ヒント・回答・コメント









































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銃刀法第一条(趣旨)

ヒント1 法律の題名「銃砲刀剣類所持等取締法」の「銃砲刀剣類」に注意
     「刀剣類」の記載がない設問は誤り。
ヒント2 法の目的はその法律が規定された基本的な方針であり、危険物の規制に関
     する法律の場合は概ね「危害防止」が法の目的とされる。




















問題1 正解   (3)

コメント この法律で「銃砲」とは「金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲及
          び空気銃」の総称です。装薬銃砲の中に拳銃、小銃、機関銃、砲、猟銃、
          その他がが含まれます。「猟銃」はライフル銃と散弾銃とに分かれていま
          す。
      狩猟行為及び有害鳥獣駆除行為は「狩猟法」によって規制されています。




















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 人的欠格事項

ヒント1 凶悪な犯罪を犯した者の欠格基準 凶悪な犯罪を犯したことについての欠
     格事項摘要の起算日、欠格期間は、銃砲、刀剣類全般については、刑の執
     行を受けることがなくなった日から起算して5年間、猟銃(散弾銃、ライ
     フル銃)については、その行為をした日から10年間である。
ヒント2 保管義務違反に対する欠格基準 保管義務違反について罰金以上の刑に処
     せられた場合は、その刑の執行を受けなくなった日から起算して5年間は、
     相対的欠格基準に該当する。保管義務違反について許可の取消処分を受け
     た場合は、取消を受けた日から5年間は絶対的欠格基準に該当する。




















問題2 正解   (1)

コメント 私(今村)としては(2)が正解と考えます。(1)はたとえ行為の日から10年
          を経過したとしても、刑の執行の開始が遅ければまだ執行を受けている可
     能性があります。許可の取消処分を受ければ罰金刑の有無に係わらず5年
     間は欠格期間となりますの・・(3),(4)。 実際、保管義務違反はほとんどが
     許可の取消処分となっています。




















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 所持許可申請ができる者
 所持許可の申請手続き

ヒント1 猟銃等講習会の受講が許可の条件になる対象 猟銃、空気銃を所持しよう
     とする者であり、空気けん銃については特別の手続きがなされる。
ヒント2 年齢制限の特例 許可基準における年齢制限は、猟銃20歳未満、空気銃18
     歳未満であるが、空気銃については14歳以上なら特別の手続きにより許可
     を受けられる。
ヒント3 所持許可の適否 銃砲を所持するには、銃砲の用途に応じた所持目的が必
     要であるが、単に遺品、コレクション等としての所持は認められない。




















問題3 正解   (2)

コメント 空気拳銃の所持許可を得ようとすれば、まず最初に空気銃を所持しなけれ
     ばならず、このためには猟銃等講習会の受講が条件になりますので、(1)
     は厳密に言えば正しいと言えます。しかし、解釈によっては猟銃等講習会
     を修了すれば許可を受けられるようにも読め、これは正しくありません。
      所持目的としては、他に、人命救助、動物麻酔、屠殺又は漁業、建設業
     その他の産業用途、政令で定める試験又は研究の用途などもあります。




















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 絶対的欠格事項

ヒント1 取消処分を受けた者の場合 絶対的欠格事項に該当するのは、処分を受け
     てから5年を経過していない者である。ただし、取消理由が、許可の条件
     となっている「推薦」が取り消された場合、3年以上許可された用途に使
     用しなかった場合には、欠格事項とはされない。
ヒント2 凶悪な罪を犯した者の場合 凶悪な罪を犯した者に対しては、銃砲刀剣類
     全般(猟銃を除く)については、刑の執行を受けなくなった日から5年間、
     猟銃についてはその行為の日から10年間所持許可がされない。




















問題4 正解   (2)

コメント (1),(3),(4)は法律の字句のままなので、正しいことは明白でしょう。ヒン
     トの中の、推薦が取り消された場合については、また推薦が取得出来れば
     5年を経過していなくても良くいことになります。3年以上許可された用
     途に使用しなかった場合を「ねむり銃」と言います。




















