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SEA BASS

ルアーのシーバス・フィッシングもスタイルは様々で、防波堤・ウェーディング・磯・ルアー船など色々な狙い方があります。
ここでは、私が最も気に入っているウェーディングによるシーバスフィッシングのタックルや釣り方を紹介しています。





タックルを揃えよう(^O^)

ロッド
POINT:グリップ部の短いショートタイプがお勧めです、キャスト時も邪魔にならずディープウェーディング時にも取り回しが楽です。86ft・96ft・12ftと3種類有ればベストですが・・・それは予算的になかなか難しい、どれか一本となれば96ftが多様に使え便利。
仕様等は値段相応で高価なものは本体・ガイド・グリップに良い物を使っています。よほどの安物を買わない限り支障は無いと思いますが、ヒットチャンスの少ない釣りなのである程度信頼できるものを最初から買い長く使用することをお勧めします。

リール
POINT:ロッドとのマッチングが大事なので実際購入の際ロッドにセットして試してみるのが良いでしょう、基本的には10ft前後のロッドにはDaiwa3000番クラス・シマノ4000番クラスが合いますが、1サイズ下のサイズをセットしているアングラーも多く見かけ、実際やってみましたがリールが服やヒジに当たらず結構便利でした。
リールはやはり精密機械なので予算の許す限り高価な物を選ぶと良いでしょう、夜が多い釣りなのでトラブルの少なく強度のあるもの、Daiwaのトーナメントやシマノのステラがお勧めですが結構高価なので、同メーカーでもそれに似た機能が付いたものを選ぶのも賢い買い方かもしれません。

ライン
POINT:ナイロン・フロロカーボン・PEなどラインにも色々な種類がありますが、ナイロンは強度を追求するとどうしても太くなってしまいルアーの飛距離が出ず、フロロカーボンはライン素材が硬くスプール内でバラけてしまうなどトラブルが多い、また沈むのでルアーが引きにくいという難点があります、その点PEは細くしても強度は十分に有りライントラブルも少なく使い易いです、他と比べると多少高価ですが飛距離・強度を考えると良いラインだと思います。サイズは1号〜2号でも十分な強度はあり、その間でリール巻き表示に合わせて選ぶと良いでしょう。

リーダー
POINT:リーダーはラインとルアー間に付ける根ズレ・エラ洗いによるラインブレイクに対応するためのものです、もちろんPEライン直結でも良いですがリーダーを使用する方がガイドでのライントラブルが少ないのと、根ズレの多いポイントでは安心できます。リーダーに使用するラインとしてはフロロカーボンが一般的でメインのラインより太いものを接続します。
これをラインシステムと言い飛距離・強度を追求した形だと思いますが、結び方にはちょっとしたコツがいるので入門書などで研究・練習しフィールドでも手早く結べる様にしておくと良いでしょう。
リーダーラインのサイズはあまり太くするとルアーの動きが悪くなるのでルアーサイズに合わせることが大事です。ちなみに私の場合、5〜9cmルアーは12lb.9〜14cmは20lb.を1メートル位としていますが、根ズレが多いポイントでは小ルアーでも20lb.を使うこともあります。

ルアー
POINT:ウェーディングでは主に7cm〜14cmのフローティングミノーを使います。サイズは7〜14cmの間で釣行時期にシーバスが捕食しているサイズを考えて選びます。色は夜間や濁りがある時のアピール系(パール・レッドヘッド)と日中のナチュラル系(イワシ・アジ・ボラ・アユ)に分けて選びます。
こう考えると多くのルアーが必要になり全部揃えると大変な金額となります、実際私の場合アレもコレも買ってしまい気がつけば100個以上となっていました・・・・・しかし釣行に持参するルアーは20個程度、実際使用するルアーはわずか数個でほとんどは飾りとなっています。実際それほど種類が有ってもルアーチェンジの時間もないし、やっぱり気に入ったルアーをよく使うものです、最初は基本的なサイズ・色のルアーを買ってみることをお勧めします。その中でヒットの有った系統を増やすとかよく行くポイントに合ったものを買い足していけば無駄は少ないと思います。
参考までに常時使うルアーBOXの中には(レッドヘッド12cm・レッドヘッド14cm・パールホワイト14cm・パールホワイト12cm・イワシ12cm・イワシ9cm・赤金12cm・赤金9cm・アユ12cm・アユ9cm)のアピール系4個・ナチュラル系6個の計10個としています。
夜使用の多いレッドヘッド・パールホワイトは水深度の浅いものを、アピール系には40cm程度まで潜るものを選び浮かせたい時はロッドのアクションで対応しています。



