Monologue2002-39 (2002.8.22〜2002.8.31)
 「2002.8.31(土)」晴・イヴァンやナカスイー

 昨日仕事帰りに目黒の新星堂でナカスイー(中島美嘉)の1stアルバムを購入した。

 同時にブラジルのアーチスト、イヴァン・リンスが1978年に発表した「ノス・ヂアス・ヂ・オージェ(NOS DIAS DE HOJE)」というアルバムが、東芝EMIから再発され運良く売り場にあったので、迷わず購入した。
 この作品それこそ喉から手の出るほど欲しかったアルバムだ。これまで収録曲の内の何曲かはオムニバスアルバムなどで聴くことができたが、やはりオリジナル盤で是非聴きたいものであった。洋モノの日本での復刻版は対訳歌詞や解説が付いてくるので、それが非常に有り難い。
 このアルバムではイヴァンの作品の中でも僕が最も好きな楽曲の部類に入る「瞳に隠して(GUARDE NOS OLHOS)」や、他にも「神の旗(BANDEIRA DO DIVINO)」「カード占い師(CARTOMANTE)」、哀愁漂う「息子達へ(AOS NOSSOS FILHOS)」など、ミューズ(音楽の神)に魅入られたかの如き名作が並んでいる。

 イヴァンがEMIに在籍していた1977〜80年に発表した4枚のアルバムは、イヴァンの作品の中でも特に評価が高いようである。ちなみに「今宵楽しく」「ノス・ヂアス・ヂ・オージェ」「ある夜」「ノーヴォ・テンポ」の4枚。
 ちょうど現在、そしてこれから10月までに、その4枚のアルバムが日本でEMIから復刻CD化されるらしいから、要チェックである。これらはブラジル音楽ファンならずとも音楽好きを称する者なら避けて通れぬといっても過言では無いくらいの歴史的名盤であろう。

 現在イヴァンのアルバムに関しては、EMI在籍以前の初期のアルバムも再発済み、EMI以降の80年代のアルバムも輸入盤であるが再発されており、今やちょっとしたイヴァン再燃期の様相を呈しているので、まだイヴァン・リンスの音楽を聴いたことが無い人は、是非聴いてみるといいかもしれない。まさに楽しみが残されているゆえに幸いなる哉、である。

 ところで、勿論ナカスイーも良かったサ。元ちとせのように新しいアプローチ、というのでも無く、音楽技法的には常套的な感じではあるのだが、何かこう、勢いみたいなのを感じましたな。
 音楽の場合、人口に膾炙する、もしくは人の心に訴える為には、音楽的テクニックも大事なのだろうが、勢い、というか「気」というか、パワーみたいなもの、そうしたもののバックアップも必要かもしれんな、と思った。
 ベスト盤の如く「Will」や「STRAS」といった既発のヒット曲も収録されているので、安心して聴けるアルバムである。

 今日は「テイチク運転室展望・山陰本線2(豊岡〜鳥取)」(テイチクエンターテインメント)というマニアックなDVDも入手した。
 文字通り運転室にカメラを置いて、運転席からの展望を延々と映しただけのものだ。
 これ、嬉しいことにどうやらノーカットみたいである。ボカシ・モザイクも一切無!・・・。あるわけねえか・・・。
 それから駅でのアナウンスなども逐一録音されている。
 一度は訪れたことのある場所が映っていると実に懐かしく、心癒されるもんだ。
 単線の続く緑の車窓を只々ボンヤリ眺めていると、あの数年前に訪れた山陰の静かでどこか神秘的だった感覚が蘇ってくる。
 こんなことで楽しめるなんて、確かに”現代”ってやつはスゴイとは思う。
 もしこれからDVDで「山陰本線3」以降が出たら絶対買う。

 「2002.8.29(木)」晴・向ふを行くのは

 運命は変えられる。
 いや、変えたく無くても、普通はドンドン変わっていってしまうのでは無いか。
 本当は運命通りに生きれば問題は無いのに、運命をドンドン変えていってしまっているから人生大変になっちゃうのでは無かろうか?。
 運命通りをいつも通り思った通りに軽やかに闊歩してみたいね。
 おや、まあ気づいたらもうすぐ9月ぢゃなゐか。ちょいと、お秋さんが向ふを歩ゐておいでだよ。

 「2002.8.28(水)」晴・今日もこれだけです

 僕のADSLはアサヒネットを通じてイーアクセスというところに申し込みをした。
 今イーアクセスのCMに長谷川京子嬢が出ている。あのCMいいにゃあ。大好き。

 今週土日出勤の恐れがあったが、どうやら中止の方向に進みそうだ。助かった・・・。
 休みが取れれば、今週末はナカスイー(中島美嘉)の1stアルバムでも買ってくるか・・・。ちょっと思い出したけど中島美嘉のデビュー曲「STARS」、ドラマ「傷だらけのラブソング」の主題歌になっていて、劇中では高橋克典のピアノ弾き語りバージョンも披露されていた。これ、結構良かった。もし再放送でもしたら、又見てみたいもんである。
 今日は以上です。バイバイキーン。

