Monologue2003-21 (2003.5.9〜2003.5.13)
 「2003.5.13(火)」曇・なんでコーンは

 コーンて、なんで未消化のままウンコに混ざって出てくんだろうね。
 あんまり癪だから、サラダなんかにコーンが入ってたら、グチャグチャに噛み砕いてやるのに、どういうわけか、必ず一粒は生き残ってるヤツがいて、ヒョッコリ出てくんだよね。どこでどう潜り抜けたんだよ全く。
 大した根性だよ。
 ヤツラは、人の体の中をスルーで通り抜けることにきっと命賭けてるに違いないよ。
 だから体の中ではヤツラの過酷な戦いが繰り広げられてんだろうね。サバイバルマッチが。
 ”ジョニーっ、オレはもうダメだーっ、こっから先には行けねえっ!、オマエ一人で小腸へ行ってくれーっ!”
 ”何言ってんだトムーッ!、オレ達二人並んでウンコに混ざろうって誓いあったじゃねえかーっ!、負けるなトムーッ!”
 ”ダメダ・・。このオヤジの胃は半端じゃねえっ、ああ、体が溶けていく・・・、どうやらご先祖さんが迎えに来たみてえだ・・・。オレの分まで・・・ウンコに・・・なれ・・・よ・・ジョ・・・ガクッ”。
 ”トムーーーーーッ!”
 みたいな。
 もう無事に大腸もスルーして、晴れてウンコになった時は感動もんだろうね。
 出来立てホヤホヤのウンコにシッカリ埋めこまれて、いよいよ放出する時なんか、すごいだろうね。バックに「E.T」のテーマかなんかかかったりしちゃって。

 ところでコーンていつ頃からあったのかね?。
 昔っからウンコに出てきてたのかな?。
 なら大昔の古代人も僕らと同じように思ってたのかね。
 「:@+(現代語訳:なんで)、#$&%(現代語訳:コーンは)、=|=(現代語訳:消化)、<>_}{|>+(現代語訳:しねえんだよっ!)」みたいなね。
 もしそうだったら、この話題で古代人と盛り上がれるかもね。身振り手振りで会話して、盛り上がって意気投合して、それで古代人の若い女性と合コンすることになって・・・ん?、話が飛躍しすぎましたかな。では、又。

 「2003.5.12(月)」曇・カッコワルイ接触の仕方

  スーパーやコンビニのレジで清算済ませた後、お釣りだけ貰って品物はレジに置いて去ろうとしちゃったことありませんか?。
 あるよね?。ねっ、ねっ、!、あるって言ってっ!、ねえ!。言ってよーっおおおおおおおーー。
 僕はありましたとも。えーありましたさ。スーパーのレジのオネエチャンに「お客様っ!」って声かけられて、「ハニー、僕にまだ何か用かい?」って徐に振り返ったら、僕の買ったはずの、東京都推奨ゴミ袋が、レジにでーんと乗っかったままだった。
 かっこわりいーっ。
 言い訳するわけじゃ無いけど、こんな時って、大抵何か他のこと考えてるんだよな、全く。

 ところで近所の某コンビニのレジのオネエチャンが、最近メッキリカワイクなっちゃって、なんか目の保養、なんて言うと大げさだが、まあコンビニ行くのが、ちょっとした楽しみにさせて貰ってる具合である。
 前は全然だったのに、男ができたのか何なのかわからんが、妙な女っ気をプンプン発散してる感じである。
 すごく最高度に例えてあげると、チャーミー(石川梨華)が太って、それに山田まりやが付加された、ってな感じ。あれ?変?。そう、ま、ちょっと太って丸っこいんだけどね。でもかわいいよ。

 レジが二つあるので、このネエチャンの方に並ぶように、最後にネエチャンレジ側の物を買うように、巧みに操作しつつレジにつく。
 でもそれでネエチャン側のみ混んでしまうと、隣の列に移動しなければいけないので、この辺の兼ね合いが難しい。まさにモナコを疾駆するF1ドライバーのような感覚である。ん?、例え違い?。

