Monologue2003-04 (2003.1.22〜2003.1.27)
 「2003.1.27(月)」雨・爆笑ライブなど

 昨日2ライブを観覧。
 一は「爆笑ライブ2003」。常の吉本興業主宰とは異なりて、他事務所の若手芸人を集む。
 会場、東京府中「ルミエール府中・あすかホール」。築年数やや古きと見えし建造物なるが、1000人収容にて、ほぼ埋まる。
 府中、都心に比ぶれば若干辺境のイメージありて、しばしば芸人のネタにもなりぬ。
 スタッフも心なしか吉本に比べ、やや弱気にも見えたり。

 客層、吉本に比ぶれば若干平均年齢高し。中年も多く見ゆ。お笑い好き少女なども多く集まりて、観客の反応全編通し、すこぶる上々なりき。
 立ち見など出る盛況なれど、余の隣席より五席程謎の空席連なる。余、前列より12列目にて、まことに勿体無きこと、立ち見の観客振替えなば良し、とつくづく遺憾なり。

 演者、アルファルファ、星野卓也、三拍子、鉄拳、18KIN、いつもここから、江戸むらさき、テツ&トモ。
 全3時間の長丁場なるが、演者観客の一体感ありて、アドリブなども頻発し、大いに盛り上がる。
 只、長丁場故、中途我慢限界を越え厠に立つ者多かりし江戸むらさきの回、それを気に病みたる事、少々同情の念沸く。

 鉄拳、いつもここから、テツ&トモなど、勢いありて充分な出来なり。特に鉄拳など本日一番の観客支持を得る。
 個人的に、三拍子など白眉の出来なり。ボケの高倉氏、爆笑問題の大田氏のテイストなどもありて大いに笑いを誘う。
 まこと場を笑わすはネタのテキストも、さる事ながら、その場の気を、いかにお笑いの気に微調整するかが大事ならん。

 演目終了後、プレゼントコーナー、更に鉄拳サイン会有り。余もサイン会列に並びたるが、列の長きに至りて次のライブまでの時間制限を越ゆる。中途挫折す。

 その後次のライブ会場へ赴く。
 定刻にやや遅れるも友人T氏と合流し、渋谷テイクオフにて知人のバンド演奏観覧。ドラゴンフライと申す女性ヴォーカルを擁す新進気鋭のバンドなり。
 終演後T氏と会食し、人生などに付いて議論す。若し恋人の家族に重き問題などある場合、いかに進退すべきかなど、モテナイ余にとり些か過重なまでの深き層に及ぶ。気づけば終電時刻なり。
 店を出ればいつしか夜雨の降る。思いの外冷たくも無し。
 以上昨日の成果。

   *   *   *

 本日も雨。
 テレ朝の内村Pに坂田利夫・辻本茂雄の吉本連中出演しており一笑い。

 「2003.1.26(日)」晴後雨・又明日

 今日は久々に終電で帰宅。今1時過ぎたとこ。もう何もする気がせん。
 今日は書くことが一杯あるので明日の日記で書きますわ。んじゃ、グッチャー。
 追伸。一つ言えることは、愛が氷を溶かす。
 も一つ言えることは、愛することは難しい。それは愛がパワーだから。つまり大きなパワーを持つには自分も、それに耐え得るくらい強くなくちゃいけないから。なんてとこっすね。んじゃ、グッチャー。

 「2003.1.25(土)」晴・初生娘

 横浜アリーナにて「Hello! Project 2003 Winter」を観覧す。
 当初の余の座席、横浜アリーナの遥か上方後部にて、天空より下界を眺むる位置にあれど、入場するや係員の「北スタンドの客人、振替にて少々良い座席への移動可ならむ」との申し出有。そんなの有りなるや。
 余、まさに”北スタンドの客人”なり。
 かの計らいにより北より東スタンドに移り、座席ややステージ側に寄る。天空より眺むること少しも変わらずも”遥か後方”は、”やや後方”に落ち着きぬ。
 アリーナ席ほぼ埋まるも、成る程スタンド席は閑散たり。
 アリーナ席を埋めるは、大方モーヲタなる種のファン層にやあらむか。スタンド席は予想外に親子連れなど多く見ゆ。

 演目始まりて演者登場するに、会場大いに沸く。ペンライトの前後左右、左右前後になど揺れる。
 余も遥か冥王星の座標からなれど、初めて見ゆる生モー娘に少なからず感慨覚ゆ。
 演者は、モーニング娘。、中澤裕子、松浦亜弥、後藤真希、ココナッツ娘。、メロン記念日、藤本美貴、前田有紀、稲葉貴子、など。
 余の前方ブロックに位置する熱狂的ファン、楽曲が演歌・童謡・ポップスなどに関らず、全て同調なる激情的振付の創作演舞を舞いつつ奇声を発し応援などする姿ありて、その一挙手一投足、しばしば余の前列の親子の話題になりぬ。

