伝説の釣師 メニュー
8月01日 出発準備
8月02日 京都府〜富山県(道の駅新湊)
8月03日 富山県 海岸にて海水浴
8月04日 新潟県〜山形県
8月05日 山形県〜秋田県〜青森県(弘前)
8月06日 青森県 青森市内ねぶた祭り(道の駅・浅虫温泉)
8月07日 青森県 浅虫温泉〜弘前〜大間へ(大間フェリーターミナル就寝)
8月08日 青森県(大間港)〜北海道(函館港) 北海道上陸(道の駅・知内)
8月09日 函館市内メガネ屋散策  知内就寝
8月10日 知内〜厚沢部 青函トンネル博物館・松前屋敷・海岸車遭難
8月11日 厚沢部〜小樽(朝里峠)就寝・小樽港・峠ダム・熊の恐怖
8月12日 小樽(朝里峠)〜札幌市内服買出し〜小樽(朝里峠)
8月13日 小樽〜新十津川町(就寝)
8月14日 新十津川町日光浴・渓流釣り〜旭川市内
8月15日 旭川起床〜タイヤ探し市内散策・釣具買出し〜幌加内
8月16日 幌加内起床〜美深小説の駅・行灯祭り・熊牧場・美深就寝
8月17日 美深・水族館〜稚内市内〜宗谷岬〜猿払就寝
8月18日 猿払〜稚内空港〜渓流釣り〜猿払就寝
8月19日 猿払起床〜クッチャロ湖〜札幌市内〜旭川
8月20日 旭川起床〜富良野・資料館・五郎石の家〜富良野(道の駅・南富良野)
8月21日 南富良野〜麓郷〜富良野市内〜旭川〜丸瀬布(道の駅・丸瀬布)
8月22日 丸瀬布〜サロマ湖〜網走市内(道の駅・網走)
8月23日 網走〜知床半島〜釧路(道の駅・摩周湖)
8月24日 摩周湖〜釧路市内〜浅沼温泉(国道パーキング)
8月25日 浅沼〜摩周湖〜釧路川〜釧路市内〜浅沼(国道パーキング)
8月26日 浅沼〜釧路川〜浅沼(国道パーキング)
8月27日 浅沼〜釧路川〜白糠(道の駅・白糠)
8月28日 白糠〜虫類(道の駅・虫類)
8月29日 虫類〜幌内川〜襟裳岬〜三石(道の駅・三石)
8月30日 三石〜新冠〜長沼町(道の駅・マオイの丘)
8月31日 長沼町〜大滝村(道の駅・フォーレス大滝)
9月01日 大滝村〜室蘭市内〜地球岬〜森町(道の駅・森)
9月02日 森町〜函館〜知内
9月03日 知内〜江差〜函館フェリーターミナル〜青森県大間〜横浜
9月04日 青森県横浜〜十和田湖〜山形県〜新潟県(国道パーキング)
9月05日 新潟県〜新潟市内〜富山県(道の駅・新湊)
9月06日 富山県〜福井県(耳川駐車場)
9月07日 福井〜京都市内
伝説の釣師

SINCE 2000

伝説の旅師(車で寝泊りする男)

2001年7月29日(ハローワークの帰り道)
暑い!今日も京都は熱い!天気予報では日中40℃近くまで気温が上がるらしい
お蔭様で今日で半年の認定期間終了・・・と言うことは収入のあて無し。
「今日で失業保険の振込みは最後です」の受付のおねえさんの冷たい言葉が何度も思い出される。
おまけに、この暑さ・・・(-_-;)
「おそらく北海道は涼しいんだろ〜な〜   ・・・・そうだ!北海道に行こう。」
どうせ次の仕事まで時間はある。
決定(^○^)
・・・と思ったが資金が寂しい(>_<)
・・・・・車で行けば何とかなるかな?・・・と、釣り道具と寝袋に衣服少々を愛車に放り込み出発準備と、気持ちはすっかり浜田省吾(そんな気分)
当然貧乏旅行なので高速道路は使えない、寝るのはもちろん車の中・・・これで本当に大丈夫なのか???。
まあー長い人生そんな旅が有っても良いんじゃないですか(^○^)

8月01日 出発準備
8月02日

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9:00いよいよ出発の日だ!
朝から荷物の用意をする、大きな荷物は昨日揃えておいたので、服など細かいものを揃え午前中には出発する予定だ。
いざ支度始めると結構な量となる、最初はTシャツ15枚・パンツ10枚・ズボン・服ets数十着を鞄に詰めていたが・・・・・何かが違う。

これでは全然過酷な旅にはならないではないか(-_-;)
しかしなかなか服は減らせられない、そこで思い切ってパンツを3枚にして、Tシャツ9枚・半袖シャツ2着・ズボンは半ズボン5着に長ズボンは1着にまで減らした。
これを昨日用意した荷物と合わせ車に積み込む頃には11:00を回っていた。
11:00過ぎ、「いよいよ出発だ!(^o^)丿」

相変わらず天気は晴天、車中気温は40℃を超えている、とにかく暑い出発だ。

途中宝ヶ池近くのワイルドワン(アウトドアショップ)に寄りGIベンチを購入し、303号線(鯖街道)より福井県に入るルートをとった。この辺りの道はよく釣りに行くので慣れており、いつも寄るコンビニに入ったりして、何となく釣りにでも行く様な気分だ。
まだ数千キロ・1ヶ月以上の旅の始まりという実感は全然無い。

コンビニでサンドイッチ・コーヒーなどで簡単な昼食をとり、一緒に買った氷をクーラーBOXに入れて冷蔵庫代わりとした。
しかし氷も350円、これを30日続けると、これだけで10,000円を超える事になると思うとゾッ!とした。
何せ、今回の旅にはあまり現金の余裕は無く、キャッシュカードも置いてきたので大変だ。

福井県に入るとプラント2というホームセンターに入り、携帯ベープ・電池式扇風機など車のエンジンを切っても安眠できる用品を幾つか買った。
今回は宿泊費を節約する為に車内で寝るつもりだ。
27号線を敦賀方面へ、よく釣りに行く耳川を過ぎ九頭竜川を通過し福井市内を過ぎる頃には18:00を過ぎている。

福井市内が結構渋滞していて思ったより時間がかかったが・・・特に急ぎの旅でもない。
ホテルが予約してある訳でも無い。
もともとせっかちな性格のせいか、それでもイライラするのが面白い、「せっかくだからこの旅で少しそれを直そう」と思った。

市内の外れでラーメン屋(ナンちゃん)に入り、一番安い「しょうゆラーメン」を注文する。
店の主人が「京都は暑いでしょ」と話し掛けてきた。
どうやら車のナンバープレートが見えたらしい、しばらく京都の観光地について話をするが、私自身あまり京都を観光したことがない。主人は京都が好きらしく何度も出掛けていると言う、京都に帰ったら金閣寺くらいは行ってみるか・・・・・。
ラーメン屋を後にすると、いよいよここからは未知の世界(一度も走ったことがない)だ。
富山県に入る頃にはすっかり夜になっていたが知らない土地なので面白い。

21:00そろそろ泊ま場所捜しを・・・と思っていると(道の駅)の看板発見。
新湊付近であったがナビゲーションに出ていない、おそらく最近出来た為であろう。
入ってみると店は閉まっているが駐車場にはワゴン車やキャンピングカーが駐車して眠っておいる。
あまり余裕は無かったが1台のスペース見つけ止められた。
風呂に入っていない事に気付いたが、朝シャワーしたのでタオルを洗面所で濡らし体を拭きOKとした。
寝る準備としてはサーフの後部を改造してベッド仕様にしてあるので、180cm×110cmとセミダブル程度のスペースはある。
夏仕様に竹ゴザを敷きタオルケットと組み合わせたので快適とはいかないまでも眠れそうだ。
後は今日買った扇風機・ベープ・ランタン・ラジオ(全て電池式)をセットし就寝。

8月03日

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5:30周りの声で起床
最初自分がどこに居るのか解らずボッーとしていたのが面白い。
車で泊まる事はこれまでにも何度かあり慣れていたが、車の出入りの多い「道の駅」であることや、昨夜なかなか寝付けず2:00まで起きていたが不思議と快調である。

6:00暑くなる前に支度を整えて出発。
今日の目標は「日焼け」だ、今年はあまり日光浴をしておらず色白なので少し焼きたい。

富山を海沿いに走ると広い海が見えるが不思議と海水浴場の看板は少ない。
コンビニ弁当で簡単な食事をし適当な農道を海岸へ入ると何とも良い浜辺が広がっている。
京都や福井ならいつも何組かのグループがいる様なところだが誰もいない。
車を止め昨日買ったGIベンチ・クーラーBOXなどを担いで海に降りると綺麗な水質だ。
いざ海に入ろうと思ったが・・・海水パンツを忘れていた。
誰もいないので短パンで水泳(^○^)。
今日も炎天下なので水は気持ち良い。
昨夜余り寝ていないので少し眠ろうと思ったが、暑くてそれどころでは無かったが4時間ほど日光浴。
日差しがきつかったのか早くも赤くなって痒い(>_<)。

14:00持参した「全国温泉ガイドBOOK」にて近くの温泉を調べ「金太郎温泉」を発見し向かう。

16:30金太郎温泉着。
なかなか立派なホテルだが外来入浴は別玄関になっていて何となく寂しい。
入浴料は1、000円と結構な料金だ。
中は歴史の有りそうな感じでなかなか風情があるり浴場には5人程度(地元の老人?)だった。
浴場は広いが古いためシャワーの温度調節が難しく日焼けした肌には結構大変露天風呂の温度はだ。
温泉はビックリするほど暑かったが1,000円の元を取る為に気合を入れ入った。
岩にもたれるとゴツゴツしており少し背中を切ったのか、血が出ていた(*_*)。
しかし日焼けの方が痛い(>_<)

18:00新潟をしばらく走っていたが、そろそろ夕食の心配をしなければ・・・。
昨日は店屋に入ったがこれからの現金を保持する為にはそうそうこれは出来ない。
そこで地元のスーパーにて食材を買う事にした。
これはなかなか良い食事法で土地柄が変わればスーパーの品揃えも変わっており、特産品などの美味しいものが安く調達できるし違う食文化などを見ることも出来て面白い(^○^)。
ここでは生きたドジョウや秋刀魚の刺身など、京都ではあまり見ないものがあり魚類が安い。
結局マグロどんぶりと秋刀魚の刺身が閉店前で半値になっていたので買った。
醤油・ワサビ・キザミ海苔も一緒に買ったので、これからはこのような食事が続きそうだ。

19:30国道のパーキングで海に落ちる夕日を見ながら夕食。
なかなか美味しいがさすがに量が多く少し残してしまったのが残念だ。

21:30道の駅「わしま」に到着
中に入ると「良寛」がテーマらしく土産や案内書などが多く置かれていた。
何をした人か解らないが・・・たぶん偉い人なんだろう・・・・・か?
駐車場はそれほど広くないが空いており、なかなか良い場所に駐車し就寝。
しかし日焼け跡が痒い。(~o~)

                                
8月04日

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8:30起床
深夜に雨が降ったので多少涼しく安眠できた。
夜中に5台ほど車が増えた。
中には奈良ナンバーの車もあり少し懐かしい.
9:00トイレと洗面を済まし出発。
朝から海岸線を走るがとにかく暑いジュースで休憩を取りながらゆっくりと進む。
自然と水腹になり腹は減らなかったが・・・さすがに15:00になるとフラフラしてきた。