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 銃の所持
 所持の概念
 所持許可証の交付及び確認

ヒント1 所持の手続き及び概念 銃砲の譲渡、譲受けは、その銃砲に対する所持許
     可証を確認して行わなければならない。銃砲を実質的に支配できる状況に
     置けば、これを所持したものと認められる。
ヒント2 銃砲の物的許可基準と不法所持 銃身を切断して許可基準に該当しないも
     のにすれば、その許可は失効し不法所持となる。
ヒント3 所持許可がなくても銃を所持できる場合 銃刀法第3条に定める「所持禁
     止の除外事由」に該当する場合は、許可がなくても所持できる。設問の(4)
     の場合はこれに当たる。




















問題5 正解   (4)

コメント 警察から許可を受けた旨の連絡があった場合、必ず先に警察に行って許可
     証の交付を受け、その後、猟銃を譲り受けて確認のために警察に持って行
     くと言う手順でなければなりません。
      他人の銃を手に取ることは所持とみなされます。ただし、銃刀法に記載
     はありませんが、一般に許されているのは、クレー射撃の審判がルールに
     基づいて不発があった場合に選手の銃を持つ場合や、狩猟中に崖をよじ登
     ったり溝を飛び越す時に友人に一時的に銃を持ってもらう場合などがあり
     ます。
      銃身長が48.8センチ以下の銃は許可されないことになっています。尚、
     許可証に記載の寸法が変更になる行為は改造とみなされ、このためには
     銃砲の販売営業許可が要ります。




















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 相対的欠格事項、銃の欠格事項

ヒント1 相対的欠格事項 設問の(1)と(2)は、所持許可の相対的欠格事項として規
     定されており、公安委員会の裁量により危害防止上問題がないと判断され
     れば許可されることもありうる。
     婚姻届をしていない「内妻」については、法律に「同居の親族」に当たる
     ものと明記されている。
ヒント2 連発自動撃発式の「自動連発銃」とは、いわゆる「機関銃」に該当するも
     ので物的欠格事項に該当し許可されない。




















問題6 正解   (2)

コメント 連続自動撃発式は所謂フルオートで、許可される「自動装填式」とはセミ
     オートと呼ばれるものであり、引き金を一回引くことによって一発しか発
     射出来ないものを言います。




















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  許可の失効

ヒント1 許可が失効する場合
          1 許可を受けた日から3ケ月以内に銃を所持しなかった場合
     2 自己の意志に基いて所持しないこととなった場合〜他人に貸与、譲渡等。 
      犯罪の証拠物件として押収された場合は、自己の意志によって所持しな
      いこととなったものではないので、直ちに失効するものではない。
     3 日体協等の推薦が条件となっている許可で、その推薦が取り消された場
      合。




















問題7 正解   (3)

コメント 貸与した場合は自分が直ちに失効するだけでなく、貸与を受けた者も銃刀
     法違反となります。ただし、射撃場の管理者が教習射撃や練習射撃目的で
     猟銃を貸与する場合や、営業目的で空気銃を貸与する場合はこの限りでは
     ありませんがここではこの点についてまで考えることを要求されてはいな
     いようです。




















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 所持許可証の交付及び確認
 許可証の再交付及び書換え 

ヒント1 所持許可証の記載内容に変更を生じた場合は、書換が必要となる。
     1 人については、住所、氏名の他に本籍の記載がある。
     2 銃については、許可証記載の銃身長等の変更があれば、その原因の如何
      にかかわらず書換えが必要となる。
ヒント2 所持許可証の交付を受けた者は、その許可に係る銃砲等を所持することと
     なった場合14日以内に「確認」を受けなければならない。
ヒント3 再交付を受ける場合 許可証を亡失し、盗み取られ、又は滅失した場合




















問題8 正解   (3)