ウェーディングに必要なタックル


ウェーダー
POINT:最も重要な装備なのである程度良い物を選びましょう。形は脇の下までくるチェストハイというタイプがディープウェーディングに向いています、素材は色々ありますが、ゴアテックス系の通気性が良く軽い物がお勧めです。冬用にネオプレーン素材という保温性に優れたものも有りますが、パッチなどを重ねて履けば必要は無いと思います、夏用・冬用と用意する予算が有ればゴアテックス系の高級タイプを1つを買う方が通気性・保温性に優れていて良いと思います。
買うモデルが決まったら必ず試着をして足のサイズを合わせます、これは重要でサイズが大きいと踏ん張りが利かず大変危険になります、実際私の場合身長170cm足サイズ25.5cmですがSサイズを着用しています。
腰ベルトが無いタイプは別購入し必ず着用することは大切です、ベルトが無いと転倒した時に浸水し空気が足先に溜まり水中で体が逆さになってしまい溺れてしまいます。

ウェアー
POINT:夏場はTシャツで十分ですが夜釣や明け方はやはり冷え込むので1着は持っていると便利です、波をかぶるポイントでは特に携帯電話・タバコを守るのに必要です。
市販のカッパの上でも十分ですが、専用のショート丈の物も売られています。これはどちらでも良いと思いますが予算に余裕がある時は専用もカッコ良くていいかもしれません。できればフード付きを選ぶと結構重宝します。

フローティングベスト
POINT:船用や磯用の兼用でも良いですが動きやすさからショートタイプがお勧めです、ディープウェーディングを考えた場合深い所でも動きやすくキャスト時も楽です。
専用ベストも有りますが、バスのフローターベストなどが適度な長さで軽くコンパクトお勧めです、ポケットの位置が高く大きいものを選べば、装備が全て入れられ取り出しも容易で便利です。

懐中電灯
POINT:必ず防水のものを選び、頭やポケットに装着するタイプが両手が使え便利です。

ペンチ
POINT:ルアーのフック交換や魚のフック外しの必需品、錆の少ない素材が良いです。

ナイフ
POINT:魚を絞める以外に、もしもの転倒時の必需品です、転倒後ウェーダー内の空気により足が浮き上がってしまい溺れそうになった場合はナイフでウェーダーを切り空気を抜きます。非常に勇気が要りますが死ぬよりマシです、以前私も川のフライの時にこれになってしまい危ない所でした(ーー;)。折りたたみではなくケース入りを選び直ぐに取り出せる所(ベルトに通す)に装着しましょう。

ロープ
POINT:釣った魚を一時キープする為のものです、専用のストリンガーも売られていますが結構邪魔で高価です。長さ2m程度のしっかりした細ヒモを束ねてポケットに入れておけば便利です。キープするときはエラから通し口に抜き結びます、一方はベストに結べばOK。

携帯電話
POINT:もしもの時は「118」・釣友との情報交換にも便利です。防水ケースに入れることは忘れずに。



釣りに行こう(^O^)

タックルが揃ったら実際に釣りに出かけましょう。っと言ってもまずはポイント選び、最初は雑誌やショップの情報で決めると良いでしょう。キャストに自身の無い場合は近くの防波堤などで練習してからポイントに入るのも良いと思います。
できれば明るい内にポイントの下見をしておき、危険な箇所(カケアガリ・障害物)を把握しておくと夜釣りなどでは役に立ちます。
時合いはポイント・季節により異なりますが大体は夕方(夕マズメ)と夜明(朝マズメ)の2つです。体力があれば夕方から朝まで頑張っても良いと思いますが、季節に合わせ釣れない時間帯は休む方がより集中できると思います。
私の場合、夜からの釣行であれば1時か遅くても2時まで釣りをし釣れれば帰ります、釣れなければ車で食事&仮眠をとり夜明け前にポイントに行き再開しています。撤収は条件・体調によって変わりますが遅くても午前9時としています。
もちろん、人それぞれのスタイルがあると思うので、夕方だけ・夜中だけ・朝だけとか自分なりのスタイルを決めても楽しいと思います。

