発行日:’94年 5月 2日(月)
発行:守山リス研事務局

リス研通信 No.353

エゾリスの解剖調査 2/4

実施日時
94. 4. 9(土) 10:00-13:30
場所
パターゴルフ2F(Fさんご夫妻のご援助で借用)
実施者
Un獣医さん
Iさん、Uさん、Kmさん、Mちゃん、Nさん、Tさん、Kさん

解剖調査結果(続き)

調査項目調査結果特記
5) 消化器系重さ6g(胃の内容物込みで)
*食堂からの管の位置と小腸への管の位置は比較的近い。
4.2cm
2.5cm
食道・腸間1.4cm
小腸重さ8.6g*体長の5倍の長さである。
長さ189cm
太さ0.35cm
盲腸重さ3.0g*草食性の動物ほどこの盲腸が大きいとのこと。かなり大きい
長さ6.1cm
太さ1.8cm
大腸重さ2.5g*大腸、小腸の中身を出して壁を検査するもきれいで病気や虫の発見はなかった。
長さ44cm
太さ0.5cm
肝臓重さ4.0g*4つにわかれた部分からなり大きさとも一番。
3.6cm
4.5cm
すい臓重さ0.3g 
長さ3.6cm
太さ1.2cm
胆のう重さ極小*肝臓の裏側にちょこんとついて、薄い皮の袋みたい。
長さ0.4cm
太さ0.3cm
6) 循環呼吸器系心臓重さ1.1g中には血液が充満したままでかたまっていた。
1.7cm
1.5cm
重さ2.0g右は3つに分かれている。
1.4cm
長さ4.0cm
腎臓重さ0.8gそらまめサイズで、片方の寸法と重さ。左右対称に存在した。
1.9cm
1.1cm
7) 生殖器系
(続く)
乳頭4対(8個)両腕の脇に1対、おなかに2対、足の付け根に1対。
卵巣1対白っぽい粒がそれぞれ3個ほど目視で観察できた。
卵管左右から合流極めて細い。

(続く)

[写真:取り出された小腸] [写真:肝臓と腎臓] [写真:肝臓と胃] [写真:盲腸とその周辺] [写真:伸ばした小腸]

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