適当なスーパー・コンビニも見つからないので食堂「やまがた」を見つけ急いで入る。
焼き魚定食を注文する、出てきたのはカレイの焼き魚定食。
空腹なので一気に食べる「これは本当に旨い」珍しく残さず食べた。
外に出ると店の主人が休憩していたのでしばらく話し写真を撮ってもらう。

店の裏に奇妙な建物を発見し入ってみると塩を造る作業場らしいので入ってみる。
中では一人の老人がコツコツ釜を炊いている。
聞いてみると本土では数少なく有名らしい、1時間ほど製造工程など聞き塩も食べてみたが、説明通り美味しかった。(^。^)
そのあとも海岸線を走り夜になったので遊佐町の道の駅「鳥海」にて泊まる事にする。
近くにコンビニがあったのでヤキソバ190円を買い夜食とした。
駐車場は小さかったが第2駐車場(少し上がった所)があったので駐車。
最初車は2.3台と少なかったが10:00頃から増え夜中には満車に近い。
近くの海岸では花火の音や暴走族の音がしていた。
海水浴目当ての人がここで寝るのだろうか・・・。
今日は風呂に入っていないのでまた洗面所でタオルを絞り体を拭いた。
かなり皮がめくれてきたので痒いし痛い・・・眠れるだろうか?。


8月05日

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10:00起床
昨夜は明け方まで本を読んでいたので今朝は遅くまで寝ていた。
この辺りまで来るとやはり夜は涼しく安眠できるのには驚く。
国道7号線を走り秋田県に入るが店が少ない。
コンビニに入りカレー丼と日焼けがひどいのでクリームを買う、かなり焼きすぎで顔がボロボロだ。

市内でヒッチハイカーを発見したが一度は通り過ぎた。
・・・やはり気になり2キロほど引き返す。
「弘前駅」と聞き同乗をOKしたのは静岡から来た大西君。
色々あっての旅らしいが、私も似た様なものかもしれない。
最近は白神山地に入っていたらしいが年代が近いのか結構話が合い退屈はしなかった。
弘前には「ねぷた祭り」を見に行くらしく、ヒッチハイクで知り合った旅人と待ち合わせをしているらしい。
本当に色々な人が居るものだ。

弘前駅に着くと祭りの為に混んでいた。
所々に行灯が用意されていて、大西君が「いっしょに見ましょ」と誘ってくれたが、駐車が難しい事と青森の「ねぶた祭り」が迫っていたので駅で別れる。(^o^)丿

18:30道の駅「西山公園」到着
駅内の立ち食いソバで「カニそば」を食べる。
そばにカニの爪が入ったもので味が濃くご飯が欲しいが・・・予算オーバーになるので断念。
青森の「ねぶた祭り夜巡航」は明日までと大西君が教えてくれたので、今日はここで泊まり明日青森市内に入る計画とした。

気が付くと今日も風呂に入っていない・・・・・。
まぁいいか〜(^○^)
ここにも第2駐車場が有りかなり広い。
電灯の近くに止めて電灯の明かりで読書をする。(電池の節約・かなり賢くなった)
日中は25℃で夜中は16℃。
夜はどちらかと言うと「寒い!」。
夜中には急いで寝袋を出して包まった。
それでも、京都は日中37℃で夜も30℃近いらしいとテレビで言っていた。
日本列島は長いな〜と感じる一夜であった。


8月06日



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9:00起床
やはり夜中涼しいと良く眠れて目覚めが良い。
青森市内に入る頃には昼前になっていたが混雑していてなかなか進まない。
会場付近に入るが駐車場が判らない程の混み様。
適当に横道に入ると「ねぶたラッセランド」に迷い込みガードマンに止められる。
事情を話すと、親切に地図を取りに行ってくれて無料の駐車場を教えてくれた(とても親切だ)。
無事駐車場に駐車し少し早いが会場へ向かう。
朝から何も食べてなかった途中の食堂で「天ぷらそば」を食べ、1キロほどで会場の道路に着く。
まだ交通規制前で祭りが始まる実感が無い。
ウロウロしていると、関係者(ボランティア?)の人が親切に色々と教えてくれる。
開始が17:00なので5時間近く暇である。
跳人の高校生が「ねぶたグッズ」を忙しく売り歩いているのでウチワを買った。

一応「一般観覧席2000円」を買い場所を確保するが・・・・かなり暇だ。
15:00隣の席に観光客が来たので交代でトイレに行ったりしたが、なかなか時間が過ぎない。
17:00やっと山車が入り交通規制が始まった。
この頃になると観覧席も満員ですごい人出になっている。
祭りが始まる頃には異常に寒く半ズボンで来たのを後悔し始めた。
あまりの寒さにバスタオルを買い、包まりながら見物。
いよいよ開始!やはり祭りは良い!しかし「カラス族」の影響なのか少しおとなしいイメージだ。

19:00あまりの寒さに耐え切れず席を立ち道に出るが、直ぐに警官に出される(>_<)
しばらくして祭り終了。
「さて帰るか」と歩き出すが駐車場の方向が解らない・・・・・。
1時間ほど街をウロウロして電話塔を目印に、かなり遠回りで何とかたどり着くが疲労と寒さでフラフラだ。

青森市内よりしばらく走って道の駅「浅虫」へ向かう。
駐車場は小さいが裏に臨時駐車場を発見し場所を何とか確保。
周りを見ると会場駐車場で見た車が多い。(何故か少しホッとする)
寝る前になると少し腹が減ってきた。
夕食は祭りで食べたフランクフルトのみ、周りに何もないので水を大量に飲んだ。
・・・・・・そう言えば今日も風呂入っていない(3日目)・・・・・・・まあ良いか〜。


                                                                                                                  

8月07日

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10:00起床
昨夜、洗面所で洗ったパンツとタオルがもう乾いている(^○^)
車の整理をしていると道の駅の中に温泉があるらしく、タオルを持った人が多く出てくる?
もしかして温泉があるのかと思い支度をして中に入る。
5階に「展望風呂」を発見!
早速入浴!
非常に気持ちが良い(^○^)三日ぶりの入浴だ。
・・・・・・だが、石鹸が無シャンプーも無い(*_*)
何とこの温泉には備え付けの石鹸が無いのだ!
まぁ料金が安いので仕方ないが・・・・・困った。
今日は三日ぶりの風呂、しかも体中の皮が中途半端にめくれていて気持ち悪い・・・・・
「一度出て買ってくるか?」・・・・・しかし入浴料金がもったいない。
しばらく考えたが・・・拾った(誰かが使い置いていったもの)を発見!
有り難く使わしてもらう。
使っているうちに自分の持ち物の様な気になるのは不思議だったが気持ちよく入浴完了。
15:00北海道入り前の買出しの為に弘前へ後戻り.
途中パーキングで湯を沸かしカップラーメンで昼食とする。
スーパーマックスバリューの100円ショップにて、(爪切り・綿棒・洗濯ばさみ・水タンク・シャンプー・石鹸)などを揃える。
スーパーでは値下げ弁当・イカフライ・コロッケ・ジュースを買い夕食としたが、この辺りのスーパーの駐車場が異常に広いのには驚く。(まるで飛行場並みだ)

準備万端でフェリーに乗船するために大間に向かう.
青森からも出ているが大間の方が4,000円ほど安いのと、マグロの一本釣りで有名な大間のを見たいと言う事からこのルートにした。
弘前から一気に下北半島を走り大間崎から大間港へ、ここまで来るとやはり寂しい風景だ。
フェリーターミナルに着くとその小ささに驚いた.
小さな岸壁にプレハブの様な事務所があるだけで、とても北海道に行く大型のフェリーが発着しているようには思えない。
一応、建物に入り料金の確認をしようと思ったが・・・・・閉まっている?
もしかして、閉鎖しているのかと思ったが明かりは点いており時刻表も見えるので間違いはないようだ。
考えても仕方ないので、駐車場で寝ることにしたが、寝付く寸前に最終便フェリーが入港してきた。
その後なかなか寝付かれず本とラジオを聞いて時間を潰すし眠ることにした。


8月08日

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5:00
明け方になりウトウトしていると係員が車で待っている人を起こして回ってきた。
一応、料金の確認の為に車で事務所に近付こうと動き出すと、乗船の列に入ってしまい無理矢理並んでしまった。
アルバイトの係員に聞くと、夏休みで結構混むので今乗船した方が良いらしい。
急いで車検書を持ち乗船手続きをおこなう。
料金は12,500円予定通りで一安心だ。
15分後乗船開始・・・・・・少し緊張する。
フェリーに車で乗るのは明石フェリーで経験したが、やはり大型船は緊張するも、係員の誘導が上手くすんなり乗船完了。

一応2等室の切符が付いているが、久しぶりの船が嬉しいのと北海道への期待とでデッキで出航を待った。

6:00定刻通り出航だ!
やはり本土を離れるとなると興奮する。
少しずつ大間漁港が小さくなると寂しいが、次第と北海道への期待が大きくなる。

津軽海峡は雨で少し荒れている。
デッキには数人が出て写真を撮ったりしていたが、ほとんどの乗客は中で寝たり・食事をしたりしているのは、このルートが本土と北海道を結ぶ最短のフェリーで人間だけなら1、000円以下で乗れるので地元の人が多く珍しくないのだろう。

函館が近づくにつれて雨は激しくなり、かなり揺れたが7:30無事定刻に到着(+_+)

フェリーを降りるとさらに気温は低く、まるで冬の北陸のように曇っており半袖では寒かった。
たまらず、フェリーターミナルに入ると結構大きくレストランや土産物屋が充実している。
チケット販売窓口も8箇所くらいあり、大間港との違いにびっくりするくらいだ。
土産物屋の品揃え(白い恋人・ラーメン・熊出没注意グッズ)を見るとやはり北海道に来たのだと実感した。
一応、港を歩きながら北島三郎の「函館の女」を唄ってみたが寒く車に入る。
少し安心したのか急に睡魔が襲ってきて、ターミナル駐車場にて2時間仮眠。

10:30
少し体調が回復したので函館の街を散策してみることにした。
ここまでで、荷物も増えたので車にキャリアとルーフBOXを付けようと思いカー用品店をナビゲーションで調べそれを中心に街を回る計画だ。
こうして何か目的を持って街を回っていると、色々な道を走れるし店員と色んな話が出来て結構面白い。
函館の街は本土と同じオートバックス・イエローハットなど有り、値段もそれほど変わらない。
少し思ってたイメージとは違ったが買い物に関しては京都と変わらない。
数件の店を回りオートハローズという店が工賃サービスすると言うことなので決めた。
やはりキャリアを付けると車の雰囲気が変わり旅人という気になり気合が入る。
早速、洗車場で荷物整理をし車を洗っていると、お爺さんが話し掛けてきた。
どうも「京都ナンバー」が気になったらしい。
「これから北海道を周る予定」と言うと、地図を見て色々おススメを教えてくれた・・・・が・・・半分くらいは言葉が判らない???