釣ろう(^o^)丿

まずはルアーを選びます。その釣り場でのヒットルアーの情報があればそれからスタートしても良いですが判らない時は、泳いでいる小魚に合わせたり、現地のアングラーに聞いてみるのも良いでしょう。地元のアングラーだと結構詳しくコミニケーションもとれます。
情報も無く・誰も居ないフィールドでとりあえず周りの情況で決めます、サーフだとイワシカラーで鮎の溯上しそうな河口なら鮎カラーで・・・とか自分なりに適当に決めてスタートし、順次変えていけば自然と自分なりのルアーローテンションが出来上がると思います。ただし全くの夜釣りの場合はレッドヘッドやパール系を使用します。

ルアーをキャストする時は障害物を見つけそこを引いてこれるように障害物の向こうに投げます。一見何も無いフィールドでも沈み根・海中の岩・海藻など有るものです、サーフでは主にカケアガリに注意してキャストすることが大切です。
川ではルアーを自分の位置より垂直よりやや下流にキャストし出来るだけ流れに変化があるポイントにルアーを通します。

スピードは超スロー(人が歩く程度)が良いですが、早巻きでヒットしてくるときもあるのでアタリが無い時は色々変化をつけてみるのも釣果を伸ばすのに役立ちます。ロッドアクションは特に必要としませんが水面を引きたいときにロッドをあおってルアーを浮かせたり、アタリがあるのにヒットしない時軽くトウチィングを入れる程度は必要です。

アタリの出かたは場合によりさまざまで一気に引き込む時もあれば、海藻を引っ掛けた様に重くなるだけの時もあります。大事なのはルアー・ライン・ロッドに何か違う変化を感じたら、とにかく合わせてみることです。
運良くヒットしたときは魚が疲れるまで無理は禁物です、走りだしたら止まるのを待ちドラグ・竿の弾力を駆使して引き寄せます。この繰り返しが何度かあった後にエラ洗いというジャンプが何度かあります、ラインを緩めたり無理に引っ張らない様注意しましょう。
次第に魚が弱り浮きはじめたら慎重に寄せリーダーを持ちランディングの体勢に入ります、ハンドランディングをおこなう時は十分に魚が弱っていることを確認すること、弱っていると思っても急に暴れだした時はルアーフックが手に刺さるなどして危険です。

ヒットの秘けつ(^O^)

以上「道具選び」から「釣り上げる」までを紹介してきましたが、ルアーのシーバスはそう簡単に釣れるものでは有りません。
ヒットの秘けつがあるとすれば・・・忍耐と努力。まあ釣行時そこにシーバスが居れば確率は非常に高くなりますが・・・。

ポイントを極める
シーズンでも過去の情報でも構わないのでとにかくシーバスの実績がある釣場を決めて、とにかく通うことです。
釣場は多くても3ヶ所くらいにしぼり1つをメインに集中して釣行し、あとの2ヶ所は悪天候やアングラーが多い時の予備とします。
同じ釣場に通うことで地形や海底の状態も詳しく把握できるようになり、釣行を重ねるごとに広いフィールドでもキャストのポイントが絞れるようになります、海底の障害物・カケ上り・根ガカリのポイントを把握することが大事ですが、他のアングラーにヒットがあった時はしっかり記憶しておきましょう。これで効率が良くポイントを攻められ無駄なキャストが減ることでヒットチャンスが増えます。
もう一つ大事なのは、そこに通うアングラーや地元の人から結構良い情報が入ります、雑誌やショップの情報も良いのですが結構古いことが多くあまり役に立ちません、やっぱり新鮮な情報は実際の釣場に限ります(^O^)。

ルアーの選択
ヒットする時合は以外と短いものなので情況にあったルアーを選択し、出来るだけ少ないルアーチェンジを心掛けるようにしています。
これは無駄なルアーチェンジで時間を使い時合を逃さない為です。私の場合サイズ9cmと13cmクラスとし、色は赤系・青系・黄系の計6個としています、特に濁りがきつい時や夜釣りの時はレッドヘッド・パールも使用しますがそれ以外はこの6個で勝負しています。
さらにメーカーを合わせることでルアーの特徴もつかめます、どのルアーを使ってもピンポイントのキャストが出来るようになればさらに無駄なキャストが減りヒットチャンスが増えます。

根がかりを恐れない
ヒットの確立が最も高いのはやはり障害物の側です、テトラ・根・海藻などを見つけたら集中してキャストをおこないます。ロストすることを考えるとどうしてもポイントより着水点が遠退いてしまうので思い切って投げます。
不運にも根がかりしてしまってもラインシステムをしっかりしておけば、回収できることも多いので十分練習しておくことが大切です。

以上の3つが私の考える必釣条件となりますが、後は運次第!

一番大事なのはそこにシーバスがいる事を見極める事です。



検討を祈ります   (*^_^*)