面白かった本
ここでは、私が読んだ本の中で気に入ったものを一部紹介します。
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- 2002年4月28日
- 2001年6月3日
- 2001年2月25日
- 2000年12月15日
- 2000年2月20日
- 1999年7月20日
- 1999年4月18日
- 1998年10月24日
- 1998年9月13日
- 「そして夜は甦る」 原遼 早川書房・文庫
- 「私が殺した少女」原遼 早川書房・文庫 (直木賞、ファルコン賞)
- 「天使たちの探偵」原遼 早川書房・文庫
- 「さらば長き眠り」原遼 早川書房
- 私立探偵 沢崎シリーズ。ハードボイルド小説だが、ミステリとしても完成度が高い。寡作なのが残念だが、その分読み応えは抜群!主人公を含めて、渋くて魅力的な登場人物が多い。じっくりと読むことをお勧めします。(1999.7.20)
- 「ホワイトアウト」 真保 裕一 新潮文庫 New!
- 読んだのはかなり前ですが,書くのを忘れていたので追加します。ディテールや登場人物の設定や描写の細かさ,ストーリー展開など,文句をつけるところが全くなく,非常に面白かったです。これに感動して,作者の他の作品もいくつか読んでみましたが,まだホワイトアウト以上の作品には巡りあっていません。作者は違いますが,少し下の「天空の蜂」を面白かったと思う人には,特におすすめします。ちなみに,私は映画は見ていません。(2002.4.28)
- 「片思い」 東野 圭吾 文芸春秋社
- 一分のスキもない物語としての完成度の高さはさすがです。ミステリとして,読者に対するフェアな態度を忘れない作者の姿勢は大変高く評価するのですが,この作品ではどうしても登場人物に感情移入して読めなかったため,楽しんで読むことができませんでした。つまり,ミステリとして読む分には問題ないのですが,キャラクターやストーリー展開の部分にひっかかりを感じてしまいました。残念です。(2001.6.3)
- 「白夜行」 東野 圭吾 集英社
- 内容を詳しく書けないのが、非常に残念。インパクトがある内容だけに、好き嫌いが分かれそうだが、傑作であることは間違いなし。深い。(2000.2.20)
- 「秘密」 東野 圭吾 文芸春秋
- 既に映画化されましたが、まだ映画は見ていません。内容はさすが東野圭吾らしく、楽しませてくれます。北村薫の「スキップ」を彷彿とさせる設定ですが、詳しくは書かないでおきましょう。(2000.2.20)
- 「私が彼を殺した」 東野 圭吾 講談社ノベルス
- 正統派の推理小説。犯人が明かされていないので、自分で推理する必要があるが、論理的に考えれば、解は一つしかない。ただし、雑誌に掲載されたバージョンとは内容が異なるので、注意が必要。(1999.4.18)
- 「天空の蜂」 東野 圭吾 講談社ノベルス
- 正確には推理小説ではないかもしれませんが、ここで紹介します。
ある日、自衛隊向けに開発中の高性能ヘリが盗まれた。直後に、原子力発電所の上で墜落させるとの脅迫状が届く−犯人の要求は、すべての原子力発電所の停止...。
一流のサスペンス小説で、面白く読める半面、原発についても考えさせられるところが深い。ぜひ映画化希望。(1998.9.13)
- 「パラレルワールド・ラブストーリー」 東野 圭吾 講談社文庫
- ちょっと恥ずかしい題名ですね。作者が理系出身なだけあって、仮想現実の扱い方にもそれなりにリアリティがあって、抵抗なく読めます。また、話の進行とともに膨らむ謎と、最後の見事な決着も、いつも通りです。ラブストーリーとしても、おもしろく読めました。はっきりいって傑作でしょう。
- 「破線のマリス」 野沢 尚 講談社
- 第43回江戸川乱歩賞受賞作。テレビ映像の真実性を題材にした話で、サスペンス風の味付けがよい。
- 「空飛ぶ馬」,「夜の蝉」,「秋の花」 北村 薫 創元推理文庫
- 日常生活での身近な謎を題材にした推理小説。爽やかな読後感が良い。
- 「ある閉ざされた雪の山荘で」,「仮面山荘殺人事件」 東野 圭吾 講談社文庫
- どんでん返しが秀逸。
- 「被害者を探せ」 パット・マガー 創元推理文庫
- 犯人ではなく、被害者を推理する趣向が面白い。
- 「緋色のヴェネチィア」
- 「銀色のフィレンツェ」
- 「黄金のローマ」 以上三部作 塩野 七生 朝日文芸文庫
- ルネッサンス期のイタリアを舞台にした歴史(推理)小説。
- 「ファウンデーション」
- 「ファウンデーション対帝国」
- 「第二ファウンデーション」
- 「ファウンデーションの彼方へ」 以上 アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫
- 「ファウンデーションと地球」
- 「ファウンデーションへの序曲」
- 「ファウンデーションの誕生」 以上 アイザック・アシモフ 早川書房海外SFノヴェルズ
- 紹介するにはメジャーすぎるかも?私は最初の3冊めまでが好きです。
- 「タウ・ゼロ」 ポール・アンダースン著 創元SF文庫
- とにかくスケールが大きいのが好きな方へ。
- 「ドラゴンランス戦記」1〜6巻(完結)
- 「ドラゴンランス伝説」1〜6巻(完結) 以上 マーガレット・ワイス, トレイシー・ヒックマン 富士見文庫
- 魅力的で個性的な登場人物。しっかりした世界設定。剣と魔法の世界が好きなら間違いなくお薦め。