コメント 猟銃以外の銃砲、例えば空気銃や産業用銃砲などについても確認は必要で
     す。自分で銃床を切詰めた場合全長が変わり、許可証に照らしてその銃の
     同一性を損なうことになり、許可を得た銃とその銃が同じであることの証
     明が出来ないので、直ちに失効することになります。製造業者や販売業者
     が行なった場合は改造証明が出ますので、この点が明らかになります。




















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  銃の欠格事項

ヒント1 猟銃等の構造機能について許可基準
     1 銃の全長 猟銃の場合 93.9cmを超えること
     2 銃身長 猟銃の場合 48.8cmを超えること
     3 散弾銃の口径の長さ 12番を超えないこと
     4 弾倉の装填可能数 散弾銃は2発以下、それ以外の銃砲は5発以下
     5 消音装置 もっぱら減音効果を上げるための装置がないこと。パターン
      調整又は反動防止を目的とした装置は「消音装置」とはみなされない。  




















問題9 正解   (1)

コメント 一般に販売されている銃はほとんど基準外になるものはありません。
     ただ、ものによっては僅かな変更で基準外になってしまうものもあります
     ので、改造を依頼する時には注意が必要です。(改造と言う行為は販売
     営業許可及び製造許可のある事業所でなければ出来ません。)




















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 所持許可の更新
 許可の失効とその後の手続き

ヒント1 失効の効果 所持許可が失効するとその許可により所持が認められていた
     銃の所持はできなくなるが、許可基準に抵触しない限り許可の申請により
     新たに許可を受けることはできる。
ヒント2 許可証の返納等 許可が失効した場合、許可証の返納又は許可事項のまっ
     消の手続きをしなければならないが、銃砲店に許可証に記載されているす
     べての銃を譲渡する場合は、銃砲店が許可証の返納手続きをしてくれる。
ヒント3 やむを得ない事情で「更新」できなかった場合 許可は失効しているので
     更新はできない、1ケ月以内に申請すれば、射撃教習の受講は免除される
ヒント4 やむを得ない事情で更新申請期間内に「更新申請できなかった場合、その
     理由を明らかにした書類を添付すれば、失効の前日まで更新申請できる。




















問題10 正解   (2)

コメント (1)の場合、失効してから50日以内に許可取得が可能ならば、銃を所持
     したままで許可が下りるのを待つことが出来ます。勿論、この間は使用
     することは出来ません。
     うっかりして50日以上過ぎた場合は所持は認められず、一度警察に
     仮領置され、銃砲店が受取に行ってからそれを新規申請することに
     なります。猟銃を1丁しか所持していなかった場合、50日以内では
     教習射撃が不要ですが、50日過ぎてでは、必要になります。
     また、狩猟用ライフル銃1丁しか所持して居なかった場合、50日過ぎると
     一度初心者になってしまいますので、新たにそのライフルの許可申請が
     出来るのは散弾銃を新たに所持してから10年後となります。50日以内
     ならば、許可は継続しているものと見なされます。




















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 許可の失効とその後の手続き

ヒント1 許可が失効した場合の許可証の返納
     1 死亡した場合 死亡届出義務者が10日以内に返納する。
     2 銃砲店に譲渡した場合 銃砲店が許可証とともに銃を譲り受け、返納す
      る。
ヒント2 失効後の失効銃の措置 失効後50日以内に許可を受けるか又は所持しない
     こととするための措置をとらなねければならない。
ヒント3 失効に伴う公安委員会が仮領置する場合
     1 公共の安全に対する危険防止上必要があると認めるとき。
     2 失効銃を措置すべき期間(50日)を経過したとき。




















問題11 正解   (3)

コメント 死亡した場合、許可証を10日以内に返納すると言うことは具体的には
     銃を警察で廃棄処分して許可証を返納するか、或いは、銃砲店に譲り渡して
     銃砲店から返納するかのいずれかになります。
     また、何丁かの銃の内の一つを銃砲店に譲り渡す場合には、銃砲店の
     譲受書を持って警察に行き、許可証の中のその銃の抹消申請をすることに
     なります。




















