僕のお気に入りの音楽 6-1

World Music1
1999.9.20 update
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スペイン / Spain
作品名
(順不同)
アーティスト/演奏者 一言
mas
(wea)
3984-20281-2
jak601 アレハンドロ
サンス
(alejandro・sanz)
 ワールドミュージックアワード’99で最優秀スペインアーチストに選ばれていました。1991年デビューで今やリッキーマーティンにも曲を提供する等スペインでは売れっ子のアーチストとのこと。

 このアルバムは1997年の発表。
 音は1980年代のブラックコンテンポラリーといわれた音楽がベースにあるのかなという感じですが(声など「Just Once」のジェームスイングラムを彷佛させるよう)、間奏にフラメンコ風のギターソロが出てきたりして、スペイン風との絶妙のマッチングを見せています。

 こういうサウンドは英語がいいのかなと思っていましたが、スペイン語も十分いけますな。ポルトガル語もそうだけど、もともとラテン系の言葉は音楽には合うのでしょうな。日本語はどうなんでしょう?

SIROCO
熱風
(MERCURY)
PHCA-4011
jak602 パコデルシア  パコデルシアはフラメンコギター界のスーパースターでございます。
 彼の音楽に出合ったのは偶々私の妹が新婚旅行みやげにスペインで買って来てくれた「MANUEL DE FALLA」というアルバムからでございました(もちろんその時は彼がそんなにスーパースターだという認識は全くございませんでした)。
 それまではフラメンコには非常な偏見がございまして、単純なコード進行とワンパターンなリズムの退屈な音楽、というのが正直なところ彼の音楽を聴くまでのフラメンコに対する私の認識でございました。

 ところが彼の音楽を聞いてそれらの考えはどこかに吹き飛んでいってしまいました。彼の音楽を聴いた時の認識の広がりは私にとって、バッハの「平均率」を聴いた時以来のものがございました。
 音楽を聴く楽しみの一つに、新しい音楽に接した時、頭の中の常識・偏見がぶち壊されていく快感というのがございます。
 パコデルシアは私にそんな刺激を与えてくれたアーティストのリストにまた新たに加わった一人となりました。

 このアルバムは1987年に、彼がそれまでジャズへのアプローチなど新しい試みをしてきた期間がありそれらを経て、またフラメンコに 戻って来た80年代の傑作と呼ばれている作品でございます。

 私のようにフラメンコに偏見を抱いていた方、あとギタリストを志している方には是非とも聞いていただきたい作品でございます。



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