先日、Lyman500grsサボット弾頭を使ってBRENNEKE-GOLD、FEDERAL3"SABOT(既製装弾)との撃ち比べをしてきました。ブレネケ、フェデラルとも残弾処理のため十分な弾数はなかったのですがそれなりの結果がでました。
※薬量がグレイン、距離はm、Groupingはセンターセンターでcm、
Dropは50mを0としたときの100mでの降下幅cm
結果
弾種 薬量 火薬 距離 Grouping 弾数 Drop Lyman 30 SR4756 50 7.5 5 - Lyman 30 SR4756 50 5.5 5 - B.G. 30 SR4756 50 7 3 - Lyman 30 SR4756 100 22 5 20 B.G. 30 SR4756 100 10 4 22 F3Sabot org org 100 2.5 3 - F3Sabot org org 100 5.5 3 -
BRENNEKE GOLD 50m3発のグルーピング痕 7cm
BRENNEKE GOLD 100m4発のグルーピング痕 10cm
○BRENNEKE GOLD
前回は31grsでしたが、今回はLymanに合わせて30grsで詰めてみました。雷管の残りが少なかったので7発という中途半端な数しか撃てませんでした。
50mでは3発7cm。100mでは4発10cmというグルーピングです。
BRENNEKEカタログでGOLDはフルライフリング銃身で100mで10cmのグルーピングですからほぼカタログ値は出せたかな?といったところです。しかし、Dropに関してはカタログ値の倍近くの値になりました。Lymanより少し大きいのは弾頭重量の差のせいと思われます。ゴールドの既製装弾は3インチですから薬量もそれなりに入っているものと思われます。これは既製装弾が国内未発売のため撃ったことはありませんので想像ですが。
グルーピングに付いては前回はもっと悪い数値でしたからもっと撃ち込んでみる必要があるでしょう。
Lyman Sabot 50m5発のグルーピング痕 7.5cm
4発がまとまり、1発のみ大きく外れました。
Lyman Sabot 50m5発のグルーピング痕 5.5cm
わかりづらいですが、右の弾痕は3発ではなく4発入っています。
Lyman Sabot 100m5発のグルーピング痕 22cm
写真に定規が写っていませんが、きれいにバラけてセンターセンター間で22cmあります。
○LYMAN
Lymanのサボ弾頭は500grsとモールドのカタログにはありましたが、思ったより小さいものでした。30grsの薬量だと反動もほどほどで撃ちやすい感じでした。グルーピングは50mでは5発中1発を除き非常によくまとまっています。ところが100mにするとまんべんなく広がってしまいました。薬量は30grsですが、100mで使うならもっと多く詰める必要がありそうです。ただし、スラッグは50mでという射場も多いことから射撃に使うには反動も少なくまとまる30grsを基準に考えるのも良いかもしれません。
しかし、実猟では30grsでは力不足と思います。
FEDERAL3"Sabot 100m3発のグルーピング痕 2.5cm
○FERDERAL3"SABOT
これも残弾6発で100mで3発づつ2回のグルーピングを測定しました。結果は5.5cm、2.5cmとまずまずです。さすがに1発400円だけのことはありますね(^_^)。しかし、値段と強反動のため、射撃場でたくさん消費する気にはなれません。