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 許可の取消

ヒント1 許可基準の欠格事項に該当することとなった場合 許可が取り消されるこ
     とがある。覚せい剤中毒か否かの判断は公安委員会が行う。
ヒント2 法が定める危険防止のため遵守義務に違反した場合 許可が取り消される
     ことがある。設問の(2)、(4)の場合はこれに該当する。なお、刑事処分と
     行政処分はそれぞれ別個の判断によって行われる。




















問題12 正解   (3)
       
コメント (2)で言う行政処分は許可の取消しなどのことです。
     3年間、特に理由なく許可を受けた用途に供しないと認められた場合には
     更新されないことがあると言うことで、必ず取消と言うことではありません。





















 
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  使用についての一般準則

ヒント1 猟銃等の取扱については安全のため次のような慎重な配慮が必要
     1 銃を手にしたら必ず装てんの有無を確認する。
     2 装てんの有無にかかわらず、絶対に銃口を人のいる方向に向けない。
     3 銃架等に置く場合は、必ず機関部を開放する。
     4 発射する必要がある直前まで装てんしない。
     5 引き金を引いてすぐ発射しないときは、遅発のおそれもあるのでしばら
      くそのままの姿勢を保ち、その後脱包する。          




















問題13 正解   (1)

コメント  「銃には必ず弾が入っているものとして扱うこと」と言われています。
     これは、常に銃口の向く方向を意識していなければならないと言うことでも
     あります。一番いけないのは、無意識の内に人に銃口が向いてしまうこと
     です。また、狩猟の場などでは、自分より前に人が居る時には前方に
     向けて発射してはならないと言うこともあります。




















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 携帯・運搬の一般準則
 使用についての一般準則

ヒント1 発射制限は、所持許可を受けた者に対する規制である。
ヒント2 狩猟のための発射は、「鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律」の規制により銃猟
     をする場合に限られる。
ヒント3 携帯・運搬には正当な理由が必要。「入質」は銃の支配を実質的に他人に
     移すことであり正当な理由にならない。
ヒント4 携帯・運搬の方法 発射する必要がある場合以外は、銃におおいをかぶせ
     又は容器に入れて携帯又は運搬しなければならない。




















問題14 正解   (4)

コメント (1)は教習射撃資格認定証を得ることなく行なったことも問題で、これは
     行なわせた方も勿論罰せられます。狩猟では、公道を歩く場合には銃に
     おおいを被せなくてはなりません。このことは、公道から撃つことも、
     撃った弾が公道を越えることもいけないとされていることからのものです。




















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 発射の制限

ヒント1 銃砲の保管は、万一のことを考えて慎重に行うべきである。
     1 保管設備の如何にかかわらず、銃と装弾は必ず個別の設備に保管する。
     2 自動車のトランクは、確実に施錠できても堅固性に欠け、管理上支障の
      ない場所とはいえないので不適当
     3 保管委託をしても、自宅に保管することもあるので保管設備は必要
ヒント2 銃を譲渡する際の確認方法 相手方がその銃について許可を受けているこ
     とを「許可証の提示」により確認しなければならない。




















問題15 正解   (2)

コメント 銃を譲渡する場合は「許可証の提示」による確認の他に、相手方から
     「譲受書」もらい、自分からは「譲渡書(または引渡書)」を渡す必要が
     あります。
     これによって、自分は許可証の返納又はその銃の部分の抹消申請を
     行ない、相手方は確認の時にどこから譲受けて来たかの証明として
     提出します。




















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  譲渡、譲受け

ヒント1 銃砲の譲渡は、相手方がその銃について所持許可を得ていることが必要。
         1 所有権があっても所持許可がなければ、所持できない。
     2 販売委託の相手は、銃砲店等法的に銃砲を譲り受けられる者に限定され
      る。
ヒント2 猟銃用火薬類の譲渡、譲受けには、公安委員会の許可が必要
     1 この譲渡、譲受けの許可は、猟銃の所持許可とは別に受ける必要がある。
     2 譲受許可があっても、合法的に譲渡できる者以外からは譲り受けられな
      い。




















