いかだカーニバル’96
筏下り体験記
あれは6年前の日曜日の夕方、たまたまニュースを見ていたら、新城で筏下りの事をやっていた。これはおもしろそう
一度参加せねばなるまい、と思い今回ついに現実となったわけであります。参加メンバーは、
第1事業部 近藤真琴、第2事業部 林昌広、元DCR北河幹生、そして私第2事業部 木下富雄の4名であります。
その他 協力メンバーとして第2事業部 山田裕子、プロフィットセンター 岩崎志保 で制作を行いました
(岩崎は くまの絵を描いただけなのよ)。筏といっても自分たちで筏も作らねばならず、
1月前から毎週新城へかようことになってしまいました。
まずは筏の材料となる丸太の皮剥きをおこない(これをしないと丸太の中の水分が抜けにくく、重たくなるんだよ)
次に筏の設計に入るわけだが、なにせ筏など作ったことがないので(あたりまえか!)
どのようにしたらよいかみんなで これくらい太い材料を使わないと丈夫にならない
いやそんなの使ったら重たすぎる などといいあいながら進めていくかっこうとなりました。
(作ってるときはとっても真剣で、お話してくれなかったぐらいなんだから、こわかったんだよ 2¥;7 談)
そして筏完成までに3日間、実際に近くの川で浮かべてみるとこれがまたよく浮くじゃあーりませんか。(そうなのよ、
みんなお子ちゃまなのよ)みんな顔をにやにやさせながらいよいよ来週だなといいつつ帰路についたのでありました。
あけて7月20日筏搬入のために豊橋へ集合したのですが生憎の雨、そして台風の影響で次週に延期、
少しがっかりしながらも楽しみに待つ私達でありました。7月29日いよいよ大会当日9時より
開会式が行われ、空は晴渡り豊川の水も澄んで最高のコンデションとなりました。
大会の形式は3分おきに3艇ずつスタートして1.8kmのコースのタイムを競うというものです。
私達のスタートは最後の方で11時くらいとなり、そしていよいよスタート!!!一緒にスタートする艇に
「どうぞ先にいってください」などと声をかけたのですが、あっというまに他の2艇を振り払ってしまい
3分前にスタートした艇にも追いついてしまいました。ただそれでも筏の下に付けたタイヤチューブの
バランスが悪くすぐに右へ曲がっていくのでなかなかスピードにのりきれません。
スタートして前半は川の流れも速く快調にとばしていると、途中に岩が突き出した所があり
筏は流されてどんどん岩の方に流されていくではありませんか。
ぶつかる!と大声をあげながら、ゴツン!ゴリゴリと音がしたかと思うと筏の左側がおおきく揺れた
のでありました。そこを通り過ぎると川は緩やかな流れに変わり、先の方に新たなる筏がいるではあり
ませんか。「よし!あの筏も抜かすぞ!」
と漕ぎはじめもう少しで追いつくぞというところで、バキッ!「あ!」というとともに近藤君のオールは壊れてしまい、
次には私のオールも、ミシッ!
と柄の部分が半分裂けてしまいスローダウン、スタートより突き放し追い抜いてきた筏に抜かれるはめになってしまいました。
それでも手や足を使いガンバッテ筏を漕いでいると
前方の水面下に何やら大きな影が、な!なんと!鯉のぼりが泳いでいるではありませんか。
さらに鯉のぼりの口に付いている紐は先を行く筏につながれてひっぱられていたのでした。
その筏に近づいていくと「すいません迷惑かけています」というものだから、
すかさず近藤君が「そんなことないですよ、なんかくれ」といったら筏に備え付けのクーラーボックスからジュースとビールを
いただき、その筏(岡崎探検隊号)のために私達はバンザイさんしょうをしたのでありました。
(ちなみに岡崎探検隊はキャラクター賞のようなものを大会主催者よりもらい、1時間40分かけて下ってきたのでありました。)
そして私達(DCR24DETT号のメンバー)は体じゅう真っ赤に日焼けし、
満面の笑みを浮かべながらゴールしたのでありました。
114番 DCR24DETT号 成績 143艇中76位 時間 00:38:00
P.S 来年も私達は参加を予定してしています。もし他に参加したいかたがあれば筏の作り方教えます。またスポンサーも募集しています(筏に旗、看板をつけます)その他、応援団も募集しています(ゴール地点の川原でバーベキューでもやりながらのんびりするのもよいです。)