それでも、地図にいっぱい印を付けてくれたので行ってみるつもりだ(何があるのか不気味だが?)
1時間ほど喋り礼を言い、西周り(時計回り)にていよいよ出発だ。
函館〜上磯町〜知内町へ、この辺りめで来ると海岸線は何もなく、やっと北海道らしく思えてくるが、北陸地方にも似ている。

9:00
道の駅「しりうち」到。
店はあるが土産程度しか置いてなく閉店時間になっていた。
ここは北島三郎の故郷らしく歌が流れている。
この日は朝から何も食べていなかったので腹が減ってきた。
駐車場で湯を沸かしラーメンを作る。
クーラーBOXに昨日食べ切れなかったコロッケが2個が残してあったので、これをオカズに遅い夕食とした。
今日は風呂無しだが、涼しく汗をかかないのであまり気持ち悪くない。
それでもパンツ・シャツは替え洗面所で洗濯をおこなう。

車に戻り洗濯物を干していると、ひざの下で「パキッ」と鈍い音?
見ると・・・・何とメガネがペシャンコ(>_<)
しばらく放心状態・・・・。
いつもはコンタクトなので支障はないが・・・やはり不便だ!
地図を見て悩むが、やはり函館に戻って修理した方が良さそうだ・・・・・・また函館か・・・・?
ブツブツ言いながら就寝。


8月09日

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12:00起床
北海道に入ってからは夜の冷え込みは、かなりあり、昨夜は13℃程度。
京都での熱帯夜に比べると天国みたいな気温だが、防寒の用意をしてこなかったので夜中何度も起き熟睡できない。
長袖の服装は無いし、寝袋も中敷を抜いて来たので夜は冷え込む。
とりあえず、トイレに行き出発の準備を整える。
昨夜芝生でテントを張っていた連中は、もう出発していた。
手早く用意を済ませ函館へ約50km逆戻り。
目的はもちろん昨夜踏み潰したメガネの修理だ・・・・(^_^;)
ナビゲーションを駆使し、街中のメガネ店に行ってみるが「ビジョンメガネ」「メガネの三城」など関西で有名なチェーン店が見つからない。

15:30
メチャメチャ腹が減ってきたので近くのスーパーへ入ってみる。
やはり新鮮な魚介類が多くて安い。
「握り盛り合わせ」を買い駐車場で食べる、ネタが大きく美味い。(^○^)
満腹になったところでメガネ店捜し再開。
一番大きそうな「メガネトップ」という店に入り修理を試みてもらうが、やはり同じフレームが無いので上手くいかない。
聞いてみると全国に多くのチェーン店を持つメガネ店らしく京都市内にも有るらしい。
新しいメガネを作ることにする。
ここに来て要らぬ出費だが仕方ない(+_+。
30分程で出来上がる。「なかなか軽くて良い(^○^)」
サービスセール中で安いメガネもう1つ付いてくると言うので、適当に選ぶがこちらは時間が掛かるらしい、いつまでも函館に居られないので自宅に郵送を頼み店を出る。

そろそろ17:00で道が混み始めたので再び知内方面へ。
途中温泉らしき建物を見つけ入ってみると「健康ランド」だった。
料金は1,050円と結構高い・・・が、入ってみる。
タオル・歯ブラシ・髭剃りの他に着替え・綿棒・爪切りなども有りなかなかのものだ。
風呂・食堂の他に広い仮眠室も有り結局2時間近くゆっくりしたので知内に着く頃には夜中になっていた。
昨日と同じ場所に車を止め夕食(昼スーパーで買っておいた「イカ炒め飯」250円)を食べたが・・・これは失敗だった。


8月10日










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9:00起床
敷地内には相変わらず「サブちゃん」の曲が元気に流れている。
トイレに行こうとすると、役所の職員らしいオジさんが「道の駅の日キャンペーン」ということで景品をくれた。
中身はウチワ・ゴミ袋・油取り紙・ストラップ・・・など結構良いものが入っていたが、いつから8・10が道の駅の日になったのか?
しばらく車内の整理をし、11:00出発。
特に目的は無いが、函館のお爺さんに聞いた「青函トンネル記念館」というものをナビにセットした。
青函トンネル記念館には、トンネルを掘ったときの色々な展示物が有り当時の苦労が解るところだった。
次は道なりに走り松前城と城下町を見学、小さな太秦映画村のようなものだ。
北前舟により古くより福井との交流があった為に結構その影響を受けていると思う物もあった。

松前半島を海岸沿いに走り江差方面へ。
左側には常に広い海岸線が見えている。
ふと、車で海岸を走りたくなり国道より入ってみる・・・・・が・・・・・・何かが違う。
海岸を走るのは慣れており、何度も福井や京都で走っているが走りが重いと言うか・・・
完全にスリップしている???。

それでも50m程海に向かって走ってみるが・・・やはり重くほとんど空回りしてしまっている。(+_+)
4WDをHからLへ入れ慎重に方向を変え戻る事にしたが登りになるとやはりしんどい。
それでも、何とか進もうとアクセルを踏むがどんどん埋まっていく・・・・・
降りて見てみると、なんと車体は傾いており、タイヤが大きくいがんで居る!(*_*)
・・・・・ここまで入ると自力での脱出は不可能だ。
かなり回したのでどこか壊れているかもしれない。
人間と言うのは面白いもので、この状況でも意外と落ち着いているもので、タバコを吸いカメラを取り出して写真を撮ったりしていた。

しかし夕暮れも近く何時までもこのままではマズイ!。
国道まで歩き道行く車に手を上げ助けを求めるが止まってくれない。
仕方なく車に戻り車に貼ってあったステッカーより京都のJAFFに電話し北海道用の番号を聞く。
現在位置と状況を説明すると到着まで2時間以上掛かり、費用もかなり要るらしいが仕方ない。
あきらめて待っているとJAFFから電話が入る。
近くで同様の救出を行っており、終わり次第向かってくれると言う。(ラッキーだ!)
20分後到着したが・・・ジープ1台?
しかし、手馴れたもので手早く用意を済ませるとウインチで引っ張って脱出作業開始だ。
途中通りかかった役所の人や地元の人も加わってまるで、何かのイベントみたいになった。
それでも脱出は大変で、一時は車体が半分埋まるほどだったが、40分後何とか離脱に成功した。
聞くと、この辺りの海岸の砂質は特殊で車で、入ると蟻地獄の様に埋まってしまうらしい・・・。

費用は交渉して安くしてもらったが痛い出費だ。
数日前に埋まった旅行者の車は水際まで入ってしまい、波をかぶった為に救出費・レッカー代だけで10万掛かり、他に修理代や修理までの旅館代などで大変だったと言う話を聞くと恐ろしくなった。

スタートから手痛い洗礼を受けたが、手伝ってくれた親切な人達とも仲良くなれた。
1時間ほど世間話などし、注意点や取締りのポイントなどを聞いた。
しばらく休み海岸を後にしたが、下回りに砂が入っているらしく「キィーキィー」な嫌な音がする。
江差町に入りスタンドでホースを借り、砂を流し再度走り出すと音は消えている。
少し走ってみたが走行・ブレーキにも異常はなさそうだ(^○^)。
休憩した後、引き上げをしてもらったレッカー屋に行きJAFFに入会した。(6,000円)
またまた痛い出費だが、今後の旅を考えると仕方ない。
時刻も7:00となっていたので早めに今晩の駐車場捜しを始める。
直ぐに「道の駅・あっさぶ」を発見。
夕食は近くのコンビニで牛丼・ビールを買い半分ヤケ酒気味で早めに就寝。疲れた〜


8月11日

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9:00起床
パーキングにて車の整理をおこない、昨日のレッカー屋に電話しお礼とJAFF入会の確認。
OKという事で一安心。
朝食に缶コーヒー・タバコを補給し大檜山の温泉に向かう。
温泉は良くも悪くもないが新しく綺麗だった。
一応滑ってみたが子供用だったらしく着地した浴槽が思ったより浅く背中と尻を思いっきり打ってしまった。(>_<)

この頃になると日焼け後はかなりひどくなり、手と背中がかなり剥けてきている。
少し周りの注目を浴びたが構わずゴシゴシ・・・気持ちが良い(^○^)
さらに走ると漁港が多く見られる。
入ってみると今まで見たことのない舟を見かける、聞いてみるとマグロの一本釣りの舟らしい。(見事に無駄のない造りだ)

そろそろ海沿いの道にも飽きてくる。
気分転換に山道に入ってみると手頃な川が有ったので今回初めての洗濯を始める。
洗剤は環境に優しいものを使ったが少し気が引ける。
シャツ・短パン・タオルなどを洗い始めるが結構な量、それに洗濯自体が始めてなので洗剤の量などまったく解らない?
シャツ2枚がカビ(>_<)と露天風呂でケガした時の血で駄目になっていた。
それでも1時間ほどで洗い上げ、車のドアや車内に干し終える・・・が山中で日が当たらない。
その内、すっかり日が暮れてしまい完全に乾く気配はない・・・仕方なくそのまま少し移動し道路脇のパーキングにて就寝。


8月12日

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9:00起床
昨日の洗濯物が乾いていない(-_-;)
仕方なく後部席いっぱいに洗濯物干し小樽へ向け出発。

一時間ほどで到着するも、小樽は結構渋滞しており街という感じがする。
まずは小樽港に行ってみる。
舞鶴行きフェリーの看板が懐かしい。
釣りをしているおじさん(60歳位)が居たので少し話をする。
娘さんが京都に嫁いでいるというので結構話が弾んだ。

途中ロシアの舟が停泊している所で車の事故があり、ロシア人が騒いでいた。
さすがに体がでかく迫力があった。(後のニュースででこれが高級車盗難グループだったことを知る)
アルペンにて食器・長ズボン・洗剤・ガスカセットなどを買い、朝里峠より道道1号線へ。
景色の良い道で渓流も素晴らしい、脇道に入り元山方面へ・・・が行き止まり。
ナビでは小さな町のはずだが人が見当たらない・・・。
仕方なく後戻りしニセコ方面を目指し数時間走っていると、何故か看板が札幌に・・・?
20:00を回っており市街に入っても仕方ないのでスーパーで安くなっている弁当を2つ買う。
後戻りし峠のダムにて今日始めての食事用意。
山中で湯を沸かし味噌汁を作るが熊の恐怖、急いで車内にもどり食事をする。

21:00ダムの駐車場にて就寝用意。
最初3台ほど止まっていた車も、盆の帰省途中らしく直ぐに出て行く。
その後も数十分に1台の割合で、車は通るが静かな場所だ。
早くも鈴虫など鳴いており、フクロウの声も聞こえる。

北の国に来た雰囲気が強いが、やはり熊の恐怖で小さな物音でも気になり寝付けない。

8月13日

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9:30
暑さで起きる。
昨夜は熊の恐怖で、明け方まで寝付けなかったが、暑くてたまらない。
しかし、さすがは北海道、窓を開けると涼しい風が入ってくる。
片付けを済ませ、ダムを散歩してみると、釣り人(トラウト)が数人ダムに降りているのと、観光客らしい人で結構にぎやかだ。

札幌市街に向け移動するが、昨夜一度走っているのですんなり行けた。
しかし、盆休み中らしく結構混んでいる。
途中で昨夜チェックしておいた温泉に入り、昨夜の残りの弁当を食べ朝食とした。
まずは、ユニクロに入り長袖の服を3着購入した。
半袖しか持って来ていないことを後悔。
少し札幌市内を観光しようと駅周辺に入るが、驚くほど都会だ(*_*)。
本州で言うと大阪くらいの規模に見える。
さすがは100万都市なのだが、数キロ走ると熊の出る大自然・・・そのギャップにただ、驚くばかりだ。