問題16 正解   (1)

コメント  死亡した人の銃を相続人が譲受ける場合、一時的に銃砲店に預けてそこから
     譲受ける手続きを行なうことになりますが、預けるために銃砲店に持って
     行くのは不法所持となってしまいます。銃砲店に取りに来てもらわなければ
     なりません。銃砲店の店主や店員は公安委員会発行の使用人届出済証明書
     と言うものを持っており、業務のために自分の所持許可の無い銃を所持する
     ことが出来ます。
     猟銃用火薬類譲渡許可証に於いては、譲り渡す相手方及び譲渡期日が特定
     されています。つまり、不特定多数の相手に譲り渡すことは出来ません。




















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 無許可消費数量 残火薬の措置

ヒント1 消費許可の取消 公共の安全のため支障があると認められるときは、消費
     前に限り許可を取り消されることがある。
ヒント2 次の数量の猟銃用火薬類の消費は、許可を必要としない。
     1 狩猟、有害鳥獣駆除のため〜1日に実包合計100個以下
     2 標的射撃のため〜1日に実包又は空砲合計400個以下
ヒント3 猟銃用火薬類の譲受けは、消費(使用)計画を考慮して、できるだけ保管
     を要する残弾が生じないよう配慮することが望ましい。




















問題17 正解   (3)

コメント 狩猟用として譲り受けた装弾はなるべく残らないように消費すべきですが
     どうしても残る場合には射撃場で消費し、それでも残る場合は次の猟期に
     使用することは許されています。
     射撃用として譲り受けた装弾を狩猟に使用するのは目的外消費となり、
     違反となります。 




















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 狩猟の制限(場所的制限)

ヒント1 危険防止のための制限
     1 公園、寺社境内、墓地では、鳥獣の捕獲が禁止される。
     2 銃猟禁止(制限)区域、市街地では、銃猟が禁止又は制限される。
      銃猟制限区域での銃猟は、知事の許可を受ける必要がある。
ヒント2 鳥獣の保護繁殖のための制限 鳥獣保護区、休猟区では、鳥獣の捕獲が禁
     止される。ただし、学術研究、有害鳥獣駆除又はその他の理由により知事
     の許可を受ければ、鳥獣の捕獲又は鳥獣の卵の採取をすることができる。  




















問題18 正解   (2)
      
コメント 狩猟免許試験に合格して狩猟免状を取得し、狩猟をする県の狩猟登録を
     申請して登録証を取得すると一緒にその県の地図が付いて来ます。これに
     鳥獣保護区(赤)、銃猟禁止区域(青)、休猟区(緑)、猟区(黄)などが
     色分けされています。これ以外の白の部分は通称「乱場」と呼ばれる可猟
     地域になっており、通常はここで安全に十分注意して狩猟が行なわれて
     います。




















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  残火薬の措置
  廃棄

ヒント1 残火薬類の措置の原則 残火薬類は、遅滞なく、譲渡又は廃棄しなければ
     ならない。「狩猟用」の猟銃用火薬類については特例があり、狩猟者登録
     証の有効期間満了の際に所持している「猟銃用火薬類」は、その後1年間
     は適法に所持できるが、1年を経過したときは、上記の原則に従い措置し
     なければならない。
ヒント2 廃棄の方法 残火薬類の廃棄は、知事の許可を受け、定められた技術上の
     基準に従って行わなければならない。          




















問題19 正解   (3)

コメント この、「1年間は適法に所持出来る」と言う部分を具体的に述べると、問17
     のコメントのように、次の猟期に使うことが出来ると言うことになります。
     廃棄の方法としては、少量ずつの爆発又は焼却、地中埋設などがありますが
     いずれも許可を受けて行なわなければなりません。




