 モテナイ独身青年にとって、このレジでのひとときは貴重な女性との接触という、大切なひとときなのである。
 ここでネエチャンとの接触時間をなるべく多く持つには、なるべくネエチャンに面倒をかける。
 面倒とは、弁当を温めてもらったり、公共料金の支払いなど、単純作業では無い作業をお願いする、というものだ。

 しかし時には、こうした面倒な用事の全く無い買い物の日も出てきてしまう。
 こうした場合、最低「お箸は何膳つけますか?」とのコミュニケーションを頂く為、何かしら、惣菜程度のものなどを一品つけるようにする。
 こうすると「お箸は何膳つけますか?」「いえ、いりません」、という、僕にとって大変貴重な女性との1コミュニケーションが付加成立する。
 モテナイ独身青年にとっては、この程度の事務的な会話でも、十分「女の子と会話しちゃった範疇」に入ってくるのであるから、恐ろしい、いや、貴重な時間なのである。

 今日も勿論惣菜をつけた。
 僕の前に並んでたモテなそうなお兄ちゃんは、弁当を温めてもらっていたので、ゆっくりとオネエチャンとのひとときを満喫したようだった。
 おい、兄ちゃん、やったな。さて、次は僕の番ですよ。

 オネエチャンの愛らしい仕草を見守りつつ、僕は「お箸は何膳つけますか?」の一言を待った。
 ところが、である。
 オネエチャンは、僕には何も聞かず、そそくさと僕の袋に割り箸を入れ、「ありがとうございましたーっ」になってしまった。
 あれ?。
 ここで僕は呆然としながら、今の事態を検証してみた。
  1.オネエチャンは気を遣ってくれて、何も言わずに割り箸を入れてくれた。
  2.いちいち聞いて、オッサンと面倒なコミュニケーションを持つのも嫌なので、それなら割り箸入れちゃえ、と入れてしまった。
  3、反射的に箸を入れてしまった。

 上記1なら、まだ望みはある。
 2、もしくは3だった場合、どうしよう・・・。
 でもいずれにしろオネエチャンとの貴重な接触時間を喪失してしまったことは確かだ。
 残念。無念。神よ!。
 ・・・などとブツブツ呟きながら、侘しげにレジを立ち去ろうとする僕の後ろから、オネエチャンの声がした。
 「お客様っ!、お品物・・・」
 ぎくっ!。
 「あっ、す、すいません・・・」

 なあ〜んだ。貴重なコミュニュケーション取れたじゃん!、めでたしめでたし・・・って、ちゃうんじゃボケーッ!。
 アーッ、カッコワルーッ!。

 ・・・オチは見えてしまいましたかな。では又。

 「2003.5.11(日)」曇一時雨・月とスッポン

  最近自分で歴史物の物語を書いてみたいなあと思ったんだけど、敢えなく挫折。
 参考として吉川英治の「私本太平記」を読もうとして、数ページ読んだ時点で溜め息混じりに本を閉じちゃった。
 最初から圧倒的に豊富なイメージと歴史的考察の深さ・知識・・・。
 オレにゃ無理だ。
 一瞬で悟っちゃったよ。
 今からこのレベルに達しようとすると何十年かかるかワカラン。
 持ってるアイデアは自分でも結構いいと思ってるんだけどな。それを具体的な形にする力が今の僕には全くないし、その時間も余裕も無いよ。これが本職と素人の違いだろうな。
 悔しいね。この悔しさはなんで晴らすか。酒か女か。金が無くちゃできないか。
 ま、嘆いてる暇あったら「私本太平記」コツコツ読むか・・・。

 「2003.5.10(土)」晴・ルミネザ日記

  例によって、ルミネ・ザ・吉本にて”4じ6じ”観覧。
 ラインナップ前半は、品川庄司、パンクブーブー、ブラックマヨネーズ、チャイルドマシーン、 木村祐一。
 後半は新喜劇(石田靖    大山英雄 島田珠代 リットン調査団 星田英利 宮川大輔 2丁拳銃 ライセンス 森三中 武内由紀子 山根木夏花 )。