 「2002.8.27(火)」晴・溜息・・・

 今日のBS2のモー娘特番録画したのを内容確認したのであるが、どうも画像が悪く時々ノイズが入ってしまっている。
 はあ〜っ・・・。そろそろ録画もVHSからDVDに切り替えようかな・・・。もうちょっとお金溜まったら替えよ。

 はあ〜っ・・・。当たり前だけど、やっぱり時間がある方が文章は沢山書けますな。
 以前仕事していない時期などに、まとめていろいろ書いていたけど、今は毎日日記書くだけで手一杯てえ感じ。

 帰ってくるのは遅いけど仕事があるだけでも有り難いのか、はたまた喰う為・金を稼ぐ為だけに生きていて意味があるのか?。又今まで何千・何万回と考えて来た疑問にぶち当たる。こんばんわ、毎度お馴染みの疑問さん。白髪の鼻毛が風にゆらゆら伸びてるよ。ほら、あんなに軽やかに伸びてるよ・・・。
 ん?、突然何支離滅裂なフレーズいい出すんだって?。なんですな、こりゃ吉田拓郎の”ガラスの言葉”風に戯言を述べてみました。
 ここんとこ遅刻気味なので今日は、もう寝よ。はあ〜っ・・・。

 そうそう、立川談志がNBA好きだってえのにゃあ、ちょいと驚いちまった。

 「2002.8.26(月)」晴・変わったね

 小さい頃、夏休みの宿題で日記をつけるのが大変億劫だったのに、なんと今はホームページなんぞに自発的につけたりしている。かれこれ4年も。
 絵日記では無いにしろ写真なども載せたりする時がある。
 随分と意識は変わるもんだ。
 今の状態で小さい頃に戻って日記書いたら、どうなってただろうな。
 指しづめエロビデオの話題でも書きなぐって先生に呼び出し食らう、なんてことになりそうだがな。んなこたないか。

 「2002.8.25(日)」晴・結構神秘的

 今の自分に影響を与えている人やモノとの出会いを振り返って見ると、結構それは劇的に仕組まれてきていたのがわかる。
 自分の知らない「自分の話」を、古い友人や親、親戚の人などから聞くと、ハッとさせられることがある。自分では気づいていなかったけれど何かの萌芽を、周りの人は昔から既にちゃんと見ていたりする。

 忘れているけれど、人生自分が考えているより、ずっと神秘的に展開しているもんだ。
 そこでは何万分の一の確率でしか起らない事象が立て続けに普通に起っている。しかもそれらは人を、その人に適した「ある方向」に向かって導いている。

 もしこのことに気づいていなかったら、ゆっくり今までの出来事を振り返ってみるといいだろう。それも無理矢理思い出すのでは無く、自然に頭に浮かんで来たことから考え始めるのである。それがまさに「思い出す順番」なのだ。

 「2002.8.24(土)」曇・いろんな人がいないと

 電車の中で座った際、隣が若い女性であれば大変嬉しい。しかも眠っていて僕の方に持たれ掛かって来てくれたりする、なんてことになったら喜びもひとしおである。
 ところが世間の人は僕と同じ感覚は持ち合わせていないようだ。

 偶然同じ日に、電車で眠りこけ持たれ掛かってくる若い女性を鬱陶しそうに振り払っている光景を2件見かけた。
 一件は中年婦人。もう一件は老人男性であった。
 確かに同性がもたれて来た場合は頷ける。僕も勿論嫌だ。もし来たら即一蹴である。その前に隣にはまず座らないだろうけど。

 しかし若い女性大好きの私モテナイ独身エトランゼにとって、老人のケースは、どうも腑に落ちぬものがあった。
 この老人も非常に不快な顔で女性を振り払っていた。まるで僕が電車内で擦る寄る男性を避ける時にするような不快な表情であった。この人は若い女性が嫌いなのだろうか?。しかし年を重ね成熟した男性なら女性に対して、それも自分の孫くらいの女性に対して、もっと紳士的に避けるやり方もあろう。
 僕には全く理解できぬことであった。僕が老人だったら、あのような行動をするだろうか想像してみたが全くイメージできなかった。