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 猟銃用火薬類の所持・貯蔵

ヒント1 猟銃用火薬類の貯蔵の制限 猟銃用火薬類は堅固な設備に収納し、施錠し
     て保管しなければならない。
     1 自動車のトランクは堅固な設備とはいえない。
     2 自宅に保管できる数量は、実包と空砲の合計800個以内である。
     3 できるだけ自宅には貯蔵しないよう消費数量を考えて譲り受けるように
      することが必要である。
ヒント2 残火薬類の廃棄は知事の許可を受け、廃棄の方法は定められた技術上の基
     準に従って行わなければならない。




















問題20 正解   (2)

コメント 装弾ロッカーは特に基準が定められていないので、堅固且つ施錠出来る
     設備であれば、例えば金庫などを代用しても構いません。但し、本人だけが
     装弾の保管のために専用的に使うようにしなければなりません。




















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 発射の制限
 狩猟の制限<猟法の制限>

ヒント1 日の出又は日没後は、危害防止の立場から銃猟が禁止されている。銃器を
     使用しない狩猟は、禁止の対象にはならない。
ヒント2 日の出又は日没の判定基準は「暦」による日の出、日没と一致するもので
     ある。これは銃猟に適する時間を、事実上の日光の明暗によって区別する
     ことは、基準としてあいまいであるからである。




















問題21 正解   (4)

コメント 銃器を使用しない猟とは、主に罠、網などを使用するもので、狩猟免状では
     甲種に分類され、これに時間の制限はありません。
     ただ、罠の放置により犬や人間が怪我する場合がありますので、設置場所
     には十分気を付け、良く見回る必要があります。また、罠に掛かった動物を
     長時間放置することの無いようにしなければなりません。
     日の出、日没時刻は新聞朝刊の地方版のページに毎日記載されています。




















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 発射の制限
 狩猟の制限<場所的制限>

ヒント1 銃猟制限区域の設定は、集中銃猟等による危険防止上必要があると認める
         ときに都道府県知事が期間を定めて行う。
ヒント2 銃猟制限区域内で禁止される銃猟には、空気銃を用いる狩猟も含まれる。
ヒント3 銃猟制限区域で銃猟をできるのは、基準により定められた人数以内の都道
     府県知事の承認を受けた者であり、承認を受けた者は、銃猟承認証を携帯
     するとともに腕章又はワッペンを付けなければならない。




















問題22 正解   (1)

コメント この銃猟制限区域は、銃猟禁止区域とは違うもので、各県ごとの設定は
     非常に少ないようです。




















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 銃の機能が安全か安全点検をすること

ヒント1 引き金の重さが軽すぎると、衝撃等により暴発しやすい。狩猟に用いる銃
     の場合の適当な引き金の重さは、約2キログラムである。




















問題23 正解   (2)

コメント 衝撃等で暴発するのは単に引き金の重さだけによらないので、定期的に
     オーバーホール等によって良い状態に保っておくことが必要です。
 



















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 使用について一般準則

ヒント1 狩猟事故の大部分は、発射の必要がない場合に実包を装てんしておいたた
     めに発生している。
     発射の必要があるまでは、装てんしないことが安全な取扱いの原則である。
ヒント2 猟銃に実包を装てんしてもよいのは、次の場合である。   
     射撃場では射台に立ったとき。
     猟場では、獲物がいる明確な兆候があり、足場が決まったとき。




















問題24 正解   (3)

コメント 獲物を取ることに非常に執着すること、獲物を逃がすことを非常に悔しがる
     気持ちが実包を装填した銃を持ち歩くことにつながりますので、まずは
     精神的に余裕を持った猟をすることが必要と言えます。歩きながら咄嗟に
     出た獲物に発砲することは矢先の確認が十分で無い恐れがあることも手伝
     って非常に危険ですから、これをしないように心がけることが必要です。
     危険な行為も本当にそれが危険と経験するのは10年の内に一度か二度
     くらいのものです。普段は危険と感じないようなことが、ある時、事故に
     つながります。実包を装填した銃を持ち歩くこともこのようなことと知る
     べきでしょう。




















