Monologue2005-13 (2005.12.24〜2005.12.29)
 「2005.12.29(木)」晴・ありふれた年末
 
 いつも空いているので行ってる床屋に行ったら今日は混んでた。
 混んでたのでカットはオッチャンがやってくれた後、洗髪と髭剃りは交替してオバチャンが担当してくれた。

 髭剃はオバチャンの方が女性らしいソフトタッチでイイ感じだ。
 ただ洗髪はチョット物足りない。僕としてはもっと力入れてやってくれても良かった。

 ちなみに髭剃してる時に、どうもオバチャンのオッパイらしきものが何度か僕の頭部にコンタクトして来た。
 なんだこりゃ、サービス?。中国式マッサージかよっ。
 ま、減るもんじゃ無し、こちらとしてもオッパイコンタクトに関しては友好的接触の用意は充分整っている故、全く問題は無い。

 帰宅した後フジテレビの「ごきげんよう特別編」というのを見た。
 2点収穫があった。
 1点は関根さん(勤)の娘さん。MCとして出ていた。
 カワイイ。ちょっとポッチャリしてるけど。タイプ。関根さんの娘さんこんな子だったのかと、ちょっと驚き。
 ちなみに娘さんの理想のタイプは、高田純次か柳沢慎吾だって。イイ。そのセンスもいい。
 関根さんと二人でボケとツッコミのようなかけあいをして楽しそうだった。何だかとても羨ましかった。ああいう娘さんならオレも子供に持ちてえ、と少し思ってしまった。
 2点目は朝丘雪路の娘さんと間寛平の息子さん、結構話が面白い。なかなかいける。

 同じくフジの「こたえてちょーだい」に江原啓之氏が出ていた。いろんな意味で僕もこの人には注目している。
 放送の中で江原氏が「この世の人は死者のことを悲しむけど、逆にあの世から見たら、この世の方が地獄ですから」みたいなことを言って少し笑いを取っていた。
 僕も思わず笑った。
 僕は良い意味で、良い時代になったと思った。
 「この世は地獄だよ」と言って笑えるようになったのである。
 それだけ逆にこの現世の地獄に対して負けない、少しずつポジティブな態度になってきて、いろんな恐怖を克服しつつあるのかな、という感じがした。

 帰省用に聴くアルバムをチョイスして録音した。
 こうした音楽を録音するのは帰省や旅行前の楽しみの一つでもある。
 今回のメインはスキマスイッチとニールセダカの最近のアルバム。

 今や音楽とイメージの結びつけ作業は、僕の中では非常に重要な作業となっている。これは他人にはわからないかもしれんが第三者が考える以上に、音楽を癒しの一つのツールとしても扱っている僕にとっては、三度のメシよりも重要な作業だ。
 音楽を聴くと、それを良く聴いた環境のイメージが頭の中に想起される。
 大抵は最初の頃に聴いた時のイメージが強烈に残る。
 好きな音楽は、良い場所・良い雰囲気で聴きたい、その頃のイメージをつけたい。
 たまに仕事が激烈な時代に地下鉄の暗い印象の中で聴いてしまって、その曲を聴くと嫌な時代を思い出しちゃって、せっかくの名曲を台無しにしてしまう時がある。これは極力避けたい。
 僕にとっては、旅行・帰省・休日の散策時、は音楽に良いイメージを与えるには絶好の機会となっている。

 結局大掃除はせずに新年に突入だ。
 自分の部屋を見る度に、あまりの雑然さ嫌気が差す。
 これじゃ運気が良くなるわきゃねえな。風水も激悪だし。
 僕が休日外出したくなるのは、実は部屋に居たく無いからじゃねえか?と思う時がある。

 まあいい。
 広い部屋への引越し、を来年の目標にしよう。大宮の近くなんかいいかもしれんな。散策にも便利だし。都内に比べて安そうだし。
 しこうして、こうした前年に唱えし目標、未だ実現された例無し(苦笑)。
 「2005.12.27(火)」晴・M1
 
 今年のM1はブラックマヨネーズに栄冠が輝いた。
 当初本命不在とか言われていたが、蓋を開けたらブラマヨの意外な健闘に、見ていたもんはビックリしたんではなかろうか。

 そういうわけで今年も面白かったM1なのだが、一つ非常に気にかかったことがあった。

 偶然ではあってほしいが、M1の審査員のほとんどが吉本、MCの今田が吉本、敗者復活で残った千鳥も吉本、決勝組のほとんどが吉本。
 これだけ吉本が揃ってしまうと、「裏」を勘繰ってしまうのは、すぐダークサイドに焦点を合わせがちな僕の悪いクセだろうか・・・?。
 「2005.12.26(月)」晴・何?今更住民税だと?
 