市内は、車と観光客とで大渋滞・・・とても車を停めて観光どころではない。
それでも時計台らしきものを走りながら見て早々と脱出。
275号線に入り、石狩川を渡り新十津川町を目指す。
途中「富良野まで60km」の看板が有ったが、帰りに寄るつもりなのでさらに北上する。
今後の目的としては、渓流でトラウト釣りをするつもりだったので、スーパーにて水・米・カンズメなどを買い込み2〜3日山に入る準備を整える。

新十津川町より451号線に入る。
さらに山道を川に向けて入る。
すっかり夜になっていたので急いで夕食を作り食べる。
フリーズドライのカツ丼の元・ご飯・味噌汁だったが、なかなか美味い。
釣りは明日からとし、川原に駐車し就寝。
8月14日

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10:00
人の気配でビックリし起床。
一瞬熊かと思ったが中年の釣り人らしい。
ビックリしたのはお互い様の様のようで、ジロジロこちらを覗いている
こんな山奥で、しかも京都ナンバーの車なのでもっともかもしれない。

昨夜は久しぶりに京都の飲み屋から、マスターや知人が陣中見舞いのTELがあり夜中余り眠れなかった。
冷えていない缶コーヒーを一気に飲み、朝食として川原に下りてみる。
それほど大きくない川だが水は冷たい。
珍しく気温が高く、釣りは後にして、まずはGIベッドを持ち出し日光浴。

日差しは弱いが焼けるのが判る心地よい日差しだ。
3時間ほどゴロゴロしていると朝で見かけた釣り人が戻ってきたので、釣果を聞いてみると30センチくらいのニジマス他数匹。

その後、フライの釣り人がやってきたので情報を仕入れ、そろそろ開始!・・・と思ったが何年ぶりかのフライでセットに手間を取る。

やはり、手入れしていなかったのでドライが浮かない・・・がそれなりに楽しい。
1時間ほどして先ほどのフライの釣り人が上がってきたので一緒に上がり、持っていた缶コーヒーで情報交換。
っとここで衝撃的な事実、「北海道にブラックバスは居ない」らしい(>_<)

ここでは、もっぱらトラウトが狙いらしい。
ショックは受けたが、せっかくなので狙いをトラウトに変更し、ポイントや安い釣具店などの情報を仕入れる。
あと、車上狙いに注意することや、熊に出会った時の対処法など教えて貰う。
かなり汗をかいたので、新十津川町で昨日見つけておいた風呂屋に向かう。
途中ルアー釣り人を見つけここでも情報収集。

風呂屋は300円と低価格だったが、ロッカーのカギはほとんど潰されており何とも凄いところだった。
一個何とか無事そうなロッカーを見つけ、荷物を入れるがカギが掛からない?
裸のおじさんが手伝ってくれたが使えない。
「使ったこと無いので解らないな〜」と首をかしげている。
ここはそういう風呂なんだろう。
一旦 貴重品を車車に置きに戻り入浴。
中も浴槽・水風呂・サウナが各一個の平凡なところだったが、なかなか人情が有りいい所だった。
入浴後、今日教えて貰った釣具屋を目指し一路「旭川」に向け出発(^○^)

旭川市内は祭りがあった後らしく大渋滞!
2時間ほど渋滞にあったが何とか「道の駅・あさひかわ」に到着。
手早く就寝の支度をし2:00過ぎに熟睡。

8月15日

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9:00今日も晴天、暑さで起床したが何かがおかしい?
車が少し傾いている、降りてみると左後ろのタイヤに亀裂が入り空気が減っている、おそらく海岸で埋まった時のものらしいが、今後の旅に支障がでそうだ。
予定を変更し市内のカーショップを回りタイヤを交換する事にした、数軒回るがタイヤサイズが特殊らしくどこに行っても置いていない。
それにメーカーも盆休み中らしく2.3日はどうしょうもないらしい。
何軒目かに寄った4WD専門店で見て貰うと「この程度の傷なら全然大丈夫」と言われ、調べて貰うと違う位置に大きなクギが刺さっていた。
これが空気が減った原因らしい、早速スタンドで修理して一安心。

午後、釣具店に行きトラウトロッド・ルアー・ネット・ベストなどをカードで購入、近くの釣り場を聞き出発。
しばらく散策するが良いポイントが見つからず日も暮れてきたので4号線より「道の駅・ほろない」を目指す。
温泉に入り久しぶのちゃんとした食事「さしみ定食1,150円」を食べる、普通の定食だが久しぶりなので何と美味い。

駐車場に向かうとキタキツネを発見、初めて見るのだが座ったまま全然動こうとしない。
人に慣れていると言うよりどこか「ずる賢い」というイメージだった。
今夜はここの駐車場に泊まることにしたが外灯に虫(蛾)が異常発生しておりトイレに行くのも大変な状態だ。

8月16日

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9:00起床、外は昨夜の蛾の死骸が一面に有り気持ち悪い、トイレの中も凄い状態にビックリしたがしっかり用を済ませる。
今日は根室本線の「美深駅」に言ってみる事にした。
別に鉄道マニアではないが途中新潟の古本屋で買った「西村京太郎の根室本線殺人事件」の本を眠る前に読んでいたので小説通りの駅なのか見てみたくなった。
直ぐに駅には着いたが小説とは異なり真新しい綺麗な液だった・・・が小説が書かれてからかなり年月が経っているので仕方ない。
駅近くで「あんどん祭り」の山車を展示していたのでしばらく見学してみる。
昼過ぎ、特に予定が無いので再度旭川市内に戻る、一応昨日閉まっていた「タイヤ館」に入りタイヤチェックとエアーを調整してもらい今後の長旅の準備をする。
店員も釣りが好きらしく話が盛り上がる、ここでも色々ポイントの情報を仕入れるが、やはり釧路湿原に入るにはガイドとカヌーが必要らしい「休みなら一緒に行けるのに〜」と残念そうだった。
やはり車上狙いは多い事を聞き、ジェームスで「警報機」またまたカードで購入、色々要らない出費が重なる。

北見方向に走っていると大きなドライブイン発見(*_*)。
他に何も見当たらないので取り合えず入ってみるとドライブインというよりちょっとした遊園地、氷をテーマにしたアトラクションの他、「熊牧場」もあった。
入場料が500円という安さに引かれて閉館ギリギリに入園、餌100円の買ったが、ただのビスケットらしく朝から空腹だったので半分は自分で食べてしまった。
実際に見る熊は人になついていたが、さすがに牙や爪には迫力があり、もし渓流釣りで出会ったら・・・と思うと異様な恐怖感があった。

熊牧場を出るとSLのD51が整然と置かれており自由に見学できた、売店で「いもフライ」(じゃがいもを割り箸に2個刺し、フランクフルトの様に揚げた物)を買い本日の食事とした。
値段は200円だが量も多くジャガイモも甘く美味しいのでお奨めの一品である。
しばらく温泉を捜したが適当なところが見当たらず、来る途中に見かけた「遊湯ぴっぷプラザ」を目指す。入浴料金500円だったが建物は新しく気持ちの良いところだった(^○^)。
ホテル内の設備はスキー客用に造られており、冬は賑わいそうな雰囲気だ。

さすがに一日走り回ったので、ゆっくり道の駅「美深」に行き就寝準備、すでに深夜近かったが裏がオートキャンプ場と温泉になっており、お盆ということで車の出入りや花火の音がうるさく夜明けまで眠れなかった(>_<)。


8月17日

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9:00起床、ほとんど寝ていなかったが、バスの団体さんが騒がしく寝ていられない。
トイレに入ると、何か設計が変で落ち着かない、一応オートキャンプ場に入ってみると関西ナンバーの車が多く少し驚いた。

キャンプ場の奥に「チョウザメ博物館」(無料)を見つけ入ってみると、何とイトウが飼育されていた(^○^)。
幻の魚と呼ぶには間抜けな顔付きであるが、あまりの感動に1時間ほど館内にいてしまった。
やはり見てしまうと「イトウを釣りたい!」と言う気持ちがさらに強くなり、元気に出発!
とりあえず、教えて貰ったポイントの一つ稚内方面を目指す、本命は釧路川だがこれは最期の頼みの綱に置いておくことにした。

238号線を北上、本当に何も無い道で真直ぐで気持ちが良い、当然燃費も上がり普段7キロ/リットルなのだが今回記録の9.5キロ/リットルの新記録となった。
信号は無く平均時速は80キロ以上なのだが、それでも地元の人は平気で抜いて行く・・・本当に一般道なのか・・・あちこちで見かける「高速道路早期実現」の看板が疑問になる?。
昼前に稚内市に入る、着いてみると想像していたよりは都市ではなかったが、それなりの店は揃っている。
「オートバックス」があったが最北端の店らしくこじんまりしていた、あと目立つのはローン会社の多さで変に看板が目立っていた。

とりあえず、国道にあるホームセンターで不足している工具などを購入し、地元のスーパーに入り飲料水などを補充した、最近出来たらしい古本屋さんが有ったので、中古CDを少し補充した。
午後になり腹がすいたので「どらむかん」というラーメン屋に入り一番安い「しょうゆラーメン」を注文したが量も多くなかなか美味しかった。
食後、3:00を回っていたが、宗谷岬まで30キロという看板が出ていたので、明日の予定にしていたのを繰上げ見に行くことにした。

海岸線の道路には何も無く本当に着くのか不安になりながら走っていくと、急に「宗谷岬展望台」の看板が出てくる。
危なく通り過ぎそうになったが何とか駐車、そこは今までと違い多くの車、観光客であふれており、とても日本の最北端というイメージではなかった。
しかし吹き付ける風は強く、真っ直ぐ歩くのも困難なほど強かった、最北端を示すモニュメントでは、代わる代わる写真を撮っており凄い人気になっていた。
一応私も近くの新婚旅行らしい人に1枚撮ってもらったが強風に立っているのが辛かった。(>_<)
土産物屋が多く出ていたので、今回初めてのお土産を買った(かばん5個)。
昔見たテレビで「日本のてっぺんから、日本列島を見下ろすと感動した」というのを思い出したが、海と山と強い風、特実感は無い?。

それでも海岸に出てみると、座り込んで考え事をしている同年代の人が何人かいる。
ヒッチハイクらしいが、たぶんここが目的地なのか、そんな顔をしている。
私も座り込んでしばらく考え事をしてみた。(@_@)
それなりに30年生きてきたので、反省する事や・自分を誉めたい事など少しはある。
それでもあまりの寒さに1時間ほどで出発することにした、まだ人生を振り返るには早すぎる様だ。(^_^;)
ここが旅の折り返し地点なので少し立ち去るのをためらったが・・・何時までも黄昏れては居られない、今夜の夕食・寝場所が不安になり地図を確認。

しばらくは何も無く、少し遠いが次の目的地「さるふつ」とした。
何も無い海岸線と山を越え18:00道の駅「さるふつ」に到着、かなり大きな施設だった。
大きなキャンプ場には牛が放し飼いになっており、少し小さいステージが設けられている、他に温泉・ホテル・レストランなどがあるが周辺には何も無い。
とりあえず温泉に入ろうとすると京都ナンバーのライダーを発見、話をしてみると何と自宅の近所の喫茶店の人で驚いた。
少し情報交換とこの寒さに対する愚痴を言い見送る、温泉は400円良くも悪くもないが暖まる入浴だった。
ほっとすると急に腹が減りレストランに向かうと団体予約客専用となっており入れない・・・・・。