 下界の熱狂に比ぶれば、余の周辺、親子連れの多きなる故か、激して起立する客少なし。余も視界広ければ終始着席状態にて観覧す。まことに安寧なる情緒漂い、あたかも自宅にて横臥し腹など掻きむしりつつテレビヂョンの観覧するかの如き心地にもなりぬ。中途、厠に立つ者も二つ三つ三つ四つなどありて、余の周辺のみ俗に言うアットホーム感ぞ漂う。

 余はコンサート感覚にて当会場に臨めども、実情は器楽演奏の楽団も設けず伴奏は録音にて、MCなども多く、コンサートよりも「ショー」の如き体裁を感ずる。
 只MC、さすがにお笑い芸人にあらずば、余から言わすれば寒き冗談なども多かりし。されど下界ファン、その全ての冗談において大い盛り上がる。まことにファンを越え、信者とも言うべきなり。
 その中、ミニモニにおいて、お笑い演劇レベルのパフォーマンス感ず。光る演芸的素質垣間見たり。

 演舞においては石川梨華、松浦亜弥の光りたり。この二者、動作の切れありて、まことに男性を魅了する艶めいた動き、本能的に知りたる様にて、実に演芸的方面に向きたる才なりと感ず。

 終盤モー娘の歌舞音曲演ずられるや、生娘の「ザ・ピース」「そうだWE'RE ALIVE」「I WISH」など、さすがに遠き天界にも迫力伝わりたり。
 吉澤ひとみ、石川梨華、の華麗なる御姿、正月の明治神宮参拝の如き遠方よりの拝観にあれど、かくして本日の目的一応達す。かの二人、余にとりては、ザ・ビートルズのジョン&ポールに比す。
 ラストは演者全員にて「恋愛レボリューション21」。後藤真希、中澤祐子の、前面に出ずモー娘の後方にて、かの曲を舞うは、些か奇妙な感慨を催す。

 演目無事終了し会場を後にす。
 会場脇至る所に熱狂的ファンの着替え姿散見す。冬季マラソン大会終演の如き様相を呈したり。かの若者達においては本日のイベント、まさに大運動会の如き物ならむや。
 その後、明らかに老人と見ゆる男性の、やや薄弱と見えし少年を引いて何やら大声で語らいつつ会場去りぬ姿見ゆ。察するに老人の孫、或いは息子なるか。あくまで余の類推なれど、ともかくも子供にモー娘見せむとの老人の心中を思い、思いがけず感銘を受く。言わば本日最上の収穫なるや。
 但し、実は老人本人がモーヲタなれば、ゐと興醒めなるが。

 「2003.1.24(金)」晴・千と千尋見たよ

 今日は僕も遂にテレビで「千と千尋の神隠し」を初めて見たよ。
 各方面で絶賛されてるから、どういうものか興味はあったけど遂々見ず終いで今日まで来ちゃったところに、やっとテレビ放映してくれて良かったよ。
 確かにこれはイイよ。
 細かいことはいろいろとあるだろうけれど、この映画はなんか不思議なパワーがあるね。見終って僕は随分と元気を貰ったよ。この映画の人気の秘密がわかったような気がするよ。これが映画というものなんだろうね。

 全然話は変わるけどサ。
 1969年に発表されたキングクリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」っていう名盤があるんだけどさ。
 これはもう本当不朽の名盤。このアルバムのジャケット、変なオッサンの恐い顔なんだけど、最近この人もしかして実はボブサップ?みたいなことが頭に浮かんでは消え、はたまた消えては浮かぶ今日此の頃なんです。冬なんです。

 「2003.1.23(木)」雨・あんちゃん、小雪が

 東京朝小雪の降る。寒気未だ甚だし。
 最近ダイヤの乱れ多く、定刻の電車に乗れぬ事多かりき。本日幸い天候の影響少なく久しぶりに定番ダイヤで通勤するも普段見合わす子女意外に少なく落胆す。ダイヤ乱れずも心乱れり。
 仕事平穏を取り戻し定時に帰宅。天気悪ければ寄り道せずと思いしかど、ふと考える所ありて書店に赴き文庫の2〜3冊などを購入す。
 風邪どうやら完治す。感冒の期間、常に悪霊に取り憑かれ己が心ここにあらず、といひし状態に陥りたると感ずるは、やはり気の病の為せる業にやあらむか。

 「2003.1.22(水)」晴・熟成?

 この間フジの「ごきげんよう」に美保純が出演してた。若い頃より魅力的に見えちゃったな。僕より一つ年上らしいけど。
 若い頃より今の方が奇麗、っていう人、結構いるよね。
 そうそう今は原日出子女史が出演していて、この方も僕より幾つか上だけれど大変魅力的だね。美人のお母さん、みたいな感じで。
 女性は40代でも全然イケてる人が一杯いるように思えるが、これは単に僕も一緒に年を取ったからなのか?、はたまた最近の女性は年を取っても美しいのか?。どっちだろうか?。
 ま、どっちでもいいか。魅力的な女性が沢山いりゃ、それで御の字さ。
 大人の女性の美しさって内面の美しさと不可分なのかもしれないね。

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