Monologue2005-05 (2005.3.1〜2005.3.18)
 「2005.3.18(金)」曇一時雨・鼻毛賛江
 
 鼻毛をたまに手入れしないと、死に掛けたイソギンチャクが逆立ちしたようなもんが鼻から出現してくる。
 100円ショップで買った鼻毛切バサミを駆使しカットする。
 ここ数年、白髪が鼻毛まで進出して来た。
 そう言えば時を同じくし我が○○タマ袋の裏側までも白髪帝国軍の侵略は激しくなって来た。以前某スナックのママにその旨を報告したところ、貴君の精力が減退しているからだ、とのご指摘を受けた。

 いやいや、んなこたあ今日は、どーでもよい。
 僕は常々、鼻毛は切ってはいけないもんなのでは無いか?、と思って来た。
 であるから今だって鼻毛を切る時は、多少の疑念・後悔・苦悶など、様々な想念と共にストレスを覚えながらも苦渋の心持ちで切ることが多い。

 鼻から吸い込む空気は人間にとっては非常に重要なもんだ。
 人間が体内に取り込むもんは数多くあれど、その中でも、最も重要な、屈指の、ザ・ベストオブベスト、キングオブ取り込みもの、マスターオブ取り込みもの・・・もう、いいか、・・・くらいの大切なもんだ。

 鼻毛や鼻水は、そんな大切なモノをダークサイドオブザフォースな気から、ダークサイドなモノを、ろ過し、我々に清浄な気を供給してくれる。鼻毛や鼻水は我々をダークサイドから守ってくれる、スターウォーズ流に言うならば銀河の騎士ジェダイ、マスターオブ鼻ジェダイなのである。

 そんなマスターオブ鼻ジェダイを、果たして軽々しく100円バサミでチョン切ってイイものなのか?。銀河のちっぽけな惑星地球の1住民の軽率な判断で除去してしまって良いものなのか?。惑星コルサントまで赴きジェダイ最高評議会すなわちジェダイカウンシルにおいて、マスターオブジェダイ達の審議を受けなくても果たして大丈夫なのだろうか?。

 僕が鼻毛を切る理由はただ1点。
 ”オネエチャンに嫌われない為”。
 ただこの1点のみである。その他の理由は無い。
 この1点の理由には、さすがのジェダイ最高評議会も黙認の態度を取らざるを得ないであろう。

 僕サイドからの意見を言わせてもらうならば、オネエチャンサイドが鼻毛を出していても、大して気にならない。カワイイオネエチャンだったら、むしろ愛敬、もしくは弱みみたいなものを見た感覚で益々好きになるかも路線になることは間違い無い。

 野郎の鼻毛は確かにムカツク。電車でウザイオッチャンの鼻毛が伸びていれば、僕の逆鱗に触れることは間違い無い。
 ただただ、これは良く考えてみると、元々基本線でウザイオヤジが不愉快なのだから、鼻毛は単に、そのオプションで追加された項目の一つにすぎない。
 まずウザイオッサンありきのプランで、もっとお怒りのテンションを上げる為に、オプションコースで鼻毛セットオプションなどを御追加されてみてはいかがでしょうか?的な、ま、そんな程度に付加されたものにすぎない。
 だからウザイオッサンの鼻毛がカットされたところで、オッサン急にウザク無くなる、などということは勿論無い。

 言うなれば、鼻毛自身に罪は無い、のである。
 だからこんな無罪なマスターオブ鼻ジェダイは邪険に扱わないでほしい。
 第一、鼻毛、などという呼称も良く無い。まず呼称を変えろ。
 なんで語尾が「ゲ」で終わるのだろうか。「ゲ」という驚嘆詞は大抵「拒絶」の意を表現する際に用いることが多い。拒絶しないでくれ。
 ま毛だから仕方ないとは言え、他の眉毛、スネ毛などと言った多少愛らしさすら感じられる呼称に比べ、鼻毛は、語尾ゲてっ!(関西ツッコミ風に)みたいに、ただひたすら下品にしか聞こえないのは僕だけだろうか?。
 せめて読み方を変え、全部音読みにして「ビモウ」くらいにしてやれば、と思う。