他に食べる場所が無いか車で走ってみる・・・何もない・・・一応ナビで調べるが30キロ四方に一軒の店も見当たらない。
一応20キロ進み仕方なく引き返し、もう一度レストランに入り、思い切って聞いてみるとOKの返事。
「お奨めの定食」をと注文すると「さるふつ定食1200円」が出てきた、内容はホタテづくしで全ての料理にホタテが使われていた。
半信半疑で食べると何とも美味い、ホタテ自体それほど好物ではなかったが、甘さがあり今までとは違うホタテの味だった。

食後少しホテル内を探索し時間を潰し外に出ると異様に風が強い(*_*)。
手早く就寝準備を済ませ寝袋に潜り込む・・・・・外ではライダーがテントを張ろうとして風と戦っているが、やがて諦めてしまったらしい。

しばらく強風の揺れで眠れない・・・・・・。

8月18日

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9:00起床、やはり台風が迫っているのか風がきついし少し寒い。
一応今日の目的は釣りなので「タイヤ館」で仕入れた情報を基に釣り場に向かう、稚内方面なので今度は山ルートで一気に50キロ北上。
途中、昨日買った警報機を取り付け朝昼兼用のご飯を自炊するがそろそろイワシのカンズメも飽きてきて美味くない。
12:00現地に着くがまだ日が高く、時間つぶしに「稚内空港」に向かう。
滑走路には結構大きなジェット機が入っていた、ロビーに行くと「関空行き」があるらしい、考えてみれば大阪からわずか数時間で最北の地に来れるみたいだ。
2:00飛行機見学にもそろそろ飽きてきたので、少し早いが釣り場へ向かう、地図ではイチィナイ川が良さそうに思えとりあえず向かう。
峠の一本道をナビを頼りにポイントを決めていくと、何とか降りられそうな場所を見つける。
一応用意をし竹薮を超え川に出る、川幅3Mほどの川だが源流の雰囲気がして興奮する。
日も高いし、教えて貰ったポイントでもないので釣れる自信なく初キャスト!
川岸から10Mほど溜まりを狙いキャストしゆっくりリトリーブ・・・・・・(すぐに当たりが出た@_@)
慎重に合わせ上げると源流近いので真っ黒なヤマメが釣れている。
さすがはトラウトの本場であることを認識するが、一応初トラウトの写真を撮りリリースする。
その後も同じポイントでニジマスを含め5匹をヒット。
もっと上流に何とも心をくすぐる淵を発見するもウェダーを持っていない・・・・・少々ためらったがズボンをめくりそのまま川に入る。
一度濡れてしまえば怖いものなしでどんどん川上に上がりポイントをチェック、大体一箇所に3匹は直ぐにヒットする。
1時間ほどで上がり、車で次のポイントへ、峠に平行して川が流れているので駐車スペースがポイントとなる17:00結局5箇所ほどをラン&ガンで攻め100匹近くは釣った頃に行き止まりとなったので納竿とした。
落ち着いて周りを見ると、熊注意の看板???濡れた衣服を着替え、そそくさと峠を下る。
19:00昨夜と同じ道の駅「さるふつ」に戻り温泉に入り一息入れる、体が冷えていたのでホッとする。
夕食は昨日贅沢したので途中で買ったコンビ二弁当350円と風呂上りに飲んだ牛乳となった。
21:00昨日と同じ場所で就寝準備・昨日と同じで風が強いが、釣果に満足な一日でなかなか寝付かれない。

8月19日

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8:30起床、一路紋別へ向け出発だ。
何とも果てしない海岸線が続くので、白鳥で有名なクッチャロ湖に立ち寄り小休止、やはりこの時期白鳥はいない。
水をなめてみるとわずかに塩分を含んでいる、アメリカ人の観光客が多く、どこにいるのか錯覚しそうだった。
12:00紋別市街に入る、ここでの目的は釣具の補充だ。
昨日良く釣れたので、もっと奥地に立ち込む為にルアーとウェイダーが欲しい、スタンドで聞いてみると小さな店が一見でルアー用品は無いとのこと・・・・・・・。
やはり札幌・旭川まで行かないとどうしょうもないらしい・・・。
ガソリンを満タンにして悩んだ結果、一気に札幌まで釣具を買いに行くことにした。
ナビをセットし直すと約300キロ・・・朝から230キロ走ってきたので・・・合計500キロのドライブだ。
気合を入れ直し、コンビニでパンとコーヒーを補充し出発(^○^)
またまた果てし無く続く真っ直ぐな道を走り抜ける。
旭川を抜ける頃には夕方真近、見慣れた建物を見ながら一気に札幌市街に入るが大渋滞。
通勤帰りと時間が合ってしまったらしい、それでも何とか閉店前にフィッシュランドに入り道具を購入。
店の人にカラフトを進められたので大型のスプーンも買い一安心。
一度寄ったことのある「旭川の道の駅」に戻る、さすがに腰が痛い。
今日はガソリン・釣具にお金を使ったので、スーパーの閉店前弁当245円と風呂無しで就寝。


8月20日

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8:00暑さに耐え切れず起床。
今日も特に予定は無いが、一応トイレを済ませ、車内の整理をする。
10:00何やら道の駅で催し物が始まった、一応入ってみると、怪しい骨董市だった、少し興味があったので一通り見物、結局金が無いので何も買わない。
12:00地図を広げて次の目的地を捜していたが適当な所が見当たらず、富良野を目指す事にした。
昔から「北の国から」が好きだったので、北海道での最後の楽しみ・・・と言うか9月になって観光客が少なくなってからゆっくり行ってみるつもりだったので下見の予定での出発だ。

旭川から国道237を南下、まずは富良野へと向かう。
途中、コンビニで観光本を買って見てみると、8月28日まで「北の国から資料展」をやっている。
9月の予定をしていたので、ヤバイところだった・・・が見れそうで良かった。
14:00富良野駅到着、駅構内には主題歌のさだまさしが流れていた♪。
駅横の観光案内所で、幾つかのパンフレットを貰い、資料館の場所を聞くと、500mほど先の倉庫で直ぐに判ったが、駐車場がいっぱいで少し待ってからの入場となった。
入場料は500円を払い中に入って、最初に驚いたのは五郎の車、何とも味の有る車で、実際見たいと思っていたので、直ぐに近くに人に頼み一緒に写真を取って貰った。
他にも、ドラマで使用された衣装や小道具が展示されており、2時間ほど見学していたが、一番驚いたのは次回作のセット。
次回作の予定を知らなかったのと、次回「2002・遺言」で最終回・・・ということで2度驚いた。

16:00資料館を出てから観光案内所で貰った「ロケ地マップ」を基にロケ地を訪れてみる事にした。
市内の数箇所は直ぐに見つかったが、「純のアパート」はなかなか見つからず、2時間ほどウロウロ・・・・。
仕方なく麓郷へ「五郎の石の家」を見に行くことにした。
富良野から麓郷に向かう道は何度もドラマで見た道で、初めて走るのに懐かしい感じがした。
麓郷に入ると看板が多く出ており、迷わずに目的地に着くことが出来た。
「石の家」は駐車場より5分ほど、山中を歩いたところにあり、次回作でも使用されるために近づけず遠くからしか見れなかったが、予想より大きく満足だ。
日も落ちかけているので、急いで次の目的地を捜していると、近くの「麓郷の森」にドラマで焼けたはずの丸太小屋があるらしい。
急いで車を走らせたが到着した時にはすっかり薄暗い。
丸太小屋はあったが、真っ暗で判らない・・・近くの土産店も閉まり、数人しか観光客もいない。
仕方なくセルフタイマーで写真を一枚撮り、麓郷の森を後にするが、やはり納得がいかず明日もう一度来ることに決め、今日は富良野近辺に野宿場所を探すことにした。

19:00富良野に降り、とりあえず旭川方面へ走っていると、温泉を発見。
料金表を見ると、980円とかなり高い・・・・が近くには何も無い、仕方なく入浴してみると結構綺麗で広い風呂だった。
風呂から上がると急に空腹になってきた、朝からコーヒーしか飲まずに走り回っていたので仕方ない。
ホテル内をウロウロしていると、休憩所のようなレストランを発見、しばらくメニューと格闘の結果、「ミックスフライ定食1,200円」を思い切って注文した。
数十分待たされ、出てきたのは大きな海老2匹・シャケ・白身魚と何とも豪華で大きなフライだった。
一気に食べたが、衣が異常に硬く口の中を負傷してしまった。
久しぶりに料金だけは豪華な温泉・食事を気分は上々だったが車に戻ると、今夜の寝場所探しという現実が待っていた。
地図とにらみ合いの結果「道の駅・みなみふらの」に決定、多少遠いが、裏道から麓郷に入れて便利そうな位置に思える。

23:00「道の駅・みなみふらの」に到着、車は意外と少なく直ぐに就寝準備をし明日に備えて眠るが、夜中になってから、トラックが続々と到着しあわただしい光景で熟睡は出来そうにない。

8月21日

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南富良野〜麓郷〜富良野市内〜旭川〜丸瀬布(道の駅・丸瀬布)
8:00起床、近くのスタンドで給油し富良野方面に戻る、途中パーキングでトイレ・洗面を済まし麓郷へと入る。
まずは、昨日見れなかった丸太小屋を見に麓郷の森へ、昨日と違いやはり明るいので、色々見れる。
丸太小屋の他に、「初恋・帰郷」で使用された家や風呂も有り、フィルム3本分を撮る。
土産物屋も開いていたので、少し買い中の喫茶店でパンとコーヒーで朝昼兼用の食事をとる。

11:00時間も早いので、市内に降り「資料館」にもう一度行ってみることにした。
昨日、たっぷり見たのだが昨日「純のアパート」が見つからなかったので、再度展示されているロケマップを見て作戦を立てることにした。
富良野に降りる道はは八幡丘を通る道を選び、「中畑木材」・「中の澤分校」・「草太牧場」・「れいちゃんの小屋」・「草太事故現場」などをゆっくり見学した。

13:00資料館では「98・時代」が上映されていたので、しばらく鑑賞。
展示用のロケマップを細かくチェックして、いよいよリベンジ・・・・・一時間・・・やっと「純のアパート」を発見、本当に判りずらい場所にあったが、ドラマを良く見てみるとヒントは多く有った。
近くに「シュウのアパート」もあったので撮影し、次の目的地「山部山麓デパート」へ、途中で布部駅に立ち寄り2時間ほど、捜しまわったが、結局工事中のリサイクルセンターがそれらしい・・・・・。

15:00少しがっかりしたが、腹が減ったのでラーメン屋に入り一息入れる。
ここも何度か撮影に使用されたラーメン屋なので写真が多く貼ってあった。
店は暇らしかったので店主と一時間ほど話をした。

16:00一応見たかった所は見れたので、富良野を出ることにした。
いつもように地図とにらみ合いをするが、なかなか決まらず、とりあえず旭川に戻り買出しをしてから考えることにした。

