Monologue2003-06 (2003.2.1〜2003.2.5)
 「2003.2.5(水)」晴・新聞やらテレビやら

 六本木カジュアルクラブ「今人」。ん?。失礼。何でも無い。

 梅宮アンア嬢の離婚の理由の一つが、ダンナが”定職につかないから”だと。イタタタタターッ。耳痛っ。

 今日の”笑っていいとも”のゲストで井川遥、って紹介された時、テレビの前で思わず女の子みたいに”ワッーーー!!”って叫んじゃったサ。

 えっ?、フィルスペクターが殺人容疑で逮捕?。ま、こりゃフィルスペクター知らない人には、あんま関係なさそうなニュースだな。

 札幌雪祭りかあ。札幌は一度行ったことあんだけど、時間があまり無くて充分楽しめなかったから、もう一度行ってみたいですな。札幌は見所満載だからね。ススキノでしょう、それからススキノでしょ、えーとあとススキノ、あっ、そうそう!、ススキノもねっ!、でもってやっぱススキノ!(も、ええっちゅうの!)。

 えーと、何々?、釈ちゃん(釈由美子)が7500万円の花嫁姿か。ウエディングドレスのモデルだってか。おっ!、ナンダって?、「相手がいれば、すぐにでもお嫁に行きたい!」ってか。いるいる!、ここここ!、オレオレ!・・・・・。な〜いないないないないっ。

 それにしてもなんですな。2月もこの時期になると、あの、何でしたっけ?、あのバテレンタイでしたっけ?。ん?、ばれんたい?。あっ、そうそう、そのう、バレンタイン?、でしたっけ?。なんかそれで巷的には、こうなんかガーと盛り上がってくるわけじゃないすか。ねえ?。
 今年は、あれですな、あの、マスコミなんかも「今年こそは本命に」みたいな感じで盛り上げようとしてるみたいですな。
 全く。競馬じゃあるめえし。本命だろうがアテ馬だろぎゃ、チョコ売れりゃ、いいんだろぎゃあああーっ!・・・し〜ん。
 あっ!、そうか!。
 今まで世の女性達は、余りにも義理を重視し過ぎて、ついつい僕と言う「本命」をおろそかにしちゃってたんだね。
 な〜んだ。そうだったのかあ。内気なマイハニー。今夜お前を抱いてやるっ!。
 ・・・な〜いないないないないっ(これ言いたいだけやんっ)。

 「2003.2.4(火)」晴・セットは精妙に

 今度デビューする、モー娘のなっち(安倍なつみ)の妹さんは、”あっち(安倍麻美)”なんだね。

 自分の良い波長の時を「覚えておく」っていうのは大事だね。
 あとから良い状態にもう一度波長を合わせるには、その時のことを「想起」しないと、なかなか合わせにくいんだよ。
 ちなみに僕の考える良い状態って、むずがゆくなるように気持ちよくて、わくわくして明るくて、スーパーサイヤ人みたいに体の中がガーッってなって、それでいて周りの全ての人に優しくなれる状態。
 一旦合わせても、ちょっと他のことを考えると、すぐに波長ダウン。それでいくら力んでも、ノリを外すと、もう二度と合せられない。かなり精妙にセットしないと、自分を良い波長に合わせるのは難しいね。
 う〜ん。え?、この話も何言ってるかわからないって?。ですよねー。
 
 火曜日はテレビ関係の録画やら何やらで慌ただしいので、本日はこれにて失礼。

 「2003.2.3(月)」晴・今日は吉本

 例によって、ルミネ・ザ・吉本にて”7じ9じ”観覧。
 ラインナップはDonDokoDon 、ロバート 、チャイルドマシーン 、サバンナ 、千原兄弟 、130R 。
 アンド、新喜劇(東野幸治 大山英雄 山田花子 星田英利 たむらけんじ ペナルティ COWCOW 原万紀子 上床美智子 )。

 我が座席は今日も四方をグルリと女性に囲まれ、それだけで幸福感がギンギンとミナギルのであった。
 こんな良い位置のハーレム的座席で、ノンビリお笑いを見ていたりなんぞしていると、どうも「重役」「接待」などという単語も脳裡をかすめていかないでもない。
 休憩時間には同じ列の女の子が前を行ったり来たりなぞし、前を通る度、「すいませーん」「失礼しまーす」などと言いながら僕の膝頭をカスメテいくのを見るにつけ、「サービス」「延長」などという単語も脳裡に浮んでは消えて行かないでもない。

 130R は、さすがベテランだけあってまとまりも良く面白かった。
 チャイルドマシーンの昔話ネタは良く出来ていて、一番ウケていたようだ。
 DonDokoDonはグッサン(山口智充)が物真似を駆使したネタで笑わせてくれた。
 僕の隣の女性はパッと見、ちょっとすました感じで、DonDokoDonの時は静かだったのであるが、ロバート の時にいきなりゲラが入り出した。
 どうも一般の客と、ちょっとツボが違うらしい。
 よく注意していると、若手が奇妙な動きをして、シュールなセリフを発したりした時がツボのようであった。