 前にいた所で住民税の特別徴収をやってもらってた。
 そこを辞めたので、今月市からいきなり「残り全額アンタの口座から引き落とすから」みたいな通知が来た。
 ”引き落とすから”じゃねえよっ!。
 そりゃ良く考えりゃ市の言い分は尤もだ。
 だがオレ的には”いきなりこられても金ねえ!”。

 当初は来年の5月までの分納になってたのを、いきなり今年の12月までに払えだと?。
 結構な額だぞ。
 冗談じゃネエよっ。
 マジで”引き落とす”なんて言ってんのか?。
 ”引き落とし”なぞ、こっちは手も足も出ねえじゃねえか。せめて”振込め”って言え。
 家の30年ローンを来年までに全部払えって言ってるようなもんだ。
 ちったあこっちの空気読め。

 辞めた時期が確かに微妙だった。
 ”辞めるのはそっちの勝手だから、こっちは取るものはシッカリ取らせていただきますから”みたいな杓子定規かつ上から物言いみたいなのが非常に気に喰わん。
 今年の分だからって半年も繰り上げて今年中に全部払わせるのはいかがなもんか?。
 分納してた者を考慮して、もっと無理の無い納期に設定し直せ!。
 もう引き落とされちゃったから今更吠えても遅いんだけど(苦笑 )。

 まだ今月家賃や国保や年金の引き落しもあるしなあ、どうする?、帰省もあるし、つーか帰省できんのか?。
 ほんと一番金が入用な時期に、いきなり来て当然だからヅラで事務的に金取ろうとするのがムカツク。
 マジで空気読め。

 なんか、こういうことされると、益々行政に対して不信と反発心が蓄積されてくなあ。
 これでオレらが払った税金で贅沢とか無駄遣いとかしてたら、マジでキレルな。
 もうスターウォーズのアナキン・スカイウォーカーになっちゃうよ。
 アナキンになって市役所に乗り込んで職員全員”Take care”しちゃうよ。

 ん?、見た目も、能力もアナキンとは桁外れに違うって?。
 おまけに住民税如きでオロオロしちゃって甲斐性もねえってか?。
 ですよねえ・・・。
 「2005.12.25(日)」晴・再構築
 
 昨年古いお札やお守りを処分したと思っていたら、まだ6年前の御札が一枚残っていたので昨年と同じ、僕が何かと信頼を置く大宮の氷川神社で納札してきた。

 大宮は寒かったからだろうか、クリスマスとはいえ人手がそれほどでもなかったような気がした。

 氷川神社の後は大宮第2公園などを通り、いつものように東武沿線を歩いた。
 この大宮から東武沿線を歩くコースは、僕のお気に入りのコースでもある。
 途上の情景も、なかなか変化に富んでいて、ちょっとした小さな旅の気分を味あわせてくれる。

 最初は繁華街があり、次第に公園や神社のある情景が出てくる。そして郊外の私鉄沿線の情景や、住宅街の感じになり、少し足を延ばせば、東京では見られないような田園地帯にも行くことができる。
 そして岩槻まで行けば、かつての城下町風情などを感じることができる。

 今日のような快晴の日は絶好の散策日和だ。
 好きな音楽を聴きながら歩いていると次第にエネルギーが高まってくる。本当徐々に徐々に。少しづつ自分の中で何かが再生産され、回復していくのが良くわかる。

 太陽の光。
 青い空。
 静かな遊歩道。
 遠くで遊ぶ子供達。
 冬枯れの川べりに鮮やかに咲く花。
 子供を自転車に乗せて走っていく父親・・・。

 次第に胸の辺りが暖かくなってきて、ちょっとウルウルしてくる。
 様々な情景を見ながら歩いていくと、それと同時に頭の中にも様々なイメージが広がる。
 眼から入ってくる情景と、頭の中に浮かんで来る情景と両方を見ながら、しかもそれにまつわる感情も想起しながら、かなり自分の内では複雑な作業を繰り返しながら歩いているのに気づく。きっと何かが目にも止らぬ速さで自分の中で再構築されているのだろう。


大宮は大和田公園袂の芝川に架かる、その名も「石橋(いしばし)」。

これから、その「石橋」を叩いて渡るところ。
 「2005.12.24(土)」晴・コブクロとスキマスイッチ
 
 昨日フジテレビでやっていた「僕らの音楽」という番組にコブクロが出演していた。
 ゲストに松たか子を呼んでのトークをした。
 そしてもう一組の歌のコラボゲストが、スキマスイッチだった。

 コブクロとスキマスイッチは、ちょうど今年僕が気になって良く聴いたデュオだ。
 この二組は紅白にも出るらしい。久し振りに紅白見てみようかなあ。

 図らずも僕の今年の日本のミュージシャンで良く聴いた二組が揃って出てくるのは、やはり何かのシンクロがあったのだろうか?。

 この時期やはり何かこう清浄な音楽を聴きたくなるものだ。
 これもどうやら何かの精霊の導きみたいなものがあるようだ。

 モーツアルトの「アヴェヴェルムコルプス(K618)」という合唱曲がある。
 モーツァルトの最晩年の作品で、3〜4分程度の小曲だ。
 だがこの短い音楽の中から、聴くものは大いなるもののメッセージを受け取ることができるだろう。
 この曲を聴く度に、たかだか数分の曲から紡ぎだされる非常に清浄で敬虔な響きを創造した魂の境地に、果たして僕は今世で到達できるのだろうか?と、襟を正さざるを得ない厳粛な心持ちになるのである。
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