Monologue39 (2000.10.12〜2000.10.18)

「2000.10.18(水)」・生チェンバロ

 東京銀座の山野楽器で曽根麻矢子さんのチェンバロミニコンサートというのがあり行ってきました。
 曽根さんは日本を代表する女性チェンバリストで、ショートカットの美人であります。
 彼女のバッハの「フランス組曲」のCD発売に合わせて行われたイベントでした。
 演奏されたのは、内4番全曲、5番のガボット、1番のメヌエット、ジーグ、サラバンドでありました。

 曽根さんのチャーミングな演奏ももちろんのこと、生のチャンバロの音というのがCDで聴く音とは全然違って、なんと瑞々しくて艶っぽい音が出るんだろうと感心一頻りでありました。
 (サイン会でCDジャケットにサイン貰ったゾ!-------->)

「2000.10.16(月)」・ウケれば良い

 昨日とあるパーティに出席するため、遠路はるばる静岡まで行ってまいりました。
 そのパーティというのは、さるパブの6周年記念というもので、ちゃんと会場を借り切って予想外の盛大さで執り行われておりました。結構面白かったです。

 モテナイ独身生活が長いと、こうしたオネエチャンいる系のパブに足を運ぶ度合も多くなりがちであります。
 モテナイ独身青年の哀しい末路としては、こうしたところに金をつぎ込んで、しかし結局モテズに独身で終わる、とそういう道がかくいう私めにも朧げに見えつつないことも無い状況であります。
 
 ところでこうしたオネエチャン系の店に行く目的としては、当然女の子を口説くために行くのでありますが、ちょっと先が見えてきて、おのれの容姿等の限界を悟った我々モテナイ独身青年軍団としては、最近その目的に少しづつ異変が見られるようになってきました。

 どういうことかというと、その目的が「とにかくオネエチャンからウケをとること」に変わりつつあるからであります。
 電話番号教えてもらえなくてもイイ、デートに誘えなくてもイイ、とにかくウケレばイイと。
 もし食いついてくれた奇特なネエチャンがいれば、そこから新たにお誘い作戦を敢行しようという企みも無いことはないのでありますが、いずれにしろ、とにかくウケをとることから全ては始まるのであります。

 私は小中学校時代、何が楽しかったかというと、給食で牛乳を飲んでる女子生徒を噴かせるのが何より楽しみだったので、そうした少年時代への回帰現象をオネエチャンパブで体験しようとしているのかもしれません。
 私はテレビのお笑い番組が好きで、まあなぜ好きなのか、いろいろ理屈を述べておりますが、ぶっちゃけていえば、オネエチャンにウケるために、メジャー芸人さんのシャベリやネタを見て勉強させてもらっているからというのが、実のところ真の最大の目的ということを、今ここに白状いたします。

 こうなると、オネエチャンの我々に対する業務的な応対等は全然問題外になってきて、とにかくノリのいい子、というのがこちらとしては、オーケーになってくるわけであります。
 夜のオネエチャン達は大抵ノリがいいので、大方は盛り上がってくれますが、たまーに、あまり下らんことを言う男は嫌いで、だまってオレについてこい系の男性がお好きなオネエチャンなどがいらっしゃったりして、そういうオネエチャンだと、こちらが何か言ってもシラーっと見ているだけで、こちらとしては「やっべー、やっちゃった・・・」とハラハラしつつ「ああ、あのー○○ちゃんのマイブーム、なんすか?」などと、空虚なつなぎのシャベリを冷や汗もんでツギハギしていく、という状況になるのであります。ちなみに上述のマイブームの回答が、こちらのカバー外のモテナイ男性世界に全然縁の無いようなものだったりすると、二人の溝は一層深まっていくのであります。最近はその冷たーい空気に浸るのも、熱い日などには涼みになって結構オイシイかななどとヤケクソになったりしていますが。