- 「24人のビリー・ミリガン」上・下 ダニエル・キイス 早川書房
- 有名な多重人格者のお話。ノンフィクションでなければ、とうてい信じられないほど、すごい内容です。多重人格同士でコミュニケーションができない場合があり、その場合は記憶が"飛ぶ"ことも頻繁に起こります。人間の脳は、想像以上に複雑なシステムだということに驚くとともに、多重人格者の人権についても考えさせられます。続編の「ビリー・ミリガンと24の棺」上・下も合わせて読まれることをおすすめします。(1999.4.18)
- 「おまえが殺ったと誰もが言う」上・下 ピート・アーリィ ハヤカワ文庫
- 白人少女の殺人犯とされた黒人の冤罪についての実話記録。この人の場合には、本当に奇跡的な幸運が続いて、無事に釈放されることができましたが、そうではない人たちがどれくらいいるのかと思うと、本当に哀しくなります。しかも、この事件が起きたのは、たった10年前のことです。この世の中は不条理なものかもしれませんが、少なくとも司法は常に公平かつ慎重であってほしいと思います。
いろいろなことを考えさせられます。一読を。
- 「リプレイ」ケン・グリムウッド 新潮文庫
- 下の「ターン」、「スキップ」と同じ時間SFものです。
こちらもおすすめ。
- 「リセット」 北村 薫 新潮社
- 《時と人》の三部作の第三作。
2001年1月,ついに待望の作品が出版されました。前の「ターン」や「スキップ」と同じく,時間をテーマにしているのですが,全体に占める割合は小さくなっています。読む人によって,評価が大きく分かれそうです。ただし,爽やかな読後感はさすが期待通りでした。
ちなみに個人的な評価を言えば,「スキップ」>「ターン」>「リセット」の順でした。(2001.2.25)
- 「ターン」 北村 薫 新潮社
- 《時と人》の三部作の第二作。
時間に取り残され、一人だけ同じ一日を送ることになってしまった主人公は…。
設定も面白いですが、よくある時間SFもののように設定で読ませるのはなく、
あくまで内容で読ませてくれます。
この人は、何気ない日常風の小説を書くのが本当にうまいと思います。
次の「リセット」も、楽しみ。
- 「スキップ」 北村 薫 新潮社
- 《時と人》の三部作の第一作。ある日突然、17才の女子高生の意識が25年後へと飛ぶ…。ちょっと不思議な感覚の残る秀作。何気ない日常を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
- 「海と毒薬」 遠藤 周作 角川文庫
- 本は薄いけど、内容は重いです。科学者のモラルについて考えさせられます。
- 「愛の試み」 福永 武彦 新潮文庫
- たまには真面目な本を読むのもいいものです。(^^;
- 「若き数学者のアメリカ」 藤原 正彦 新潮文庫
- 数学者の書いたエッセイです。アメリカへの留学にまつわる話を書いてあります。やる気を出すぞー、という時にどうぞ。
- 「バード」 1〜2巻(完結) 青山 広美 竹書房
- 異色の麻雀漫画。無敗の代打ち、通称「蛇」と呼ばれる男の裏技、「全自動卓天和」の謎に、若き天才マジシャン「バード」が挑む!−まるで小説のように完成されたストーリー展開と、濃いキャラクター達、説得力のある「全自動卓天和」の謎、従来の麻雀漫画にない視点といい、ここ数年で随一の麻雀漫画といっていいでしょう。麻雀漫画を読み飽きた人にもおすすめです。(2000.12.15)
- 「あっかんべえ一休」上・下 坂口 尚 講談社漫画文庫
- 一休さんというとすぐにアニメが思い浮かびますが、これは、一休の生涯を描いた著者渾身の力作です(残念なことに絶筆となってしまいました)。これを読んで、私は一休に対して、宗教家というよりもむしろ哲学者としてのイメージを強く感じました(まあ禅というのは、もともとそういうものかもしれませんが)。当時の出来事や登場人物の淡々とした描写は、ふだん意識していないかもしれない人間の欲を強烈に思い出させてくれます。そして、著者が一休に語らせた最期の言葉には、読者はきっと突き放されたような思いを抱くのではないでしょうか。もしかしたら、普通の哲学書よりも、ずっと哲学を意識させられるかもしれません。(1998.10.24)
- 「賭博黙示録 カイジ」 1〜13巻 福本 伸行 講談社
- 人間の嫌な部分をこれでもか、と見せてくれます。人生観が変わるかも。
- 「プロデューサーになりたい」 1〜4巻(完結) 小泉 すみれ 講談社
- つらい生活をなんとなく楽しそうに描いているところが泣かせます。
つらい時に読むといいかもしれません。
- 「OL進化論」 1〜17巻 秋月 りす 講談社
- 作者の人柄のよさが伝わってきます。(^^)
- 「ガケップチ・カッフェー」 1巻 大前田 りん 講談社
- ほとんど二人しかキャラクターが出てこない不思議な恋愛もの。
前半と後半で主人公が交代するのも面白い。
続きを読みたいけど、望み薄かも。
なんと、一部オンラインで読めます!(1998/09/11発見)→モーニングのページへ
- 「海雀王」 1〜3巻 渡部 みちお画 志村 裕次作 実業之日本社
- 「麻雀で瀬戸を盗る!」壮大なスケールの麻雀漫画。未完か。
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Last modified 2001/6/3