18:00旭川サティーに入り、CD・電池など少し買い、温泉探し開始・・・意外に無く唯一見つけたクアハウスに入ってみると一日2,300円と言われてビックリ、「風呂だけでいい」と言うと、それでも830円、少々高いが入ってみるとロッカーも無い、一旦貴重品をフロント横の有料ロッカーに入れに行ったり大変不便だ。
浴槽は多くあるが清潔感が無い、腹が立つので無料のカミソリを3本使い、パンツもいつもより念入りに洗濯して気が治まった、実に単純である。

19:30次の目的地を「丸瀬布」と決めて出発、紋別から札幌へ横断したので、一旦海周りルートへ修正することにした。
あと、丸瀬布は西村京太郎の小説にも何度か出てくる駅なので一度見ておこうという考えもあった。

23:00丸瀬布駅到着、少し疲れが出てきたが駅に入ってみる無人だがかなり新しい、小説で思っていたイメージとはかなり違っていた。
町は小さくこの時間に開いている店はほとんど無く、スナックの灯りが一件くらいだった。
助かったのは、駅の近くに「道の駅・まるせっぷ」があり、直ぐに就寝の準備が出来た。
この時期になると、旅行者も少なくなっており自分を含め3台しか駐車していない、外はかなり寒いそう言えば本土は台風で大変らしいとニュースで言っていた。
8月22日


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丸瀬布〜サロマ湖〜網走市内(道の駅・網走)
6:00雨の音で目覚める、台風が気になりとりあえずテレビを付けNHKの天気予報でチェック。
「今回は珍しく北海道に上陸する」と言っている、あまり意味は解からないが通常は北海道に来る前に温帯低気圧か何かに変わるらしい。
考えても仕方ないし昨夜寝付くのが遅かったのでもう一眠り。
11:00再度起床するが、何か騒がしい?
見るとテレビが付けっぱなしで眠っていたみたいだ、慌ててキーをOFFにするが、バッテリーが心配になる。
一気に目が覚めたが、落ち着いて一服し、しばし考え込む。
周りには、昼前なので10台くらいの車が休憩しているのを確認して、最悪の場合はケーブルを積んでいるので繋ぐのをお願いできそうだ。
考えていても仕方ないので、キーを回してみる、少し重い感じは有ったが始動。
ホッとしてまた一服、していると急に腹が減ってきた。
とりあえず、トイレに行き出てくると、レストランの旗を発見、どうも矢印は道の駅の裏を示している。
半信半疑で歩いていくと、レストランと言うより食堂っぽい建物があり、入ってみる。
メニューを見てビックリ、うどんとカレーとカツ丼の3種のバリエーションの無さ、しかも高い。
一番無難なカレー700円を注文し新聞を読みながら調理を観察、やはりボンカレーを鍋で温めている、まるで海の家かスキー場のレストランみいだ。
食べてみるとやはり、裏切らない味で安心と後悔。
気を取り直して出発目的は無いがとにかく風が強くなって海沿いが通行止めになる前に網走を越えたい。
しばらく走ると、サロマ湖の看板、ガソリンの残量が結構残っているので少し寄り道したいのと、ホタテの看板が気になる。
右折し逆戻りの方向になるが30分ほど走るとサロマ湖の展望台に到着。
確かに地図の通り海と湖が分かれている様な繋がっているいるような不思議な光景だが、先端までは通行止めで行けないのと、雨と風が激しくなってきた。
牧場と民宿が多くシーズンには賑わうのが予想できるが今は観光客もまばらだった。
本線に戻る途中にホタテ焼き200円の看板を見つけ入ってみる、少し待って出てきた主人に聞くと、ホタテ焼きはもう終了したそうな。
そうなるとどうしても食べたい、国道を数キロ走ると道の駅発見、とりあえず入ってみると屋台にホタテ焼きを発見、何とも良いにおいだ。
迷わず買って食べてみる、少し硬かったがなかなか美味しい、あとポテトフライを食べ満足。
少し休憩して出発、ここからは果てしなく単調な直線か続くが、時々スピード違反の取り締まりが時々有り油断できない。
7:00網走市内に入る、なぜがどの看板を見ても「網走」という文字に高倉健の「網走番外地」を思い出す。
市内を一周しガソリンを給油、さらに進むがラジオでの台風情報が気になる、今夜にもこのあたりに直撃するらしい。
各地で崖崩れと高波で通行止めの情報は頻繁に言っているので、これ以上進むのは危険そうなので、少し早いが網走の道の駅で泊まることにする。
8:00に到着するが、電車の駅と合体したような造りでレストランやその他の設備らしいものは見当たらない。外に出ようと思うが強風で飛ばされそうだ。
買い置きの缶コヒーとお菓子で夕食とし早めに寝袋に入るが強風で車が倒れそうなほど揺れる、玄関でテントを張ろうとヒッチハイカー数人が頑張っていたが諦めて駅に入って行くと、車数台だけになった。
何とも不安な夜になりそうだ。


8月23日

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網走〜知床半島〜釧路(道の駅・厚岸)
11:00起床予想通り明け方まで台風で眠れずラジオ速報を聞いてしまった。
それも、上陸してすぐに消えてしまったらしく、朝になると昨夜の強風が嘘のように静かだ。
あちらそちらに風に飛ばされたゴミが散乱しているが海は穏やかだ、車内を整理し昼過ぎに出発。
この時点で出発して5,000qを超えるがあまり実感が沸かないがガソリン代に換算すると現実的になりカードの請求が気になる。
所々の川は濁っておりこのあと予定している釣りが出来るか不安になる。
今日の目的は食べる事、昨夜ほとんど何も食べられなかったので、腹が減って仕方ない。
それに折角の北海道で、それらしい物を口にしていない、今回の旅の目的の一つ贅沢いくら丼&うに丼だ。
しかし、るるぶ北海道で読んだところ2500円〜3500円でも安いと書いてある。
といあえず、2000円を予算と決めている、数十キロ走りやっとレストランらしきものを発見、今では珍しいくドライブインのような感じだ。
これまでに学んだこと、「飯屋を見つけたら迷わず入れ」・・・あれこれ店を選んでいると次にいつ飯屋があるか解からない、ここはそれほど広い。
入り口に「いくら丼」の旗がある、入ってメニューを眺めると1200円「安い」迷わず食券を買い席につく、シーズンが過ぎているのか、ハイキングの年配の団体一組がコーヒーを飲んでいるだけだ。
運ばれてきたのは、大盛りご飯にイクラたっぷりとはいかないものの美味そう丼だった。
早速食うが予想以上に美味い、最初イクラが少ないかなと思ったがこれでいい、これ以上多いと気持ち悪いような濃厚さだ。
一粒一粒が鮭を凝縮したような美味さがある、今まで食べていた廻るすしのイクラとは一味違う。
店のおばさんと半時間ほど話し込み、近くの観光ポイントを教えてもらうい店を出る。
早く釧路に入り釣りをしたかったが、この川の濁りでは2.3日は無理そうだ、ここは慌てずゆっくり観光して行くことにした。
まずは食堂で教えてもらった「オシンコシンの滝」を発見、意外と国道のすぐそばに有り駐車場も空いていた少し山を登ると、幾つにも流れの分かれる雄大な滝が現れる。
アイヌ語で首の多い竜という意味らしいがピンとこない、おそらくガメラに出てくるキングギドラみたいなものだろう。
数キロで知床半島に入るが台風の影響で観光船は欠航している、皆ガッカリしているが、乗るつもりもお金も無いのであっさり後にし、根室を目指す。
知床横断道路を走るがその大自然に驚く、原生林と言うかそのままの日本が残っている感じだ。
考えてみれば、いつも自然だと見ている京都などの景色は先祖が開拓し植林し長い年月を掛け作り上げたものであることに違いない。
急に雲に入ったのか、視界が無くなると今にも恐竜が出そうな木や岩が現れる、すれ違う車も少なく不思議な気分になる。
途中、自然博物館みたいな所に入り休憩しお土産を物色した以外はノンストップで根室を目指す。
目的は無いがここまで来たので行っておこうくらいの気分だ、そらはどんより曇っているのがいかにも北国の雰囲気でどこか懐かしい風景が続く。
根室市内はそれまでの道中と違い、SATYや100円ショップなどが立ち並び市街地と思わせる、JOMOで給油を済ませ、折り返す頃には6:00、途中見かけた道の駅で刺身定食750円を食べ栄養補給をし、釧路での釣りに備える、まるで冬眠前の熊である。
朝から気になっていらいたのだが、タイタの付近から「キューキュー」と嫌な音がする、思いっきりタイヤを蹴ると不思議と治まる。(とりあえず大丈夫だろう)
釧路に向かう道は風が強く牛や馬が多く見られる、川も湿原らしくなってきて北海道のイメージが強くなってきた。
夕刻「道の駅厚岸」に入り就寝準備、熟睡。

8月24日

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厚岸〜釧路市内〜芽沼温泉(国道パーキング)
8:00暑さとバスの観光客の声で強制的に起こされる。
9:00までボーとしていたが気合をいれ釧路市内に向け出発、今日の目的はやはり気になっている車の異常な音を直す事と、コインランドリーで寝袋を洗いたい。
トヨタに入り調べてもらうが、何故か音は止まっている、納得がいかず整備士の人を乗せ街中を走りながら丹念に調べてもらう。
一応ブレーキ内をバラしてもらい一緒に調べる、すると隙間に小さな砂が噛んでいる、エアーで飛ばし一緒に原因究明の喜びを分かち合う。
3600円修理代を3000円にしてもらいカードで清算、半日掛にしては安いが今は少し痛い。
電話BOXで電話帳を物色しコインランドリーを探す、これも今回学んだ知識、知らない土地で店を探すには、これが一番早く地図が載っている場合は便利だ。(@_@)
コインランドリーを見つけ入ってみるが、初めての経験なので使い方がまるで解からない。
説明の看板を何度も確認し始めるが、なんせ大量の服と寝袋で洗濯機は一杯で二台使う、乾燥機は20分で寝袋を入れるが、今一半分湿っている。
お金がもったいないので切り上げる、今夜はタオルケット、寒い夜になりそうだ。
山へ入り釣り場を探しながらウロウロするが濁りは取れていない。
広場で久しぶりに車内の清掃、ビックリするほどほこりが多い、まあずっとここで生活しているので仕方ないが・・・(-.-)。
看板を頼りに芽沼温泉へ二日間風呂に入っていなかったので、3回も頭を洗う、料金400円で風呂数多くかなり得である。
館内にレストランがあり、ついでに入り、カツ丼を注文しゆっくりする、前の人が日替わり定食600円を食べていて美味そうだったので明日も来てみようと決めた。
このあたりには、道の駅が無いので、風呂の安さと食事のバリエーションから、ここを拠点に釧路川を攻めることにして、ゆっくりした。
大きなTVも休憩所にあり、ドラえもんとクレヨンしんちゃんを久しぶりにゆっくりと見たが、寝どころが決まっていない。
一時間ほどウロウロしたが良いところが無く、道際のパーキングで寝ることに。
広いが車の出入りが多いのと、トイレがないので仮眠程度で泊まる人がいないので寂しい夜になりそうだ。

