発行日:’94年 3月27日(日)
発行:守山リス研事務局

リス研通信 No.336

北海道 帯広市エゾリスの会訪問 1/9

1.調査計画(○撮影 ☆収集 □計測・ヒアリング)塗りつぶし=実施

  1. ●エゾリスの会の方々
    ●百年記念館にてMさん、I2さん、K2さん
  2. 環境調査
    a○緑ヶ丘公園の入口文字看板
    a●林の全景・樹冠(見上げる)
    a●緑ヶ丘公園の樹木の様子
    a●クルミ林
    a●チョウセンゴヨウの林
    a■直径、■樹高、□樹木活力度
    aチョウセンゴヨウ4-5本、クルミ4-5本(一番太そうなもの)
    a●給餌場
    a○調査している姿写真
    a●緑ヶ丘公園と街路樹のつながり
    a■直径、■樹高、□樹木活力度(一番太そうなもの)
    a●調査している姿写真
    b●帯広農業高校 前庭の文字看板
    b○調査している姿写真
    b●帯広農業高校 前庭の樹木の様子
    b●林の全景・樹冠(見上げる)
    b■直径、■樹高、□樹木活力度(一番太そうなもの)
    b○帯広農業高校 北側の道路(よく交通事故のある)
    b■幅、■舗装有無 □車の数量 □スピード状況 ■街路樹の有無 □緑の橋の可
    能性
    b●帯広農業高校 横側の道路(よく交通事故のある)
    b■幅、■舗装有無 □車の数量 □スピード状況 ■街路樹の有無 □緑の橋の可
    能性
    c○帯広畜産大学 入口文字看板
    c□街路樹の有無
    c●林の全景・樹冠(見上げる)
    c●帯広畜産大学 樹木の様子
    c■直径、■樹高、□樹木活力度(一番太そうなもの)
    c○調査している姿写真
  3. エゾリスの生態
    ●エゾリスの樹木毎の巣(高さ、位置、巣の大きさが違う?)
    ●トドマツ ●チョウセンゴヨウマツ ○アカエゾマツ ●トウヒ
    ●餌のなる木 ■直径、□樹高、□樹木活力度
    樹種
    イタヤカエデ 4-5本
    エゾヤマザクラ 4-5本
    ☆できるだけ多種のエビフライを収集
    ★ドイツトウヒの実・食痕
    ★チョウセンゴヨウの実・食痕
    ★唐松の実・食痕
    ●ハルニレ
    ●エゾリスの雪上の足跡
    ●貯食の跡
    ●雪の上を走るリス
    ●エゾリスの活動状況
    ●給餌台・構造
    ★エゾリスの死体回収(別途送付依頼)

緑ヶ丘公園のデータはリス研通信No.331-(3)に記載済。

3/7 晴れ 雪があちこちに積もっている。-14℃

Mさんがわざわざ8:45朝ピックアップして緑ヶ丘公園まで連れていって下さった。到着するとエゾリスの会のK2さん(呉服屋さんで横浜からこの帯広に13年前に移住)、百年記念館にお勤めのI2さん(蓄大卒業の若手の専門家で野鳥の会のメンバーでもある)の2人と合流。早速案内をしてもらった。

道沿いにシラカンバ(直径50cm)が何本も植えられている。高さ14-15m程。またハリエンジュ(ニセアカシア)やネグンドカエデも植えられていた。20m程歩くと、早速エゾリスが1匹、道路を横切って雪の上を走って行くのを目撃。更に2匹ほどが追いかけ合う。

[写真1]
シラカンバの並木をエゾリスが走り抜ける様子を観察

一匹のエゾリスはシラカンバの木を高さ5-6mに登り、どこからか干したキノコを両手に持って食べていた。またその食べ残しをシラカンバの木の又に挟み込んで次の場所を移動していた。(バックにはモミ系?の木)人を恐れていない。人の目の前でどうどうとして餌を食べている。この場所で3匹目撃できた。

[写真2サムネイル] [写真3サムネイル]

帯広、十勝は西は日高山脈に、北は大雪山に東は阿寒だけに囲まれ温度は低いが雪はそれほど多くない地域で札幌に比べて住みやすいとの事である(Sさんの説明)この帯広百年記念館は1982年10月に立てられたものでまだかなり新しい建物でした。

帯広市の地図

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