 老人にはこの行動に至ったそれなりの個人的理由があったことだろうが、おそらく考えられることは、老人はまず「マナー・礼儀」を優先したのだろう。最近若い女性の電車内での化粧などがいろいろ取沙汰される中、寄りかかって来たことを「マナーの悪い若者の一行動」として受け止め、振り払ったのだろう。老人は過去、そういう教育下に育ち、そういう文化・社会の思想を身につけて来たのだから、ある意味当然の行動だったかもしれない。
 ま、この老人、いずれにしろ僕とは全然違う感性をお持ちであることは確かなようだ。

 今さらここでは感性の優劣を競って論ずることはしない。
 その時代時代で考え方は変わるし、時として一時的なケースによってだって最善策は変わるからだ。
 それに、持たれ掛かって来た同性を精一杯の憎悪をこめて振り払う僕だって、ある意味この老人よりも随分と殺伐としているのだろうから。

 やはりこの娑婆(しゃば)、様々な種類の人間が集まって成り立っているから、街で無作為に出会う人の中には、当然自分とは全然違う考えの人がいることも又事実で、それが普通なのだし、自分が認識を深め成長して行く為には、この世界は、そうでなければいけないのだ、ということを改めて実感した次第であった。

 そう言えば、娑婆には自分にとっていいものばかりでなく、下らない馬のようなものも沢山ある、という諺もあるでは無いか。
 ん?、そんな諺知らないって。あれ?無かったっけ?・・・確かこんなような・・・「シャバダバ、シャバダバー(娑婆駄馬)」・・・お後が宜しいようで・・・(無理矢理落ちつけましたな)。

 「2002.8.23(金)」雨・CAT

 この数ヶ月は僕的にちょっとした女性の写真集・DVD購入ラッシュの如き様相を呈していた。
 中でもこれは素晴らしいと思ったのが、女子プロレスラー納見佳容(のうみかよ)嬢の「CAT(ワニマガジン社)」という一冊。
 これはヘアー写真集では無く、彼女のセミヌード写真集ということになっている。
 女子プロレスラーとしての引き締まった肉体と、程良く焼けた褐色の肌、それらが実にエロテイックに写る。
 撮影はバリ島で行われたようだ。だからというわけでもないのかもしれぬが、息苦しいような狂おしいような艶めかしいような、それでもって表現として適切かどうかわからぬが、確かにCATだけに「メス」という感じがビンビンに伝わってくるのである。これはなかなかエロい。
 次作があれば是非見てみたいと思った次第であった。ちなみに納見佳容は「のうみかよっ!」と読まないように。

 「2002.8.22(木)」晴・こんなわたしゃ

 来週27日(火)にBS2で放送されるモー娘。の特番を、今から心待ちにしている、こんな僕って、やっぱり哀しい?。哀しい中年オヤジ?。
 この番組に先がけて今週毎夜モー娘のメンバーが一人一人出演するパイロット番組の如きものをやっていて、今夜は紺野あさみ嬢とヨッスイ(ひとみ吉澤)であった。
 この二人の少女が、たどたどしくインタビューに答える姿を見ているだけで、心が和み癒されてしまった、こんなわたしゃ、やっぱり哀しい哀しい独身中年オヤジ?。

 それにしてもあれだけ暑かった夏にも、どうやら秋の気配が漂ってきたようですな。
 ”秋の気配”という言葉が出ると、すぐに”あれはあなたの好きな場所。港が見下ろせる小高い公園”・・・となってしまう、こんなわたしゃ、オフコースファン?、という前に確実に30過ぎ?、つーか、もうすぐ40?。

 20日発売の矢部美穂と久保恵子のDVDをesショッピング(セブンイレブンで受け取るやつ)で買ってしまった、こんなわたしゃ、やっぱり哀しい哀しい哀しい独身中年エロオヤジ?

 久保恵子嬢は今年30なのだそうだが、まだ20代といっても全然おかしくないくらい若々しくキャピっていた。
 確かに僕らの母親の世代などでは30にもなれば、確かにオバサンであった。
 しかし久保嬢に限らず、最近の一般の30くらいの女の子、敢えて”女の子”といってしまうが、・・・も結構若々しくて全然イケテル子が増えて来た気もするが、僕の思い込みだろうか。僕が単に年をとっただけなのだろうか?。こんなことばかり考えてる、こんなわたしゃ、やっぱり哀しい哀しい哀しい哀しい・・・・・・・?

 ところで、話は全然変わるが、明日からフジで「やまとなでしこ」が再放送されるらしい。僕はDVDで全巻揃えてしまったくらい最近では気に入ったドラマであった。
 これは松嶋菜々子演ずる桜子の、合コン好きスッチーストーリーも勿論大変良かったのであるが、なんといってもサブに流れている、堤真一演ずる”欧介さんの再生ストーリー”があったからこそ僕の琴線に触れたのだという気も今となってはする。
 ともあれ僕としては”小さな恋のメロディー”に匹敵する、心暖まるファンタジックな美しいラブコメディだと思う。

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