8月25日

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茅沼〜摩周湖〜釧路川〜釧路市内〜茅沼(国道パーキング)
8:00起床、折角なのでまずは摩周湖を見に行く、摩周温泉の道の駅でトイレを済ませるがやはり観光地で人が多く男性トイレまでおばさん達が占領している。
摩周湖に向かう道は霧が多く視界が悪いが着く頃には何とかなってきた、珍しく駐車場が有料なのには驚いた、仕方なく少し走り、小さいが無料のところを発見る、丘を越えると摩周湖が現れる霧は無く澄み切っていて綺麗に見える。
写真を撮り、早々と立ち去る、やはり知床の景色にはかなわない。
駐車場で、神戸のライダーと情報交換をし降りる、途中コンビニでパン2個を買い朝食・昼飯とした。
その後は、釣りポイント探しを始めるが、まだ水が多いのと釧路川は広くポイントが絞れない。
6時間ほどウロウロ農道や山道を走り行き止まりの多さに悩む。
釧路市内に戻りSATYの本屋に入り「北海道渓流釣り」なる本を買い作戦を立て直す。
渓流より本流・湿原付近に狙いを変更したほうが良さそうだが、日が落ちてきたので、明日出直すことにして昨日の温泉に向かい風呂に入る。
予定通りレストランで日替わり定食を注文し、ワクワクしながら待ち出てきたのは、昨日向かいのおじさんが食べていた内容と同じ。
内容は、洋食弁当みたいだったが600円にしてはみそ汁付でコンビニよりお得か。
本日も、近くのパーキングで就寝。
8月26日

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茅沼〜釧路川〜茅沼(国道パーキング)
7:00起床、コーヒーを沸かし昨日の残りのパンでゆっくりと朝食を済ませる。
昨夜、本でポイントは決めてあったのでゆっくりとしたスタートだ。
釧路川自体が広いので橋から降りるのが良さそうだ、「標茶」を中心に上流・下流を攻める作戦だ。
まずは上流を5箇所、車を乗り入れるところを見つけ竿を出すが、流れが速くルアーが思ったように泳がない。
ミノーでは浮いているのか、潜っているのか・・・・・。
作戦変更し、ウェイダーを履き、竿を10フィートとし本格的な本流仕様にし川に入る事にした。
水深は50前後だが流れに足元が安定しない、2人のフライマンと情報交換するが、芳しくない。
何度か60センチを超えるニジマスを見るので、魚が居るにはいるみたいだ。
それに、シャケが遡上しているので、1m前後の大きなものが足元を群れで泳いでくるのでビックリさせられる。
昼食は、湯を沸かしカップラーメンで済ませ一日中ラン&ガンを繰り返すが、釣果は20cmのニジマス一匹に終わる。
7:30上がり昨日の温泉にへと急ぐ、体が冷えてしまったのか、鼻水が止まらない。
ゆっくりと温泉に入り、楽しみにしていた日替わり定食を迷わず注文・・・・・しかし出てきた瞬間ガックリ、昨日・一昨日ととまったく同じ内容(@_@)。
なら、日替わり定食としなければ良いのに・・・・・と思いながらも残さず食べる。
そして、今日も同じパーキングで就寝となりそうだ。
8月27日

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茅沼〜釧路川〜白糠(道の駅・白糠)
9:00起床、さすがに3日間同じ所で寝ているので熟睡できる。
今日も昨夜チェックしておいたポイントに入るが、行って見ると初日に下見した多田川だった。
しかも、工事が入っており、本の内容とはかなり違っている、一応竿を出すが泥が多く釣りにならない。
仕方なく昨日と同じポイントで始めるが、さらに水量が増えており何ともならない、その後湿原付近など本にないところをかなり奥まで入る、駄目元でこちらで聞いたテクニックで流木の間に大型スプーンをキャストしてみる、何度か繰り返している内にかなりの底で大きくヒット!
一気にラインは引き込まれるが直ぐに止まる、その後は根掛りように動かない、イトウの可能性もあるので慎重にやり取りするが、あえなくラインブレイク。
ヒットだったのか、ただの根掛りだったのか?
しかし、ここは釧路湿原、そしてルアーはイトウに合わせたサイズで流木の底となれば・・・十分可能性はある。

小学生の時「釣り吉三平」で釧路湿原のイトウ釣りを読んで、異常なほど感激した、同じ本を何度も何度も読んだ記憶がある、そして行った事のない景色を何度も夢見ていた。
いつか大人になった時、魚心さん(釣吉三平に出てくる全国を周る流離いの釣り人でカッコイイ)みたいな釣りをしたいと思っていた。
この川に入ってみて、当然年月は経っており当時の漫画の景色とは程遠く、また魚も減っている、当時に自分が想い描いていたイメージとは大きく異なっていた。
ここで簡単にイトウという魚を釣り上げていたら本当に感動出来たのか?
幻の魚は幻のままの方がいいのではないのか?とポイントを後にすることにした、そして何時かまたここに戻ってくると誓い釧路川を後にすることにした。
たぶんその時の気分はすっかり、魚心さんになりきっていたと思う。(^○^)

市内より広尾方面38号線へ走る、途中久しぶりのマクドナルドを買うもちろん平日に安くなるものばかりだが美味しい。
古本屋で小説を二冊補充し道の駅「しらぬか恋問」に入り、久しぶりにビールとずっと気になっていたホタテの燻製で一人で乾杯、とりあえずは幼い頃の夢、釧路川での釣りの終了に・・・。
今夜はここが寝床になりそうだ。

8月28日

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白糠〜虫類(道の駅・虫類)
8:00動くと思うが、雨が激しく降っている、さてトイレに行ってから地図とにらみ合い、結局少し土産物を見てから仮眠。
少し晴れてきたので出発、途中の山中で、少し釣りをするとすぐに元気のいいニジマスが簡単に釣れる。
細い峠を抜け「忠類」の道の駅に到着。
ここはマンモスを発見したことで有名らしくモニュメントや博物館がある。
温泉もあるので入ってみると新しいのか異常に綺麗な風呂で良かった、あとレストランで鮭の親子丼なるものを食べたが、今一美味くなく、期待はずれだった。
暇だったので、マンモス資料館に入ってみる、これといったものは無かった、入場料を払ったので一時間ほどゆっくりと見学、少しはマンモスに詳しくなった。
まだ、小雨は降っており移動するにも気分が乗らないので、少し早いが、ここで就寝準備をすることにした。
駐車場は数箇所にあり少し離れたパークゴルフ場の横と決めたが、まだ辺りは明るく寝付けない。
仕方なく、昨日買った小説を一気にに読みきる頃にはすっかり夜になっていた。
明日は晴れればいいのだが。
8月29日

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虫類〜幌内川〜襟裳岬〜三石(道の駅・三石)
朝早くパークゴルフの老人の声で目が覚める。
早々に準備をし出発、今日の予定は釣り「幌内川」が近いので行ってみる事にした、後戻りになるが仕方ない。
本流になるので狙いは良型のニジマス、2,3箇所攻めるがさすがに有名ポイントでプレッシャがキツイ。
それでも20cmオーバーはヒットする。
さらに上流に上がると、滝が有り観光客が少しでは有るが見学している。
服を着替え、レストランへと入るが町営なのか安い、ジンギスカン・豚汁・ご飯で800円を注文する。
異常に美味い、少し休憩をとった後、林道を抜け忠類に戻ることにしたが、この道がかなり手強い。
狭い上にパンクしそうな岩がゴロゴロしている、先日の台風の影響か崖が崩れているところが多い。
狭いところでは、降りて岩を撤去しないと進めない。
すれ違う車がないのが幸いだったがその分不安も多い、それが5キロ以上続くのでたまらない。
何とか、舗装路に出たときはホッとした。
忠類の道の駅に戻り、車内と釣具の整理をし、そのまま襟裳岬を目指す。
約60キロPM5:00に襟裳岬に到着、着くと直ぐに森進一の歌が流れていた、たぶん一日中なのだろう。
日が落ちる前に襟裳灯台と半島を見学したが、ここも風が強い。
土産屋に入ると、食堂と一体になっているところが多く、うに丼の旗が心をくすぐる。
思い切って入ってみるが、やはり2500円は手が出ない、メニューにうにとイクラ丼2000円が有りこれに決めた。
やはり美味い、昨日のイクラは何だったんだろう???
店も閉まり始めたので早々に立ち去る、途中国道沿いの看板を頼りに温泉に入る、冬はスキー客相手らしい造りだったが綺麗なところだった。
夜遅く、道の駅「サラブレッド新冠」に入り就寝。
8月30日

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三石〜新冠〜長沼町(道の駅・マオイの丘)
明け方雨が降る、自衛隊のトラックの音で目覚める、やはり北海道は自衛隊が多く装備も本土とは比べられないくらい凄い。
レストランでえび天丼を注文するが異常に大きい、それでも頑張って食べきる。
時刻は昼過ぎ、レストランで貰ってきたパンフレットによると近くのサラブレッド銀座にオグリキャップがいるらしい。
オグリ世代の後期より競馬に熱中していた私としては、少し挨拶に寄らねば、と勝手に決め、優駿スタリオンに入りウロウロしていると本当に居た(*_*)
来ているほとんどの人は、マヤノトップガン目当てらいく頑張って写真を撮っていたが、やはり自分にはオグリの方が感動が大きかった。
年をとってほとんど白馬に近かったが感動した。
二時間ほどの見学許可時間いっぱいまで馬を見ていたが、馬好き(競馬好き?)のあきちゃんに土産を買いにショップに入ると結構色々出ていてびっくりした。
しばらくその辺の道を走ってみるが、馬だらけである、中央競馬では有名な馬もここでは犬のように自然にその辺をうろうろしていて不思議な気分になる。
京都競馬場のパドックで出会った馬たちにこんな所で再会するとは・・・でも馬は覚えていないと思うが。
この後は一路函館方面を目指す、一応の北海道の目的は終えたのでゆっくりフェリーターミナルを目指す。
途中マクドナルドで夕食を買い込み、100円ショップでおつまみ補給し道の駅・マオイの丘へ、小説を読みながら就寝。

8月31日

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長沼町〜大滝村(道の駅・フォーレス大滝)
朝から大雨の一日、動くのを断念しまずは食事、レストランで海鮮ラーメン900円を食べるが値段の割りには美味くない、ラーメンは京都のほうが美味いと思う。
土産が多く売られており、ログハウス風のお洒落な建物だが、風呂が無いので関心が沸かない。
昼から昨日買った小説を読み始める・・・。
結局夜までずっと読書でまたここで就寝、これで2日風呂無し、何ともゆっくりした一日だった。

9月01日

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大滝村〜室蘭市内〜地球岬〜森町(道の駅・森)
朝早くあまりの寒さに目が覚める、ここではもう秋の気候になっているが、京都は残暑で大変なのだろう。
次の目的地は地球岬、お勧めと聞いていたが半信半疑時間もあるので回ってみることにした。
朝から出るが昼前に到着、意外と室蘭は空いていた、着いてみてびっくり、何ともすばらしい景色だ。
水平線が丸く見え遮る障害物がない、ぜひ夕日も見たくなりこの辺りで時間つぶしを考えるが何も無い。
町に戻り、ガソリンスタンドで給油し、安い温泉を教えてもらう、380円と無難な値段、2日入ってなかったので気持ちいい。
夕方までゆっくりして4:00夕日を見に再度、地球岬、なかなかひが落ちないので食堂でイカ刺身定食を食べる。
6:00やっと夕暮れ、予想通り綺麗だが日は裏に落ちている、聞いてみるとここは朝日が水平線から上がって綺麗らしい・・・。
それでも、いい景色で男一人で見ているのは変な感じだった、冷静に周りを見るとアベックばかりだ。
唯一男の旅人一人を発見、声をかけようと思ったが、変なのでやめておいた。
しかし、向こうも寂しそうな目をしていたのが可笑しかった。
山を降りたところに駐車スペースがあり一度就寝体制に入ったが寝むれず一気に函館手前の森町まで進む夜の道はさらに全体のスピードが上がり高速道路並である。
明け方、道の駅・森に入り就寝

