Monologue2003-16 (2003.4.1〜2003.4.5)

 「2003.4.5(土)」雨・ルミネザ日記・煩悶編

 ルミネ・ザ・吉本。
 今まで見てきた通称”7じ9じ”の土日の公演時間が、今月から、昼2回のスケジュールに変わったらしい。
 二日酔いと雨で、外出には非絶好の気分。それでも自らを奮い立たせ外出。

 前半ラインナップ、 三瓶 、水玉れっぷう隊、ブラックマヨネーズ、次長課長、ペナルティ、2丁拳銃 。
 後半は新喜劇(木村祐一    大山英雄 千原兄弟 山田花子 星田英利 宮川大輔 ブラザース アップダウン 本田みずほ 原万紀子 山根木夏花 他 )。 

 三瓶は相変わらずの人気。
 水玉れっぷう隊は、最初会場で知らない客が多いことでヘコんでたけど、すぐにウケをとって挽回してあとは調子良かったようだ。
 ブラックマヨネーズも結構良かった。
 次長課長は、高校の補習をモチーフにしたコント。ナンセンスなギャグ連発でかなり面白かった。
 ペナルティは前回と同じネタ。
 2丁拳銃は、やはり実力の高さを伺わせてくれる。
 今日は総じてどの組みも、ウケは良かったようだ。

 新喜劇は以前見たネタ。
 ある田舎に超人気の刑事ドラマのロケ一行がやってきて、そこの旅館に宿泊する。
 そこに強盗犯が、絡んできて、ロケと本物と混乱して、一騒動起こるというもの。
 刑事ドラマでは極悪人のマフィア役が、普段は超善良な人格という役を、千原Jrが巧くギャップを演じ分けて大ウケ。この下りは、いつも笑える。

 今日も最前列。しかも真ん中に近い席。今までで1番接近。花ちゃんが、すぐそこに見えた。

 前半のネタと新喜劇の間に10分休憩がある。
 僕は大抵、何か食べるか本を読むなどして時間を潰す。
 僕の両隣は、両方とも女性の一人客だった。
 右側の女性は休憩時間はトイレに行っていたよう。
 左側の女性は休憩時間の間、何もしていなかった。
 普通は女性なら携帯をイジるなり、僕のように何かしらしているもんだ。
 しかし今日のその女性は、何にもしてなかった。眠るでも無く、ずっと前を見つめていた。

 こういう時なんだよな。声をかけるべきか非常に迷うのが。
 僕のような全世界に名だたるプレイボーイ(異論の嵐)にとっては、こんな時何もしないで座ってる女性は、声をかけられるのを待ってるんでは無いかと見えて仕方が無い。
 いや、別に下心は無いよ、本当。
 もしかして僕が話し相手にでもなってあげたら、その女性にとってもいいのかな?なんてこと。
 僕は岩波文庫の「ベートーヴェンの手紙・下」を徐に広げつつ、心は、行くべきか行かざるべきかの葛藤で、とてもベートーヴェンどころでは無かった。
 結局、その内右側の女性が戻ってきてしまい、他の周りの客も戻るにつれ、何かタイミングを失ってしまって、そのまま雲散霧消。

 とりあえず二日酔いは直ったみたいだ。


 「2003.4.3(木)」晴・思いっきりパクリました

 ドキドキする時ーッ!、ドキドキする時ーッ!。
 NHKの教育テレビでーっ、若いお母さんのオッパイが映し出された時ーッ!。
 NHKの教育テレビでーっ、若いお母さんのオッパイが映し出された時ーッ!。

 ドキドキする時ーッ!、ドキドキする時ーッ!。
 スーパーでカワイイオネエチャンのレジに並べたので、ウキウキ並んで待ってたらー、隣のオバサンのレジがあいてしまった時ーッ!。
 スーパーでカワイイオネエチャンのレジに並べたので、ウキウキ並んで待ってたらー、隣のオバサンのレジがあいてしまった時ーッ!。

 ドキドキする時ーッ!、ドキドキする時ーッ!。
 昨年度の国民年金未払い催促の通知が来たすぐ後にーっ、すかさず今年度の支払い通知が来た時ーッ!。
 昨年度の国民年金未払い催促の通知が来たすぐ後にーっ、すかさず今年度の支払い通知が来た時ーッ!。

 ドキドキする時ーッ!、ドキドキする時ーッ!。
 エロサイトをうっかり開いてしまったらーっ、大小無数の不可解なウインドウが次々に開いていった時ーッ!。
 エロサイトをうっかり開いてしまったらーっ、大小無数の不可解なウインドウが次々に開いていった時ーッ!。

 ドキドキする時ーッ!。
 好きな子と目と目が合った時ーッ!。

 「2003.4.2(水)」雨・Tu-kaさん?