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 弾丸の最大到達距離

ヒント1 散弾銃は、散弾の大きさにより飛距離、威力が異なるので、危険防止上よ
     く覚えておくことが必要である。よく使用される散弾には、1号から10号ま
     であるが、これらの散弾の威力は、号数の数字が小さい方が大きい。
ヒント2 各号散弾の直径は、1号が4mm、5号が3mm、9号が2mmとなっており、その間は
     0.25mmずつの差がある。この3つの最大到達距離 1号が315m、5号265m、9
     号210mを頭に入れておくと判断しやすい。




















問題25 正解   (3)

コメント この最大到達距離を頭に入れ、常に自分を中心に半径この距離の範囲が
     安全かどうか気を配る必要があります。このためにはその時に注意する
     だけでは不十分です。何度か事前に下見をして林や小高い丘の向こうに
     何があるかを調べておくくらいのことをする必要があるでしょう。





















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 弾丸の最大到達距離

ヒント1 弾丸の達するおそれのある人畜、建物等に向けて発射することは禁止され
     ているので、弾丸の最大到達距離はよく覚えておくことが必要である。
ヒント2 弾丸の最大到達距離は、気象条件等により若干の変動があるので、実際の
     狩猟に際しては注意が必要である。




















問題26 正解   (4)

コメント 狩猟読本に書いてある表の最大到達距離は、長い海岸を利用して非常に
     多くの人が参加した実験によって求められた数値です。現代ではもはや
     それだけの距離を実験に使えるような場所が無いので不可能ではないか
     と思われる貴重な実験の結果であるとも言えます。
     また、古い実験の結果ですので、最近の高性能ハイスピード弾ではやや
     距離が伸びるかもしれないことを考慮に入れておく必要はあるでしょう。




















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 猟法の制限
 危険防止と乱獲防止の両面から

ヒント1 次の銃器は、狩猟鳥獣の保護繁殖又は危険防止の観点から禁止されている。
     1 口径の長さが12番を超える散弾銃  2 構造の一部として3発以上の実包
     を装てんできる弾倉のある散弾銃  3 大口径ライフル銃(クマ、ヒグマ
     イノシシ及びオスジカを除く)  4 小口径ライフル銃  5 空気散弾銃
ヒント2 同上の理由で、弓矢による狩猟も禁止されている。




















問題27 正解   (1)

コメント 非常に強力なものや弾数が多く撃てるものは危険防止や乱獲の観点から
     とすぐ分かるのですが、小口径・空気散弾・弓矢はこれとは逆に獲物に
     怪我をさせるだけで確実に仕留められない恐れがあると言う観点から
     禁止されていますので、この考えかたも理解しておく必要があります。
     更にこれから、非常に強力な銃を使っても、確実に仕留められない
     恐れがあるような遠距離からの射撃は控えるべきと言う考えかたも
     理解しておくべきでしょう。
 



















残念! ヒントを見てもう一度

 射撃練習制度

ヒント1 射撃練習制度が設けられた主旨は、射撃技能の維持向上と所持しようとす
     る猟銃の選定に資するためであり、従って対象は、猟銃を所持している者
     又は所持許可を受けようとする者に限られている。
ヒント2 教習終了証明書の交付を受けている者でも、射撃練習をするためには新た
     に「練習資格認定証」の交付を受けなければならず、その有効期間は所持
     許可を受けることが可能な教習終了証明書の期間内とされる。
ヒント3 練習射撃場は、公安委員会が基準に適合する射撃場を申請に基づいて指定
     するが、練習射撃場には練習用備付け銃が備え付けられ、練習射撃指導員
     が選任されている。




















問題28 正解   (2)

コメント せっかく設けられた射撃練習制度ですが、初心者にとっては所持許可に
     至るまでと同じ手続きが必要であるのに有効期間は1年と限定されて
     いるので、あまり利用されていないのが現状のようです。既に所持許可を
     持っている人にしても、各射撃場に於ける射撃練習用の銃が少ないので
     これも利用する人は少ないようです。この制度によって、射撃人口を
     増やしたり、既存ユーザーの射撃の幅を広げるためには何かもう一工夫
     必要な気がします。