僕のお気に入りの音楽1-クラシック

ブラームス Johannes Brahms  (1833〜1867)


作品名           演奏 一言
合唱曲集 ジョンエリオット・ガーディナー
モンテベルディ合唱団
 このアルバムを聞いていると「ブラームスは、合唱かもな」という思いを強くする。
 彼は 他の分野でも傑作を残しているが、交響曲にしろ室内楽にしろその分野の頂点かというと、ちょっとそう断言もできなくなる。 
 しかし、合唱・声楽曲については「かなりいけてるんとちゃうか?」という気もする。
 たまたまこのCDで指揮をとった、ジョン・ エリオット・ガーディナーが素晴らしかっただけかもしれないが、ま、それくらいこの演奏はいい気がする。
 ロマンティックで美しいメロディとハーモニー、音楽の形の一つの頂点、といっても過言ではないのではなかろうか。
ドイツレクイエム
op45
ジョンエリオット・ガーディナー
モンテベルディ合唱団
 むつかしい解釈その他は専門家にお任せするとして、これも声楽曲では極め付け。清浄な心持ちにさせられる。
 なぜレクイエムに「ドイツ」とくっついているかと言うと、歌詞がドイツ語だから、だってさ。(通常はレクイエムはラテン語だそうな)。
 じゃ、もしヒンズー語だったら、「ヒンズーレクイエム」となる。スワヒリ語だったら、「スワヒリレクイエム」、関西弁だったら「関西レクイエム」、コギャル言葉なら「渋谷系レクイエム」・・・も、いいか。
ピアノ小品集 ラドー・ルプー  ブラームスとシューベルトの共通点というと、一生独身だったこと、友人に恵まれたこと、ベートーベンを敬愛し、墓も彼の近くにあることなどが挙げらる。特に「一生独身」というのが、これまた妙に親近感を覚える。
 そしてもう一つ、ピアノ小品に傑作があることを挙げたい。
 きっと二人とも感情をかなり内に込めてしまうタイプだったのではないかと推測される。夜中に日記を書き、次の日に読み返し「なんじゃこりゃ?」というタイプ・・・って、んなこたーないか。

 音楽のセンスというのは時代が下るにつれ徐々に進歩していくという類のものでは ないと、ブラームスだけに限らず18〜19世紀に出た天才達の作品を聞いていると、そんな感を強くする今日この頃である。


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