Monologue2004-41 (2004.12.11〜2004.12.23)
 「2004.12.23(木)」晴・少し楽に
 
 今日の日本は強烈な寒気団が流れ込んだそうだ。
 いよいよ寒さが突き刺すような季節になってきた。
 そして僕はと言えば、相も変わらずな冬の休日なのであった。

 我が地元駅前商店街も年の瀬を迎え、ささやかな規模ながらも、ささやかな活気を見せていた。
 通りに流れているフルートがメインの旋律を奏でる寂しげな「赤鼻のトナカイ」や、いかにも独身者風男性のジャージ姿などが、この極めて小市民的な商店街に、ぬぐい切れない切なさを帯びさせてはいるものの、年末に向けての、ちょっとした安堵感、そしてそこはかとない平和な気分が流れているのを感じとることができた。

 この時期、吉凶あいまったような雰囲気になりがちな感はある。
 新年に向けて新たな希望を見いだしていけることもあれば、まだ未解決の問題に心痛めたり、相変わらずの事故や天災のニュースに翻弄されたり。

 そう言えば今月に入って、人身事故で電車の遅れに巻き込まれたのが4度もあった。そしてその内、なぜか僕の乗ろうとしていた電車が人身事故になるというのが3度。
 ここまでくると、何かのメッセージとしか思えない。

 今まで順調に流れていたのが、自分のところで急に流れを停滞させられると、自分の中で動いていたノリをストップさせ、感情をコントロールするのに多大な力を要する。
 急激な事態の変化に柔軟に対応すること、むやみな行動に出ないで辛抱強く待つこと、事前に第2案が展開できる状況だったら冷静に判断し最善策をとること、ダークサイドな展開をあまり気に病まないこと・・・学んだのは、こういったことかな。

 クリスマスのある、この時期、僕のようなモテナイ独身中年は、どいうということない時期だったけれど、23日が祝日になってからは、ユッタリしたペースになることができ、結構助かってる。
 週末は晴れてもらいたいもんだ。
 「2004.12.16(木)」晴・天気予報のBGM
 
 東京のローカルテレビ、MXTVの夜のニュースの終わりに天気予報をやってる。
 その天気予報のBGMに、どこか癒された気分になった。
 何の曲かは、わからない。キリンジの歌風に言うなら「凡庸なボサノヴァ」かも。
 だが、昔どこかで聴いたような懐かしい音色、休日の前日みたいなリラックスした雰囲気。

 今日も、これでオシマイケルッ!。
 ありあたーっすっ!。
 「2004.12.15(水)」晴・1枚2枚3マイケルっ
 
 ウカウカしとると、すうぐ年末じゃ。
 毎年よう、気がつかんうちに、今年最後の「燃えないゴミの日」をウッカリ見逃してまうでのう。
 今年は気いつけなあかん。使い古したゴキブリワイパアと一緒に年は越しとうはありゃせんでのう。

 今日は、これでオシマイケルッ!。
 ありあたーっすっ!。
 「2004.12.13(月)」晴・バランスを
 
 定率減税廃止、消費税アップなど、また何やら政治に不穏な動きが出とるようじゃのう。
 弱いモノから剥ぎ取り、富を独占しとる一部の金持ちはほったらかし、いや、そがな人達に都合良う金が回る仕組みは、相変わらずのようじゃの。ダークサイドなもんを、ひしひし感ずるのう。

 ワシゃ、普通の人から比べたら、自分ですぐダークサイドな感情(怒り、怖れ、憎しみ、敵対等々)に陥り易い思うとる。
 一歩外に出て、通勤電車に乗るだけで、ほいだけですうぐヒートアップしてまう。人と接触するんも嫌じゃし、自分を棚に上げるがサラリーマンのスーツ姿なぞ見とるだけで怒りが沸いてきよる。
 普段の生活で、もうこがあにテンパっとんのに、この上、政治にスッとぼけたこんをされた日にゃあ、もう武力行使も辞さん勢いじゃぞ。

 いやいや、ワシゃ、言うてもエロジェダイじゃで、ここでダークサイドに自ら堕ちるような馬鹿な真似はせん。

 じゃがよう、ワシゃええが、他にも今の社会に怒りを感じておる人は、えっと(沢山)おるじゃろう。
 昨今、勝ち組・負け組、ゆうこんが良う言われるが、こんまま行くと、負け組のダークサイドエネルギーが、どっかで爆発するかもしれんのう。
 今は、毎日目にするいろんなもんが、ワシらをダークサイドに誘うよう動いとるように見えてまう、いろんな側面でダークサイドを感ずるのう。
 おそらくワシ自身がダークサイドな気分になってまっとるから、そがなもんしか見えんのじゃろう。
 ただワシみとうな人は、たぶん今の世の中かなりの多数おることも確かじゃろうのう。