 もしくは「死に掛けたイソギンチャク」の「チャク」をとって、「チャック」、あるいはカワイク愛称風に「チャッキー」。
 もしくは「死に掛けたイソギンチャク」略して、「S(死に)・K(掛けた)・I(イソギンチャク)」=「SKI(スキ)」みたいな。
 もしくは「死に掛けたイソギンチャク」・・・、もう、いいか。(なんで「死に掛けたイソギンチャク」限定なんだよっ)。

 そうそう、最近耳の中に変な毛がニョロっと生えて来た。
 鼻毛は鏡を駆使しながら切れるから、まだいい。
 耳毛ともなると、もうカットするのは至難の業だ。いや、かなり困難だ。
 だから放ったらかしにしている。もうあれこれ手入れするのも面倒くさい。耳毛切ってまでオネエチャンに嫌われないようにするのもどうか?、などとも思い始めてすらいる。
 だから僕が身体のあちこちから奇妙な毛をはみださせていても、とやかく言わないでほしい。

 以上、ウザイオッサン世代からの鼻毛その他に関するレポートでした。
 「2005.3.17(木)」雨後曇・Vienna waits for you
 
 ビリー・ジョエルがアルコール依存症なんじゃのう。
 ワシからすりゃビリーは神様みとうなもんじゃ。もう充分人間として誇れることを成し遂げてきよった人に思える。
 そのビリーほどのものでも、年食ってアルコールに依存せにゃならん心的ストレスを抱えよるんじゃのう。
 世の中奇妙なもんじゃのう。
 ワシみとうなんは、ほとんど何もしとらん人間じゃが、今のところアルコールに世話になるようなこんは無い。まあ強いて言えばエロビデオ依存症かのう。まあ、ワシのエロビデオ依存症なぞビリーに比べりゃカワイイもんじゃ、全く。
 ん?、ビリーを盾に自分を正当化しようとすなじゃと?。

 ワシゃビリーの中でも「ストレンジャー」ゆうアルバムをとりわけ気に入っとる。こよなく愛しとるといっても過言じゃなかろう。
 今でも折りに触れ聴くで、こりゃワシにとっちゃ、もう既に一生もんのアルバムじゃの。
 極東のちっぽけな島国の片隅に、こがあにビリーの曲を愛しとるエロビデオ好きの中年がおることを、依存症治療中のビリーは知るこんは無いじゃろうのう・・・<翁>。
 「2005.3.16(水)」晴・すぐに堕ちる
 
 昨日も書いたが「スターウォーズ・エピソード3」早う見たいわ。
 ワシがここ数年考え続けとる、ダークサイドとテーマがシンクロしとるでのう。

 それにしても「エピソード2」で、恋愛話を持って来たんは、なかなかエかったかもしれんの。
 中身は、どがなもんでもエエんじゃが、ダークサイドと恋愛を結びつけるんは、常人じゃ気がつかんかもしれんでのう。
 普通は、なしてスターウォーズに恋愛なんじゃ?ゆうて思うことじゃろう。

 人間ダークサイドに陥る理由は数々あろうて。
 恋愛も、そん一つじゃろう。おそらくダークサイドに陥る可能性の無い恋愛は無いじゃろう。
 恋には”堕ちる”、ゆうて言うが良う言ったもんじゃ。
 恋愛を本当にピュアにクリアな無私の愛の感情で、尚且つ平静な気持ちですることんでける人がおったら見てみたいのう。

 主人公アナキン・スカイウォーカーは、ジェダイの掟を犯し、恋愛をしてまう。
 ジェダイゆう人種は、ある意味特権的な人種で描かれとる。アナキンも勿論ジェダイじゃし、並みのジェダイよりも力を持っておるが、その性向は、かなり人間的で感情的で、どっちかゆうたら感情をコントロールでけんワシらに近い。要するにダークサイドに陥り易いゆうこんじゃ。

 じゃが、まあここが「スターウォーズ」の面白いとこじゃのう。
 そん最も感情的な、ある意味ジェダイの道を逸れたもんこそが、実はダークサイドとライトサイドのバランスを取る「選ばれしもの」じゃゆうこんじゃでのう。
 そん経過は、これからのエピソード3、それから4〜6で描かれるとこじゃろう。

