毎年悩む母への誕生日プレゼント。 今年はどうしようと思っていたら、「一度歌舞伎に行ってみたいね」なんて話しがでた。「じゃあ、行こうか。」ってなことに。 そしたら、家の母。「どうせ行くなら桟敷席に行ってみたい」だとさ。。。。。 |
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母の誕生日は11月。なんだかんだで予約ができず、結局予約準備が整ったのは2月の大歌舞伎の予約に間に合うころだった。 1月15日朝10時、やはり携帯は通じず、公衆電話でなんとか予約できた。しかし、東西10づつあるはずの桟敷席が10時03分で9,10番しか開いてなかった。他の人ってどうやって予約したんだろ。(これについては後日判明。『歌舞伎会』というのに入ると3日位早く予約ができて、特別会員になるともっとはやく予約できるらしい。 とにかく、二月大歌舞伎 「義経千本桜 通狂言」2月1日の昼の部が取れた。 |
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2月1日 母とは京成青砥駅ホームで待ち合わせた。都営浅草線で東銀座駅で降りる。 30分前に入場可能とチケットに書いてあったので、まあ、少しは早く入れるだろうと思ったら、10時30分きっちりに入場開始だった。やはり女の人が多いし、若い人は少なめかなあ。。。。着物の人もさほど多くはない。 母は売店を見たらもう、そっちにひっぱられている。この人は買い物魔人なのだ(買い物星人よりすごい)とりあえず、席にいってコートだけでも置こうと母を促す。 |
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正面入り口から左手へ行くと、売店の前に10つの扉が。 ちょっと細めの扉です。売店に行ってもどったら、しらないおじさんが扉を開けて私達の席を覗いてていたので、ちょっとびっくり。 出てすぐが売店です。売店は和菓子から小物までいっぱいで楽しいです。その場で焼いてる「人形焼」や「きんつば」なども。あずきアイスが美味しかった。 歌舞伎座の廊下は赤い絨毯なので、ヒールに赤い毛がたくさんついてしまいました。 |
桟敷から、入り口を見た感じです。 狭い玄関という感じですが、母曰く「相撲の桟敷席と比べたら天国だわ。」とのことです。 黒い棚の上には最初はお盆に湯のみ・ティーパック・ウェットティッシュがセットでおいてあります。 お昼に「桟敷弁当」を注文すると、歌舞伎を見ている間に黒い棚に届けて置いておいてくれます。 上演中は必ず、カーテンは閉めなきゃいけません。係りの人が見回りにきます。 |
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桟敷席です。 すぐ目の前が1階席になってます。西側の席でしたので花道もとっても近いです。 足元は掘りごたつみたいになっていて、足元らくらく。 机の上にはポットと、昼のお弁当のメニューが乗ってました。席でご飯を食べられるのでゆったりです。 机は隣とつながってますが、足元や、脇にはしきりがあります。 |
肝心な上演内容ですが、いやはやすごいですね〜役者さんをどうこうとか、演目をどうこうとかは知識がないのでできませんが、正直な話し「ああ、日本人でよかったかも」と思えましたよ。決して堅苦しいものでもなく、笑いもあるし、大満足なのです。 私達はイヤホンガイドを借りました。1台650円と保証金1000円(もちろん返却時に1000円は戻ってきます)です。これがあれば普通に聞いていてもわからないところを言いタイミングで解説してくれるし、歌舞伎のこともいろいろ教えてくれます。なかなか優れものですね〜 実は今まで毎年母の誕生日のプレゼントは浅草の羽子板市で羽子板を買っていて、だいたい羽子板は歌舞伎の題材からのが多いのです。「道明寺」とか「汐汲」とかね。やはり衣装は女形が断然いい。と思っていた私ですが、いやはやそんな〜ことはないんです。男性もいいんだ。これが。すごい華やかで派手。今回、花道に近い席だったこともあって、花道から出てくる役者さんが近くに見えたので衣装もよく見えたのです。すごいよホントに。 これを機会に、また歌舞伎を見に行ってみたいと、本気で思いました。母も気に入ったらしいのです。桟敷席は16000円でしたがもちろんもっと手ごろな席もあるし、「一度行ってみ」と友達に勧めたくなりましたね。 |