 今日は僕としたことが大失敗。
 4月から土曜は”4じ6じ”になっていたのをわかってたんだけど、ちょっとボケてたのか3月までの”5じ7じ”の時間感覚で家を出てしまった。それに気づいたのがルミネに着いてから。
 いつも30分前までに売店でチケットを交換してもらうんだけど、今日は劇場入り口の受け付けに回ってくれとのこと。遅い時間だとこっちでチケットを貰うんだよね。でも受け付けもフロアもやけに静かでオカシイな、嫌な予感。そしたら、もう始まってたんだよね。
 それでも”5じ7じ”の時間でも早めに家を出てたので、なんとかトップの品川庄司の途中で入場。とほほ、だよ。あーあ。

 品川庄司は前に見たのと同じネタだった。忙しいから新ネタ作ってないんかな。
 パンクブーブーは僕は始めて見たけど、結構良かった。
 ブラックマヨネーズは大阪のコンビで、これも良かった。
 チャイルドマシーンは、いつも漫才だけど、今日はコントに挑戦。
 キムキム兄やんこと木村祐一は、相変わらずのトークで爆笑をとってた。

 新喜劇は3月8日・4月29日のネタに同じ。
 でも宮川大輔のノリツッコミコントは何回みても笑える。やっぱり今日1番の爆笑だったよ。

   *   *   *

 NHKの「女将になります」終わっちゃったけど面白かったな。
 兵庫県の城崎に実際にある「女将塾」を取材したノンフィクション原作「旅館の女将に就職します」を元にしてるそうで、「仁義なき戦い」じゃないけど実録物的なところが、より一層興味をそそられたね。
 それにしてもやっぱオネエチャンが一杯出てくるのはイイですな。主演のノリピー(酒井法子)も良かったけど、ライバル的な役どころの中山忍嬢がいい味出してた。

 ところで「女将になります」の最終回の後に「夢・音楽館」っていう番組があって、それにBIGINと森山良子が出演していた。
 夏川りみのヒットでもお馴染みになった「涙そうそう」を、作曲者のBIGINと作詞者の森山良子が歌ってた。この原作者のオリジナル的バージョンは初めて聞いたんだけど、これにイタク感激。この歌改めてイイ曲なんだな、と感心してしまったよ。

 「2003.5.9(金)」晴・心はいつも

  アダルトサイトなんかで18才未満お断りなんてのが良くあるけど、心はいつも16才の僕は、どうすればいいのかな?。
 え?僕?、今年で41になるんですけど・・・。
 でもね、これは地球が勝手に太陽に回ってるのに合わせてるだけで、自分年齢ではいつも少年。
 え?、少年の心を持ってるって言うと、女性に受けがいいからだろって?。
 えーと・・・否定はできませんな・・・。
 少年の心、つうたらアタシャ結構自信ありますぜ、ちょいと。
 なんたって未だに女子高生の群れに心トキメキますからな、ははは!。
 ん?、意味が違うって?。

 ま、でも本当のところ、自分と同世代くらいの人達を見てると、自分は全然大人になってないんじゃないかって、逆に不安になりますな。
 でも確実に下半身は、なんですな、あのその大人から老年期を迎えつつあるっていうか、そのぶっちゃけ、いわゆる、そのまあ元気っていうんですか?、その、息子さんの元気は無くなってきてますな。ほんと。気持ちは高ぶるけど、ついてこねえ、みたいなね。

 老いてゆく男性にむやみに刺激を与えると体に悪そうだから、アダルトサイトも18才以上50未満、みたいな上限規制を設けるって手もありますな。
 18才未満と50才以上はEXIT。なんか天使か、鳩みたいなのが羽ばたいてる画面に行く、みたいなね。
 これで50以上の人は少年と同じ扱いで、晴れて少年の心に戻れるってわけ。クソッ、見れねえのかよ、だったら年齢偽って見てやる、こんちくしょう!って具合に。めでたしめでたし。

 やれやれ、こんなこと考えてること自体が、そもそも大人じゃ無さそうですな。ははは。はあ〜。

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