 やはり、どっかでバランスを取らんとあかんのう。
 負け組は、もう一度人生に希望を見つけ、勝ち組は自分だけが幸せを享受するこんを辞め、他に分け与えるゆうこんをしていった方がエエのう。
 ほいで皆が愛の大切さを知り、愛が問題を解決するゆうこんを、実体験していくべきじゃろうのう。

 ん?、人はいいから、おまえがまずシッカリしろって?。
 あたた、そうでした〜。
 「2004.12.12(日)」曇時々雨・朝焼けの美しさ
 
 なんよう宗教的な気分ゆうか、こう、神に近づきたい思うたらよう、晴れそうな日に早う起きて、日の出を見るこんじゃのう。
 マンションでも何でもエエが、できりゃ高い所がエエかもしれんのう。
 具体的にゃよう、日の出ゆうよりゃ、日の出前の東の空を見るこんじゃのう。つまりは朝焼けじゃ。
 あん美しさと荘厳さ神秘さゆうは、まこと筆舌に尽くし難いのう。
 東京でも、こがな美しいもんが見られるんじゃゆうてよう、何か心が洗われるで。
 「2004.12.11(土)」晴・サバ?よめよめ
 
 以前電車に乗っとったら、目の前に女子高生くらいの娘さんが二人座っとって喋くっておった。
 ほうしたら、なんよう興味深いことを話しとったのう。

 あやや(松浦亜弥)は年齢をサバよんでおって、今は実は23才説・・・だそうじゃ。
 ワシゃ、あややもカワイクて大好きじゃ。
 あん子は今確か18位だったかのう。公称が。
 今のワシからすりゃあ、まあ18でも、たとえ23であってもエエ。構わん。なんとも無い。
 別に、あややをかばうとかゆう話じゃ無く、早い話が、地球年齢なぞ、そがあに重要じゃ無い、ゆうこんじゃのう。大体そもそも、あややが実際ワシとどうこうなるゆう話でも無いしのう。がはは。
 まあアイドルにゃ、こがな噂はつきもんじゃのう。ガセだとしたら、ヤッカミか嫉妬か、何かの策略か、まワシには、何も影響せん。

 ただよう、これがもしワシが高校生くらいか、あややと近い年代の頃に聞いとったら、もしかしたらショックを受けておったかもしれんのう。
 若い内ゃ、結構年齢ゆうもんが気になるでのう。
 ほいじゃけ、今の若い衆が、もし仮に、この俗説が真実じゃゆうこんになったら、ショック受ける人んおるかもしらんのう。

 ワシも既に40過ぎて、こがなこん、つまり女性が年齢サバ読むこんにゃ、動じなくなったゆうは、まあいつまでも子供じみたワシじゃったが、一応大人になっとったゆうて思ってエエんかのう。
 ゆうたらよう、今までの人生、実際サバ読んどる娘や、若うても老けとる娘、老けとるが若う見える娘、などなどいろいろ見てきてよう、結局人間ゆうは、単に地球年齢が全てじゃ無い、ゆうこんを学んできたからかのう。

 それから諸行は無常じゃ。18のもんも、やがては23になる。年齢を偽って騙されるんは、所詮数字にそれくらいの信頼度しか無いゆうこんじゃ。数字みとうな表面的なもんより、もっと内奥の部分に目を向けることを学んだ方がエエでのう。
 サバ読んでどうでもエエゆうても、確かにウソをつくのは好ましう無いのう。なんちゅうてもウソつくと、他人はさておき自分の精神上に悪影響が出てきて、それが身体に何らかの形で出てきよるゆうからのう。
 じゃで最初から年齢なぞ気にせんほうがエエんじゃ。

 ワシ?、サバなぞ読んどらんぞ。ワシの場合地球年齢なぞ端から関係ないでのう。
 まあ、それだけ疑うなら正直に言うたるが、実は去年高校を卒業し、こないだ19になったとこじゃ。ん?、引っ込め?(テメエがよんでんだよっ!)。
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