチェック盤になっている。(スネアドラムにブラシが叩きつけられる時の音がグッと来る。)マッコイの60年
代初めのインパルス盤のものはどれも肩の凝らないリラックスした演奏が聴ける。彼はジョンコルトレーン・カルテットの中にあってわたしにとっては一瞬息の抜ける存在であったが、どんどんフリーになっていくトレーンについていけずあきらかにサウンドカラーが合わなくなって65年頃とうとう決別した。その後ブルーノートレーベルに新主流派らしい作品をリリース「リアル・マッコイ」等の名作を発表している。わたしはこの一連のブルーノート作も好きだがどうしてもやはりこのトリオものに手がいってしまう。
それにしても最近のマッコイは音の出し過ぎ、どっちかというと少しうるさいのが難点だと思うんだがなぁ。
McCoy Tyner
Nights of Bllads & Blues
Impulse
McCoy Tyner
p,
Steve Davis
b,
Lex Humphries
ds,
Satin Doll
We'll Be Together Again
For Heaven's Sake
Star Eyes
Blue Monk
Groove Waltz
Days of Wine and Roses
1963/03/04
Rudy Van Gelder
LP
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