 それから千原兄弟 でバカウケしていたオッサンもいた。千原ジュニアがツボらしく、ネタの後半、ジュニアが何か言う度に、「たえられねえ!」などと言いつつゲラに入っていた。ちなみに坊主頭であった。
 ツボは本当人それぞれのようである。

 「2003.2.2(日)」曇・麦のめぐみ

 今日の新聞のラテ欄の番組紹介で、NHKの「武蔵」のところに”あわや誘拐!、お通ピンチ”って書いてあった。
 それを僕は”あやや誘拐!、お通ピンチ”だと勘違いして、又あやや(松浦亜弥)がドラマに出るんかいなって思っちゃった。
 わっはっはっは、・・・はは・・・は・・・はあ〜っ・・・。

 えーと。
 あっ、そうそう。
 最近食パンを買う時、Pascoの「麦のめぐみ」ってやつばっかり買ってしまうんだよね。
 これそのまま食べてもオイシイし、トーストしてバターつけると、なおオイシイ。
 それで通勤帰りに行き付けのスーパーへ買いに行くと、半分くらいはいつも売り切れ状態。近くのコンビニにはなぜか置いてないんだよ。
 無い時は結構ムカツいちゃうんだよね。テメ、売れ筋なら大量に仕入れとけよっ!。みたいなね。
 こんなことでムカツクなんてイライラしてますな。

 やっぱり怒りってパワーだよね。
 このパワーを、何か良いものに転換できたら、きっとできないこともできちゃうんじゃないかなあ。
 きっと、僕等はその方法がわかってないだけなんじゃないかな?。

 この間さ、休日に風邪の引き始め状態だった時、電車に乗っていたら体がドンドン冷たくなり始めた
 休みの日は電車も空いてるから、最初はそんなにイライラして無かったんだけど終点に近づくと混み始めて、又いつものようにイライラしだしてきたんだよ。
 そうしたら不思議なことに、一旦冷たくなった体がテンション上がったせいか、少し回復したんだよね。
 もしかしたらさ、引き始めの時はイライラして怒った方が、風邪を撃退できんのかなって。気が緩んでると風邪引き易い気もするしね。
 いやいや勿論、これは僕だけの想像に過ぎないから、真に受けてもらっちゃ困るけどね。ま、そんなこともあるかなって、くらい。直りかけにはイライラは良く無いしね。

 そんな感じの今日此の頃っす。

 「2003.2.1(土)」晴・ボーロー

 僕の通っていた小学校は3階建ての建物であった。
 実際のところは4階もあって、4階部分は1室程度の広さの「望楼(ぼうろう)」がくっついていた。
 当時も、そこは「望楼」と呼ばれており、その頃は「望楼」の意味もわからず、詮索もしなかった。
 「ボーロー」が「望楼」で、”展望台、ものみやぐら”の意味だとわかったのは、ずっと後のことである。
 少年時代の僕等にとって、そこは「ボーロー」なのであった。

 ボーローは四方がガラス張りで、文字通り眺めが良かった。
 只当時は眺めが良いと言って、感動していた程でも無かったと記憶する。僕等にとってボーローの眺めが良いことなど至極当然のことで、高い建造物の極めて少ない我が郷里焼津が眺望できたとて、さほど大事件では無かったのだろう。
 でもおそらく今見たら、それは感動の景色に違いないと思うのである。
 焼津のホノボノとした街並み、ところどころに見える他学区の学校の建物、焼津を見守るように聳える高草山、冬場には遠くに南アルプスの雪を頂く絵も、小さく天から光が射すかの如くに見えた。

 ボーローは普段はあまり使用されることは無かった。
 たまにクラブ活動などで使用することがあったり、それからある特定の学年になると、交代制でボーローの清掃を担当することができることになっていた。
 僕自身も、この特典を享受した口で、クラブや清掃でこのボーローに登るのは密かな楽しみでもあった。
 このボーローでの日の光の射す、一点の曇りも無いような少年時代の情景は、今でも強烈なノスタルジアを沸き起こす契機となっている。

 今現在、当時の小学校の建物自体は解体され別の新しい小学校に生まれ変わってしまった。
 すなわち、あの頃の「ボーロー」は、もうこの世には無い。

 こんな話は他人が聞いたところで、一人の田舎者のセンチメンタリズムに引き起こされた取るに足らない昔話の一つに過ぎないのであろう。
 しかし僕という存在にとって、このボーローで見た景色、ボーローでの場面が、意外にも自分の中の大きな部分を占めていることを否定することはできない。

 ふと僕は思う。これはきっと誰にも当てはまることなのだろう、と。
 小さい頃に体験した強烈なイメージ、それは普段は言葉では語られないことが多い。普通は、その人の現在興味のあることが話題の中心になるだろう。
 しかし実際は、幼少のイメージが、その人を形作っている大きな根底を為している場合が多い。
 そんないろんな人の各自の「ボーロー」を、機会があれば聞いてみるのは、きっとその人を理解する一助になるだろうとは思う。

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