 4月1日から平田裕香ちゃんの携帯待ち受け画像が”待ち受け画像コレクション”というサイトからダウンロード(有料)できるようになったので、早速ダウンロードした。
 我が携帯Tu-kaのEzwebでは平田画像のダウンロードはたぶん初だ。

 ちなみにTu-kaに馴染みの薄いドコモ・J-phone・auの皆さんの為に補足しておきますと、Tu-kaは”ツーカー”って読みます。気合い入れすぎて”トゥーカー”とまで発音する必要は無いようです。だったらTsu-kaにしろ、といったような話は、僕では無く、Tu-kaの方にどうぞ。

 待ち受け画像の他にも着ヴォイスのダウンロードも出来るようだったので、これも早速ダウンロードする。
 ところが、これがなんとエラーになって出来ない。
 良く説明を見ると、携帯の機種によってはダウンロードできない機種もあるそうだ。
 ダウンロード不可能機種を確認する。どれどれ・・・。
 ”・・・Cナンチャラ、カンチャラ・・・Tu-ka 全機種・・・”。
 Tu-ka 全機種?・・・。
 Tu-ka全否定です。
 初めて。
 全否定されたの。
 こんな仕打ちTu-kaだけじゃねえか、オイっ!。

 そうそう、今日新聞広告にTu-kaの広告が出てた。
 松ちゃん(松本人志)を起用し、シンプル携帯路線を目指すらしい。
 そこにこんな文章があった。
 「ツーカーは、次世代へは行きません。」。
 え?、何?。
 「動画が見られるケータイはつくりません」。
 ・・・。
 言い切られちゃったよっ!。

 確かにシンプルはいいけどさ・・・。
 「余計なもの、無駄なものをそぎ落としたところにある美しさを追求し、・・・」
 そうそう、ゴチャゴチャしたボンテージより、白い普通のパンティの方が興奮するで・・・、ん?、あっ、失礼。比喩が不適切でした。
 ちょと動画くらいは見たいなあ・・・。

 でも、こんなマイナーネタを常に提供してくれるツーカーに加入したことって、笑い的には結構オイシイ?。

 「2003.4.1(火)」晴・鳥のように自由に

 1995年ビートルズのクレジットで「フリー・アズ・ア・バード」という新曲が出された。
 その際に僕が感動したのは曲自体の良さも勿論のこと、更にそのサウンドが、まさにビートルズサウンドそのものであったことである。この曲のどこをとっても他ならぬビートルズだ。
 これはビートルズ本人達がやっているのだし、プロジェクトとしてもそうしようとしたのだから、そうなるのは当然といえば当然で、何を今さらというご意見もあろう。
 しかしビートルズが久しぶりに録音した、このたった1曲が、紛れもないビートルズの音そのものであったことが、現代では相当に深みと重みを帯びて響いてくるのである。

 今まで多くのミュージシャンがビートルズを目指し苦心し、そのサウンドに迫ろうとしてきたかはわからない。
 中にはその過程において別な活路を見いだし、自分達のオリジナルなサウンドを作り出していった者もある。
 こうして新しい音楽が次々と産み出されてもいった。

 しかし解散後20年以上の時を経、その数多のミュージシャンの中で、あの偉大なバンド、ビートルズに最も近づき、そのサウンドを見事に消化し得たバンドは、やはりビートルズ(勿論ジョンも含めて)だったんだという極当たり前な事実を、改めて実感することになったのである。
 ビートルズは、その後更に「リアル・ラブ」という名曲も発表。これも純然たるビートルズの音だ。

 すなわち現代でビートルズのような音楽を作れといったら、最もビートルズらしく尚且つ素晴らしい音楽を提示してきてくれたのは、やはり本人達だったのである。
 あれだけ多様なスタイルを持ち、数多くのミュージシャンに多様な影響を与えたバンドで、一口にビートルズと言っても様々な側面がある。
 それなのに何十年も経た後に出した、たった2曲の曲で、既に他の追随を許さず、在りし日の純然たるビートルズの確固たるスタイルを雄弁に物語っていることが、感動を呼んだのであった。

 これはマイケルジョーダンが最初にNBA復帰した時の状況に似ている。
 ジョーダンの後進の選手はジョーダンに追いつき追い越そうとし、彼の偉大な記録に迫ろうと努力をする。
 中には記録的なことでジョーダンを上まわる選手もいるだろう。
 しかしジョーダン的なプレイ、ジョーダンレベルのプレイは、やはり彼自身が最も良く再現し得たし、それは彼にしか出来なかったのである。

 その時僕は、それは至極当然のことと思え、さほど奇跡的なことには感じられなかった。
 しかしジョーダンの2度め復帰後、残念ながら、ジョーダンはかつてのレベルでのプレイが出来なかったことは認めざるを得ないことを思うと、1度めの復帰後のプレイは、やはり神懸かりだったように思える。

 こう考えると、ビートルズが20年以上経た後に発表した曲が、当時のビートルズレベルと何ら遜色無かったことも、やはり奇跡だったのだろう・・・ジョージ・ハリソンが亡くなった今、更にそう痛感するのである。

 ところでついこの間のことだと思ってたけど「フリー・アズ・ア・バード」から、もう8年も経ってるんだね。やれやれ。

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