9月02日

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森町〜函館〜知内
8:00一度起きるが大雨で二度寝。
9:00今度は暑さで眠れない、横にはこれまで何度か道の駅で一緒になった1BOXが止まっていた。
年配の夫婦でいつも拾った昆布を干していたので、「こんぶおじさん」と呼んでいた。
なかなか年期の入った装備で完全に生活していた。
10:00函館に向かい出発、昼前に市内に入れた。
まずは、コインランドリーで洗濯、中で一緒になったおじんと、長話をしながらだったので退屈は無くよかったし色々これからの人生で役に立ちそうなことも聞けたように思う。
次にオートバックス近くの洗車場で車の洗車、ここは北海道に入ったとき洗車した場所で、出会ったおじいさんに色々と見るところを教えてもらったところだ。
また合えるかな?思っていたが見当たらなかった。
3:00とりえず1段落、このまま函館港よりフェリーに乗っても良いが、何となく気持ちの整理が付かない。
今夜はここへきて初めて泊まった道の駅・知内で寝ることにした。
途中スタンドで聞いた安い銭湯に入る300円と安いが中は汚い。
スパーで時間切れの安い弁当を買い駐車場で食べるが、さすがに冷えていて美味しくない。
7:00久しぶり知内に到着、ここはメガネを踏んでしまったりと色々思い出深いところだ、最初に来た時は駐車場も一杯で、ライダーのテントも見られたが、この時期では自分の車とトラックが一台きり、で何とも寂しい。それでも夜中に2台追加となったが、シーズンによる観光客の違いに驚く。
これから先もっともっと寂しくなるのだろう。
10:00就寝


9月03日

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知内〜江差〜函館フェリーターミナル〜青森県大間〜横浜
7:00修学旅行の学生の声で目覚める、ここはJRの駅と一緒に建っているので集合場所になっているみたいだったが、200人はいるのだろう騒がしい。
仕方なく早々に寝袋をたたみ出発の用意といっても、まだフェリーには早い、考えた結果江差の海岸に行ってみることにした。
着いて早々に車が埋まってしまい往生した思い出深いところだが、何となくもう一度見てみたくなった。
距離的にもそう遠くないので、反対方向ではあったが出発。
11:00到着、この前はゆっくり見られなかったが綺麗な海だ、今度は道に車は止めて歩いて入ってみる、さすがに歩いて入っても足が埋まる、ここに車で入ったのだか、信じられない。
一時間ほど日向ぼっこをして色々と旅の思い出を思い返すがまだここは北海道、ここから京都までの長い道のりが待っている。
重い腰をあげ今度は、山の峠を抜け函館を目指す。
2:00函館フェリーターミナルに到着。
懐かしい感じがする、次に搭乗できるフェリーは5:30の最郵便だけ。
3時間近くあり明日にしようかと悩んだが、何時までたっても出られないのでそれに決めた。
レストランでラーメンを食べ、土産物屋で最後の土産を物色して何とか時間を潰すがなかなか大変である。
仕方なく車に戻り、仮眠し4:30にもういちどターミナル内へちょうど切符販売が始まっておりカードで購入。
この時点で現金はほとんど無く、カードが使えなければ、帰れない状態だったので良かったのと、自分の計画性の無さに呆れた。

6:00いよいよ乗船、一度経験しているのでスムーズんび乗り込めた。
甲板に上がると、やはり帰るのが惜しい気分になったがもう仕方ない。
6:30予定通り出航、寒いので数人しか甲板には出ていなかったが、船が出ると誰かが北海道、さようなら」
と大きな声で叫んでいた。
どこの馬鹿だ?と一瞬思ったがたぶん本当は自分もそう叫びたい気分だったと思う。

出航してしばらくは、日記書きながら整理をしていたが、何か落ち着かず甲板に出てみると、いかにも旅人と見られる人が居たので、話し掛けてみる。
東京から自転車での旅らしく、やはり失業中らしい、これだけの長旅ならほとんどはそうだろう。
良かったポイントや悪かった愚痴をお互いは話しているうちに思ったより早く大間に到着。
いよいよ本土に後戻り。
8:30慌ただしく上陸し、乗っていた車は一瞬で青森方面へ急いで消えていく。
目的も急ぎでも無かったので、車が空くのをまって出発、先ほどの旅人はこの辺りでテントを張るらしい。
少したって、とりあえず、疲れるところまで走ってみることにした。
結局、10:00に青森道の駅・横浜に到着し、疲れで熟睡となる。


9月04日


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青森県横浜〜十和田湖〜山形県〜新潟県(国道パーキング)
10:00暑さで起床やはり、青森といえど北海道とは5度程暖かいのでゆっくり寝ていられない。
それでも昨夜の運転疲れの為か、何とか眠れたが腹が減ってたまらない。
ここには、ちゃんとしたレストランも有りそうだし、土産屋も大きそうで期待できる。
急いでトイレに行き、レストランのメニューを見るがどれも高そうだ、土産物屋に入るとお弁当が売られていて安いコロッケとおこわを買い外で食べる、机が無かったので、階段で弁当を広げ食べ出すが、観光客の団体が珍しそうに見ていく。
以前なら恥ずかしくてこんなところでは、食べられなかったのがいまでは平気になってしまったのが怖い。
食事を済ませると、帰るルートを地図とにらめっこ、来た道では楽しくないの、十和田湖を回ってみるみることにした。
国道をを道なりに走るが、やはり北海道と比べると狭く感じる。
峠をいくつか越えるが、先日の台風の影響か崖崩れが多い。
途中、今までに見たことの無いような綺麗な渓流が現れる、奥入瀬渓流に入ったらしい、話には聞いていたがこれほどのものとは思っていなかったので驚いた。
距離も数キロあり、車を降りてゆっくり見学したかったが、燃料が少なく早くスタントを見つけ給油しなければならいので、二度ほど止まり眺める程度で先を急いだ。
何とか写真は一枚撮ったが、ぜひもう一度訪れたい所だ。
しばらく走ると十和田湖に突き当たり、左折山形方面へと急ぐ、何とかガス欠寸前で給油を済ませ、秋田県より山形県へと単調な平野を走る、いつの間にか行きの道に入っており、途中立ち寄ったところや、看板が懐かしい。
23:00秋田県市内の道の駅まで、ぶっとうしで走り一端就寝準備はしたが、なぜか寝付けない、照明が有るので数人の若者がサッカーをしているのを見ていると元気が出てきて、もう少し走れそうだ。
急ぎではないが、今度はどの位まで疲れに耐え走れるのか?やってみたくなる。
気合を入れ再出発、今度は海沿いの道を走り始める、市内を出ると、国道はトラックくらいしか走っていない、追い付かれると、徐行して道を譲りながら3時間、新潟市内数キロの看板を確認したところでダウン。
道沿いの駐車スペースで倒れるように就寝。(-.-)

9月05日

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新潟県〜新潟市内〜富山県(道の駅・新湊)
9:00やはり本土の朝は北陸と言えど暑くて寝ていられない。
予定では、行く道で食事をしたドライブイン「やまがた」に寄りたかった、夜中に勢いで通過してしまった。
夜中は見えなかったが、駐車スペースにトイレと洗面が有ったので頭を洗った。
国道の直ぐ横なので、渋滞の車から思いっきり見られての洗髪だが冷たくて気持ちがいい。
10:00新潟市内に向け出発。
新潟市内は思ったより渋滞していたが、ルートを変えると遠回りになるので我慢して並ぶが、9月になったとはいえ日中は日差しがきつい。
7号線は工事が多くかなり進むのが遅い、雪の季節までに道路を修復するつもりなのか、とにかく多い。
あまり頑張っても仕方ないので、CDショップを数件寄ってみる。
持ってきたCDは何度も聞いてしまったので退屈で仕方ない。
探しているのは「ルパン三世」、ドライブにはちょうど良い(^○^)が、欲しい曲が入ったものがなかなか見つからない。
仕方なく、中古CDを諦めNEWに変更したが、ベスト版3800円を買うのにはなかなか勇気がいる。
所持金は5,000円、と心細い、思案苦闘の一時間、結局カードで買ってしまった。
さらに富山方面へ向け走る、途中本日初めての食事に国道わきのラーメン屋に入る。
「激辛ラーメン」を注文するが、サッポロラーメンの激辛版、とにかく野菜が多く辛い。
あまり美味しくなく、少ない残金を無駄に使ってしまった。
時刻21:00、一気に富山へ向かう、道は空いており、11:00前には道の駅「新湊」に到着。
ここは、この旅最初に泊まったところで何か懐かしい。
暑さと、辺りが気になって眠れなかったことが懐かしいが、今は涼しく熟睡できそうだ。
駐車場には、前回と一転トラックが多く、夏休みが終わっていることがよくわかる。

予想通り完全熟睡ZZZ・・・。
9月06日

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富山県〜福井県(耳川駐車場)
10:30起床
辺りはトラック運転手・サラリーマンが多く目立つ。
建物中に入り食事をとることに、カツ丼+うどんと朝からきついが550円は魅力である。
11:00出発、ここまで帰ると急いでも仕方ないので、国道沿いの店に入りながらゆっくり走る。
お金も無いので何も買わないが、店内は涼しくて気持ちが良い。
富山市内より金沢へと走るがやはり海は綺麗だ。
途中残りのお金をかき集めマクドナルド・ドライブスルーでハンバーガーを5つ買う。
20:00福井県の耳川河口に到着、このまま走っても京都に帰れる距離となったが、荷物整理など色々としてからにすることにした。
途中より大雨、駐車場には他に車が無く波は高い。
いつも来る釣り場だが少し雰囲気が違い不気味であるが、荷物整理にはげみ深夜就寝。

9月07日

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福井県〜京都市内
10:00起床、雨はすっかり上がっていたが曇り空。
自動販売機でお茶を買い、昨日の残りのハンバーガーを食べる。
海は、波が高く釣りを出来る状況ではない。
間もなく出発。
27号線より303号線鯖街道り一路京都市内へ。

さて、ここまで出発より7,821q。
自宅に帰ると8,000qを超えるだろう。
一番に、これほど長く険しい道を走り故障しなかった車に感謝したい。
それと、京都でメール等で応援してくれた人たちに感謝。

この旅で私自身がなにを学んだか?
直ぐには判らないと思う。
それはこれからの社会生活・日常生活の中で判る事だと思うし、無駄な事・役に立つ事、さまざまだと思う。

もうすぐ、京都市内、あと数時間で自宅に帰る。

今回、夏の旅であったので、全て良いところばかり見て来たのかもしれない。
話によると冬は−30℃になるらしい、だから短い夏は十分に楽しむと言っていた。
数年後か数十年後になるかわからないが、もう一度今度は冬に行ってみたい。
今度は北海道の冬の厳しさを体験してみるのも良いかもしれないと思う。

13:00 帰宅・・・・・・・・まだ京都は暑い(ーー;)