「2000.10.15(日)」・釈ちゃん賛

 それにしても、釈ちゃん(釈由美子)というのは、天才的にカワイイ。
 ルックスももちろんかわいいが、その言動・ふんにゃか声・振舞い・ボケ、全て計算しつくされたように、うまく画面にハマっていて、これはもう天才としかいいようが無い。
 笑えて尚且つカワイイと思えるカワイサ、というのは昔赤ちゃんが、妙な行動で家族を笑いの渦に巻き込んでくれた時以来である。赤ちゃんのカワイサというのは、面白くて笑えて且つカワイイという天然の生来的カワイサである。その明るさが家族にも明るさをもたらす。
 釈ちゃんのカワイサというのは、まさにそうした赤ちゃんのような輝けるカワイさに近い。

「2000.10.14(土)」・パスネット

 今日から首都圏でパスネットというシステムの利用が開始されました。
 これは、一枚のプリペイドカードで、首都圏の主な私鉄・地下鉄が乗り降りできるというもので、私も早速利用してみました。
 JRは今のところ参入していないので乗れませんが、私のように地下鉄と私鉄の利用が比較的多いものには、なかなか便利そうだと思って、利用してみることにしました。
 今日のところは1000円のカードだったので、行き帰りだけでほとんど使い切りそうだったのですが、他に3000円・5000円のカードがあり、そちらの方が利用価値はありそうです。
 欲を言えば、これでバスも使えれば良いけども、なかなかそうはいかないところでしょう。
 まだ何とも言えませんが、またどこかで使って試してみようと思っています。
「2000.10.13(金)」・困る

 最近困っちゃうのはTVに出てくる女の子が皆かわいく見えてきちゃうことですな。
 「なっちゃん」のCMでもお馴染みの、田中麗奈嬢、最近益々かわいくなってきて、困っちゃいますな。
 最初特にタイプでは無かったのですが、どうも最近馴染んできて、いい味出しております。
 日テレのウリナリの「南々見組」に新しく入った韓国人の二人の子、特にハン嬢がこれまたかわいくて明るくて困っちゃいますな。
 モー娘の石川梨華嬢も結構良くて困っちゃいますな。
 それから釈ちゃん(釈由美子)の出ているCMはみんな良い。

「2000.10.12(木)」・カラー

 最近結構愛用させてもらっているのが、スケルトンカラーのVHSのビデオテープである。
 ビクター、ソニーなどが出していて、色は水色・緑・ピンク・黄・オレンジなどがある。
 不思議なもんで、色のついたビデオテープだと、なんとなく後から何かと手にしたくなる、つまり見たくなってくる。
 appleコンピューターのiMacがスケルトンカラーを採用しヒット商品となったが、その理由もうなづける。
 黒いテープとカラーのテープがあると、無意識的にカラーの方に手が行く。
 部屋に置いてあっても見栄えが良いし、悪いところが無い。
 それにしても、VHSのビデオが出て大分立つし、もう既にDVDなどの後進の媒体も勢力を増しつつある時期になっているのに、なぜ最初からスケルトンカラーのテープが無かったのかが、疑問に残る。

 服にしろ、小物にしろ、何にしろ、色というのは結構重要な気がする。
 雨の日というのは、空も曇り空で、一日中憂鬱な時があるが、昼間ずっと灰色だった空が、夕方の、ほとんど日が沈む時間になって、雨はまだ降っているけれど、西の空に、ちょっと夕焼け空が顔を覗いたりすると、すごく救われたような気分になったりすることは無いだろうか?

 これからいろんな局面で色がもっと重要視されるようになれば良いと思う。

 特にオジサン社会において。
 僕はオジサン社会は色無さすぎ、と思うが、年をとると色に抵抗が出てくるものなのか?
 華やかな色が、子供っぽい、目立つからいけない、という抑圧的な「気分」がオジサンの間に蔓延しているだけでは無いのか?
 年をとっても、木々の緑や、青空、花の色に興味は沸くのではないだろうか。

 確かにオジサンの好きな、黒・灰色は気分を鎮静化させる作用があり、そういう局面ではもちろんたまには良いと思うが、なにも何でもかんでも黒・灰色で無くてもと、思う。
 僕は、オジサンは、もし自分が上司や世間体を気にしなかった場合、どんな色の服を着たいか、ということを真剣に考える機会を持った方が良いと思う。
 僕はオジサンが黒や紺や灰色を好む「気分」が、もっと色を使いだすように変わってくると、社会も変わってくるような気がするが、どんなもんか。

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