 恋愛ゆうは、なんようダークサイドとライトサイドの大波の中を絶えずあっち入ったりこっち入ったりしとるようなもんじゃろうのう。感情のコントロールにはエエ修行かもしれんの、はっはっは!。ん?、おまえに言われたく無いじゃと?。<翁>。
 「2005.3.15(火)」晴・やたら眠い
 
 今日はエエ夢見た。
 ここ数日テレビでベッキーを見るこんが多かったからかのう。今日は夢にそのベッキーが出てきよった。
 ほいでよう、どがなシチュエーションになったかゆうてゆうと、そんベッキーが横になっとるワシの一物をくわえたり、しゃぶったりしよる、まあいわゆるフェ○チ○をしてくれよったゆう、まあずぶっちゃけ下品なエロ夢じゃった。
 じゃが、あれじゃのう、こがなこんされよると、妙にベッキーが愛おしくなってきよってしもうたわい。

 そう言やあ昔、夢に知り合いの女性が出てきよって、妙に生々しくリアルに感じた後、そん女性をヤケに意識してしもうた、ゆうようなこんがあったのう。
 何か直接的な接触が無うても、あがあな夢がキッカケで恋が始まることはあるんかのう?。それとも恋が始まるから、そがな夢を見るんかのう?。

 話しは変わるが、こないだ、とある路線バスに乗ったら、3人組の黒人が乗り込んできよった。
 男性二人女性一人。ワシの隣にゃ、その黒人女性が座った。
 年齢は20代くらいじゃろうかのう、そりゃ大きなヒップしよっておった。
 妙に興奮したのう。なんようハイテンションになってしまいましたわい。
 普段横におるはずの無い人種が、それも女子が、すぐ横におるゆうんは、普段使こうたこんのない感性を使うのう。なんよう急に月に向かって吠えるオオカミみとうな気持ちに一瞬なったわい。

 やれやれ、まあた下らんこんを書いてしもうた。
 それはさておき「スターウォーズ・エピソード3」の予告編完全版が公式ページに出ておった。
 ワシゃエピソード1・2は、ジェダイが沢山出てきよるとこが気に入っとるんじゃが、今度の3は、前にも増してゆうか、今までに無いようなシビアなジェダイの戦いが見られそうじゃ。チト興奮しとる。
 ああ、早う7月にならんかのう・・・。<翁>。
 「2005.3.1(火)」曇後晴・アンバランス
 
 ありゃ、気がついたら3月じゃ。
 最近は仕事とプライベートのバランスん完全に崩れ、疲れ気味じゃった。
 今のワシに必要なんは、愛でも金でも無い、休息じゃった、ゆうこんに今更気づいた。
 というわけで、今日は休みを取った。今の仕事でプライベートの時間が取れんと途端に精神にくる。無理はイカんのう。

 話は変わるが、人生で、あとどれくらい旅に出ることができるかのう?。
 たぶん限られた機会じゃろう。
 ほいじゃけえ旅行に行く場所いうのは、自分にとって偶然じゃのうて意味ある、すなわち”縁ある”場所ゆうことなんじゃろうのう。

 ワシゃ5年前初めて津和野や九州の柳川などに行った。
 当時は、まあHPのネタ作りにと冗談まじり半ば強引にコジツケて最初はそがなつもりじゃ無うてじゃったが”日本の文学者の郷里を訪ねる”などと称し友人に薦められた場所なぞを適当に選んで旅行して回った。

 ところが今考えてみると、やはりあん時行った場所は、やっぱ偶然では無く必然だったように感じるでのう。旅の印象の中でも中原中也・森鴎外・北原白秋の世界が印象深く残っておる。
 大げさに言やあ、まるで中原中也・森鴎外・北原白秋に導かれたような旅じゃった。
 そう言やあ、こん時ん旅行がキッカケで、金子みすずいう詩人を知ることにもなったでのう。

 場所、人、物、文化等々、出会うもんには何か必ず意味があるゆうことじゃろうのう。<翁>。
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